Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

門番の仕事

2011/05/06 17:10:59
最終更新
サイズ
1.13KB
ページ数
1

分類タグ

紅美鈴には仕事がある。

「……はい、どうぞお通り下さい」

勿論、門を守る仕事だ。
だがしかし、彼女にはそれ以外の役目がある。

「元気になーれー」

花壇の世話や

「バヨネットは真っ直ぐ突き刺しなさい!銃身が曲がって使い物にならなくなる!」

隊士の訓練は言うに及ばず。

「門番長~、僕の恋は終わりました~」

「幾らでも聞いてあげるからすっきり吐き出しちゃいなさい」

隊士たちの些細な会話にも全力捕球。
緑の服に身を包み、紅き豪奢な髪を伸ばし凛とした顔、まさしく彼女こそ紅魔館の顔である。
そんな彼女も疲れないわけではない。
日々の激務に追われ、疲れた彼女は部屋へ向かう。

「…今日も一日、がんばりました」

そして決まって良いほど彼女の部屋には少女の姿。
綺麗な金の髪、細く華奢なその体。

「…妹様」

地下から出て来たフランドール。
美鈴は静かに座り、細い髪をひと撫でする。

「…んぅ、めーりん?」

「起こしちゃいましたね」

「おはよ」

「おはようございます」

言いつつフランは絵本を取り出し美鈴に差しだして

「めーりん!本読んで!」

疲れた身体にさらなる仕事。
だけど美鈴嫌がらない。
にっこり微笑み本を取り

「分かりました、さぁお膝に座ってください」

「はーい」

そして始まる読み聞かせ。
紅魔の夜は更けて往く。
めーりんの一番大事なお仕事ってフランちゃんとお話する事なんだよ。多分。
投げ槍
コメント



1.奇声を発する程度の能力削除
疲れなんて一気に吹っ飛ぶんでしょうね
2.名前が無い程度の能力削除
お疲れでしょう。
最後の仕事は俺が代わろう!!
3.名前が無い程度の能力削除
やはりメイフラは母娘関係が良く似合いますなぁ。
4.名前が無い程度の能力削除
いやいや、俺が代わろう!