Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック
ホーム
作品集に戻る
編集
一発芸
2011/04/03 19:06:58
最終更新
2011/04/03 19:06:58
サイズ
0.19KB
ページ数
1
「いい?心して聞きなさい?」
「ぎゃお「おやめ下さい、地雷臭しかしません」
「まあ読めてたわ」
「期待を裏切りませんね」
「お姉さまなんて言おうとしたの?」
「それはですね「やめて!」
たった数秒で思いついた初めての投稿作品となりますが如何でしたでしょうか?何分初めてなので知らない事ばかりなので馬鹿な質問を致しますが、ここは幻想入りみたいな他作品のキャラを出すのは有りなのでしょうか?いや、無理に決まってるでしょうけど、そっち系の話が色々浮かぶものですから。
これから思いついた物をあまり練らずにぱぱっと書いていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
B.A.D
コメント
名前
メール
削除キー
送信
1.
名前が無い程度の能力
2011/04/03 19:44:02
削除
クロスオーバーという事でしたら『基本的に嫌われるが絶対ナシではない』、という感じかと。
『面白いは正義』という言葉の意味を深く、深ぁーく考えて書くという前提をクリアした上で、なお険しい道だと覚悟しておかなければならないと思われます。
2.
名前が無い程度の能力
2011/04/03 20:19:21
削除
意味不明、二度と来るな
3.
B.A.D
2011/04/03 21:15:56
削除
すみませんでした...
実は作品の送り方も分からなかったのでおこがましくも様子見で作品を投稿してしまいました、本当にごめんなさい。
>>1様
貴重なアドバイスありがとうございました。呆れながらも丁寧にこんな駄作者にコメントしていただきまして誠に恐縮です。
>>2様
皆様が楽しみにしておられる創想話でこんなにも不快な気分にさせてしまいただ謝ることしかできません。これからはきちんと立派な作品作りに励みますので、どうかお許し下さい...
そして紅魔館の皆様にも多大な迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げまる次第でございます……
4.
名前が無い程度の能力
2011/04/04 00:08:11
削除
何が何だか解らない…
クロスオーバー物ですが面白かろうが人を選ぶのは確かです。
少なくとも私は絶対に見ません。
5.
名前が無い程度の能力
2011/04/04 00:52:50
削除
うーん。ひどい言い方になってしまいますが、まだSSを「書く」というレベルにも達していないと思います。まずは「読む」ことから始めてはいかがでしょうか。
読まないで書ける人なんていません。書ける人は、それなりの量を読んでいます。
6.
B.A.D
2011/04/04 01:09:58
削除
やっぱり手を抜くというのは良くない事だと痛感しました、しばらくは言われたとおり読む事に集中し、書くのはもっと先に致します。
次からはきちんとしっかりと書かせて頂きますので、ほとぼりが冷めた頃、ひっそりとちゃんとした作品を送れるように精進します。
誠に申し訳ありませんでした。
7.
名前が無い程度の能力
2011/04/04 20:58:31
削除
まぁ…なんだ…がんばれ
8.
名前が無い程度の能力
2011/04/05 20:24:57
削除
できれば解説をお願いしたい
9.
名前が無い程度の能力
2011/04/05 20:55:43
削除
作者さんはこのSS(のつもりで書かれたんですよね?)の
どの部分がどういう理由で面白いと思ったのかを
説明して下さると一読者としてありがたいです。
それとも実は意図的に面白さや意味や話の流れ等の
「お話」に最低限必要な物まで全ての要素を排除する事で
読者に作者の意図をあれこれ考えさせるのが真意の
メタ視点前提の推理物だったりするのでしょうか。
もしくは最近そういった中身のないSSが増えてきた事への
アンチテーゼ的な物による意思表明の一種でしょうか。
いずれにしろここまでのレベルの物となると
心理学や精神医学をかじってでもいない限り
作者さんの真意を汲むのは不可能に近いので
個人的には作品としては失敗な気がするのですが……。
10.
名前が無い程度の能力
2011/04/05 22:22:47
削除
初投稿でクロスオーバーでバトル物をやろうとした度胸はみてめてやんよ
11.
名前が無い程度の能力
2011/04/06 00:16:52
削除
意味が分からないから誰か解説してください
12.
名前が無い程度の能力
2011/04/06 15:24:02
削除
うん、あれだ一回消そう
んで次投稿する時は別名義にしといた方が良いよ、マジで
13.
名前が無い程度の能力
2011/04/06 19:13:42
削除
クロスオーバーとか言ってる人がいるけど、修正したの?
14.
名前が無い程度の能力
2011/04/15 22:34:39
削除
元々は何か多少はまともに読めるレベルのssがあった所を
何かの事情で削除して間に合わせの意味不明な文字列に差し替え
結果この有り様になった
そう信じたい気持ちは分かるけれども
このssの内容はは投稿直後からこの惨状でした
クロスオーバーは作者コメントへの突っ込み
15.
名前が無い程度の能力
2011/04/16 02:06:34
削除
結局これってどういう意味だったんだ?
作者さん、もしこれを見てたら意図を教えてくれ
16.
名前が無い程度の能力
2011/05/09 02:53:45
削除
作者による解説が行われる気配がないので
このSSの内容について考察と分析をしてみようと思う。
最初に分かり易いよう各々の台詞に
①「いい?心して聞きなさい?」
②「ぎゃお
③「おやめ下さい、地雷臭しかしません」
④「まあ読めてたわ」
⑤「期待を裏切りませんね」
⑥「お姉さまなんて言おうとしたの?」
⑦「それはですね
⑧「やめて!」
と番号を振らせて頂く。
まず⑥の台詞内の「お姉さま」というフレーズから
⑥の台詞は十中八九フランドールの物だろう。
姉妹キャラでこの呼び方を公式に使用していて
二次創作でもそれが定着しているのはフランドールくらいだ。
となるとこれより前で何かを「言おうとした」台詞
つまり②がフランドールにお姉さまと呼ばれる人物、
つまりレミリアの物となる。
それ以外の台詞の主についてだが
このSSのタイトル「一発芸」からすると
シチュエーションが宴会等の場である可能性が高く
幻想郷の殆どのキャラがその場に居合わせている可能性があり
口調のみからでは一見特定が不可能に思われるが
実は作者が感想欄で「紅魔館の皆様にも多大な迷惑を」
という大きなヒントを残している。
これは即ちこのSSに登場しているのが
紅魔館メンバーであるという事であり
その事と口調、相手を考えると
①レミリアorパチュリー
②レミリア
③咲夜
④レミリアorパチュリー
⑤咲夜or美鈴
⑥フランドール
⑦咲夜or美鈴
⑧レミリアorパチュリー
とここまで話者の候補を絞る事が出来る。
(小悪魔の可能性は公式の口調設定が存在しない為除外)
これを元に各々の台詞の意味と流れを考えていく。
①「いい?心して聞きなさい?」
これは②のレミリアの台詞の前振りと思われるが
この時点ではレミリアが周りを煽っている可能性と
パチュリーが宴会(?)の司会進行をしている可能性の
両方が考えられる為判断を保留する。
②「ぎゃお
このレミリアの台詞は恐らく緋想天でレミリアが行っていた
肉食怪物の真似における台詞
「ぎゃおー!たーべちゃうぞー!」が元と思われる。
捻った考え方をしなければ、このSSでも
肉食怪物の真似をしようとして中断させられた台詞、となる。
③「おやめ下さい、地雷臭しかしません」
この咲夜の台詞は②のレミリアを止める物だろうが、
後半部の地雷臭云々の意味が分かり辛い。
「地雷」の本来の定義は地中埋設型の炸薬兵器だが
流石にそれでは意味が通らない。
そこでそれが転じての「タブー」としての比喩で
最もよく使われる「話相手を怒らせてしまう、触れてはいけない話題」
近年使われるようになってきた「一見面白そうだがその実非常につまらない娯楽」
の二つの意味を考えてみる。
この二つの意味から部分部分を抜き出し組み合わせると
「非常につまらない、相手を怒らせてしまう娯楽」となり
咲夜がレミリアの行おうとしている肉食怪物の真似は
非常につまらなく不興を買いそうだと判断し
レミリアを制止したという流れで話を繋げる事が出来る。
以後③の台詞はこの線で考える。
④「まあ読めてたわ」
この台詞の「読めていた」内容は当然ここまでの出来事
つまり「レミリアがつまらないネタを披露する事」
「レミリアのネタを咲夜が止める事」
のどちらか或いは両方である筈だが
どの場合にしろ「レミリアのネタがつまらない」事前提な為
そのネタについて周囲を煽るような台詞である①の発言者とは
別の人物による発言であると考えられる。つまり
・①レミリア ④パチュリー
・①パチュリー ④レミリア
の2通りが考えられるが、後者だとパチュリーが道化役になり
かつ話の中心に居ないというバランスの悪い作りになるので
前者の①レミリア④パチュリー
を採用する。
つまり④は予想通りにつまらなく予想通りに咲夜に止められたレミリアに
呆れた、もしくは無関心なパチュリーの台詞となる。
⑤「期待を裏切りませんね」
期待していた、つまり予測してかつ楽しみにしていた事が
裏切られなかった、つまり予測通りに起きたというこの台詞は
咲夜の台詞だとすると「不興を買うと判断して止めた」という
③の咲夜の価値基準との間に矛盾が生じる。
よってこの台詞はレミリアがつまらない事をして
咲夜に止められる事を楽しみにしていた美鈴の台詞となる。
⑥「お姉さまなんて言おうとしたの?」
これはそのまま、ここまでの流れを見ていたフランドールが
②で止められたレミリアの発言内容を気にして尋ねた台詞だろう。
⑦「それはですね
これはフランドールに②の内容を教えようとする台詞だろうが
自分で禁忌と判断し台詞を中断させた咲夜が
その内容を説明するとは考え辛い。
その内容を「期待していた」美鈴の台詞と考えるのが自然だろう。
⑧「やめて!」
⑦の説明を止める台詞である。
②のレミリアを咲夜のように諌めて止めようとも
美鈴のように面白がって囃し立てようともしないパチュリーが
いきなり必死な制止の台詞を吐くとは考え辛い。
であればここまでの周囲の反応から
自身のネタがつまらないと気付き恥じ入った
レミリアによる制止だろうか?
それにしても②からの間が短くそういった描写が皆無な為
どうしても不自然になってしまう。
候補には入れなかったが、もしかすると
美鈴相手という事で口調を崩した咲夜なのかもしれないが
当のレミリアが半分口に出してしまっている状態で冷静に制止した咲夜が
まだ説明も始めていない美鈴を必死に止めるという
よく分からない展開になってしまう。
この台詞の発言者は作者説明がない限り判明しないだろう。
「やめて!」という台詞自体は
バリバリネタのパロディの可能性があるが
対句の「任せろー」が無いためネタとして成立していないので
その点を考慮する必要はないだろう。
という訳で、このSSのストーリーは
レミリアが自信満々につまらないネタを披露しようとする
↓
しかし咲夜にはつまらないからと止められ
パチュリーや美鈴にも内容を予想されてしまっている
↓
分からなかったフランドールが内容を尋ねるも誰かに止められる
という流れになる。
タイトルの「一発芸」がレミリアの行おうとしたネタだけを指すのか、
はたまた一連の流れ全てが紅魔館メンバーによる芸なのか、等
不明な点はまだ多いが
少なくとも会話の大まかな流れとしては
上記の解釈で合っていると考えて良いだろう。
しかし、ここまでは判明したが、というか判明したからこそ、
ここで別の大きな問題が浮上してくる。
上の通りの話の流れや台詞の話者を理解した所で
「だから何……?」としか思えない、
中身の全く存在しないストーリーにしかならないからだ。
何か特別な事が起きた訳でもなく
SSの最後に気の利いた締めがある訳でもなく
キャラの会話に味がある訳でもなく
雰囲気を楽しませるだけの空気も存在しない。
それだけなら単にだらだらと何も意味のないシチュエーションを
作者が何も考えず書き殴ったという事で本来は済むのだが
作者はこのSSを「思いついた」とコメントで説明している。
そこで読者が混乱してしまうのだ。
会話にオリジナリティも面白味もなく
作中で特別何かが起きてもおらず始まっても終わってもいない。
一体どこに「思いついた」何かがあるんだ、と。
しかしここで発想を逆転させてみよう。
ここまで内容に全く見出だせる物のないSSは
それだけで珍しいほどに特殊で異端なのだ。
ならばそこに「思いついた事」がかくされているのではないか?
面白さや盛り上がりが全く存在しない───「ヤマ」が無い。
話の最後をまともに締められてすらいない───「オチ」が無い。
会話文やストーリーの流れに何の必然性もない───「イミ」が無い。
ヤマなしオチなしイミなし、所謂「ヤオイ」である。
ここでSSタイトルをもう一度良く見直してみる。
「イッパツ、ゲイ」である。
つまりはそういう事。
それが作者の「思いついた事」なのだろう。
以前SSで苦言を呈した作者が居た(叩かれて削除してしまったが)ように
最近のこの創想話では百合ネタを仕込むだけでも
内容の巧拙に関わらずある程度の点数が保証され、
またその所為か何の説明もストーリーもなく
最初から百合展開になっている作品も多い。
また、某大手動画サイトでもホモネタの動画を上げればそれだけで
内容に関わらず長期に渡り高ランクを得られるという事態が起きている。
こういった、同性愛の逆差別と言える風潮の蔓延に対して
作者はこのSSを通して一石を投じたかったのではないだろうか。
しかし直接的にそういった内容を主張するSSを投稿しては
先に述べた作家のように多くの人々から叩かれてしまう。
だからこそ山と落ちと意味という
SSに必要な最低限の要素すらオミットした文を書き、
そんな文字通り「何も無い」文字列に対して
「思いついた」という「何かが無ければおかしい」解説を付ける事で
それを不思議に思った読者の内の一部にでも、この憂いが伝わればと
「イッパツ・ゲイ」を書き上げたのではないだろうか。
その思想、主張が正しいのかどうかは
一読者の身で判断する事は出来ないけれども
作者の想いを乗せたこの「イッパツ・ゲイ」は
作者の心の叫びが十二分に込められているという点で
立派な完成したSSと言えるのではないだろうか、と私は思う。
願わくは、その是非を問わずとも作者の意図が
より多くの人々に伝わるように。
この希望を以て考察の〆に代えさせて頂こうと思う。
17.
名前が無い程度の能力
2011/05/18 16:50:36
削除
何もんだよおまえw
『面白いは正義』という言葉の意味を深く、深ぁーく考えて書くという前提をクリアした上で、なお険しい道だと覚悟しておかなければならないと思われます。
実は作品の送り方も分からなかったのでおこがましくも様子見で作品を投稿してしまいました、本当にごめんなさい。
>>1様
貴重なアドバイスありがとうございました。呆れながらも丁寧にこんな駄作者にコメントしていただきまして誠に恐縮です。
>>2様
皆様が楽しみにしておられる創想話でこんなにも不快な気分にさせてしまいただ謝ることしかできません。これからはきちんと立派な作品作りに励みますので、どうかお許し下さい...
そして紅魔館の皆様にも多大な迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げまる次第でございます……
クロスオーバー物ですが面白かろうが人を選ぶのは確かです。
少なくとも私は絶対に見ません。
読まないで書ける人なんていません。書ける人は、それなりの量を読んでいます。
次からはきちんとしっかりと書かせて頂きますので、ほとぼりが冷めた頃、ひっそりとちゃんとした作品を送れるように精進します。
誠に申し訳ありませんでした。
どの部分がどういう理由で面白いと思ったのかを
説明して下さると一読者としてありがたいです。
それとも実は意図的に面白さや意味や話の流れ等の
「お話」に最低限必要な物まで全ての要素を排除する事で
読者に作者の意図をあれこれ考えさせるのが真意の
メタ視点前提の推理物だったりするのでしょうか。
もしくは最近そういった中身のないSSが増えてきた事への
アンチテーゼ的な物による意思表明の一種でしょうか。
いずれにしろここまでのレベルの物となると
心理学や精神医学をかじってでもいない限り
作者さんの真意を汲むのは不可能に近いので
個人的には作品としては失敗な気がするのですが……。
んで次投稿する時は別名義にしといた方が良いよ、マジで
何かの事情で削除して間に合わせの意味不明な文字列に差し替え
結果この有り様になった
そう信じたい気持ちは分かるけれども
このssの内容はは投稿直後からこの惨状でした
クロスオーバーは作者コメントへの突っ込み
作者さん、もしこれを見てたら意図を教えてくれ
このSSの内容について考察と分析をしてみようと思う。
最初に分かり易いよう各々の台詞に
①「いい?心して聞きなさい?」
②「ぎゃお
③「おやめ下さい、地雷臭しかしません」
④「まあ読めてたわ」
⑤「期待を裏切りませんね」
⑥「お姉さまなんて言おうとしたの?」
⑦「それはですね
⑧「やめて!」
と番号を振らせて頂く。
まず⑥の台詞内の「お姉さま」というフレーズから
⑥の台詞は十中八九フランドールの物だろう。
姉妹キャラでこの呼び方を公式に使用していて
二次創作でもそれが定着しているのはフランドールくらいだ。
となるとこれより前で何かを「言おうとした」台詞
つまり②がフランドールにお姉さまと呼ばれる人物、
つまりレミリアの物となる。
それ以外の台詞の主についてだが
このSSのタイトル「一発芸」からすると
シチュエーションが宴会等の場である可能性が高く
幻想郷の殆どのキャラがその場に居合わせている可能性があり
口調のみからでは一見特定が不可能に思われるが
実は作者が感想欄で「紅魔館の皆様にも多大な迷惑を」
という大きなヒントを残している。
これは即ちこのSSに登場しているのが
紅魔館メンバーであるという事であり
その事と口調、相手を考えると
①レミリアorパチュリー
②レミリア
③咲夜
④レミリアorパチュリー
⑤咲夜or美鈴
⑥フランドール
⑦咲夜or美鈴
⑧レミリアorパチュリー
とここまで話者の候補を絞る事が出来る。
(小悪魔の可能性は公式の口調設定が存在しない為除外)
これを元に各々の台詞の意味と流れを考えていく。
①「いい?心して聞きなさい?」
これは②のレミリアの台詞の前振りと思われるが
この時点ではレミリアが周りを煽っている可能性と
パチュリーが宴会(?)の司会進行をしている可能性の
両方が考えられる為判断を保留する。
②「ぎゃお
このレミリアの台詞は恐らく緋想天でレミリアが行っていた
肉食怪物の真似における台詞
「ぎゃおー!たーべちゃうぞー!」が元と思われる。
捻った考え方をしなければ、このSSでも
肉食怪物の真似をしようとして中断させられた台詞、となる。
③「おやめ下さい、地雷臭しかしません」
この咲夜の台詞は②のレミリアを止める物だろうが、
後半部の地雷臭云々の意味が分かり辛い。
「地雷」の本来の定義は地中埋設型の炸薬兵器だが
流石にそれでは意味が通らない。
そこでそれが転じての「タブー」としての比喩で
最もよく使われる「話相手を怒らせてしまう、触れてはいけない話題」
近年使われるようになってきた「一見面白そうだがその実非常につまらない娯楽」
の二つの意味を考えてみる。
この二つの意味から部分部分を抜き出し組み合わせると
「非常につまらない、相手を怒らせてしまう娯楽」となり
咲夜がレミリアの行おうとしている肉食怪物の真似は
非常につまらなく不興を買いそうだと判断し
レミリアを制止したという流れで話を繋げる事が出来る。
以後③の台詞はこの線で考える。
④「まあ読めてたわ」
この台詞の「読めていた」内容は当然ここまでの出来事
つまり「レミリアがつまらないネタを披露する事」
「レミリアのネタを咲夜が止める事」
のどちらか或いは両方である筈だが
どの場合にしろ「レミリアのネタがつまらない」事前提な為
そのネタについて周囲を煽るような台詞である①の発言者とは
別の人物による発言であると考えられる。つまり
・①レミリア ④パチュリー
・①パチュリー ④レミリア
の2通りが考えられるが、後者だとパチュリーが道化役になり
かつ話の中心に居ないというバランスの悪い作りになるので
前者の①レミリア④パチュリー
を採用する。
つまり④は予想通りにつまらなく予想通りに咲夜に止められたレミリアに
呆れた、もしくは無関心なパチュリーの台詞となる。
⑤「期待を裏切りませんね」
期待していた、つまり予測してかつ楽しみにしていた事が
裏切られなかった、つまり予測通りに起きたというこの台詞は
咲夜の台詞だとすると「不興を買うと判断して止めた」という
③の咲夜の価値基準との間に矛盾が生じる。
よってこの台詞はレミリアがつまらない事をして
咲夜に止められる事を楽しみにしていた美鈴の台詞となる。
⑥「お姉さまなんて言おうとしたの?」
これはそのまま、ここまでの流れを見ていたフランドールが
②で止められたレミリアの発言内容を気にして尋ねた台詞だろう。
⑦「それはですね
これはフランドールに②の内容を教えようとする台詞だろうが
自分で禁忌と判断し台詞を中断させた咲夜が
その内容を説明するとは考え辛い。
その内容を「期待していた」美鈴の台詞と考えるのが自然だろう。
⑧「やめて!」
⑦の説明を止める台詞である。
②のレミリアを咲夜のように諌めて止めようとも
美鈴のように面白がって囃し立てようともしないパチュリーが
いきなり必死な制止の台詞を吐くとは考え辛い。
であればここまでの周囲の反応から
自身のネタがつまらないと気付き恥じ入った
レミリアによる制止だろうか?
それにしても②からの間が短くそういった描写が皆無な為
どうしても不自然になってしまう。
候補には入れなかったが、もしかすると
美鈴相手という事で口調を崩した咲夜なのかもしれないが
当のレミリアが半分口に出してしまっている状態で冷静に制止した咲夜が
まだ説明も始めていない美鈴を必死に止めるという
よく分からない展開になってしまう。
この台詞の発言者は作者説明がない限り判明しないだろう。
「やめて!」という台詞自体は
バリバリネタのパロディの可能性があるが
対句の「任せろー」が無いためネタとして成立していないので
その点を考慮する必要はないだろう。
という訳で、このSSのストーリーは
レミリアが自信満々につまらないネタを披露しようとする
↓
しかし咲夜にはつまらないからと止められ
パチュリーや美鈴にも内容を予想されてしまっている
↓
分からなかったフランドールが内容を尋ねるも誰かに止められる
という流れになる。
タイトルの「一発芸」がレミリアの行おうとしたネタだけを指すのか、
はたまた一連の流れ全てが紅魔館メンバーによる芸なのか、等
不明な点はまだ多いが
少なくとも会話の大まかな流れとしては
上記の解釈で合っていると考えて良いだろう。
しかし、ここまでは判明したが、というか判明したからこそ、
ここで別の大きな問題が浮上してくる。
上の通りの話の流れや台詞の話者を理解した所で
「だから何……?」としか思えない、
中身の全く存在しないストーリーにしかならないからだ。
何か特別な事が起きた訳でもなく
SSの最後に気の利いた締めがある訳でもなく
キャラの会話に味がある訳でもなく
雰囲気を楽しませるだけの空気も存在しない。
それだけなら単にだらだらと何も意味のないシチュエーションを
作者が何も考えず書き殴ったという事で本来は済むのだが
作者はこのSSを「思いついた」とコメントで説明している。
そこで読者が混乱してしまうのだ。
会話にオリジナリティも面白味もなく
作中で特別何かが起きてもおらず始まっても終わってもいない。
一体どこに「思いついた」何かがあるんだ、と。
しかしここで発想を逆転させてみよう。
ここまで内容に全く見出だせる物のないSSは
それだけで珍しいほどに特殊で異端なのだ。
ならばそこに「思いついた事」がかくされているのではないか?
面白さや盛り上がりが全く存在しない───「ヤマ」が無い。
話の最後をまともに締められてすらいない───「オチ」が無い。
会話文やストーリーの流れに何の必然性もない───「イミ」が無い。
ヤマなしオチなしイミなし、所謂「ヤオイ」である。
ここでSSタイトルをもう一度良く見直してみる。
「イッパツ、ゲイ」である。
つまりはそういう事。
それが作者の「思いついた事」なのだろう。
以前SSで苦言を呈した作者が居た(叩かれて削除してしまったが)ように
最近のこの創想話では百合ネタを仕込むだけでも
内容の巧拙に関わらずある程度の点数が保証され、
またその所為か何の説明もストーリーもなく
最初から百合展開になっている作品も多い。
また、某大手動画サイトでもホモネタの動画を上げればそれだけで
内容に関わらず長期に渡り高ランクを得られるという事態が起きている。
こういった、同性愛の逆差別と言える風潮の蔓延に対して
作者はこのSSを通して一石を投じたかったのではないだろうか。
しかし直接的にそういった内容を主張するSSを投稿しては
先に述べた作家のように多くの人々から叩かれてしまう。
だからこそ山と落ちと意味という
SSに必要な最低限の要素すらオミットした文を書き、
そんな文字通り「何も無い」文字列に対して
「思いついた」という「何かが無ければおかしい」解説を付ける事で
それを不思議に思った読者の内の一部にでも、この憂いが伝わればと
「イッパツ・ゲイ」を書き上げたのではないだろうか。
その思想、主張が正しいのかどうかは
一読者の身で判断する事は出来ないけれども
作者の想いを乗せたこの「イッパツ・ゲイ」は
作者の心の叫びが十二分に込められているという点で
立派な完成したSSと言えるのではないだろうか、と私は思う。
願わくは、その是非を問わずとも作者の意図が
より多くの人々に伝わるように。
この希望を以て考察の〆に代えさせて頂こうと思う。