Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

隙間様が見ている

2006/07/30 12:11:08
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幻想郷には。誰もが知る暗黙の決まり事がある
それを破る者には、必ず罰が下されるのだ


それは昔々の事だった
幻想郷での決まり事が生ぬるいと感じている者が一人

「相手の周囲にある水分を一瞬で凍らせれば、博麗の巫女も所詮は人間だからそれで終わりね」

其処に、冷たき氷の妖精がいたのである
氷精は弾幕ごっこと言うパターン作りに飽きており、幻想郷の外へと出たかった
しかしそれには外と幻想郷を隔てる結界が邪魔であり、結界を守る巫女も邪魔だった
何度も博麗の巫女へと挑むものの、何度やっても勝てない
頭にきた氷精は、ついに弾幕ごっこで禁止されている 『 避ける事の出来ない 』 スペルカードを作り出したのだ
氷精は賢かった、自分の能力がいかに優れたものであるかを理解している
氷精は賢かった、人間と言う存在がいかに脆い物であるかを理解している

「何で誰もが、あんな決まり事を守ってるのか理解できないな」

「それは貴女が弱いからよ」

氷精は知らなかった、幻想郷を守ろうとするのは何も巫女だけでは無い事を
氷精は知らなかった、強い者達が幻想郷を素晴らしき場所と感じている事を
だから氷精は理解出来ない、其れが何であるかを

「ちぃ!? 氷符『エターナr」

「残念ね」

氷精は、突然現れた相手に何をされたのか理解できなかった
それどころか、何も分からなくなっていく自分に混乱していた

「貴女の馬鹿と天才の紙一重な境界を操らせてもらったわ」

「な、に? 」

「貴女も一重の世界を生きなさい。幻想郷に相応しく、哀しく楽しく逝きなさいな」

「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 」


かつて冷たき氷精、彼女は他の妖精達からチルノと呼ばれていた
「あたいってば天才よね! 」

幻想郷に、今は愛すべき氷精が居る


あたし→あたい
ふと気がつけば、書いている中でチルノが自分の事をあたしと言っていた
成長して欲しいと言う願望?

隙間→境界
隙間隙間と書いていたら、気がつけば『隙間を操る程度の能力』と誤認していました
すみません
根っこ
コメント



1.名無し妖怪削除
エターナルフォースブリザードwwwwwwwwwwwww
2.名無し妖怪削除
偉大なるバカの誕生譚wwwwwwwwwww
3.宵闇削除
そして⑨へ…wwwwwwwwwww
4.名無し人妖削除
まんざらネタに思えない俺ガイルw
5.名無し妖怪削除
相手は死ぬktkrwwwwwwwwwwwww
6.名無し妖怪削除
どうせならヴィ符とかにして欲しかった俺ガイルwwww
7.おやつ削除
いろんな意味でチルノは強い……

そう思っている私にも、なんとなくマジにあった話に思えてきます。
8.名無し妖怪削除
相手は死ぬwwwwwそりゃ弾幕ごっこじゃ使えねーわwww
9.名無し妖怪削除
バーニング・ダ(ry あたりも見てみたくなってきました。
10.名無し妖怪削除
なんか妙に納得wwwww
恐るべきはスキマなのか。
11.名無し妖怪削除
ファイナル・タクティクス・ハry