※会話文のみです
「…紫様ー、始まりますよー」
「分かったわー、今行く」
「あ、ちゃんと髪の毛乾かしてくださいよ」
「良いじゃない、ほら始まるわよ」
「まったく…」
『いやー映画って本当に良いですね~、どうも今晩は、映画評論家の上白沢慧音です』
「私この人の映画紹介好きなの」
「私もです、紫様」
『えー、今日の映画はですね、ルナサ・プリズムリバーの著書「シスター[妹たちよ]」を原作とするリリカ・プリズムリバー監督の「管と弦と鍵盤と」です』
「あら、私この本読んだことある」
「ホントですか?」
『出会いには必ず別れがあります、物語はですね、彼女達プリズムリバー姉妹が生まれるところから始まるんです、原題のシスターとは、今幻想郷にはいないもう一人の妹に送る題名だ、と著者は語っています、その話通りこの映画もですね、もう一人の妹、レイラ・プリズムリバーと言う少女を中心に話が進んでまいります』
「そうそう、それでクライマックスのコンサートなんか…」
「紫様黙って」
『詳しく語れないのが残念ですが、この話は鎮魂歌であると同時に今共に過ごす姉妹への愛の曲だと私は思っています、きっと、この映画を観終わった後、貴方はきっと誰かを大切にしたくなるでしょう、暖かい話に音楽、出来るならば暖かいお茶をお供に見ていただきたい一作品です』
「紫様、お茶入れてきてください」
「そんなぁ…」
『さぁ余り長く話すと余計なことまで言ってしまいそうです、さぁ今日の東方ロードショー「管と弦と鍵盤と」どうぞお楽しみください』
「紫様遅いな」
~少女鑑賞中~
「いい話でしたね、紫様」
「何度見ても良い映画よ、ホント」
『いやー、面白かった、さて来週の東方ロードショーはですね、紅美鈴監督の「Band of Sisters」です』
「…藍知ってる?こんな映画」
「あぁ一度見ましたよ」
『さわりを説明させていただきますね、始まりは紅魔館が幻想郷へ来る以前、ようは外界にいた頃の紅魔館から始まります』
「そうなんですよね」
『今でこそ紅魔門番隊は精鋭揃いと言われています、ですが創設当時は僅か五十名にも満たない一部隊でした、しかしこの時の門番長、えぇ紅美鈴氏の先代ですね、が弱兵を指揮統率し最強の部隊を作り上げてゆく話です』
「面白そうね」
「面白いですよ」
『ですが紅霧異変、先代の門番長は美鈴氏を後任に補し部下数名とともに博麗の巫女に勝負を挑みます、門番長の最後の一言「また紅き旗の下に」は美鈴氏の別作品の題名でもあります』
「ちょっと見る価値はありそう」
「えぇ大有りです」
『紅霧異変を戦い抜き生還した当時の門番隊員の証言と著者自身の経験を下に再現された訓練映像はですね、もう兎に角度肝を抜かれます』
「そうなんだよな」
「…いつもの藍じゃない」
『この作品を観終わった後、貴方は全てを共有することを許されるでしょう、共に歩み、苦しみ、そして笑い合うのです、この作品は全ての幻想郷戦史愛好家にとって素晴らしい体験を提供してくれること請け合いです』
「藍…録画準備」
「自分でしてください」
『あぁいけない、また語りすぎてしまった、では皆さん、来週までさようなら』
「…紫様ー、始まりますよー」
「分かったわー、今行く」
「あ、ちゃんと髪の毛乾かしてくださいよ」
「良いじゃない、ほら始まるわよ」
「まったく…」
『いやー映画って本当に良いですね~、どうも今晩は、映画評論家の上白沢慧音です』
「私この人の映画紹介好きなの」
「私もです、紫様」
『えー、今日の映画はですね、ルナサ・プリズムリバーの著書「シスター[妹たちよ]」を原作とするリリカ・プリズムリバー監督の「管と弦と鍵盤と」です』
「あら、私この本読んだことある」
「ホントですか?」
『出会いには必ず別れがあります、物語はですね、彼女達プリズムリバー姉妹が生まれるところから始まるんです、原題のシスターとは、今幻想郷にはいないもう一人の妹に送る題名だ、と著者は語っています、その話通りこの映画もですね、もう一人の妹、レイラ・プリズムリバーと言う少女を中心に話が進んでまいります』
「そうそう、それでクライマックスのコンサートなんか…」
「紫様黙って」
『詳しく語れないのが残念ですが、この話は鎮魂歌であると同時に今共に過ごす姉妹への愛の曲だと私は思っています、きっと、この映画を観終わった後、貴方はきっと誰かを大切にしたくなるでしょう、暖かい話に音楽、出来るならば暖かいお茶をお供に見ていただきたい一作品です』
「紫様、お茶入れてきてください」
「そんなぁ…」
『さぁ余り長く話すと余計なことまで言ってしまいそうです、さぁ今日の東方ロードショー「管と弦と鍵盤と」どうぞお楽しみください』
「紫様遅いな」
~少女鑑賞中~
「いい話でしたね、紫様」
「何度見ても良い映画よ、ホント」
『いやー、面白かった、さて来週の東方ロードショーはですね、紅美鈴監督の「Band of Sisters」です』
「…藍知ってる?こんな映画」
「あぁ一度見ましたよ」
『さわりを説明させていただきますね、始まりは紅魔館が幻想郷へ来る以前、ようは外界にいた頃の紅魔館から始まります』
「そうなんですよね」
『今でこそ紅魔門番隊は精鋭揃いと言われています、ですが創設当時は僅か五十名にも満たない一部隊でした、しかしこの時の門番長、えぇ紅美鈴氏の先代ですね、が弱兵を指揮統率し最強の部隊を作り上げてゆく話です』
「面白そうね」
「面白いですよ」
『ですが紅霧異変、先代の門番長は美鈴氏を後任に補し部下数名とともに博麗の巫女に勝負を挑みます、門番長の最後の一言「また紅き旗の下に」は美鈴氏の別作品の題名でもあります』
「ちょっと見る価値はありそう」
「えぇ大有りです」
『紅霧異変を戦い抜き生還した当時の門番隊員の証言と著者自身の経験を下に再現された訓練映像はですね、もう兎に角度肝を抜かれます』
「そうなんだよな」
「…いつもの藍じゃない」
『この作品を観終わった後、貴方は全てを共有することを許されるでしょう、共に歩み、苦しみ、そして笑い合うのです、この作品は全ての幻想郷戦史愛好家にとって素晴らしい体験を提供してくれること請け合いです』
「藍…録画準備」
「自分でしてください」
『あぁいけない、また語りすぎてしまった、では皆さん、来週までさようなら』
またあのバージョンで期間限定でいつかやって欲しい