「あなた・・・人間?」
495年間、幽閉され外界との関わりが無かったフランは、未だ加工されていない姿の人間を見たことは一度もなかった。
「ええ。そうよ。」
そのため、フランが今初めて感じた人への異常な破壊衝動を抑える術を、彼女は持っていなかった。
「だましたりしてない?」
そしてその破壊衝動に彼女が従うまでの時間は、
「ええ、もちろん」
この会話だけで十分だった。
「そう・・・アハ・・・アハハハハハハハハハハ!!!!」
「!?」
フランは、霊夢の想像を遥かに絶する速度で接近し、霊夢を蹴り飛ばした。
霊夢はそのまま壁に叩きつけられ、半ば意識が飛びそうになる。
「あぐぅ・・・グッ・・・」
こみあげてくる血を飲み込みながら、霊夢は追撃を予知し回避行動をとろうとする。
「遅いよぉ・・・?」
「くっ・・・!」
しかし霊夢の目には、既に間合いに入ったフランの邪悪な笑みが映っていた。
そしてフランの爪がまっすぐ霊夢の首へ迫ってくる。
「ッ・・・!博霊結界ッ!!!!!!!」
「!?」
回避は間に合わないと判断した霊夢の渾身の結界に阻まれ、フランは弾き飛ばさる。
「へぇ・・・やるじゃん」
「・・・そいつはどうも」
霊夢は楽しそうに笑うフランを見ながら、心中は焦りでいっぱいだった。先程見た、吸血鬼特有の異常な身体能力。それに加え、レミリアのように尋常ではない能力も持っているのだろう。
再び戦闘態勢に入ったフランを見て、霊夢は札を構える。
その動作を見たフランは何かを思いついたように戦闘態勢を解いた。
「・・・?」
「その札・・・あなたの武器?」
「見ればわかるでしょう」
「・・・そう。」
フランが何かを握るような動作をしたかと思うと、突然霊夢のもっていた札がバラバラに引き裂かれた。
「なっ・・・!?」
目の映るのはフランの邪悪な笑み。慌てて距離をとり、札を取りだそうとする。
・・・が、霊夢が札を掴むことは出来なかった。
「嘘・・・でしょ・・・?」
霊夢の札が全て無くなっていたのだ。これでは結界も、夢想封印も使えない。
「どぉ?凄いでしょ?」
いつのまにか接近していたフランからそんな言葉が発せられる。
「一体・・・何をしたの・・・?」
「わからない?あなたの武器をぜんぶこわしたの。」
霊夢は冷や汗が背中を伝うのを感じた。
「そう、わたしの能力は、ありとあらゆるものを破壊すること。」
「・・・!」
そんな反則的な能力が存在するのだろうか。しかし、事実として霊夢の札は破壊されている。
もしフランがその能力をもっているならば、霊夢は今フランに生かされているだけ、ということになる。
「だいじょうぶだよ?おもちゃはすぐには壊さないから。キャハッ!」
霊夢は体を走る寒気を抑えながら、必死に逃げる機会を探り始める。
「あなたの能力は・・・一体どんな仕組みなのかしら?」
「ん~?それはぁ・・・」
突如、霊夢の視界からフランの視界が消える。
反射的に札を構えようとし、その手は虚しく空を掻いた。
「自分の体で試したらぁぁあ?」
気がつくと、霊夢の眼前にはフランの顔があった。
「・・・!!!!!」
必死に逃げようとするが、フランの蹴りから逃れきれずに再び壁に激突する。
「ガ・・・ハッ・・・」
そして霊夢は凄まじい速度で迫ってきたフランに腕をガッチリ掴まれ、壁に押し付けられる。
「おいしそうだねぇ・・・」
フランは眩しいほどのの笑顔浮かべながら呟く。
やがてその笑みは邪悪な笑みに変わり、
「ぅ・・・ぁ・・・・」
フランは霊夢の肩に、
「ぁ・・・・・・やめろぉぉぉおぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉおおお!!!!!!」
噛みついた。
「あぁぁぁあぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁああぁぁぁぁぁああああああ!!痛いぃいいいぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃいぃぃいぃいぃぃいいぃ!!!!!!!!!!!!!」
バキッゴリッっと不快音を立てながら霊夢の肩があった場所がみるみる赤く染まっていく。
「あぁぁぁやめぇえぇぇぇえぇ!!いぎぃぃいいぃいぃいぃ!!!!!!!」
霊夢の骨が肌を突き破り、おぞましい姿を晒している。
「アハハ!おいしい!!人間っておいしい!!!!!!」
バキッゴリッバキバキバキバキバキ・・・
「あぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁぁああぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁあぁああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!!!」
「いいねその悲鳴ぃ!!!!・・・このまま壊すのは勿体無いなぁ!!!」
「あぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁああぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!!!!!・・・・ぅ・・・ぁぁ・・・・・・・・ぁ・・・・・・・・・・・・・」
狂ったように叫ぶフランと、おかしな形になっている自分の骨を見ながら、霊夢は気を失った。
そして霊夢が気がつくと、薄暗い牢獄のような場所にいた。
「ここは・・ぁぐぅ!!」
肩に走る激痛を堪えながら、あたりの様子を探る。
「気がついたぁ?ここ?ここはあたしの部屋だよぉ?」
そういいながら、向こうからフランが歩いてきた。
霊夢は反射的に距離をとろうとする・・・が、その行動をとることは出来なかった。
「無駄だよぉ?無駄無駄。キャハハ☆」
なぜなら霊夢は拘束されていたのだ。
「私を・・・どうする気・・・?」
霊夢は怯えるような眼でフランに問いかける。
「もちろん・・・殺すよぉ!あぁぁ・・・・ゾクゾクしちゃう!」
「っ・・・!」
そういいながら、フランはそばに置いてあった椅子を持ち上げた。
「一体・・・何を・・・・・・・っ!!」
ガスッゴスッガスッゴスッガスッゴスガスッゴスガスッゴスッガス!!
「ぐっ・・がっ・・・うっ・・・えぁ・・・・・・・・がぁぁ!!!!」
フランは椅子を振り降ろし続ける。
「ぅ・・・ぁ・・・ぐぁ・・・痛い・・・痛いぃ!あぁぁ!!!あぐぅ・・・!!・・・お願ぃ・・・助けて・・・がっ・・・がぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁああぁ!!!!」
血と涎と涙を撒き散らしながら霊夢は悲鳴をあげる。
「アハハハハッ!アハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!」
ガスッゴスッガスッゴスッガスッゴスガスッゴスガスッゴスッガス!!
「いだぃ・・・いだいよぉぉおぉぉぉぉおぉぉぉ!!!!!しんじゃう・・・・助げで・・・魔理沙ぁ・・・魔理沙ぁあぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!!!!」
そしてもう見ることはないであろう親友の名を呼んだ。
ガスッゴスッガスッゴスッガスッゴスガスッゴスガスッゴスッガス!!
「がふっ・・・・ぎ・・・が・・・・ぅぁ・・・・ぁ・・・・」
フランはすっかり衰弱した霊夢をみてニヤリと笑い・・・・・霊夢の“肩”を殴り始めた。
「うぁ・・・いぎぃいぃぃゃぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁあッッ!!!!!!もうやめてぇぇえぇ!!!!!お願ぃ・・・・お願いしまぁあああぁぁぁぁあぁぁあぁアアアッ!!!!!」
ガシュッベキッグシャッガシュ!!!
「あぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!ぁぁああぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁあぁああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!!!許じで・・・・許しでくださあぁぁああぁぁぁああぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁぁぁああぁぁあああぁぁあアアアアアアアア!!!」
ガクンと四肢から力が抜ける。
「ご・・・ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいいごめんなさいごめんなさい・・・」
「五月蠅いなぁ・・・!」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめぇぁがぁぁあぁああぁぁぁああぁああぁぁぁぁぁぁあああぁぁあああぁあぁぁぁぁぁぁアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」
「ゆるさないよぉ・・・?」
フランは椅子を投げ捨て、今度は自らの爪で霊夢の腹を突き破った。
「あぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁあッッ!!!!!!あぁぁあぁぁ・・・・ぁ・・・」
「おいしそぉ・・・・!」
「も・・・もういや・・・誰かぁ!!助けてよぉ!!お願いだか・・・あぁぁあぁぁぁあ!!!!」
「そんなこといってるともっとお腹に穴開けちゃうよ・・・?アハハッ!!アハハハハハハハ!」
そしてフランは霊夢の肩をうっとりするような目で見ながら舐め始める。
「ハァァァ・・・おいしぃ・・・・」
「あぐ・・・・・ぅ・・・・ぁ・・・・・・」
もう霊夢の目に光はない。
「まだ悲鳴でるんでしょう!?」
霊夢の肩を抉る。
「・・・ぃ・・・ぁ・・・・・・・」
発した言葉はもはや言葉にならず、霊夢は力なく首を振った。
それを残忍な目で見たフランは近くの鏡を叩き割り、その破片で霊夢をめった刺しにしはじめた。
「うぁ・・・いぎぃいぃぃゃぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁあッッ!!!!!!ぎぁぁぁあぁあぁぁぁあぁああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!!!」
腹、腕、指、手のひら、脛、太もも、肩、胸・・・・・・
「ぁぁぁあぁあぁぁぁあッ!!!ぎぁぁぁあぁあぁああぁぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁあぁああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁぁアアアアアアアアッ!!!!!!!」
「まだ悲鳴出るんじゃない!」
とフランは嬉しそうに笑って、霊夢を刺し続ける。
ザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザク!!
「いぎぃいぃぃゃぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁあッッ!!!!!!ぎぁぁぁあぁあぁぁぁあぁああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!!!」
「た・・・楽しい・・・楽しすぎる!!!!アハハハハハハハハハハ!!!!」
「うぁ・・・ぁ・・・ぅ・・・」
「ねぇ叫んでよっ!!!!まだ悲鳴出るんでしょ!?ホラッ!ホラァ!!」
ザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザク!!
「・・・・・・ゃ・・・・ぇ・・・」
霊夢はもう、口を動かすことすら難しかった。
「・・・え?まさかもう壊れちゃったの?・・・・・人間ってこんなに脆いの!?」
霊夢が体をビクビク震わせるだけになったのを見て、フランは失望の声を洩らした。
そんな失望の視線に晒されながら、霊夢は最後の力を振り絞って言葉を紡ぐ。
「魔理・・・沙・・・・・ごめ・・・ん」
そして虚ろな目をフランの方へ向けて、彼女の最後の望みを呟く。
「もぅ・・・・・・殺して・・・・」
「・・・しょうがないなぁ・・・・・・・・まだ遊びたかったけど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊んでくれた御褒美だよ?」
フランはゆっくり歩み寄ると、霊夢を・・・・引き千切った。
「アハ・・・・アハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!」
495年間、幽閉され外界との関わりが無かったフランは、未だ加工されていない姿の人間を見たことは一度もなかった。
「ええ。そうよ。」
そのため、フランが今初めて感じた人への異常な破壊衝動を抑える術を、彼女は持っていなかった。
「だましたりしてない?」
そしてその破壊衝動に彼女が従うまでの時間は、
「ええ、もちろん」
この会話だけで十分だった。
「そう・・・アハ・・・アハハハハハハハハハハ!!!!」
「!?」
フランは、霊夢の想像を遥かに絶する速度で接近し、霊夢を蹴り飛ばした。
霊夢はそのまま壁に叩きつけられ、半ば意識が飛びそうになる。
「あぐぅ・・・グッ・・・」
こみあげてくる血を飲み込みながら、霊夢は追撃を予知し回避行動をとろうとする。
「遅いよぉ・・・?」
「くっ・・・!」
しかし霊夢の目には、既に間合いに入ったフランの邪悪な笑みが映っていた。
そしてフランの爪がまっすぐ霊夢の首へ迫ってくる。
「ッ・・・!博霊結界ッ!!!!!!!」
「!?」
回避は間に合わないと判断した霊夢の渾身の結界に阻まれ、フランは弾き飛ばさる。
「へぇ・・・やるじゃん」
「・・・そいつはどうも」
霊夢は楽しそうに笑うフランを見ながら、心中は焦りでいっぱいだった。先程見た、吸血鬼特有の異常な身体能力。それに加え、レミリアのように尋常ではない能力も持っているのだろう。
再び戦闘態勢に入ったフランを見て、霊夢は札を構える。
その動作を見たフランは何かを思いついたように戦闘態勢を解いた。
「・・・?」
「その札・・・あなたの武器?」
「見ればわかるでしょう」
「・・・そう。」
フランが何かを握るような動作をしたかと思うと、突然霊夢のもっていた札がバラバラに引き裂かれた。
「なっ・・・!?」
目の映るのはフランの邪悪な笑み。慌てて距離をとり、札を取りだそうとする。
・・・が、霊夢が札を掴むことは出来なかった。
「嘘・・・でしょ・・・?」
霊夢の札が全て無くなっていたのだ。これでは結界も、夢想封印も使えない。
「どぉ?凄いでしょ?」
いつのまにか接近していたフランからそんな言葉が発せられる。
「一体・・・何をしたの・・・?」
「わからない?あなたの武器をぜんぶこわしたの。」
霊夢は冷や汗が背中を伝うのを感じた。
「そう、わたしの能力は、ありとあらゆるものを破壊すること。」
「・・・!」
そんな反則的な能力が存在するのだろうか。しかし、事実として霊夢の札は破壊されている。
もしフランがその能力をもっているならば、霊夢は今フランに生かされているだけ、ということになる。
「だいじょうぶだよ?おもちゃはすぐには壊さないから。キャハッ!」
霊夢は体を走る寒気を抑えながら、必死に逃げる機会を探り始める。
「あなたの能力は・・・一体どんな仕組みなのかしら?」
「ん~?それはぁ・・・」
突如、霊夢の視界からフランの視界が消える。
反射的に札を構えようとし、その手は虚しく空を掻いた。
「自分の体で試したらぁぁあ?」
気がつくと、霊夢の眼前にはフランの顔があった。
「・・・!!!!!」
必死に逃げようとするが、フランの蹴りから逃れきれずに再び壁に激突する。
「ガ・・・ハッ・・・」
そして霊夢は凄まじい速度で迫ってきたフランに腕をガッチリ掴まれ、壁に押し付けられる。
「おいしそうだねぇ・・・」
フランは眩しいほどのの笑顔浮かべながら呟く。
やがてその笑みは邪悪な笑みに変わり、
「ぅ・・・ぁ・・・・」
フランは霊夢の肩に、
「ぁ・・・・・・やめろぉぉぉおぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉおおお!!!!!!」
噛みついた。
「あぁぁぁあぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁああぁぁぁぁぁああああああ!!痛いぃいいいぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃいぃぃいぃいぃぃいいぃ!!!!!!!!!!!!!」
バキッゴリッっと不快音を立てながら霊夢の肩があった場所がみるみる赤く染まっていく。
「あぁぁぁやめぇえぇぇぇえぇ!!いぎぃぃいいぃいぃいぃ!!!!!!!」
霊夢の骨が肌を突き破り、おぞましい姿を晒している。
「アハハ!おいしい!!人間っておいしい!!!!!!」
バキッゴリッバキバキバキバキバキ・・・
「あぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁぁああぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁあぁああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!!!」
「いいねその悲鳴ぃ!!!!・・・このまま壊すのは勿体無いなぁ!!!」
「あぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁああぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!!!!!・・・・ぅ・・・ぁぁ・・・・・・・・ぁ・・・・・・・・・・・・・」
狂ったように叫ぶフランと、おかしな形になっている自分の骨を見ながら、霊夢は気を失った。
そして霊夢が気がつくと、薄暗い牢獄のような場所にいた。
「ここは・・ぁぐぅ!!」
肩に走る激痛を堪えながら、あたりの様子を探る。
「気がついたぁ?ここ?ここはあたしの部屋だよぉ?」
そういいながら、向こうからフランが歩いてきた。
霊夢は反射的に距離をとろうとする・・・が、その行動をとることは出来なかった。
「無駄だよぉ?無駄無駄。キャハハ☆」
なぜなら霊夢は拘束されていたのだ。
「私を・・・どうする気・・・?」
霊夢は怯えるような眼でフランに問いかける。
「もちろん・・・殺すよぉ!あぁぁ・・・・ゾクゾクしちゃう!」
「っ・・・!」
そういいながら、フランはそばに置いてあった椅子を持ち上げた。
「一体・・・何を・・・・・・・っ!!」
ガスッゴスッガスッゴスッガスッゴスガスッゴスガスッゴスッガス!!
「ぐっ・・がっ・・・うっ・・・えぁ・・・・・・・・がぁぁ!!!!」
フランは椅子を振り降ろし続ける。
「ぅ・・・ぁ・・・ぐぁ・・・痛い・・・痛いぃ!あぁぁ!!!あぐぅ・・・!!・・・お願ぃ・・・助けて・・・がっ・・・がぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁああぁ!!!!」
血と涎と涙を撒き散らしながら霊夢は悲鳴をあげる。
「アハハハハッ!アハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!」
ガスッゴスッガスッゴスッガスッゴスガスッゴスガスッゴスッガス!!
「いだぃ・・・いだいよぉぉおぉぉぉぉおぉぉぉ!!!!!しんじゃう・・・・助げで・・・魔理沙ぁ・・・魔理沙ぁあぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!!!!」
そしてもう見ることはないであろう親友の名を呼んだ。
ガスッゴスッガスッゴスッガスッゴスガスッゴスガスッゴスッガス!!
「がふっ・・・・ぎ・・・が・・・・ぅぁ・・・・ぁ・・・・」
フランはすっかり衰弱した霊夢をみてニヤリと笑い・・・・・霊夢の“肩”を殴り始めた。
「うぁ・・・いぎぃいぃぃゃぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁあッッ!!!!!!もうやめてぇぇえぇ!!!!!お願ぃ・・・・お願いしまぁあああぁぁぁぁあぁぁあぁアアアッ!!!!!」
ガシュッベキッグシャッガシュ!!!
「あぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!ぁぁああぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁあぁああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!!!許じで・・・・許しでくださあぁぁああぁぁぁああぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁぁぁああぁぁあああぁぁあアアアアアアアア!!!」
ガクンと四肢から力が抜ける。
「ご・・・ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいいごめんなさいごめんなさい・・・」
「五月蠅いなぁ・・・!」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめぇぁがぁぁあぁああぁぁぁああぁああぁぁぁぁぁぁあああぁぁあああぁあぁぁぁぁぁぁアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」
「ゆるさないよぉ・・・?」
フランは椅子を投げ捨て、今度は自らの爪で霊夢の腹を突き破った。
「あぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁあッッ!!!!!!あぁぁあぁぁ・・・・ぁ・・・」
「おいしそぉ・・・・!」
「も・・・もういや・・・誰かぁ!!助けてよぉ!!お願いだか・・・あぁぁあぁぁぁあ!!!!」
「そんなこといってるともっとお腹に穴開けちゃうよ・・・?アハハッ!!アハハハハハハハ!」
そしてフランは霊夢の肩をうっとりするような目で見ながら舐め始める。
「ハァァァ・・・おいしぃ・・・・」
「あぐ・・・・・ぅ・・・・ぁ・・・・・・」
もう霊夢の目に光はない。
「まだ悲鳴でるんでしょう!?」
霊夢の肩を抉る。
「・・・ぃ・・・ぁ・・・・・・・」
発した言葉はもはや言葉にならず、霊夢は力なく首を振った。
それを残忍な目で見たフランは近くの鏡を叩き割り、その破片で霊夢をめった刺しにしはじめた。
「うぁ・・・いぎぃいぃぃゃぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁあッッ!!!!!!ぎぁぁぁあぁあぁぁぁあぁああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!!!」
腹、腕、指、手のひら、脛、太もも、肩、胸・・・・・・
「ぁぁぁあぁあぁぁぁあッ!!!ぎぁぁぁあぁあぁああぁぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁあぁああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁぁアアアアアアアアッ!!!!!!!」
「まだ悲鳴出るんじゃない!」
とフランは嬉しそうに笑って、霊夢を刺し続ける。
ザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザク!!
「いぎぃいぃぃゃぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁあッッ!!!!!!ぎぁぁぁあぁあぁぁぁあぁああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!!!」
「た・・・楽しい・・・楽しすぎる!!!!アハハハハハハハハハハ!!!!」
「うぁ・・・ぁ・・・ぅ・・・」
「ねぇ叫んでよっ!!!!まだ悲鳴出るんでしょ!?ホラッ!ホラァ!!」
ザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザク!!
「・・・・・・ゃ・・・・ぇ・・・」
霊夢はもう、口を動かすことすら難しかった。
「・・・え?まさかもう壊れちゃったの?・・・・・人間ってこんなに脆いの!?」
霊夢が体をビクビク震わせるだけになったのを見て、フランは失望の声を洩らした。
そんな失望の視線に晒されながら、霊夢は最後の力を振り絞って言葉を紡ぐ。
「魔理・・・沙・・・・・ごめ・・・ん」
そして虚ろな目をフランの方へ向けて、彼女の最後の望みを呟く。
「もぅ・・・・・・殺して・・・・」
「・・・しょうがないなぁ・・・・・・・・まだ遊びたかったけど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊んでくれた御褒美だよ?」
フランはゆっくり歩み寄ると、霊夢を・・・・引き千切った。
「アハ・・・・アハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!」
もっと合う所があるから探してみたら?
あんまりじゃないですか(´;ω;`)
そもそもただ「フランが霊夢を殺しました。終わり。」ってだけで
SSになっていない気がする。
大人になってから書きなさい
もしくは適合適所
つまりレベルの低いSSってことで良いと…思う…なあ…
ものとして見れば、そこまで悪いものじゃないと思いますよ。
ただ、ちょいと投稿場所を間違えたかな?ってだけ。
公衆便所とカレー屋を間違えるレベルで。
だけど、さすがに唐突。かつ、微グロでは済まないレベルでは?
向こうに投稿すべき…かな?
個人的にはいいけど、もう少し描写がリアルならなお良いと思う。
肉体的な描写も大切だけど内面というか精神面の描写がないとただグロい話になるから。
君達が他者から見て異様な言動をとるのは自由だけど
場所を選んでください。
誰か 誰か来てくれぇ~っ
ココはこうゆうのに耐性が無い人が多いから…
それとグロを書くのだったら痛めつけて終わりではなく、もう少し展開した方が良いかと
さっさとコレ持って消えてくれ。