あらすじ
忘却の旋律
-『銭形橙次』-
それはある日の雨のこと。
いつも元気な式の橙。
今日はふくれてご機嫌ななめ。
ぷんすか怒ってむくれた顔で。
皆の住んでるマヨヒガの。
窓辺に吊るすよてるてる坊主。
「あらあらまあまあ」
「紫さま!」
「こんばんわ」
「はい、こんばんわ」
「そんなに怒ってどうしたの?」
おっとりのんびり紫さま。
怒った橙におたずねに。
窓を指差す式の橙。
外に降ってる天気雨。
「雨が降ったら大変なんです」
「そうなの?」
「そうです」
「なんでなの?」
「藍さま、およめにいっちゃうもん!」
狐の嫁入り、天気雨。
晴れているのに雨が降る。
不思議な不思議な天気雨。
狐の藍さま、およめいり?
そんなのイヤイヤ、式の橙。
怒ってむくれて雨退治。
てるてる坊主でやっつけろ。
「くすくす」
くすくす紫さま。
「安心なさい、可愛い橙」
「でもでもだって」
「大丈夫。藍はおよめにゆかないわ」
「本当ですか?」
「本当よ?
こんな可愛い式を残して
どうしておよめにゆくものですか」
優しく頭を撫でながら。
言って聞かせる紫さま。
いつしか止んでた天気雨。
てるてる坊主がきいたかな?
-『おおおな越前』-
「ならば半霊と分離している必要もないな
人気を得るために変えていた…
この顔でいる必要も…ない!!
分かたれた半霊と合体した、これが本当の私!
魂魄妖夢 設定年齢19歳 蟹座のB型ッ!!!」
「び、美形だー!?」
夜の夜中の白玉楼。
お休みしていた幽々子さま。
変な夢見て、目を覚ます。
かわいい妖夢の劇画調。
そしていきなり急展開。
いつものんびり幽々子さま。
流石におどろき跳ね起きた。
きょろきょろ周りを見回して。
なんだ夢かとひとあんしん。
「幽々子さま?」
「あら妖夢」
ふすまの向こうであら妖夢。
「こんな夜更けにどうしたの?」
「なにやらお声がしたもので」
失礼しますとふすまを開けて。
心配しきった妖夢のお顔。
いつものかわいい魂魄妖夢のお顔。
ゆゆさまくすりと笑みこぼす。
「なんでもないわ」
「本当ですか?」
「本当ですわ」
「そうですか」
途端に笑顔が咲く妖夢。
さっき見た夢思い出し。
くすくす笑って幽々子さま。
むぎゅっと妖夢に抱きついた。
「なんでもないわ♪」
「幽々子さま?」
赤い顔してとまどう妖夢。
ゆゆさま笑ってしらんぷり。
すましたお顔で布団に連れ込み。
ほおずりしながらおっしゃった。
「今日は一緒に寝てちょうだい♪」
「みょん」
今夜の妖夢は抱き枕。
-『シャーロック・ホームZUN』-
幻想郷のかたすみに。
ちいさなちいさな神社がひとつ。
お祭り騒ぎのその後で。
人目を忍んで人影ふたつ。
魔理沙と霊夢がやってきた。
そっと社にお酒を捧げ。
両手を合わせて神頼み。
「号外は出して欲しいけど」
「無理は禁物だぜ」
まずは何より健康第一。
無理はしないで? 神主さん。
-『アリス探偵局』-
お久しぶりのお日さま浴びて。
窓辺に揺れてるてるてるドールズ。
笑顔のアリスがふわり浮かんで。
皆の頭を撫でていく。
「よしよし仏蘭西」
「ナポレオーン♪」
「あなたもありがと」
「オルレアーン♪」
「おつかれ和蘭」
「チューリップー♪」
「露西亜もありがと」
「ウリアッ上~♪」
「よしよし倫敦」
「ビックベンー♪」
「よしよし西蔵」
「マハトマガンジー♪」
「ありがと京」
「アラシヤマー♪」
「よしよし上海」
「シャンハイハーイ♪」
「いい子ね蓬莱」
「ホライホラーイ♪」
「あなたはもこたん?」
「その通り!」
蓬莱人形ぶらり旅。
もこも窓辺に吊るしてた。
「おいすー」
「おいすー」
まず挨拶。
「ナデナデシテー」
なでなでなで。
「ブルスコファー」
飛んでった。
「――朝ごはんにしましょうか」
今日はとっても、いい天気。
-『小野平犯科帳』-
さびしがりやのゆうれいを
かわのむこうへわたすとき
しにがみは
いちりんのタンポポをとりだして
いっぴきの
さびしがりやのライオンのはなしを
ゆうれいにしてやったあと
しずかにほほえんで
こういうのです
「お前さんのタンポポも、次の人生で見つかるといいね」
-『金田一少年の事慧音』-
「やぁ、アマテラス。見回りご苦労だな」
「わん! うわん!」
「そうか。どの里も大事はなかったか」
<>
<>
「朝ごはんを持ってきたんだ。少し早いが、一緒に食べよう」
「わん!」
<>
<>
「うわん!」
「肉のおかわりか? すまないな、もうないんだ」
「きゅぅぅん…」
「ほら、私の里芋の煮っ転がしをやるから」
「わん!」
<>
<>
「ふんふん」
「こら、スカートの匂いを嗅ぐんじゃない」
「わん!」
「……やれやれ、おやつもバレてしまったか」
「わんわん!」
「わかったわかった、ほら、はんぶんこだ」
<>
<>
「今日は稲刈りだな、アマテラス」
「! うわん!」
「うん? 今日は雨なのか」
「わん!」
「わかった、延期しよう」
「わん!」
「そうか、伝えに行ってくれるのか」
「わんわん!」
「わかった、私は傘を用意してくる」
<>
<>
<>
「昨日は助かったよ、アマテラス」
「うわん!」
「そうか、今日はずっと晴れか」
「わん!」
「よし、わかった」
<>
「ああ、いかん、太一と茂のところの爺さんが腰を痛めたらしい」
「わん!」
「お前が運んでくれるのか?」
「わん!」
「だが二人だぞ?」
「わんわん!」
「平気か。それじゃあ、頼んだよ、アマテラス」
<>
<>
「ほら、太一と茂のところの爺さんがお礼をくれたぞ」
「わん!」
「ああ。あとでお礼を言わないとな。それにしても…」
「わぅ」
「ふふ、そうだな。気を使わなくてもいいのにな」
<>
<>
「……アマテラス」
「?」
「太一と茂のところの爺さんも、歳をとったな」
「……わん」
「もう長くないかもしれない」
「………くぅ」
「……ああ、分かってる」
<>
<>
「大往生か……いい顔だったな、二人とも」
「わぅ」
「きっと今頃は、白玉楼について元気でやってるさ」
「……」
「また、知ってる顔が先に逝ってしまったか…」
「くぅ」
「大丈夫だよ、アマテラス。大丈夫…」
「ぅわん!ぅわん!わん!」
<>
<>
「……………………っ………ひっ…うっ……っ!」
「……ありがとう、アマテラス」
「くぅん」
「もう平気だよ、お前が受け止めてくれたから」
「わぅ」
「ああ、明日からまた忙しい一日が始まる」
「わん!」
「うん。お前も一緒だ。一緒に――」
<>
「わん!」
-『明智 香霖堂』-
目が回るような忙しい一日も終わり、夕焼けが空を茜色に染める頃。
霖之助は自分のお店、香霖堂の前に置いた長いすに腰を下ろしていました。
その右膝の上には、緑色の髪を黄色いリボンで結んだ、あの妖精の女の子。
左膝の上にはチルノが、頭を乗せて、すやすやと寝息を立てて眠っていました。
いっぱい働いて、疲れたんでしょう。
ちょっとやそっとじゃ、起きそうにはありません。
それに、その幸せそうな寝顔を見ていると、起こすのも悪い気になってきます。
「――――どうしたものかな」
口調だけは、困った風に。霖之助は呟きます。
けれどもその声は、二人を起こさないように、とても小さな声でした。
「――早く起きてくれないかな」
赤い赤い、夕焼け空を仰ぎながら。
霖之助が、また小さな声で呟きます。
「お困りね、霖之助さん」
そんな霖之助の目に、紅と白の衣装が映りました。
ふわりと空から霖之助の前に降り立ったのは、博麗霊夢。
妖怪退治を生業にしている、知り合いの巫女さんです。
霖之助の姿を見る霊夢の顔には、柔らかい笑顔が、浮かんでいました。
「やあ、霊夢か」
「昼間はカキ氷、ごちそうさま」
そうお礼を言う霊夢に、霖之助は唇の前で人差し指を立ててみせます。
小さくした霖之助の声とは違い、霊夢は普通に話していたものですから。
二人を起こしてしまうと思ったのでしょう。
(――「早く起きて欲しい」のは誰だったかしら)
小さく頷く霊夢は、思わずくすくすと笑ってしまいます。
霖之助はさっぱり気がついていない様子で、それがまたおかしくて。
霊夢は、くすくすと笑うのを堪えるのにひと苦労でした。
「どういたしまして。お代をもらった記憶はないけどね」
「そうだったかしら?」
「そうとも」
いつものやりとりをしていると、すぅっと風が吹いて。
魔法の森の木立を揺らし、涼しげな音を奏でてゆきます。
「お代の代わりに、なにかお手伝いでもしましょうか?」
「おや、珍しい。明日は雨かな?」
「ご不要みたいね、失礼するわ」
「分かった分かった、悪かったよ」
「素直でよろしい」
小声で、けれどテンポよく、二人の会話がはずんでいきます。
霊夢の提案に、霖之助は少し考えた後、言いました。
「――本をとってきてくれるかい? まだ、起きるまで時間がかかりそうだから」
欲のない、優しい答えに、霊夢は懸命に笑いを堪えながら。
香霖堂の中へと消えてゆきました。
夏の、静かな夕暮れ時。
香霖堂の前を、もう一度、涼やかな風が、吹き抜けてゆきました。
-『刑事サクンボ』-
「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『私は咲夜さんに「当たってますよ」
と言ったら「当ててんのよ」と答えを返された!』
な… 何を言ってるのか わからないと思うが
私も何をされたのか わからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
やわらかいだとかおっきいだとか
そんなチャチなものじゃあ 断じてねえ
もっと もっと 気持ちいいものの片鱗を味わったぜ…」
-『名探偵こぁロ』-
もしも小悪魔居るときに。
drizzly rainを歌ったら。
一体どうなるノーレッジ。
すぐに試すよノーレッジ。
「あなたも一緒に」
「よろこんで」
小悪魔一緒にマイクを握り。
Yet AnotherDrizzly Rain
「♪ あなたが見たら お~どろくように ♪」
「♪ か~わいいふく さ~がしてきて ♪」
まずは小悪魔 次にパチェ
「♪ わたしのこ~と わ~すれな~いでよ ♪」
「う~~~~~~~~~~~~~~~~♪」
パチェはそのまま 小悪魔貯めて
「♪ な~きだす前に ぎゅっとだっきしめて ♪」
「~~~~~~~~~~~~~~~~パチュリー♪」
最後に大きく うーパチュリー!!
「あら」
「どうしたの、咲夜?」
「残機が増えましたわ、お嬢様」
「ああ、きっとパチェの仕業ね」
「そういうものですか?」
「そういうものよ」
残機が増えたよノーレッジ。
忘却の旋律
-『銭形橙次』-
それはある日の雨のこと。
いつも元気な式の橙。
今日はふくれてご機嫌ななめ。
ぷんすか怒ってむくれた顔で。
皆の住んでるマヨヒガの。
窓辺に吊るすよてるてる坊主。
「あらあらまあまあ」
「紫さま!」
「こんばんわ」
「はい、こんばんわ」
「そんなに怒ってどうしたの?」
おっとりのんびり紫さま。
怒った橙におたずねに。
窓を指差す式の橙。
外に降ってる天気雨。
「雨が降ったら大変なんです」
「そうなの?」
「そうです」
「なんでなの?」
「藍さま、およめにいっちゃうもん!」
狐の嫁入り、天気雨。
晴れているのに雨が降る。
不思議な不思議な天気雨。
狐の藍さま、およめいり?
そんなのイヤイヤ、式の橙。
怒ってむくれて雨退治。
てるてる坊主でやっつけろ。
「くすくす」
くすくす紫さま。
「安心なさい、可愛い橙」
「でもでもだって」
「大丈夫。藍はおよめにゆかないわ」
「本当ですか?」
「本当よ?
こんな可愛い式を残して
どうしておよめにゆくものですか」
優しく頭を撫でながら。
言って聞かせる紫さま。
いつしか止んでた天気雨。
てるてる坊主がきいたかな?
-『おおおな越前』-
「ならば半霊と分離している必要もないな
人気を得るために変えていた…
この顔でいる必要も…ない!!
分かたれた半霊と合体した、これが本当の私!
魂魄妖夢 設定年齢19歳 蟹座のB型ッ!!!」
「び、美形だー!?」
夜の夜中の白玉楼。
お休みしていた幽々子さま。
変な夢見て、目を覚ます。
かわいい妖夢の劇画調。
そしていきなり急展開。
いつものんびり幽々子さま。
流石におどろき跳ね起きた。
きょろきょろ周りを見回して。
なんだ夢かとひとあんしん。
「幽々子さま?」
「あら妖夢」
ふすまの向こうであら妖夢。
「こんな夜更けにどうしたの?」
「なにやらお声がしたもので」
失礼しますとふすまを開けて。
心配しきった妖夢のお顔。
いつものかわいい魂魄妖夢のお顔。
ゆゆさまくすりと笑みこぼす。
「なんでもないわ」
「本当ですか?」
「本当ですわ」
「そうですか」
途端に笑顔が咲く妖夢。
さっき見た夢思い出し。
くすくす笑って幽々子さま。
むぎゅっと妖夢に抱きついた。
「なんでもないわ♪」
「幽々子さま?」
赤い顔してとまどう妖夢。
ゆゆさま笑ってしらんぷり。
すましたお顔で布団に連れ込み。
ほおずりしながらおっしゃった。
「今日は一緒に寝てちょうだい♪」
「みょん」
今夜の妖夢は抱き枕。
-『シャーロック・ホームZUN』-
幻想郷のかたすみに。
ちいさなちいさな神社がひとつ。
お祭り騒ぎのその後で。
人目を忍んで人影ふたつ。
魔理沙と霊夢がやってきた。
そっと社にお酒を捧げ。
両手を合わせて神頼み。
「号外は出して欲しいけど」
「無理は禁物だぜ」
まずは何より健康第一。
無理はしないで? 神主さん。
-『アリス探偵局』-
お久しぶりのお日さま浴びて。
窓辺に揺れてるてるてるドールズ。
笑顔のアリスがふわり浮かんで。
皆の頭を撫でていく。
「よしよし仏蘭西」
「ナポレオーン♪」
「あなたもありがと」
「オルレアーン♪」
「おつかれ和蘭」
「チューリップー♪」
「露西亜もありがと」
「ウリアッ上~♪」
「よしよし倫敦」
「ビックベンー♪」
「よしよし西蔵」
「マハトマガンジー♪」
「ありがと京」
「アラシヤマー♪」
「よしよし上海」
「シャンハイハーイ♪」
「いい子ね蓬莱」
「ホライホラーイ♪」
「あなたはもこたん?」
「その通り!」
蓬莱人形ぶらり旅。
もこも窓辺に吊るしてた。
「おいすー」
「おいすー」
まず挨拶。
「ナデナデシテー」
なでなでなで。
「ブルスコファー」
飛んでった。
「――朝ごはんにしましょうか」
今日はとっても、いい天気。
-『小野平犯科帳』-
さびしがりやのゆうれいを
かわのむこうへわたすとき
しにがみは
いちりんのタンポポをとりだして
いっぴきの
さびしがりやのライオンのはなしを
ゆうれいにしてやったあと
しずかにほほえんで
こういうのです
「お前さんのタンポポも、次の人生で見つかるといいね」
-『金田一少年の事慧音』-
「やぁ、アマテラス。見回りご苦労だな」
「わん! うわん!」
「そうか。どの里も大事はなかったか」
<>
<>
「朝ごはんを持ってきたんだ。少し早いが、一緒に食べよう」
「わん!」
<>
<>
「うわん!」
「肉のおかわりか? すまないな、もうないんだ」
「きゅぅぅん…」
「ほら、私の里芋の煮っ転がしをやるから」
「わん!」
<>
<>
「ふんふん」
「こら、スカートの匂いを嗅ぐんじゃない」
「わん!」
「……やれやれ、おやつもバレてしまったか」
「わんわん!」
「わかったわかった、ほら、はんぶんこだ」
<>
<>
「今日は稲刈りだな、アマテラス」
「! うわん!」
「うん? 今日は雨なのか」
「わん!」
「わかった、延期しよう」
「わん!」
「そうか、伝えに行ってくれるのか」
「わんわん!」
「わかった、私は傘を用意してくる」
<>
<>
<>
「昨日は助かったよ、アマテラス」
「うわん!」
「そうか、今日はずっと晴れか」
「わん!」
「よし、わかった」
<>
「ああ、いかん、太一と茂のところの爺さんが腰を痛めたらしい」
「わん!」
「お前が運んでくれるのか?」
「わん!」
「だが二人だぞ?」
「わんわん!」
「平気か。それじゃあ、頼んだよ、アマテラス」
<>
<>
「ほら、太一と茂のところの爺さんがお礼をくれたぞ」
「わん!」
「ああ。あとでお礼を言わないとな。それにしても…」
「わぅ」
「ふふ、そうだな。気を使わなくてもいいのにな」
<>
<>
「……アマテラス」
「?」
「太一と茂のところの爺さんも、歳をとったな」
「……わん」
「もう長くないかもしれない」
「………くぅ」
「……ああ、分かってる」
<>
<>
「大往生か……いい顔だったな、二人とも」
「わぅ」
「きっと今頃は、白玉楼について元気でやってるさ」
「……」
「また、知ってる顔が先に逝ってしまったか…」
「くぅ」
「大丈夫だよ、アマテラス。大丈夫…」
「ぅわん!ぅわん!わん!」
<>
<>
「……………………っ………ひっ…うっ……っ!」
「……ありがとう、アマテラス」
「くぅん」
「もう平気だよ、お前が受け止めてくれたから」
「わぅ」
「ああ、明日からまた忙しい一日が始まる」
「わん!」
「うん。お前も一緒だ。一緒に――」
<>
「わん!」
-『明智 香霖堂』-
目が回るような忙しい一日も終わり、夕焼けが空を茜色に染める頃。
霖之助は自分のお店、香霖堂の前に置いた長いすに腰を下ろしていました。
その右膝の上には、緑色の髪を黄色いリボンで結んだ、あの妖精の女の子。
左膝の上にはチルノが、頭を乗せて、すやすやと寝息を立てて眠っていました。
いっぱい働いて、疲れたんでしょう。
ちょっとやそっとじゃ、起きそうにはありません。
それに、その幸せそうな寝顔を見ていると、起こすのも悪い気になってきます。
「――――どうしたものかな」
口調だけは、困った風に。霖之助は呟きます。
けれどもその声は、二人を起こさないように、とても小さな声でした。
「――早く起きてくれないかな」
赤い赤い、夕焼け空を仰ぎながら。
霖之助が、また小さな声で呟きます。
「お困りね、霖之助さん」
そんな霖之助の目に、紅と白の衣装が映りました。
ふわりと空から霖之助の前に降り立ったのは、博麗霊夢。
妖怪退治を生業にしている、知り合いの巫女さんです。
霖之助の姿を見る霊夢の顔には、柔らかい笑顔が、浮かんでいました。
「やあ、霊夢か」
「昼間はカキ氷、ごちそうさま」
そうお礼を言う霊夢に、霖之助は唇の前で人差し指を立ててみせます。
小さくした霖之助の声とは違い、霊夢は普通に話していたものですから。
二人を起こしてしまうと思ったのでしょう。
(――「早く起きて欲しい」のは誰だったかしら)
小さく頷く霊夢は、思わずくすくすと笑ってしまいます。
霖之助はさっぱり気がついていない様子で、それがまたおかしくて。
霊夢は、くすくすと笑うのを堪えるのにひと苦労でした。
「どういたしまして。お代をもらった記憶はないけどね」
「そうだったかしら?」
「そうとも」
いつものやりとりをしていると、すぅっと風が吹いて。
魔法の森の木立を揺らし、涼しげな音を奏でてゆきます。
「お代の代わりに、なにかお手伝いでもしましょうか?」
「おや、珍しい。明日は雨かな?」
「ご不要みたいね、失礼するわ」
「分かった分かった、悪かったよ」
「素直でよろしい」
小声で、けれどテンポよく、二人の会話がはずんでいきます。
霊夢の提案に、霖之助は少し考えた後、言いました。
「――本をとってきてくれるかい? まだ、起きるまで時間がかかりそうだから」
欲のない、優しい答えに、霊夢は懸命に笑いを堪えながら。
香霖堂の中へと消えてゆきました。
夏の、静かな夕暮れ時。
香霖堂の前を、もう一度、涼やかな風が、吹き抜けてゆきました。
-『刑事サクンボ』-
「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『私は咲夜さんに「当たってますよ」
と言ったら「当ててんのよ」と答えを返された!』
な… 何を言ってるのか わからないと思うが
私も何をされたのか わからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
やわらかいだとかおっきいだとか
そんなチャチなものじゃあ 断じてねえ
もっと もっと 気持ちいいものの片鱗を味わったぜ…」
-『名探偵こぁロ』-
もしも小悪魔居るときに。
drizzly rainを歌ったら。
一体どうなるノーレッジ。
すぐに試すよノーレッジ。
「あなたも一緒に」
「よろこんで」
小悪魔一緒にマイクを握り。
Yet AnotherDrizzly Rain
「♪ あなたが見たら お~どろくように ♪」
「♪ か~わいいふく さ~がしてきて ♪」
まずは小悪魔 次にパチェ
「♪ わたしのこ~と わ~すれな~いでよ ♪」
「う~~~~~~~~~~~~~~~~♪」
パチェはそのまま 小悪魔貯めて
「♪ な~きだす前に ぎゅっとだっきしめて ♪」
「~~~~~~~~~~~~~~~~パチュリー♪」
最後に大きく うーパチュリー!!
「あら」
「どうしたの、咲夜?」
「残機が増えましたわ、お嬢様」
「ああ、きっとパチェの仕業ね」
「そういうものですか?」
「そういうものよ」
残機が増えたよノーレッジ。
よし今度萃夢想やるときに歌ってみよう!え?こぁがいないとダメ?
ならばヴワルからさっくりもらってくるぜ!
ここちよいくうかん。ここちよいことば。
ここはまちがいなく、げんそうきょうね。
ゆらゆらりん。くらくらりん。
萌え死ぬ
西蔵がバットをフルスイングしてる絵がちらつくw
香霖コロス。
そして私もバットを振るうガンジーを幻視。
Yo buddy. Still alive?
And thanks, friend.
See you again.
妖夢「食えねーよッ!!!」
スクライドで噴いて、ダンデライオンで急激に心が静まった
アリス探偵局・・・凄く懐かしいですね
スクライドとAC0ネタに大爆笑しましたが(笑
う~~~~、パチュリー♪
これは吹いたwwwwwwwwwwwwバロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
霊夢「じょにーず氏のネタが増えていた」
魔理「新ネタ九連発なんだとよ」
霊夢「成程、それは手強い」
二人「だが、手強くても勝つ!!」
だから無理だって~・・・。このクオリティには脱帽でした!
もう少し他の事しゃべると思ってた
劇画調てあんた・・・
ぜ、全体を味わっちゃったらどうなるんでしょう!?
すいません。興奮して手元が……
モルスァ!
つか何この隙の無さw
<<ありがとなじょにーず、またな。>>
じょにーずは 確かに エースだった。