Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

メイドは必要なのか

2006/07/27 00:08:55
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原因は、久しぶりに癇癪を起こした館の主の妹が運悪く満月に暴れまわった事だろう

「「「「お待ちください妹様! 」」」」

「いいの止めちゃって? 私は壊れる玩具にも構わずレーヴァテインしちゃうような女よ? 」

「「「「退避ー! 」」」」

火力20%増しのレーヴァテインは熱かった
真っ黒焦げになるメイド達、メイド長が到着して時間を稼ぎ館の主が到着するまで其れが続けられたのだ
おかげで次の日に動けるメイド達の数が少ない、何故か手助けに来ていた門番隊のメイド達は小麦色の肌で元気にしている
そんな訳で外勤メイド達が内勤メイド達の仕事を手伝う事になったのだが、何故かメイド達は対立していた


外勤メイドが掃除や洗濯を出来ないわけは無い、何故ならメイドなのだから
だがやり方が違った、少々自分達の上司に似てきているらしい
内勤メイド達はきっちり正確丁寧に、外勤メイド達は勢い良く元気に
掃除の結果は変わらない、どちらが掃除をしても同じくらいの時間で同じくらいに綺麗になる
そんな結果に昨日のこともあってイライラしてる一人の内勤メイドが、手伝いに来ている外勤メイドに言う

「貴方達、もう少し瀟洒に出来ないの? 紅魔館のメイドとして」

紅魔館のメイドとして、この言葉に自分達が紅魔館に仕えるメイドである事を誇りに思っている外勤メイドの一人がカチンと来た

「貴方達こそ、ちょっと気合が足りないのでは? そんなので大丈夫なの紅魔館のメイドとして」

売り言葉に買い言葉、気がつけば一人の対話からメイド達のメイド達によるメイドの為の集団ディベートが始まっていた
メイドとしてどうあるか何が必要なのかを対議しながら、最終的にはメイドとして必要なモノが内勤メイド達と外勤メイド達の決めた二つに絞られる

「メイドはパワー!」

「メイドはテクニック!」

お前達は何処の魔法使いだとは誰も突っ込まなかった



「貴方達、仕事もしないで何してるの」

そんなメイド濃度が濃い場所に、メイド・オブ・メイドと陰でこっそり言われるメイド長が現れた
メイド長なら教えてくれるはず、そう信じて皆が問う
紅魔館のメイドとして必要なのは何か、と

「我らが主への、お嬢様への忠誠心。それさえあれば紅魔館のメイドよ」

成る程、其処にいた全てのメイド達が納得する
ならば私達は紅魔館のメイドであると全員が頷く、レミリア・スカーレット様万歳




「それで、本当は何が必要なんですか? 」

「メイド服よ」
メイドの土産に教えてやろう
『メイドは白いのだが、メイド長は時々黒い』
決して下着の事ではない
根っこ
コメント



1.名無し妖怪削除
美鈴にはメイドとして本当に必要なものが欠けているとでもいうのkうわらば!
2.煌庫削除
お嬢様、答えはシンプルで素晴らしいんですが素晴らしすぎて頭が付いていかないんですがどうすれば!?
3.名無し妖怪削除
レミリア・うー!
メイド服・うー!
4.ABYSS削除
レミ様…あんたは私に喧嘩を売った…。
メイド服があればメイドだと…? メイドはなあ、そんな簡単なものじゃあねえんだよ!
まあ紅魔館では真実なのかも知れんけどもね。
5.名無し妖怪削除
メイド服だと中正解。メイド服にホワイトプリムを加えると大正解。

…たぶん。
6.名無し人妖削除
流石メイド長、目から鱗が落ちる思いだ。

だが俺は
時々黒いのは今まで下着の事だと信じていた…残念w