Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

とある青年のお仕事事情(注:オリキャラ有)

2011/02/19 19:55:25
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注:このSSには男のオリキャラが出てます。
オリキャラに対して不快感や嫌悪感などを抱かれている方は読まずにブラウザを閉じていただくか他の作家様のSSをお読みすることをオススメします。

一応、前作「とある青年の幻想入り」の続編みたいな形になっております。

それでは支離滅裂な駄文ではありますが最後まで読んで下さってくれれば幸いに思います。


それでは始まります。










いくら幻想郷といえど働かざる者喰うべからずである。

そんなこんなで
現在絶賛お仕事探し中だ。
住み込みならなおうれしい。
さすがに霊夢の家にずっと居候しているわけにもいかず
チルノの家はどこにあるか不明だし
まして男性と女性が結婚前に一つ屋根の下に住むとかなんてどうか思う。

え?
霊夢の家に居候してるのはいいのかって?




イインダヨ

話は戻るが仕事をしたいという旨を霊夢に相談したら
「それなら、里で寺子屋の教師をしてる慧音さんに話をしてみたら?」


との事

「・・・で、その慧音さんとやらはいったいどこに居るんだろうか・・・」

霊夢に連れられ里まで来た良いものの霊夢はさっさとどこかへと飛んでいってしまった。
文字通り飛んだのだ。

里の人達もそれが当たり前のように気にもとめないでいた。
外の世界の常識はこの幻想郷では通用しないのだろうか?

なら痴漢とかしても大丈夫・・・なわけねーか

そもそも電車とかないだろうし

っと変な事を考えてる場合じゃないな。

ん、そうだ、こういうときは人に聞けばいいんだ。

よし、あの胸の大きい頭によくわからない帽子?みたいなのを被ってる人に聞こう。


「あの、すいません。」
「ん?どうした?」
「人を探してるのですがちょっとお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「えぇ、私なんかでお力になれれば喜んで」
「えぇっと、慧音って人を探しているんですが知りませんか?」

あ、あれ?
なんかポカンとしてらっしゃる。

あれー?
俺なんか言葉の選択ミスちゃったかな?

「ど、どうされました?」
「あ、いやすまない。そうだな。慧音か・・・その人だったら今君の目の前にいるぞ?」

・・・・

「・・・えーっとじゃあ、もしかして貴女が慧音さん?」

「ああ、もしかしなくても私が慧音だ。一応、苗字も含めて上白沢 慧音だ。」
「あ、ご親切にどうも俺は・・・ナナシです。」
自己紹介をされたのだ。
こちらも自分の名前を明かすのは筋だろう。


とは言っても本当の名前は幻想郷で言うところの外の世界に捨ててきたからなぁ・・・

ナナシって

安易だなぁ・・・


「ナナシか・・・ふむ変わった名だな?」
「あはは、よく言われます。」
バレたか?

「ふむ・・・で・・・ナナシ・・・さん?」
「あ、呼び捨てでいいですよ。なんかくすぐったいので。」
「そうか、では、ナナシよ。」
「はい?」
「私に用とはなんだ?」



そういえば住み込みの仕事を探すために慧音さんに会いに来たんだった。

「じつは・・・かくかくしかじかなんですよ。」
今までの経緯を説明する
といっても
説明するほどのものじゃない気はするけど

「そうか・・・住み込みで・・・なぁ・・・ん~・・・そうだ、ナナシは外の世界から来たんだよな?」
外の世界は早い話が俺がここに来る前の世界。
現代とでも言うべきなのかどうなのだろう?

別にこの幻想郷が過去というわけでは・・・

どうなんだろう?

「まぁ、そうなりますね。」
「そうか、ならうってつけの所がある。店主は少し変な奴だが根はいい奴だから安心しろ。」

「はぁ・・・」
少し変って・・・気になるな

「あ、すまない、少しじゃないな、かなり変だ。」
不安だ
超絶不安だ。
むしろお断りしたいかもしれないのだが
千載一遇のチャンスやもしれん

「えっとそのお店ってどこにあるんですか?」
「ふむ・・・魔法の森の入り口の所にあるのだが・・・って君は来たばかりだから魔法の森とか言ってもわからないな」
「そうですね、まったくもって聞いたことのない地名です。」
むしろ地名なのかどうかも怪しい。
なんだよ魔法の森ってループとかすんの?

「だよな・・・わかった。私が案内しよう。」
「え?いいんですか?」
「あぁ、里からあそこまでは結構な道だからな、それにまだ昼とは言え妖怪が出ないとも限らないし」
「お願いします。」
深々と頭を下げる。
「よし、いくか・・・って空は飛べないんだったか?」
「ええ、まぁその・・・すいません」
空を飛ぶのが普通なのだろうか?
飛べるわけねーだろ!

「いや、普通は飛べないのだからな・・・うん、歩いていくか」
「お願いします。」

里を出てその魔法の森へと続く道を慧音と一緒に歩き進む。
二人で会話がないと正直つらいとこなのだが慧音が今から行く店の店主の事をいろいろと話してくれた。

「それで、その店主は森近霖之助と言うんだがな?変に薀蓄ばかりでモノをまったくもって売る気がないのだ。あれで生きていけてるのか?」
だとか
「霖之助も里で店を構えれば商売になるのになんであんな辺鄙なとこに店を出すのかね?」
とか
「いくら半妖だからって飯を食わないのはいかん!だから私がブツブツブツ」
なんだとか
ずっとその森近霖之助という半妖の話を聞かされた。
そして不意に思ってしまった疑問がつい口からもれ出てしまった。

「慧音さんってその森近って人が好きなんですか?」




「な!?!?なななななななな?!?」
うわぁい
超わかりやすぅい
こんなに顔を真っ赤にして慌てふためくなんてもう
『私!霖之助の事が好きでたまらないの!!』

とか言ってるようなものだ。

「なななななな、何をバカなことを!!」

ご馳走様です。

「あ、アレじゃないんですか?」

前方に見えてきた家を指差してみる
これ以上この話題は生死に関わりそうな気がしてならないので目的を果たそう。

「こ、コラ!人の話を・・・って、そうだな、あれが香霖堂だ。一応、古道具屋らしい」

「へぇ~」
慧音がドアの前に立ちドアを開ける。
カランカランとカウベルの音と共に店内へと入る。

見た感じでは広いのだがところ狭しと物がそこら中にあるのでどことなく狭く感じるのだがこの感じは嫌いじゃない。

恐らく勘定をするであろう机の前に座って本を読んでいる男が本から顔を上げた。

「いらっしゃい。おや?珍しいね?慧音がこの時間に来るなんて。」

「まったく、森近はもう少し商売っ気を出したらどうなんだ?その態度は商売人としてどうなんだ?」

「いいんだよ、僕はこれで」
そういって興味もなさげに持っていた本に視線を落とす。
本当にこの人は商売をする気はあるんだろうか・・・


あと

慧音さん・・・
来る前はあれほど霖之助って言ってたのにいざその人の前だと呼び方変わるって

乙女っすか?


つか、俺は眼中にないのか?この野郎は。

「おや、珍しいお客人もいるようだね。いらっしゃいませ『ないものはない』と自慢をもって言える香霖堂へようこそ。」

どうやら気がついてくれたみたいだ。
『ないものはない』ってどっちの意味なんだろう?

まぁ

たぶん

というか
確実に悪い方の意味だろうけど

「僕が店主の森近霖之助だ。ご贔屓にしてもらえるとありがたい。」
「ご丁寧にどうも、俺は・・・ナナシです。」

「ふむ・・・名無し・・・か珍しい名前だね。」
「そう・・・ですよね。」

「あ、りんn・・・げふん、森近、残念ながら私達は客じゃないんだ。」
「おや?客じゃないとすれば冷やかしかい?出口はあちらだよ・・・と言いたいところだが僕も今暇を持て余していてね話し相手になってくれると助かる。」

そういって霖之助は呼んでた本を机の上に置いた。

その本にとても見覚えがあった。
見覚えというかとても好きな本だ。

「あ、懐かしいなこれ。」
そう
机の上にあったのは週刊少年誌

毎週日曜にコンビニで立ち読みをしてる漫画雑誌だ。

「・・・君はこれを知っているのかい?」
「え、あ、はい。毎週読んでいましたから。ちょっと見せてください。」

うわぁー懐かしいな
まだ6部だよ

主人公のスタンドよえぇ・・・

「ふむ・・・外の世界の人間か・・・なるほどではこれはどうだい?」
週刊誌を読んでると霖之助は薄い板を渡してきた。

それはボタンが三つほどあり上には小さく細長い画面があった。

「あ、ポケベルですね・・・へぇ・・・」
「そうかその道具はぽけべると言うのか・・・で、それは使えるのか?」
適当にいろいろと押しては見るが何も反応がない。
どうやらバッテリー切れのようだ。
「いえ、動かないですね・・・」
「そうか・・・」
肩を落として明らかにがっかりした様子の霖之助。

なんだか少し可愛いかもしれない。


って、何をかんがえとるんだ俺は
変態かっての!

「どうだ?森近。ナナシをここで働かせてはくれないか?」
「ふむ・・・僕は構わないが・・・見ての通りこの香霖堂はまったく繁盛していないから賃金はそんなに出せないのだが」
「あ、いえ、お給料とかはそんなにというかむしろいらないのですけど・・・その・・・住み込みで働かせてくれたなーと思いまして。」

「ふむ・・・」
顎に手をあててなにやら考え込む売れない古道具屋香霖堂店主森近霖之助。

「そうだね、僕が仕入れの時に店番を頼みたいしそれに外の世界の道具のこともいろいろと聞きたいし。うん、よろしくおねがいしようかな」
「はい!おねがいします!!」




こうして俺ことナナシは香霖堂で住み込みで雇ってもらえることになった。
この出来事がのちの自分の運命を大きく変えていくとは知らずに(大嘘)
初めましのは初めまして
お久しぶりです。ぽnです。

なんとなく筆がのったので書いてみました。

先に言っておきます

僕は
魔理霖の方が好きです
魔理霖の方が好きです

大事なことなので二回言いました。

そしてメインヒロインであるチルノが出てこないのはもうなんかごめんなさい。
もしかしたらまだ続くかもしれません。
仮に続いてしまったら冒頭のテンプレみたいのは書きません
そろそろなんかウザがられそうなので
それでは今日はこの辺にて筆を置かせていただきます。

ではまた機会がございましたらお会いいたしましょう


ぽn
ぽn
http://
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
俺は慧霖の方が好きだ!
それはさておき、霖之助は能力使えばポケベルの名称を知ることが出来たのでは?
2.削除
俺も魔理霖は好きだ。
だが慧霖には及ばないっ!
3.名前が無い程度の能力削除
魔理霖、確かに王道さ。
だが霊霖には敵わないんじゃないかな、と言ってみる。
いやぁ面白いですねぇ、適度に邪魔をするオリキャラ良い感じですよ。
このシリーズ、続くと良いなぁ。