神社。
境内。
「りっ」
「……」
「りっりー。りっりー」
「……おん?」
霊夢は言った。
「りっ。りっ」
「……。なに、あんたって喋れなかったっけ?」
「りーり? りっりっ」
「うん。ごめん。ぜんぜんわかんない」
霊夢は言った。そのまま、きびすをかえして、境内を移動する。
季節は春である。境内の桜も見頃だ。
「……」
「りい」
「……」
「りい? りいりりりり?」
「……」
「りぃ……」
「いや。しょんぼりされてもな。なに。なにかいいたいわけ?」
「りっりー。りりりりりりりり? りりりりりりりりりい! りっりっ」
「うん。ごめん。ぜんぜんわかんない。ん? なに? 桜? じゃじゃーん。ちがう? うんうん。あー、うん……」
霊夢は首をひねって、春告げ精の動きを見た。桜。花びら。空。ばーん。
「……。春ですよー?」
「そう! それ!」
「うわびっくりした!」
「あーよかった。もう二度と喋れないかと思ったわ……」
「というよりか、なんであんなあほなことになってるのよ」
「いえ、それが話すと長いんだけどね。あれは、つい、昨日の夜のことだったんだけど」
「じゃあ話さなくていいわよ。別に聞きたかないし」
「えー聞いてよー。こっからが話の山場なんだから」
「長くないじゃん」
「いや、実はね。昨日の夜」
春告げ精はぐぐぐと顔を近づけてきた。霊夢は仕方なくその顔を見下ろした。
「昨日の夜?」
霊夢は言った。春告げ精はうなずいて言った。
「隣の家に塀ができたってさ。かっこいー」
「……」
「……」
「……」
「……」
「春ですね?」
「あんたが聞いてどうする」
そういうわけで、とりあえず春だった。
境内。
「りっ」
「……」
「りっりー。りっりー」
「……おん?」
霊夢は言った。
「りっ。りっ」
「……。なに、あんたって喋れなかったっけ?」
「りーり? りっりっ」
「うん。ごめん。ぜんぜんわかんない」
霊夢は言った。そのまま、きびすをかえして、境内を移動する。
季節は春である。境内の桜も見頃だ。
「……」
「りい」
「……」
「りい? りいりりりり?」
「……」
「りぃ……」
「いや。しょんぼりされてもな。なに。なにかいいたいわけ?」
「りっりー。りりりりりりりり? りりりりりりりりりい! りっりっ」
「うん。ごめん。ぜんぜんわかんない。ん? なに? 桜? じゃじゃーん。ちがう? うんうん。あー、うん……」
霊夢は首をひねって、春告げ精の動きを見た。桜。花びら。空。ばーん。
「……。春ですよー?」
「そう! それ!」
「うわびっくりした!」
「あーよかった。もう二度と喋れないかと思ったわ……」
「というよりか、なんであんなあほなことになってるのよ」
「いえ、それが話すと長いんだけどね。あれは、つい、昨日の夜のことだったんだけど」
「じゃあ話さなくていいわよ。別に聞きたかないし」
「えー聞いてよー。こっからが話の山場なんだから」
「長くないじゃん」
「いや、実はね。昨日の夜」
春告げ精はぐぐぐと顔を近づけてきた。霊夢は仕方なくその顔を見下ろした。
「昨日の夜?」
霊夢は言った。春告げ精はうなずいて言った。
「隣の家に塀ができたってさ。かっこいー」
「……」
「……」
「……」
「……」
「春ですね?」
「あんたが聞いてどうする」
そういうわけで、とりあえず春だった。
短編とは言え、一捻り欲しかったです。
まあお疲れさまでした。また。
お疲れ様でした
何が言いたい話かも分からない。貴方らしくもない…。
お疲れ様でした。これからもどこかで、素晴らしい物語を書き続ける事を祈っています。
よければまた作品をみせてください
お疲れ様でした。作者様の作品好きでした
続きものは消すつもりみたいですが、出来れば他の作品だけでも残しておいて欲しいというのが正直なところ。
ともかくお疲れ様です。
また気が向いたらいつでも帰って来て下さいね。