椅子に座った私は、机の上にボンヤリと視線を向けていた。
そこに置いてあるのは血塗られた小悪魔の人形。
そして、彼女の座っていた席は今、空いている。
パチュリー:「占いCO藍●」
慧音 :「霊能COお燐◯だ」
早苗 :「占いCO妖夢さん●でした」
2つの●が出た。それに村はどよめいた。
だけど、私は呆然としたまま小悪魔の人形を眺めている。
妖夢 :「っ……。意外でした。早苗さんの方が騙りでしたか」
藍 :「……まぁ、パチュリー偽か。当然だな。妖夢を吊ってくれ」
咲夜 :「共有噛みねぇ……。護衛先として有力なのに、思い切ったわね」
慧音 :「狩人探しをせずに、共有噛み……? うーむ……」
魔理沙 :「占いは思った通りの●進行になったな。だが都合よく占いが狼を引けるかね? やっぱり両偽なんじゃないのか?」
私の唯一、信頼できる仲間。小悪魔が噛まれた。
なんで? どう見ても初心者の私より、小悪魔の方が護衛されるべきじゃないの?
【狩人】は一体、何をしているのよ……!?
パチュリー:「理由は『対抗が真』という意見への同調、流れに乗っかるような意見が多かったしね。結果の●よ」
早苗 :「私はチルノさん投票者の中で、未だに得票0なので占いました。狼は身内投票をしなかったようですね」
妹紅 :「妖夢と藍は、何かCOあるか?」
妖夢 :「いえ……。ないです」
藍 :「……ああ。COなしだ」
咲夜 :「さて、今日はどっちを吊るべきかしらねぇ……。共有さん、大丈夫?」
咲夜に言われて、私はハッとした。
今日は2人の占い師から●が出た重要な日。そうだ、小悪魔が噛まれたことに気落ちしている場合ではない。
残された共有である私が、村人からすれば唯一信頼できる○なんだ。私がしっかりしなければ村は勝つことができない。
……一緒に紅葉狩りに行くって約束は果たせなくなったけど。
村人を勝利に導いて、秋の味覚を食べさせてあげなくちゃ……。
一回、大きな深呼吸をする。
そして目を見開いて、私は「生き残らされた共有者」としての仕事を始めた。
すなわち、真実を見つける為の推理だ。
霊夢 :「ええ、大丈夫よ。小悪魔が噛まれたのは痛いわね……」
占いのどちらかが本物であると仮定すれば、妖夢か藍のどちらかが【人狼】であり、片方が無実の村人である。
今日、どちらかを吊って、明日の朝に慧音の霊能結果を見れば、占い結果がデタラメであったか本当であったかどうかが分かる。……慧音が本物の霊能者であれば、だけど。
どちらにせよ、今日は本当に【人狼】である者を吊りたい所ね。
霊夢 :「私としては早苗を真寄りで見ているわ。だから今日は妖夢吊りかしらね……」
妖夢 :「うーん。共有さんに言われてしまうと、しょうがありませんね。多分、霊能は◯だと思いますが、その時には藍さんを吊ってくださいよ」
星 :「私も妖夢さんは人狼候補と考えていました。そこへの●を出した早苗さんは信用できますね」
咲夜 :「どちらが本物であろうとも、今日の●には狐告発が混じっている可能性が高いわ。いずれにせよ今日の●は掃除しておきたいところね」
アリス :「そうね。私も狐告発が入っていると思う。明日の霊能結果によっては、それが分かるかも」
鈴仙 :「うーん、妖夢さんはスケープゴートっぽく感じるなぁ。藍さんから吊りたいけど」
早苗 :「しかし、対抗が狼だとすると狂人はどこでしょうね……。霊能が真か狂かという事になります。潜伏狂人……は正直、考えていません」
射命丸 :「やはり役欠け濃厚ですか……。霊能も時期を見て吊りたいですね」
慧音 :「私視点だと、狼は3生存だ。出来るなら2匹吊れてから、私は退場したいな」
うーん。妖夢は吊られそうになっても、別に抵抗する素振りがないのね。
まぁ、ここからCOする可能性があるのは【狩人】しかないし、自分が【狩人】だと証明する手立てはあまりないから、●を出されたら【人狼】も大人しく吊られる事が多いって小悪魔も言ってた……。
やっぱり今日は妖夢を吊る。
パチュリー:「6吊りあるし、今日は妖夢でもいいけど。……その前に噛まれそうで怖いのよね。グレラン勝負に持ち込まれそうだわ」
藍 :「早苗が真だと見れば、これで残り狼は2だ。パチュリーの発言は、護衛をずらして真占いを抜きにくる人狼騙りに見えるな」
咲夜 :「パチュリーが人狼なら、あなたは狐という事になるけど? 藍」
射命丸 :「狐告発だと決めつけ過ぎでは? 藍さんが村人という可能性も十分にあると思いますが」
霊夢 :「占いが真狼だとして、今日の●が狼と狐だとしたら、潜伏狼は残り1よね。そうすると占いを抜きに来る可能性が高い……と」
魔理沙 :「小悪魔が噛まれたからなぁ、狩人は死んでるかもしれないぜ。もしかして、お燐が狩人だったりしたかね?」
妹紅 :「もう狩人は、占いを決め打って護衛してるんじゃないかな?」
星 :「……早苗さんが真だとすると……。人狼である妖夢さんは昨日、藍さんに投票しているんですよね。……今日のパチュリーさんが出した藍さん●が、人狼による狐告発と見るのが自然になるのですが……」
鈴仙 :「普通、噛み役って占い騙りがやるじゃない? 妖夢さんだけが藍さんに投票っておかしい気がするけど」
アリス :「噛み先は事前に相談済みでしょう。3日目の昼には、狼全員が狐を把握していたと考えるのが自然よ」
慧音 :「いくらなんでも、そんな露骨な事をしては狐を吊っても、狼がバレバレになってしまうしな。全員が狐に投票することはないだろう」
妖夢 :「私は狼だと思って藍さんに投票しただけですよ。多分、パチュリーさんが真です。私が目をつけたところに●が出ましたしね」
射命丸 :「まっ、今日は共有の指定通りに妖夢吊りで良いでしょう」
参ったわ、どうすればいいのかしら。
小悪魔だったら、どういう判断をするのかしら……?
今回、村の焦点は「狐告発」にあると見ていいわね。
狼からしても狐に残られるのは、非常にやっかい。だから誰が狐か判明したら、どうにかして吊りに持っていく。その分かりやすい方法が偽占い師による●。この確率は確かに高い……。「私が狼です。~~さんは狐でした」というよりも、有利でスムーズに事が運ぶからだ。
それを前提にすれば、●の二人を今日と明日で吊れば【人狼】と【妖狐】を始末できる、これは村人としても有利な状況。
……ただし占いが「狼狂」の両偽だった場合。【妖狐】と無実の【村人】を吊ることになり、狼が非常に有利となる……。
占いが「狼狂」の場合で推理してみよう。
このパターン、狼からしても対抗の占い師が本物か狂人か判断がついていない可能性が高い。
もしも早苗が【人狼】だった場合、パチュリーが【狂人】であると分かるのは「アリスが人狼である場合=パチュリーがアリスに◯出しで偽物と分かる」か「藍が人狼ではない場合=パチュリーが藍に●出しで偽物と分かる」のいずれか。
もしもパチュリーが【人狼】だった場合、早苗が偽物であると分かるのは「妖夢が人狼ではない場合=早苗が妖夢に●出しで偽物と分かる」というパターンのみ。
あとは星が【人狼】である場合は、どちらのパターンでも【狂人】は判明しているけど……。星は村人って、私の中では決め打っているしなぁ。
もしも「狼狂」で占いが両偽だった場合、慧音の霊能真は確定する。よって明日の霊能結果によって、この中からパターンが絞られるか……。
うわー。頭がこんがらがってきたわ……。
しかも今夜からは小悪魔と相談も出来ない……。
ずっと一人で考えるしかない……。
先行き不安ね……。
アリス :「それぞれの占いから、今現在の狼内訳を聞いておきたいわね」
パチュリー:「藍、潜伏1、対抗が狂人の場合は潜伏2……。狐は妖夢か、まだグレーに潜んでいると見ているわ。霊能の真偽は……まだ分からないわね」
早苗 :「えーっと。パチュリーさん、妖夢さん、あとは潜伏1かな。あー、でもパチュリーさんが狂人だとしたら潜伏2かもしれませんね。霊能は発言から真で見てます」
星 :「……互いの視点で、相手の●が狐告発であるなら、●を残して互いの●を占えば良いのでは? 呪殺が起きて真確定しますよ」
咲夜 :「狐告発じゃなかったら、とんだ無駄打ちになるけどね。2吊り消費して●を掃除した方が安全よ」
藍 :「私としては相互の●占いは賛成したいところだが……。いや、やはり狼に●噛み合わされてしまうだけかな」
妹紅 :「●が朝に死体になったら、その●を出した占い師が破綻するじゃない。私は対抗の●占いに賛成だな」
魔理沙 :「どうかねぇ。●がただの村人だったら目も当てられないぜ? 成功すれば、かなり村の有利になるがね」
射命丸 :「私は反対ですね。潜伏狼がいるのは確かですから、そっちを見つけて欲しいです。……どうしますか?」
う、何だか皆の視線を感じる……。
そりゃ、そうよね。村人だか人外だか分からない人の意見は、素直に受け入れることが出来ない。そんな中で、私は唯一村の味方だって分かってる存在なんだから。みんなが私の意見を求めるのは、自然な流れ……。
あぁ。共有者が村の主軸になるってのは、こういう事ね……。
それで私は、どうすればいいのかしら。
●を残すの? 両方偽物じゃない限りは、どちらかが人狼であるのに、残していいのかしら?
しかも狐告発じゃないとしたら、【村人】に対する●だったとしたら、相互の●占いは潜伏している狐からしたら喜ばしいことよね。だって呪殺される恐れが一日なくなるんだから。
星の意見に賛同したのは、妹紅……か。もしかして、妹紅が狐とか……あるのかしら。
霊夢 :「……今日は妖夢を吊りましょう! 占い師は引き続きグレーを占って欲しい」
パチュリー:「了解したわ」
早苗 :「むぅ。藍さんは、ちょっと狐っぽいなと思ってたんですが……従いましょう」
妖夢 :「まぁ、仕方ないですね。はぁ……紅葉狩りが……」
鈴仙 :「うーん。妖夢吊りかぁ……」
射命丸 :「妥当な判断だと思いますよ」
妹紅 :「3日目の平和といい、狐告発だと思うんだけどねぇ」
魔理沙 :「霊能結果が楽しみだな」
慧音 :「ああ、ようやく一匹吊れると思うと、安心するよ」
咲夜 :「……妖夢、人狼かしらね」
藍 :「ありがとう、共有。良い判断だ」
そして、昼の終わりを告げるアナウンスが流れてきた。
私たちは結界によって分断され、投票画面の前に立たされる。
だが今日の投票先は決まっている。
私はメモだけを書き記すと、さっさと妖夢の顔写真に指を触れた。
効果音と共に「貴方は妖夢さんに投票しました」と完了画面が現れる。
―――――――――――――――――――――
霊夢のメモ 4日目
村13>11>9>7>5>3>
奇数進行6吊り
【占い】
パチュリー:星◯→アリス◯→藍●
早苗 :星◯→小悪魔◯→妖夢●
【霊能】
慧音 :チルノ◯→お燐◯
【共有】
わたし
小悪魔
【吊り】
チルノ→お燐
【噛み】
偏屈妖怪Y→平和→小悪魔
【グレー】
魔理沙・咲夜・鈴仙・妹紅・文(5人)
―――――――――――――――――――――
◇ ◇ ◇
博麗神社村 4日目投票結果
霊夢 (0票)→妖夢 | 魔理沙 (0票)→妖夢 | アリス(0票)→妖夢 | 咲夜(0票)→妖夢 |
パチュリー(1票)→藍 | 藍 (2票)→パチュリー | ||
慧音 (0票)→妖夢 | 妹紅 (0票)→妖夢 | 射命丸(0票)→妖夢 | 早苗(1票)→妖夢 |
妖夢 (9票)→早苗 | 鈴仙 (0票)→藍 | 星 (0票)→妖夢 |
◇ ◇ ◇
部屋に戻されると同時に、私は大きくため息をついた。
……本当に小悪魔がいない。今日からは一人で夜を越さなければならないんだ。
相談も出来ないし、アドバイスも聞けない。
誰が人狼っぽいとか、狐っぽいとか……。
そうだ。このゲームは孤独なゲームなんだ。
例え小悪魔が上級者じゃなくっても、ただ話せる仲間がいるだけで、それがどんなに心強かったことか……。
「あら……? 何かしらコレ」
ふと目をやった部屋の片隅に、冊子が落ちていた。
小悪魔が忘れていったのだろうか?
そういえばルールブックも懐から取り出してたし、この本も隠し持っていたのかな。あの子の内ポケットは四次元になってるのかしら……。
私は冊子を手にとって、その表紙を眺めた。
紫の筆跡でタイトルが書かれている。
「“大会のしおり”……そっか。私は強制参加させられたから持っていないけど、みんなはこういうのをもらってたんだ」
私はその落し物をパラパラとめくり、この大会のルールやら何やらについて目を通した。
なにせ小悪魔から聞き及んだ範囲でしか、この集まりについて情報がないのだ。ゲーム中に関する情報は得られなくとも、何かしらの新しい情報が手に入るかも……。
「っと……?」
そして、あるページに書かれていた文章によって私のページをめくる手が止まった。
「え……、ちょ……何コレ!?」
そこには、このように書かれていた。
『なお、敗北したチームの皆さんには、今大会の優勝商品相当の労働が課せられます』
き、聞いてない……。っていうか、この文章。「視力検査の一番小さいC」かってくらい細かい。
長々と堅苦しい文章の中に、ぽつりと書かれている注意書き……。こんなの、よっぽど注意しなきゃ読めないわよ!
……あ。
もしかして、今回の賞品を用意させられた豊穣の神様って、こんな具合に“人狼”で負けたからコキ使われてるんじゃ……。
となると、私が負けたら紫のヤツにいいように使われちゃうって事? そ、それだけは防がなくては……!
私は他にも悪質なルールが書きこまれていないか、ルールや規約などについて読みふけった。
おかげで今日は、推理も何もあったものじゃない。
でも、そのおかげで私は、もう一つ。
気になる記述を見つけた。
「あ……。役職ごとのボーナス……?」
割り振られた役職ごとに、勝利時の賞品にボーナスがつくらしいのだ。
私はそこで、共有者に用意された特別な報酬を知った。
それは……
『共有者に限り、片方が生存していた場合には生存ボーナスも共有できます』
……ん?
っていうことは、どういうことだ?
私がこのまま生き残って、なおかつ村が勝てば……。
小悪魔も生存ボーナスがもらえるってこと!?
本当に!?
こんなルールがあるなら、どうやっても私が生き残るしかない!
そうじゃなきゃ小悪魔には、とても顔向けが出来ないもの……。
彼女は私のせいで噛まれてしまったんだ。私が初心者じゃなければ、COする事もなかったんだろうし……。
そうだ、私は生き残らなければならない。そして勝利の喜びを共有するんだ。
――私は決意も新たに、始めての孤独な夜を乗り超えた。
◇ ◇ ◇
また平和!?
村にやってきた私は、自分が噛まれていないことに安堵しつつも、そのアナウンスに驚いた。
ぞくぞくとテーブルに集まってきた皆も、流石に驚きを隠せない様子だった。
2回目の平和……。
村としては嬉しいけど、どういう事なのかしら?
私が席につくと、皆もそれぞれ、「うーん」と唸ったり考え込むような仕草をしながら着席する。
さぁ、今日も、村人たちの疑い合いが始まるんだ。
パチュリー:「占いCO射命丸◯」
早苗 :「占いCO魔理沙さんは◯でした」
慧音 :「……霊能CO……妖夢は◯だった。正直な話、意外だな。早苗の方が偽だったとは」
アリス :「早苗は霊能とのラインが切れたのね……」
早苗 :「あー……霊能は乗っ取られていましたか。おそらく初日霊能ですね」
星 :「今日はGJっぽいですね。少なくとも3日目と今日の、どちらかは狐噛み。狼は確実に狐の位置を把握しています」
射命丸 :「昨日は共有者でしたからねぇ。人狼は護衛を恐れずにチャレンジする噛み傾向にあるようですよ。今日は占いや霊能抜き、共有噛みでのGJかも」
鈴仙 :「霊能結果を隠そうとして、慧音を噛みにいって護衛成功かな? 早苗吊りでいいわよね」
妹紅 :「パチュリー-慧音のラインになるかぁ……。まぁ、今日はどちらにせよ藍吊りだな」
咲夜 :「ふーん……。ラインの方が発言とか怪しいけどねぇ。私は早苗真寄りのままよ」
平和。そして霊能結果・妖夢◯。
この二つの出来事は、村にとっては急展開だ。
慧音が本物だとしたら、早苗の偽物が確定。しかも人狼はまだ一匹も吊れていない。
早苗が本物だとしたら、慧音は偽物が確定。人狼は一匹、もしくはもっと吊れているかもしれない。
霊能の真偽がつかないと、村人は今、狼がどのくらい生き残っているのか把握しずらい。
色々な推理、憶測が発言となって村を引っ掻き回す。
今日からは村での意見のぶつかり合いが、本格化しそうだ。
そうだ。こうなってきた時こそ、共有である私が上手くまとめないと……。
だが、決心した私を嘲笑うかのように、もう一つの爆弾が村に落とされた。
人々に疑いの禍をもたらす、言葉の爆弾。
それは……
藍 :「狩人CO」
まさかの藍、狩人CO。
【狩人】は夜に村人一人を護衛して、狼の噛みから守ってくれる重要な役割を持つ。それは狼にとっては厄介極まりない存在。だから狩人は基本的には潜伏して、狼に噛まれないようにしつつ生き延びようとする。
そういうわけで、基本的にはCOしないはずの役職。
だが、藍はパチュリーから●をもらった。そして今日は占い師から●が出なかった。そうすると村としては藍を吊るのが自然な流れ。昨日は早苗の●を吊ったから、今日はパチュリーの●を吊ろうという、バランス吊りの流れ。――この流れでは狩人である自分が吊られる……それだけは避けたい。
……故の、狩人CO?
鈴仙 :「えっ」
射命丸 :「うわー、怪しいな」
咲夜 :「ここで狩人CO?」
藍 :「二日目から順に『星→霊夢→早苗』と護衛してきた。今日は恐らく護衛成功、早苗が真だろう。よって慧音も偽霊能。吊って欲しい」
魔理沙 :「何故、昨日に●もらった時点でCOしなかった?」
藍 :「妖夢にも●が出されていたし、流れを見て私が吊られそうだったらCOしていたかもしれない。だが、COするよりは一日の延命でGJを出したかった。吊り回数は増やせなかったが」
霊夢 :「な、なんで私を護衛してんのよ! あんたのせいで小悪魔が噛まれちゃったじゃない……!」
アリス :「護衛成功してるだけでも万々歳じゃない。狩人を責めるのはお門違いよ」
射命丸 :「いや……確かに。霊夢さん護衛は、ちょっとねぇ。信じられませんね」
藍 :「……あの時点では人狼から見ても、明らかにリード出来そうな小悪魔護衛が鉄板だっただろう。だから人狼も護衛されにくい確定◯である星か霊夢を狙ってくると思った。……逆に裏をかかれてしまったんだ、すまない」
パチュリー:「苦し紛れの狩人COねぇ。本物は対抗COしなくていいわよ」
早苗 :「うーん。本物なんですかね? 狩人COは狐の常套手段ですし……。私としても藍さんが狩人には見えないんですが……」
鈴仙 :「本物なんじゃないですか? どちらにせよ本物なら今日の夜に噛まれるでしょうし、放置でいいと思いますよ」
妹紅 :「こうなるなら、やっぱり相互●占いで良かったな。藍は狐だろう」
うーん、うーん……。
参ったわ。私は今、完全に道を見失っている。
よし、落ち着いて一から考えよう。
藍が狩人だとしたら、確かに狼は今日の夜に彼女を噛むはず。
狩人がいなくなったら、あとは共有だろうが占いだろうが噛み放題。
藍吊りは辞めておくか……。
ただ……藍が、果たして本物の狩人なのか。
そこが問題よね。
藍 :「私は今日、真占いであろう早苗を護衛する。私が噛まれても早苗は確実に1回は占いを発表できる。私としては、そこで潜伏狼を当ててもらいたい」
早苗 :「……無茶言いますね」
パチュリー:「今日の平和は吊りが増えたワケではない。偶数進行の5吊り。妖夢が狐だったとしても、5吊りで3人狼を吊り上げなければならない。断固として藍吊りを主張させてもらうわ」
星 :「パチュリーさん視点、残りの2狼はグレー3か対抗囲いの魔理沙さんだけでしょう? そこから2匹を吊りあげるのに、それほど焦るとは思えませんが……?」
魔理沙 :「まぁ、自分の引いた人狼を放置されてたら焦る気持ちは分かるけどな」
慧音 :「私もパチュリーと同意見だ。……これで藍が◯だったら、ほとんどお手上げだがね」
咲夜 :「……私は藍吊りでいいと思うわ。それが嫌だっていうのなら、霊能吊りかしらね」
鈴仙 :「今日で霊能を吊ってしまうの? 無駄吊りになるかも知れないわよ」
妹紅 :「本物の狩人保護の為にも、霊能吊ってもいいかもね」
慧音 :「ぬぅ、待ってくれ。私を吊るなら、藍の霊能結果を見てからにして欲しい。占い両偽と判明するだけでも大きい」
射命丸 :「そりゃ、貴方が本物なら、の話ですけどねぇ。あいにくと村人からはハッキリとしてないんでね」
ここにきて、色んなパターンが考えられるようになってきた。
早苗が本物、パチュリーと慧音が偽物。藍が狩人。
早苗が本物、パチュリーと慧音が偽物。藍が妖狐。
早苗が偽物。パチュリーと慧音が本物。藍が人狼。
早苗が偽物。パチュリーも偽物。慧音は本物。藍が狩人。
早苗が偽物。パチュリーも偽物。慧音は本物。藍が妖狐。
これに【人狼】と【狂人】の内訳も入ってくる。
仮に早苗が【占い師】でパチュリーと慧音が【人狼】であるなら、【人狼】の妖夢は吊ったので、ほとんど村人の勝ちといえる。……なら、妖狐であるかもしれない藍を吊るか?
いや、藍が本当に狩人であったら、藍を吊ってしまった時点で早苗が噛まれるだろう。だが早苗を噛むとすれば……ほぼ偽物と確定するパチュリーが【人狼】である確率は低いのではないか……? パチュリーが【人狼】ならば、狩人が吊れても早苗を噛むことはない……か?
いや、パチュリーか慧音が【狂人】であったなら、まだ潜伏で1人の【人狼】がいるはずだ。早苗さえいなくなれば、あとは逃げ切れると判断するかも……。
早苗が本物のパターンだけでも、こんなに考える事が多いなんて……。
えーっと、えーっと。メモしないと、こんがらがる……。
私は推理で頭が一杯になり、会話には全く参加できなくなっていった。
藍 :「待ってくれ! 今日、私を吊ってしまうと、今日の夜は早苗が確実に噛まれる。そうすると狼と狂人であろうパチュリーと慧音を吊って村は6人。『6>4>』で残り吊りは2回だ。その時点で相手はLW(最後の狼)になるはずだが、2回の吊りの中には狐吊りも含まなければならない。そうすると、たった1回の吊りで狼を吊り上げなければならなくなる。勝算が薄い」
星 :「パチュリーさんが狼なら、早苗さんは噛まれないでしょうね。早苗さんが噛まれればパチュリーさんは狂人で見ます」
妹紅 :「ん、そうだ。狼は狐を把握しているんだよね。そうしたら、ここまで何の音沙汰もないのはおかしいじゃないか? 役職の中に狼騙りがいない……? もしくは告発済み……?」
咲夜 :「全潜伏を考えるよりは、既に告発済みの方がしっくりこない? つまり、妖夢か藍が狐。そして何もCOせずに吊られた妖夢よりは、吊られるのが確実になって狩人COした藍が狐。まぁ、なんてピッタリなんでしょう」
霊夢 :「た、確かに、咲夜の言ってる事が一番、自然かも」
魔理沙 :「狐を把握してるなら、狼が告発するのが当然だろ?」
鈴仙 :「みなさん、ちょっと早苗さんを盲信しすぎじゃない? 普通にパチュリーさんと慧音さんが真って筋もあるわよ」
射命丸 :「……状況的に考えると、それは薄いと思いますけどねぇ。早苗真、パチュリー狼、慧音狂で見てますよ」
慧音 :「馬鹿な。私が偽という事は、初日が霊能しか有り得ないんだぞ? 私は早苗狂のパチュリー真と見ているが……」
魔理沙 :「慧音の視点だと狼はまだ一匹も吊れていないんだろ? それだったら狩人COした藍より、大人しく吊られた妖夢の方を狼と見るのが普通じゃないのか? ここで狩人COするのは、吊られた時点で負けになる狐しか考えられないぜ」
慧音 :「いや、しかし、妖夢の霊能結果は◯だったからな。妖夢は村人か狐と確定している」
アリス :「考えていたんだけど……。狂狼-真で藍が狐っていう事もありえない? そう考えると潜伏狼は2残っている。藍を吊って……早めに占いをローラーしたいわね」
咲夜 :「あら、占いが狂狼だとすると……。狼であるパチュリーに囲われてるのは、あなたと考えるのが自然だけど? アリス」
アリス :「……そうね。スケープゴートにされている気がするわ。私は今日の囲い、文が怪しいと思っているけど」
射命丸 :「あややや……。参りましたね。自分で言うのもなんですが、パチュリーさんからの◯は確かに怪しいんですよね」
村全体の流れを見ると、今日は藍を吊るような流れになっている。
しかし、もしも藍が本当に狩人だったら……藍の言うとおりに村は一気に追い込まれてしまう……。
私は、私はどうしたら……。
慧音 :「人狼は3票もっている。票がバラけると、狼に持って行かれるかもしれないぞ」
妹紅 :「……まだ共有指定のタイミングではないでしょ? ここで共有に投げるのは、やっぱり偽っぽいな、慧音」
アリス :「そうね。まだ12人いるし、狼の票集めに怯えることもないわ。今日は各々の投票でいいんじゃない?」
鈴仙 :「その方が投票から見えてくるものがあるかもしれないしね」
パチュリー:「藍吊りは問題ないんだけど……。狐告発っぽく見られているのが嫌ね。それを狙った狩人COなのかしら……? やるわね人狼」
藍 :「……っく、いかんな。やはりCOしない方が良かったか……? とりあえず、今日吊るのだけはやめてくれ。どうせ今夜には噛まれてしまうんだ。それで私の身の潔白と、パチュリーの破綻は証明できる」
早苗 :「どうしましょう。藍さんを占ってみたい気もするんですけど……」
アリス :「藍が狩人だったら、せっかくの延命が無駄になるわよ。藍よりはグレーを占った方がいいんじゃないかしら」
咲夜 :「占い先を指定? 人外の誘導にしか見えないわね」
アリス :「……ふふ。咲夜は役職吊りを推してるけど、自分がグレーに残っているのがそんなに怖いのかしら?」
射命丸 :「んー、やはり共有さんに方針を示してもらった方がいいと思いますよ」
星 :「難しいな。安全策は霊能吊りだと思うのですけど」
うわー、ちょっとー! なんで皆して私の方を見るのよぉぉ!?
私に決めろっていうの!?
小悪魔が、あの子が生きていたら、こんな時にいたら……。
どんな決断を下すのかしら……。
駄目。私には正しい判断を下せる自信が……。
ないわ!
霊夢 :「きょ、今日は……グレランにしましょう……」
私の言葉に、村人たちはそれぞれの反応を見せた。
まず飛び込んできたのは非難めいた声だ。
妹紅 :「ちょ! 今日グレランはないわよ! 下手したら全員囲われてるのよ?」
魔理沙 :「んー。様子見ってことか? 悪くはないと思うが……」
咲夜 :「グレー3人の中に人外……。まぁ、引けるかも知れないし……。賛成ね」
星 :「役職吊りが間に合わなくなるかも知れないですよ? ……占いの信用勝負に持ち込まれそうですね」
鈴仙 :「うーん。私は藍さんを吊りたいなぁ」
妹紅 :「グレランには反対よ。狩人がグレーに残ってたら吊られてしまう可能性が高いし」
アリス :「妹紅がそこまで反対する理由は? 本物の狩人か、人外なのかしらね」
慧音 :「私は賛成だ。……まぁ、吊られかけていたのもあるしな」
射命丸 :「グレランですか……」
早苗 :「別にいいですけどね。そろそろ対抗の◯を占ってもいいかしら」
パチュリー:「私は藍に投票するわよ」
妹紅 :「私は反対するよ」
そこで、昼の時間が終わった。
会話は途切れ、各自は白い壁の中に閉じ込められる。
そして今日も、投票画面と向きあうことになる。
流石に3回目ともなると、この時間にも慣れた。
緊張よりはむしろ、真実に辿り着こうとする頭の熱さの方が上回る。
「小悪魔……。私の判断……、正しかったのかな?」
共有の意見は、村の中心となりえる。
だから皆は私の言うとおりに、グレラン投票をするだろう。
しかし妹紅のように真っ向から反対する人もいたし……、実際にどうなるかは開票してみなければ分からない。
……私はとりあえずメモを書き記した。
―――――――――――――――――――――
霊夢のメモ 5日目
村人12>10>8>6>4>
偶数進行5吊り
【占い】
パチュリー:星◯→アリス◯→藍●→射命丸◯
早苗 :星◯→小悪魔◯→妖夢●→魔理沙◯
【霊能】
慧音 :チルノ◯→お燐◯→妖夢◯
【共有】
わたし
小悪魔
【吊り】
チルノ→お燐→妖夢
【噛み】
偏屈妖怪Y→平和→小悪魔→平和
【グレー】
咲夜・鈴仙・妹紅(3人)
【狩人】
藍 :星→霊夢→早苗
―――――――――――――――――――――
グレーが3人にまで絞られた。
囲いを考えるなら、可能性があるのは……
パチュリーは「アリス・射命丸」
早苗は「魔理沙」
か……。
囲いはできるなら早い方が良い。吊られてからでは囲えないからだ。
かといって、みんなもそれは知っているので警戒もされる……。偽占いとバレれば「囲い」の可能性がある◯は村にとっての標的となりやすいのだ。
つまり、何がなんでも囲えばいいという事ではない。ということ……。
3日目にパチュリーから○をもらったアリスは、囲いだとしたら露骨ということになる。
では、今日はどうか?
今日は前日に●を出された藍が居たから、グレランになる可能性は低かった。藍の「狩人CO」がなければグレランは発生しなかったはずだ。
そうすると、今日の◯は囲いと考えなくても良いか……? それよりも怪しまれそうな村人に○を与えて「スケープゴート」にした方が狼としては得策……?
いや、パチュリーが狼であったなら、藍が狐と分かっていての●出しだ。藍が狩人COで抵抗する事も考えていただろう。だからグレランになる可能性は知っていた……保険として射命丸を囲んだ……?
いや、囲いだけを警戒していてはならない。
グレーに残った3人も十分に怪しい。
私も思わず納得してしまう推理を見せる咲夜。――狼だったら内訳が見えているので、説得力のある推理が出来るのも頷ける。
村の流れには乗らずに独自路線を吊らぬく鈴仙。――かなり目立つ。人狼とはあまり思えない。……だが、そういった心理を逆手にとって……?
多弁で共有の意見にも反論してくる妹紅。――村の流れを持って行こうとするリード気味の発言。強気な姿勢でグレラン投票を回避している……?
く……。どこなのよ?
一体、誰が人狼?
私はしばらく悩み、頭を抱えながら、なんとか一票を投じた。
◇ ◇ ◇
博麗神社村 5日目投票結果
霊夢 (0票)→妹紅 | 魔理沙 (0票)→妹紅 | アリス(0票)→妹紅 | 咲夜(2票)→妹紅 |
鈴仙 (2票)→藍 | パチュリー(0票)→藍 | 星 (0票)→慧音 | 藍 (2票)→咲夜 |
慧音 (2票)→咲夜 | 妹紅 (4票)→鈴仙 | 射命丸(0票)→慧音 | 早苗(0票)→鈴仙 |
◇ ◇ ◇
「妹紅が吊られたか……。まぁ、投票直前に目立つと票をもらっちゃうわよねぇ」
私は布団の上に寝っ転がりながら、会話記録を眺めつつ天井に話しかけた。
鈴仙、藍に投票したんだ……。私がグレランの流れにしたから、自分が吊られるかもしれなかったのに……。
彼女は村人で見ていいかな……?
色々と推理をし、考えをメモにまとめる。
明日には藍が噛まれるか否かで、一つの結論が出る。――すなわち藍が偽物であったかどうか。
本物の狩人をあえて生かして、まるで偽物のように見せるテクニックもありそうだが、それは終盤での戦法だろう。5回も吊りと噛みがある段階で、狩人を噛まないのは人狼としてもリスクが高すぎる。
しかも今は昼が偶数人数である「偶数進行」。平和な朝を迎えると吊り回数が増える状態だ。
藍が狩人なら……絶対に噛むはず。そして、パチュリーの偽が確定……。
藍がもし狩人でないなら、噛み先はどこになるのかしら。
私……十分にありえるわ。4日目で小悪魔を噛んだのだから、可能性としては十分に考えられる。
でも、普通に考えたらグレー……。いえ、占いの○かしらね。終盤に○を残しておくと、人狼にとっては隠れ場所がなくなって不利だもの。
そーすると、星か魔理沙、射命丸あたりね……。
魔理沙を噛んだら早苗が、射命丸を噛んだらパチュリーが真っぽくなるから、どっちからも◯もらってる星噛みが濃厚かしらねぇ……。
などと私は考えていた。
だが、翌朝。
私は自分が「悠長」であった事を知る。
明日になってから考えればいいや、という考えが、如何に危険であったかを思い知らされた。
会話記録に目を落とす。
“咲夜 :「共有噛みねぇ……。護衛先として有力なのに、思い切ったわね」”
そうだ、4日目の朝に咲夜も言っていたじゃないか。
――この人狼たちは、大胆だ。
ヒントが大分出てきましたね。でも推理には自信ないや…
続き待っています!
人狼は思考をやめたらもう他者の発言に踊らされるだけですからねー。
この村の内訳? わかるわけねーですよ……。
この場合、早苗さんが真占い、パチュとみょんが●(もう1人は妹紅or鈴仙?)、慧音が狂、紫(初日)が真霊のケースが高。
あとは藍しゃまですが、狐だと(メタで狐だけどw)対抗狩人が出ないのは不自然だし、対抗なし+4日目夜の犠牲0が引っ掛かる。
チルノかお燐が真狩で、5日目夜狐噛みって可能性はあるけれど……
藍しゃま真狩だと……きつねうどん?
けど狼側が狐をグレーゾーンに残して殴り合いは、かなり狼側厳しそうな気がするしなぁ……。
5日目夜に早苗さん噛みだと、藍しゃま狐ほぼ確定。
あとは初日(紫)占いのパターンでなければ、慧音噛みの時とほぼ同じかなぁ?
5日目夜パチュ噛みだと……パチュ狂、慧音が●で、同パターン?
パチュ真は4日目夜犠牲者0が怪しく思えるけど、狐再噛みってパターンはあるんですよね。
いずれにしても、もう少し進まないと、内訳の完全的中は厳しそう。
早苗さん狼サイドだったら、村側ものすごくピンチになりそうです……
早苗さん偽ケースもちょっと考えてみた。
早苗さん狼サイドだとしても、やはり5日目夜は霊抜き(慧音噛み)が有力手になりそう。
藍しゃま本物の場合、パチュも狼サイド(狼or狂)だけど、ほぼ確実に早苗さん護衛中ですし。
早苗さん●の場合、みょん狐が最有力だけれど、みょんのCCOがないから微妙かなぁ?
けどみょん●の可能性があって、狐がグレーにいるってケースもあるんですよね。
5日目夜パチュ噛みだとしても、だいたい同パターンになりそう。
いずれにしても3人目の狼が潜伏しているはずなので、役職断定は難しいです。
初日(紫)占いで、パチュ狂、早苗・みょん・星が●のケース……
こうなっていたら、村側最悪ですね。
みょん●で占い両方偽は、慧音真霊だからありえませんね。
みょん狐有力? CCOがないのが、若干気にかかりますが……。
とるすと潜伏●2……囲いのケースも含めて、有力なのは魔理沙と咲夜さん?
うーん、難しい……
メールでも送ったのですが、この時点ですでに明確な結末が作者さんにはおありなんですよね?
次でラストでしょうか? カッコイイ霊夢とか期待してしまう
予想や推理などもコメントして頂いて大丈夫ですよ~。むしろありがたいです。
村の流れは書く前に全て決めたので、内訳や結末も確定しています。
各参加者の思考や人狼の夜会話も設定しています。
>>9さん
次ではまだ終わらないかもしれないですね。
トトカルチョは、まぁ、おまけ感じと思って頂ければ!
もしも予想が当たっていても本人にアナウンスはない予定です。
ドンピシャの方がいれば話が終わった時に発表するかもしれません。
霊夢のゲーム熟練度を知っている唯一のプレイヤーだから、利用しない筈がない。
俺だったらそうする、誰だってそうする。
カジュアルならさておき、大会から特にね。
小悪魔がCO後即座に噛まれたのは、霊夢一人なら共鳴者を無力化できて、かつ場を混乱させられると踏んだからじゃないかなぁ。
現に、グレランの回数を一回増やしてるし。
逆に村人側なら、フォローの一つも無いのは妙。
友情とかじゃなくて、共鳴者がウロオロしているのは不利になるから。
その他の人は……分からんですねぇ。
偉そうに色々言いましたけど、単に他のゲームの経験論なので……。
一番愉快なのは早苗・パチュリーが両方とも人狼で、けーねが本物ってパターンですかね。
はっはっは。
共有は言わずもがなですが、ぼくには狼陣営に狩人以外全ての役職が割れてるように感じてならない
二日目(昼)の星○同時カミングアウトはその伏線ではないかと
つまり実は星は●で、初日に占い師の役欠けが起こっている。その上で狼の騙り囲いと狂人の騙りが同時に起き、その対象が偶然重なった。
狼であり、自分たちが囲いに走ったはずの星に○を与えてるわけですから、この時点で狼陣営からすればもう一方の占い師が狂人であることが確定し、三人目の対抗が出ないことから占い師の役欠けにも勘づく。霊能は二日目(昼)に自ら名乗り出ており、前述の観点から狂人の確率は低い。共有に至っては作中では疑う余地はありませんが、狼陣営にしても三日目(昼)に強い確証が得られていますし。
前後どちらの平和で確証を得たのかはまだ自信はないのですが、狐噛みも狼陣営は恐らくもう発生させており、少なくとも五日目の平和でそれを確信するにいたった。
最初の議論を終えた時点で自分達を含めて全体の半分以上の役職が誰かを確信できていたとするなら、このゲームは序盤から狼陣営に非常に優位に進んでいた事になり、作中で言われる『大胆な行動』をとる根拠にもなるのではないでしょうか。
現時点の情報ではまだ推理の荒い部分もあるのですが、以上の観点から僕の内訳は
狼・パチュリー、星、射命丸
狂人・早苗
妖狐・藍
霊能・慧音
占い師・紫(役欠け)
狩人は、一番確証がないんですけど魔理沙かなぁという気がしています。
まだまだこの内訳には疑う余地が自分自身十分にあるので、次の話以降はこの仮説のもと早苗とパチュリーどちらが狼でどちらが狂人か、という所に注目して見ていきたいと思います
なんか染谷まこばりに見覚えのある場っていうか。
おぉ、そこまで似てる村があるんですか! 非常に気になります。
いくつかの村をサンプリングして発言内容とか、プレイヤーの思考を拝借はしていますが、特定の過去ログをリプレイしているワケではないです。
終わった後に番外とかで載せてほしい