※ このお話は、甘リアリシリーズの続きになります。
全年齢向きですが、ちょっと刺激が強いかもしれません。
―がちゃ。
「あぁ、良い湯だった。ほれ、アリス、冷たい緑茶だ。」
「ありがと・・・って、あら上海。私、何も命令してないのにー」
「マリサー」
「へぇ・・・もうその機能を使いこなせるようになったの?」
「ああ、アリスの魔力を借りたら上手くいったんだぜ。」
「流石ね、魔理沙。」
「普通だぜー。」
―ぎぃい。
「よいしょっと、アリス、来て・・・」
「・・・うん、魔理沙。今行くわ。」
―とすっ、ギシリ。
「じゃあ布団かけるぜ。いいか?」
「ええ、お願い。」
―ふぁさっ。
「ふぅ・・・今日も一日お疲れさん、っと。」
「お疲れ様、魔理沙、もっとそっちに行っていい?」
「勿論、思いっきり寄って欲しいんだぜ。」
―きゅっ、がさっ、ごそっ。
「あぁ、アリスは暖かいし、いい匂いがする・・・やっぱりシャンプーが良いんだな。」
「魔理沙だって同じの使ってるじゃない。魔理沙の長い髪・・・綺麗ね。」
「わっ、いきなり触るなよなー。アリスのえっち・・・」
「えっちで結構、魔理沙限定だもの。」
―ふぁさ、きゅっ。
「しかし、一日があっと言う間に過ぎていくなー。充実してる証拠だぜ。」
「楽しい事の表れでもあるわ。楽しい時間はあっと言う間に過ぎるじゃない。」
「・・・アリス、ぎゅってして。」
「うん。いいわよ。おいで。」
―ぎゅっ。
「あったかいな・・・幸せだ。」
「ホント、魔理沙は甘えんぼね。」
「アリス限定の、甘えんぼだぜ。」
「もう・・・」
―しゅっ、するり。
「なぁ、アリス。今、私が、調査に乗り出そうとしてる異変の件なんだが・・・」
「なぁに?」
「凄く不安でなぁ・・・ちゃんと解決できるのかなぁ、なんて。」
「らしくないわね。どうしちゃったの?」
―ぎゅっ!!
「・・・魔理沙?」
「・・・異変解決は大好きだけど、自分に出来るかどうか・・・不安になるの。霊夢は博麗の巫女、早苗は風神と土着神の祝福を受けた風祝、妖夢は幽霊でもある上に凄まじい剣術を使える・・・・だけど私は、ただの人間。魔法を使える人間でしかないわ。」
「でも、ただの人間である魔理沙に、私も負けたし・・・いろんな異変も解決されてきたじゃない、考えすぎよ。」
「それでも、頑張って力を付けても潜在的な力はあいつらには敵わないんじゃないかなって・・・思う時があるんだ。」
「・・・・違う。」
―がばっ。
「・・・アリス!?」
「魔理沙、大丈夫よ。貴女はそんなに弱い女の子じゃない。」
―ぐいっ。
「魔理沙は、決して諦めずに努力を惜しまないという最大の才能があるじゃない・・・!」
「アリス・・・」
―ちゅっ。ちゅ。
「ごめん、私、どうかしてた。」
「まぁ、夜に考え事すると、ネガティブになりやすいって言うしね。」
「ホントだね。いつもみたいに、前向きになれてなかったな・・・」
―しゅるり。
「ねぇ・・・アリス、思いっきり、愛して欲しい。」
「わかったわ・・・魔理沙。私もその分、愛してね。」
「うん。分かった・・・んだぜ!」
「そう、それでこそ魔理沙よ・・・灯り、消そうか?」
「そうだな・・・消すぜ、アリス。」
―パチン。
「・・・ありがとう、アリス。愛してる。」
「私も、ありがとね。魔理沙・・・愛してるわ。」
―ちゅっ。
「アリスのお蔭で勇気が出て来た・・・また、私らしく頑張れるんだぜ。」
「そう?なら良かったわ。魔理沙は元気なのが一番よ。」
「そうかな・・・アリスが言うなら間違いはないぜ。アリス、ちょっと寒いんだぜ。」
「・・・待って、お布団掛け直すわ。よっ、と。」
―ふぁさっ。
「・・・あったかい。アリス、腕枕して?」
「痺れるけど、まあいいか。今日は特別よ。」
「サンキュー」
―とすっ。
「・・・魔理沙が頑張れるように、異変に着て行くためのドレスを作ってあげるわ。」
「いいのか?やったぜ!」
「でもそれは明日から、今日は、もうこのまま眠りたいな。魔理沙に愛してもらった余韻に浸っていたいの・・・」
「それは私もだぜ。でも、こうやってアリスと愛し合ってなお、まだ足りないって思ってしまう自分が居るんだぜ・・・私、貪欲すぎるかな?」
「そんな事は無いわ。魔理沙、私だって一緒よ。」
―ぎゅっ、ぎゅっ。
「・・・なぁアリス、今はまだ私が子供だから早いと思うんだけど・・・いつの日か、アリスとの赤ちゃんが欲しいんだぜ・・・」
「そうね・・・私も魔理沙との赤ちゃん欲しいな。でも・・・まだまだ超えていかなきゃいけないハードルが沢山あるわ。結婚とかもまだだしー」
「そうだな。でも、アリスとならどんな困難な事でも絶対超えて行けると思ってるんだぜ。」
「うん、どんな困難でも乗り越えて行ける。そして、私達は超えて来たじゃない。」
「そうだな・・・一緒に超えて行こうぜ。アリス。」
「ええ、頑張りましょうね。」
―ちゅっ。
「愛してるぜ、アリス。」
「私もよ、魔理沙。」
―おやすみ・・・大好き。
・・・アリス。
・・・魔理沙。
ちょっと多過ぎる感じがしますが(笑)