藤原さーん、お届け物でーす。判子お願いしますー。
あー、はーい。拇印でもいいですかー?
あんた押せるほど胸無いじゃない。
そっちのボインちゃうわこの出不精が。で、何か用?殺し合いか?殺し合いだね?よし、殺す。
Stop please MOKOTAN!!
日本語で話せ、ここは幻想郷だ。後それだと『お願いします、もこたんを止めてください』とかそんな感じの意味になるけど?
あら、外来語って想像以上に難しいのね。
それで、実際は何の様なのよ。殺し合いか?それとも血闘か?はたまた殺陣か?
名前は物騒だけれど『殺陣』は殺し合いとかには全く関係ないわよ。
たまには大立回りをしてみてもバチは当たらないよ。
知らないわよそんなの。それで、話が逸れたのだけれど。
ああ、何しに来たのよ。
泊め「帰れ」て♪ って、三文字の言葉くらい言わせなさいよコラ。
文字通り永遠の宿敵を泊める義理が何処にあるか。
ここにあるわ。
どれどれ……。
『輝夜殿を 泊めてやれ モンペ娘 上臼沢 彗音』
思いっきり偽物じゃねぇかコラァー!
あら、もうバレちゃったの。
バレるとかそういう以前の問題!『かみうすさわ』って何よ?『すいね』って何なのよ!?
いやほら、何となく字体が似てるし。
うっおー!くっあー!ざけんなー!
はいはい、何処からか取り出した机を振り回してないで落ち着きなさい。
誰が原因だと……!
え、妹紅が勝手に怒ってるんじゃない。
うっわー、超横暴ー。絶対泊めてやらねー。
まぁ落ち着きなさい妹紅。今私を泊めると、豪華な特典が三つもつくのよ?
へえ、どんな特典よ。
一つ、妹紅の食費が豪華に増える。二つ、妹紅のストレスも豪華に溜まる。三つ、耐え切れなくなった妹紅の弾幕で家が豪華に壊れる。
永遠亭帰れ本気で。
あらあら、怒らせて良いんですか?宣誓しますよ、蓬莱の樹海。
構わないよ、勝手に使え。蓬莱の樹海とやらを。それで満足したら帰ってちょうだい。
……
……
運が良かったわね。今日はスペルカードを忘れたみたい。
帰れよ。
それじゃあこうしましょう。今から貴女と私が殺し合いをする。もし私が勝ったら泊めなさい。
私が勝ったら?
妹紅が勝ったら……皆……さぞかしガッカリするでしょうね……。
たまにゃ落ち込んでみるのも良いものさ。
そして鬱病になってどうでも良い事にテンションが下がるのね。
空を飛べば嫌でも上がるさ。
気圧が?
上昇気流ね。
それじゃあ上昇気流に乗れないくらいにズタズタに引き裂いてあげましょうか!
本日、私の家付近には非常に高い熱を持った竜巻警報が出されております。約一名以外は巻き込まれないように注意しな!
カポーン
うーん、やっぱり殺し合った後のお風呂は気持ちが良いわねー。
ブクブク……何で今日に限って負けるんだ私は……ブクブク
それはね妹紅、日頃の行いの違いなのよ。
どんな違いだってのよ。
私は何もしなくても貴女と互角。貴女はどれだけ頑張っても私とご・か・く♪
うっわー、むかつくなーほんと。
生まれ持った才能の違いと思って諦めなさいな。
ええい!こうなったら努力の結晶を見せてやる!「胸符 ─ フジヤマバスト ─」!!
嘘でしょ!?妹紅のなだらかだった大平原がこうも盛り上がりを! (映像でお見せできないのが非常に残念です)
はっはっは、努力の努の字も知らない輝夜にゃできないでしょう!
くっ、悔しいけど大きさでは負けを認めるわ!でも重要なのは中身よ!
胸の?
そう、胸の。
中身が無いから胸も無いんじゃないか。
言ったわねー。その巨大になったフジヤマからヴォルケイノさせてやるわー! (映像でお見せできないのが本当に残念です)
はっ!凹凸の無い綺麗な大平原に私を倒せるかな?
どこぞの幼女や少女じゃあるまいし、そこまで酷く無いって!
「はっくちょん!」「えっちゅん!」
「レミリアお嬢様、フランドールお嬢様、風邪でもお召しになられましたか?」
「あー、どうせ誰かがロクでもない噂をしてるんだろ」
「噂されるとクシャミが出るんだー」
「そうよフラン。そんな時は大抵悪い噂だから言ってる輩を見つけたら思いっきりぶっ飛ばしなさい。サーチ&デストロイよ」
「はーい」
「あ゛ぁーあ゛……へいえきしょーう!」
「……魔理沙。貴女どんなクシャミの仕方してるのよ」
「あー、至って普通だぜ?アリスと違って」
「どれだけ私のクシャミの仕方が酷いのよ」
「コンパクション!」
「妖夢、風邪でもひいたの?そのクシャミはどう考えても無理があるわよ。大丈夫?せめてハクションてなさい、ハクションて」
「大丈夫です。急に鼻がむずっと来て……。どうせ誰かがくだらない事でも言ったのでしょう」
「仕事に打ち込むのもいいけれど、貴女の主は病気の時くらいは休ませる度量は持っているから」
「そのお言葉だけで十分ですよ」
他多数、省略。
あー、風呂に入っただけなのに何でこんなに疲れてるんだ私……。
あれだけ暴れればねぇ……。正直私も疲れたわ。
はぁ、そろそろ灯り消すよ。やり残した事は無いね?
ん。
よろしい。それでは消灯。
フッ
………。
………。
……ねぇ、妹紅。
あー、何だよ。厠だったら外に出て上上下下左右に行けばあるよ。
辿り着ける方が凄いわ。いやそうじゃなくて。
だったら何だよ。
いつもと同じ様に殺し合って、それが何千年と続いたとするわ。もし貴女が私に対する憎しみが消えたとき、どうするつもりなの?
考えて無い。
いや即答は無いでしょ流石に。せめて「……考えて無い」くらいの間は取りましょうよ。
悩みは作らない主義なんだよ。
悩みが人を賢くするのよ。
生きてりゃ勝手に賢くなるのさ。
知的じゃ無いわねぇ。これからの弾幕は『クールな弾幕』が強くなるのよ?
今も昔も、『ホットな弾幕』が流行ってるんだよ。
……。
……。
ガバッ!
その流行ってるホットな弾幕で94678456敗して愚か者はどちらさんだったかしら?
その愚か者に同じく94678456敗している低脳はどこの誰だったかな。
何よ、やる気!?
やらいでか!!
新難題 ─ 金閣寺の一枚天井 ─
蓬莱 ─ 瑞江浦嶋子と五色の瑞亀 ─
大変だー、火事だぞ火事ー!
慧音様ー!竹林に非常に近い場所で火事が起こっただー!
師匠ー!何か遠くで燃えています!
永遠亭総員、火元の確認及び鎮火作業に当たりなさい!
次の日の朝。
「いいか妹紅。私は何度も何度も警告したな?『火事になるからホドホドで戦え』って。何度も言ったよな?
それだと言うのに、何か嫌な予感がしたと思って起きてみればまた大火事一歩手前になる様な事をして。
大体常日頃から思っていたんだが妹紅には周りへの視野が狭すぎるんだ。あと短気すぎる。そんなだから
毎回毎回ボヤ騒ぎを起こしたり自分から避けた弾に当たりに行ったり……ええい、正座を崩すな!」
「姫、確かに私は『ほーむすてい』には同意しましたよ?ですけど何でよりによって妹紅の家に行くのですか
こういう結果になるのが目に見えているじゃありませんか。大体火事を起こして姫に責任が取れるのですか。
無理でしょう?姫なんですから。常々思っていたのですが姫は悪ふざけが過ぎるんです。そんなですから
『とうとう売られたかあのNEET姫』とか言われたり大回転避けに失敗して被弾したり……正座を崩さない!」
それはもうみっちりとお叱りを受けました。
見間違いかと思って5回読み返した
声にも出してみた
テラフイタ
余裕あるなwwwwwwてるよwwwwwwww