それは、とある人形遣いの作った人形が始まりだった
「・・・・・・魔理沙人形、作っちゃった」
出来る限り本物に似せた人形は、モデルとなった人間そっくりに完成した
人形遣いはその出来に満足したものの、其の人形を外に出すわけにもいかないことに気がつく
つい想像してしまったのだ、誰かにこの人形と一緒にいるところを見られる場面を
「は、恥ずかしい!? 」
顔を真っ赤にしながら床を転げまわる、魔理沙人形はその奇行に巻き込まれるが他の人形は慣れたものでグレイズしていた3000点ぐらい
人形遣いが落ち着いたところで、人形遣いの考えを聞いた魔理沙人形がそれならと言う
『それじゃ、私は地下で勉強でもしとくぜ』
健気だ、多少作っている際にモデルとなった人間が想像の中だけで美化され過ぎたらしい
このような健気な事を言われて人形を生み出した人形遣いが感激しないはずがない、突貫で大工事が始まった
広く快適に住み心地を重視、人形達と本人の魔法で地下が開発されていく
暗ければ太陽を、天を見上げて虚しければ青い空を、森が必要だから自然を地上から移してきて河を作り家を作り書斎を作り必要だろう物を作り上げる
やっぱり友達も必要だしと封印していた霊夢人形を取り出して神社も作って、なら其処に住んでいるだろう祟神と鬼の人形も作って
巫女と鬼の知り合いだろうスキマ妖怪も必要だから人形を作ればその式と式の式の人形も作る、マヨヒガも作った
魔理沙人形のモデルとなった人間の知り合いだった妖怪を思い出し妖怪の人形を作る、そうするとその妖怪と知り合いの精霊の人形も作らなければ
精霊と顔見知りでとある館の門番の人形を作れば門番だから門も作って館も作って其処に住む者達の人形を作って
館に住む偉いメイドが冥界の庭師と顔見知りである事を宴会の時に聞いた事を思い出し庭師の人形を作れば庭師なので庭が必要だと庭を作る
庭師を作れば何時も一緒の亡霊の人形も作らなければならないと作り桜の苗を持ってきて植える、いつか花も咲かすだろう
太陽があるなら月も必要だと考えた時に以前起こった月の事件を思い出して兎達の人形と住処の館と其処に住む医者とお姫様を作る
作っている途中に作った河を見ていて三途の川を思い出して死神と其処で判決を下す裁判官、死神に送られないまま浮かんでいる人魂の人形を作った
必要だから作った、必要でなくとも作った
そんな感じで連想する全てを作り上げて完成した地下世界、それは少し違うが紛れも無く幻想郷だった
人形遣いの人形だけがいない、幻想郷だった
作ったから分かってしまった、人形遣いがいなくても幻想郷に問題は無い事に
気がついた事実に愕然としながらも、人形遣いは人形達が繰り日遂げる幻想に頬を緩ませる
そして人形達のいる幻想郷に、幻想郷に必ずあるものが無い事に気がついて最後の仕事を始めた
人形遣いは、結界を張った
幻想郷で、人形遣いの姿が長く見えない事に誰も気がつかなかった
それでも幻想郷では普段と変わりなく幻想が繰り広げられていた
一番初めに気がついた魔法使いが人形遣いの家に行くと、人形遣いの家はまるで最初から無かったかのように消えていた
驚いて人形遣いを探したけれど、見つける事は出来なかった
誰も見つける事は出来なかった
人形達が幻想を繰り広げる場所に、気がつけば見た事も無い人形がいた
人形達を愛する、一体の人形がいた
その人形の傍にはいつも色んな人形達がいた
その人形は、人形達に愛され必要とされていた
そして、とある人形が作った人形が始まりだった
「・・・・・・魔理沙人形、作っちゃった」
出来る限り本物に似せた人形は、モデルとなった人間そっくりに完成した
人形遣いはその出来に満足したものの、其の人形を外に出すわけにもいかないことに気がつく
つい想像してしまったのだ、誰かにこの人形と一緒にいるところを見られる場面を
「は、恥ずかしい!? 」
顔を真っ赤にしながら床を転げまわる、魔理沙人形はその奇行に巻き込まれるが他の人形は慣れたものでグレイズしていた3000点ぐらい
人形遣いが落ち着いたところで、人形遣いの考えを聞いた魔理沙人形がそれならと言う
『それじゃ、私は地下で勉強でもしとくぜ』
健気だ、多少作っている際にモデルとなった人間が想像の中だけで美化され過ぎたらしい
このような健気な事を言われて人形を生み出した人形遣いが感激しないはずがない、突貫で大工事が始まった
広く快適に住み心地を重視、人形達と本人の魔法で地下が開発されていく
暗ければ太陽を、天を見上げて虚しければ青い空を、森が必要だから自然を地上から移してきて河を作り家を作り書斎を作り必要だろう物を作り上げる
やっぱり友達も必要だしと封印していた霊夢人形を取り出して神社も作って、なら其処に住んでいるだろう祟神と鬼の人形も作って
巫女と鬼の知り合いだろうスキマ妖怪も必要だから人形を作ればその式と式の式の人形も作る、マヨヒガも作った
魔理沙人形のモデルとなった人間の知り合いだった妖怪を思い出し妖怪の人形を作る、そうするとその妖怪と知り合いの精霊の人形も作らなければ
精霊と顔見知りでとある館の門番の人形を作れば門番だから門も作って館も作って其処に住む者達の人形を作って
館に住む偉いメイドが冥界の庭師と顔見知りである事を宴会の時に聞いた事を思い出し庭師の人形を作れば庭師なので庭が必要だと庭を作る
庭師を作れば何時も一緒の亡霊の人形も作らなければならないと作り桜の苗を持ってきて植える、いつか花も咲かすだろう
太陽があるなら月も必要だと考えた時に以前起こった月の事件を思い出して兎達の人形と住処の館と其処に住む医者とお姫様を作る
作っている途中に作った河を見ていて三途の川を思い出して死神と其処で判決を下す裁判官、死神に送られないまま浮かんでいる人魂の人形を作った
必要だから作った、必要でなくとも作った
そんな感じで連想する全てを作り上げて完成した地下世界、それは少し違うが紛れも無く幻想郷だった
人形遣いの人形だけがいない、幻想郷だった
作ったから分かってしまった、人形遣いがいなくても幻想郷に問題は無い事に
気がついた事実に愕然としながらも、人形遣いは人形達が繰り日遂げる幻想に頬を緩ませる
そして人形達のいる幻想郷に、幻想郷に必ずあるものが無い事に気がついて最後の仕事を始めた
人形遣いは、結界を張った
幻想郷で、人形遣いの姿が長く見えない事に誰も気がつかなかった
それでも幻想郷では普段と変わりなく幻想が繰り広げられていた
一番初めに気がついた魔法使いが人形遣いの家に行くと、人形遣いの家はまるで最初から無かったかのように消えていた
驚いて人形遣いを探したけれど、見つける事は出来なかった
誰も見つける事は出来なかった
人形達が幻想を繰り広げる場所に、気がつけば見た事も無い人形がいた
人形達を愛する、一体の人形がいた
その人形の傍にはいつも色んな人形達がいた
その人形は、人形達に愛され必要とされていた
そして、とある人形が作った人形が始まりだった
自分が幻想郷に必要とされていないことに気付くアリスが不憫です。
それでも人形に頬を弛ますアリスが可愛いです。
でもやっぱり魔理沙に気が付いてもらえるアリスが愛おしいです。
以下は気付いた誤字っぽいものです。
・人形をを作れば
・依然起こった
と思ったらw
一気に肩の力が抜けました。良いオチです。
つ・ま・り、一部たくましくなるのね!?
これはシャンハーイ?それともホラーイ?
早く帰ってあげてアリス!
みんなアリスを探して大騒ぎだよ!
アリス…(´;ω;`)
とか思ってたら後書きでwww
と思いきや里帰りかよ!(いいオチです