紅美鈴には仕事がある。
「……はい、どうぞお通り下さい」
勿論、門を守る仕事だ。
だがしかし、彼女にはそれ以外の役目がある。
「元気になーれー」
花壇の世話や
「バヨネットは真っ直ぐ突き刺しなさい!銃身が曲がって使い物にならなくなる!」
隊士の訓練は言うに及ばず。
「門番長~、僕の恋は終わりました~」
「幾らでも聞いてあげるからすっきり吐き出しちゃいなさい」
隊士たちの些細な会話にも全力捕球。
緑の服に身を包み、紅き豪奢な髪を伸ばし凛とした顔、まさしく彼女こそ紅魔館の顔である。
そんな彼女も疲れないわけではない。
日々の激務に追われ、疲れた彼女は部屋へ向かう。
「…今日も一日、がんばりました」
そして決まって良いほど彼女の部屋には少女の姿。
綺麗な金の髪、細く華奢なその体。
「…妹様」
地下から出て来たフランドール。
美鈴は静かに座り、細い髪をひと撫でする。
「…んぅ、めーりん?」
「起こしちゃいましたね」
「おはよ」
「おはようございます」
言いつつフランは絵本を取り出し美鈴に差しだして
「めーりん!本読んで!」
疲れた身体にさらなる仕事。
だけど美鈴嫌がらない。
にっこり微笑み本を取り
「分かりました、さぁお膝に座ってください」
「はーい」
そして始まる読み聞かせ。
紅魔の夜は更けて往く。
「……はい、どうぞお通り下さい」
勿論、門を守る仕事だ。
だがしかし、彼女にはそれ以外の役目がある。
「元気になーれー」
花壇の世話や
「バヨネットは真っ直ぐ突き刺しなさい!銃身が曲がって使い物にならなくなる!」
隊士の訓練は言うに及ばず。
「門番長~、僕の恋は終わりました~」
「幾らでも聞いてあげるからすっきり吐き出しちゃいなさい」
隊士たちの些細な会話にも全力捕球。
緑の服に身を包み、紅き豪奢な髪を伸ばし凛とした顔、まさしく彼女こそ紅魔館の顔である。
そんな彼女も疲れないわけではない。
日々の激務に追われ、疲れた彼女は部屋へ向かう。
「…今日も一日、がんばりました」
そして決まって良いほど彼女の部屋には少女の姿。
綺麗な金の髪、細く華奢なその体。
「…妹様」
地下から出て来たフランドール。
美鈴は静かに座り、細い髪をひと撫でする。
「…んぅ、めーりん?」
「起こしちゃいましたね」
「おはよ」
「おはようございます」
言いつつフランは絵本を取り出し美鈴に差しだして
「めーりん!本読んで!」
疲れた身体にさらなる仕事。
だけど美鈴嫌がらない。
にっこり微笑み本を取り
「分かりました、さぁお膝に座ってください」
「はーい」
そして始まる読み聞かせ。
紅魔の夜は更けて往く。
最後の仕事は俺が代わろう!!