よく私を異常だというやつらがいる
なら聞こう、なぜ私が異常なのか
大抵の奴らは正常ではないから異常だという
なら、正常とはなんなのか
大抵の奴らは普通の事をしているのが正常だという
ならこれは私にとっては普通のことだ、なら私は正常ではないのか
それでも私を異常だと言って、私を抑えつけようとする
どうして?私はただお姉さまの事を愛しているだけなのに
他人を愛しなさいとか言うくせに、実の姉を愛するのはいけないことだとでも言うのか?
「…なにを誰もいないところに向かってしゃべってるのよ、フラン」
「読者に私の気持ちを共感してもらおうと思って」
「なにわけの分かんないこと言ってるのよ、いいから、はやくそこに正座!」
レミリアに言われ、しかたなく指されたところに正座するフラン
「どうして?私はお姉さまの事が好きなの! だから…」
「貴女の気持ちはわかるわ、だけどそれを許しておくわけにはいかないの」
「なんで!?私の気持ちわかってくれるのに、どうして許してくれないの?」
「私は許してあげたいのよ、でも、紅魔館の主として許すわけにはいかないの、わかってちょうだい」
―――事の始まりは1時間前
まぁ簡単に説明すると、私がお姉さまの脱ぎたてのドロワを誰にも気づかれないように持ち出して、自室でくんかくんかしていた時だ
いきなりお姉さまが部屋に入ってきて、私がお姉さまのドロワをくんかくんかしているのを見つけられたのだ
そしてここ数日、いや数週間だっけ?数ヶ月かもしれないな、まぁそんな細かいことは気にしないでおいて、これまで私が持ち帰って部屋に集めておいたお姉さまのドロワも発見されてしまったというわけだ
他の誰でもない、お姉さまの、レミリア・スカーレットのドロワだよ?
私じゃなくてもくんかくんかしたくなるはずだ、そこの君、わかってくれるか、でも嗅がせてあげないけどね
そしてお姉さまの部屋に呼び出されて、今に至っているというわけだ
「紅魔館の主として、姉のドロワをくんかくんかしているような異常なやつはいらないっていうの?お姉さま!」
「そういうことじゃないのよ、だから、えと、とにかくダメなものはダメなの!」
「なんでよ!やっぱりお姉さまも私を異常だと思っているんだ…」
「違うわ、フラン!だから、えと、その…」
なぜか恥ずかしそうに顔を赤くし、理由を話そうとしないレミリア
そんな普段と違う姉の様子に気づいたフラン
「どうかしたの?お姉さま」
「えっと、あの、だから…咲夜が…」
「咲夜がどうしたの?」
さらに顔を真っ赤にするレミリア
もういっそ、食事のたびに服を紅く染めるからではなく、赤面した顔のあまりのかわいさに真紅の悪魔と呼ぶべきではないだろうk(グサッ)
「だから…咲夜が…私がおもらししてるって勘違いしちゃってるのよ!」
「…はい?」
「あなたが私のドロワ持ってってるせいで、私の洗濯物の中にドロワだけがないでしょ、それで咲夜、私がおもらししてそれをばれないように隠してるって思っちゃってるのよ!」
「あー、そうなんだ」
「そうなんだ、じゃないわよ!この歳になっておもらししてるなんて思われるのがどんな気分だかわかる!?それに昨日なんて「お嬢様、気持ちはわかりますが、ちゃんと洗濯した方がいいですわ」っておもらししてても私は気にしません的なこと言ってきたのよ!紅魔館の主として従者にそんなこと言われるなんて、主の面目まる潰れよ!」
そのことがとても恥ずかしかったのか、顔真っ赤にするだけでなく目に涙まで浮かべている
その姿は本当に十歳くらいの少女がおもらししてそれがバレタときのようで、あぁもう可愛すぎる、おっ持ち帰りい(グササッ)
「つまりお姉さまは咲夜におもらししてるって思われたくないから、ドロワ持ち帰るなって言いたいのね」
「そうよ、せめて持ち帰ったとしても、咲夜が洗濯する前に洗濯物のなかに戻しなさい、わかったわね!」
「でも、そしたらお姉さまがおもらししてるのばれちゃうよ?だってたしか1週間くらい前に…」
「ち、違うの、あれはお茶こぼしちゃっただけで…って話をそらすな!とにかく、わかったわね!」
「はぁ~い、がんばります」
ふぅ、やっと正座から解放された
ってあれ、足がしびれて…
わぁっ!ガターン!
バランスを崩して、思いっきりお姉さまの部屋のタンスに突っ込んでしまった
「イタタタ…」
「何やってるのよ、大丈夫?」
あぁ、まわりにお姉さまの下着が…おい、そこの君、私がヘブン状態になるとでも思ったか?残念だが、たとえお姉さまの下着でも、洗濯した奴と、脱ぎたてでは天と地ほどの差があるのだよ
ってあれ?このドロワ見おぼえが
それにこの香り…お姉さまのと違う?
「…ねえお姉さま」
「どうしたの?フラン」
「前、私の下着がなくなったことあったよね」
「え?どうしたのいきなりそんな…あっ!そこは、私が片つけておくは、早くあなたは部屋に戻りなさい」
さっきまでとは変わり、あきらかに焦っているレミリア
なにか見られるとまずいものでもあるのか、いそうでちらかったものをかき集めて、タンスの中に押し込むレミリア
「これって私のドロワだよね?」
そんなレミリアに対し、しずかに手に持ったドロワーズを掲げながら問いかけるフラン
「あ、あら、それあなたのだったの、多分咲夜が間違えて片づけたのね」
「これだけじゃないわ、他にもいくつも私のドロワがあったわ」
「あー、そういえば何カ月か前に見覚えのない下着が入り込んでたわね、聞いてくれればよかったのに」
「私、お姉さまに知らないかって聞いたよね。そしたらお姉さま知らないって…それどころか、「おもらしして自分で隠したのを私のせいにしないでくれる」とかって言ってたわよね」
「え、あれ?私そんなこと言ったかな―、あはは…」
「あの時私すごい恥ずかしかったんだよね、咲夜まで私がおもらししたんだって思ってて、お姉さまならどんあ気持かわかってくれるよね」
「え、と、まぁ今回の件でおあいこってことで…ダメ?」
「うん!」
とびっきりの笑顔でフランは右手を握りしめ、その後レミリアの部屋から謎の大爆発が起こった、その原因については張本人のフランドールも、爆発に巻き込まれたレミリアもわからないといっており、謎に包まれている
余談だが、その後しばらくの間妹と姉の上下関係が逆転し、フランドールが飽きるまで、レミリアは毎日脱ぎたてのドロワーズをフランドールに献上していとという、こちらについても原因は不明であり、現在調査中である
なら聞こう、なぜ私が異常なのか
大抵の奴らは正常ではないから異常だという
なら、正常とはなんなのか
大抵の奴らは普通の事をしているのが正常だという
ならこれは私にとっては普通のことだ、なら私は正常ではないのか
それでも私を異常だと言って、私を抑えつけようとする
どうして?私はただお姉さまの事を愛しているだけなのに
他人を愛しなさいとか言うくせに、実の姉を愛するのはいけないことだとでも言うのか?
「…なにを誰もいないところに向かってしゃべってるのよ、フラン」
「読者に私の気持ちを共感してもらおうと思って」
「なにわけの分かんないこと言ってるのよ、いいから、はやくそこに正座!」
レミリアに言われ、しかたなく指されたところに正座するフラン
「どうして?私はお姉さまの事が好きなの! だから…」
「貴女の気持ちはわかるわ、だけどそれを許しておくわけにはいかないの」
「なんで!?私の気持ちわかってくれるのに、どうして許してくれないの?」
「私は許してあげたいのよ、でも、紅魔館の主として許すわけにはいかないの、わかってちょうだい」
―――事の始まりは1時間前
まぁ簡単に説明すると、私がお姉さまの脱ぎたてのドロワを誰にも気づかれないように持ち出して、自室でくんかくんかしていた時だ
いきなりお姉さまが部屋に入ってきて、私がお姉さまのドロワをくんかくんかしているのを見つけられたのだ
そしてここ数日、いや数週間だっけ?数ヶ月かもしれないな、まぁそんな細かいことは気にしないでおいて、これまで私が持ち帰って部屋に集めておいたお姉さまのドロワも発見されてしまったというわけだ
他の誰でもない、お姉さまの、レミリア・スカーレットのドロワだよ?
私じゃなくてもくんかくんかしたくなるはずだ、そこの君、わかってくれるか、でも嗅がせてあげないけどね
そしてお姉さまの部屋に呼び出されて、今に至っているというわけだ
「紅魔館の主として、姉のドロワをくんかくんかしているような異常なやつはいらないっていうの?お姉さま!」
「そういうことじゃないのよ、だから、えと、とにかくダメなものはダメなの!」
「なんでよ!やっぱりお姉さまも私を異常だと思っているんだ…」
「違うわ、フラン!だから、えと、その…」
なぜか恥ずかしそうに顔を赤くし、理由を話そうとしないレミリア
そんな普段と違う姉の様子に気づいたフラン
「どうかしたの?お姉さま」
「えっと、あの、だから…咲夜が…」
「咲夜がどうしたの?」
さらに顔を真っ赤にするレミリア
もういっそ、食事のたびに服を紅く染めるからではなく、赤面した顔のあまりのかわいさに真紅の悪魔と呼ぶべきではないだろうk(グサッ)
「だから…咲夜が…私がおもらししてるって勘違いしちゃってるのよ!」
「…はい?」
「あなたが私のドロワ持ってってるせいで、私の洗濯物の中にドロワだけがないでしょ、それで咲夜、私がおもらししてそれをばれないように隠してるって思っちゃってるのよ!」
「あー、そうなんだ」
「そうなんだ、じゃないわよ!この歳になっておもらししてるなんて思われるのがどんな気分だかわかる!?それに昨日なんて「お嬢様、気持ちはわかりますが、ちゃんと洗濯した方がいいですわ」っておもらししてても私は気にしません的なこと言ってきたのよ!紅魔館の主として従者にそんなこと言われるなんて、主の面目まる潰れよ!」
そのことがとても恥ずかしかったのか、顔真っ赤にするだけでなく目に涙まで浮かべている
その姿は本当に十歳くらいの少女がおもらししてそれがバレタときのようで、あぁもう可愛すぎる、おっ持ち帰りい(グササッ)
「つまりお姉さまは咲夜におもらししてるって思われたくないから、ドロワ持ち帰るなって言いたいのね」
「そうよ、せめて持ち帰ったとしても、咲夜が洗濯する前に洗濯物のなかに戻しなさい、わかったわね!」
「でも、そしたらお姉さまがおもらししてるのばれちゃうよ?だってたしか1週間くらい前に…」
「ち、違うの、あれはお茶こぼしちゃっただけで…って話をそらすな!とにかく、わかったわね!」
「はぁ~い、がんばります」
ふぅ、やっと正座から解放された
ってあれ、足がしびれて…
わぁっ!ガターン!
バランスを崩して、思いっきりお姉さまの部屋のタンスに突っ込んでしまった
「イタタタ…」
「何やってるのよ、大丈夫?」
あぁ、まわりにお姉さまの下着が…おい、そこの君、私がヘブン状態になるとでも思ったか?残念だが、たとえお姉さまの下着でも、洗濯した奴と、脱ぎたてでは天と地ほどの差があるのだよ
ってあれ?このドロワ見おぼえが
それにこの香り…お姉さまのと違う?
「…ねえお姉さま」
「どうしたの?フラン」
「前、私の下着がなくなったことあったよね」
「え?どうしたのいきなりそんな…あっ!そこは、私が片つけておくは、早くあなたは部屋に戻りなさい」
さっきまでとは変わり、あきらかに焦っているレミリア
なにか見られるとまずいものでもあるのか、いそうでちらかったものをかき集めて、タンスの中に押し込むレミリア
「これって私のドロワだよね?」
そんなレミリアに対し、しずかに手に持ったドロワーズを掲げながら問いかけるフラン
「あ、あら、それあなたのだったの、多分咲夜が間違えて片づけたのね」
「これだけじゃないわ、他にもいくつも私のドロワがあったわ」
「あー、そういえば何カ月か前に見覚えのない下着が入り込んでたわね、聞いてくれればよかったのに」
「私、お姉さまに知らないかって聞いたよね。そしたらお姉さま知らないって…それどころか、「おもらしして自分で隠したのを私のせいにしないでくれる」とかって言ってたわよね」
「え、あれ?私そんなこと言ったかな―、あはは…」
「あの時私すごい恥ずかしかったんだよね、咲夜まで私がおもらししたんだって思ってて、お姉さまならどんあ気持かわかってくれるよね」
「え、と、まぁ今回の件でおあいこってことで…ダメ?」
「うん!」
とびっきりの笑顔でフランは右手を握りしめ、その後レミリアの部屋から謎の大爆発が起こった、その原因については張本人のフランドールも、爆発に巻き込まれたレミリアもわからないといっており、謎に包まれている
余談だが、その後しばらくの間妹と姉の上下関係が逆転し、フランドールが飽きるまで、レミリアは毎日脱ぎたてのドロワーズをフランドールに献上していとという、こちらについても原因は不明であり、現在調査中である
そして咲夜さん、確信犯w
ではそんなけしからん咲夜さんは、私が嫁に(<<ナイフ)
片付けておくわ、だと思います。
>フランドールに献上していとという
していた、では。
カリスマなんてなかった。