あーるー晴れた、ひーるー下がり。かーぐーやーがーゴートゴトー
注:意味はありません
~ ふろむ 博麗神社 ~
ズズズズズ……はぁ。
ズズズズズ……はぁ。
お茶が美味いわ。
お茶が美味いですね。
ズズズズズ……。
ズズズズズ……。
所で妖夢。
何でしょうか、霊夢。
何でアンタが唐突に、私の所でお茶を啜っているのかしら?
さぁ?
まぁ良いんだけれどね、アンタは雰囲気と言うか何かその辺を弁えてるし。
弁えるも何も、茶と言う物はこう静かに飲むものでは。
うちに来る輩を考えて見なさい。
正直悪かった。
ズズズズズ……。
ズズズズズ……。
と言うか妖夢。
今度は何です。
冥界の庭仕事は良いの?
今から始めても間に合いませんよ、色々と。
アンタもサボタージュのどったらこったらに感染したか。
春を奪ったあの時にちょっとだけグレただけよ。
グレるのだったら煙草は必須条件。
とりあえず刺青は入れてみた。
また古風なグレかたね。どんな刺青よ。
腕に輝く十字架模様。
それは刺青とは言わない。
メイドからの傷は治りが悪いのよ。
知らんがな。
ズズズズズ……。
ズズズズズ……。
そもそも妖夢。
何でしょう。
幽々子の世話はしなくて良いの?
時には突き放すのが愛情だ……って、人形遣いが言っていた。
行動が過ぎれば相手に伝わらないわよ。
まぁあの方の事は私が二番目に知ってるから。
だがまだ未熟。一番目にのし上がりなさいよ。
後百年くらい待ってくれませんか。私はまだ心の準備が……。
ええゐ、ならぬならぬ。半端物として生きうるものか、はてさて一人前か、選びなされい。
じゃあ半端物で。
意外と欲が無いのね。
幽々子様には、今の私の様な半端物が丁度良いのよ。
あー、まぁ。そんな感じはするわね。
ズズズズズ……。
ズズズズズ……。
お茶が切れたわ。
注ぎ足しましょう。
訂正。お茶葉が切れたわ。
取って来ようか?
剣を構える必要は?
辺りの芝刈り。
ついでに害虫駆除もお願いするわね。
楼観剣に切れぬものはほとんど無い!
剣に頼る辺りで駄目駄目じゃない。
「この世に切れぬもの無し。一文字流斬岩剣!」とか言えればいいのか。
むしろ手刀で。
それはもう剣術じゃない。
あら、それは残念。
さて、そろそろ幽々子様が不機嫌になる頃合かな。
お帰りの際にお賽銭を入れていっても良いのよ?
考えておくわ。
一律壱万円から私を好きにして良いわよ?
残念。私は二刀流は使うけれど、二刀では無いわ。
大丈夫、私が二刀だから。
勘弁してくれ。
まぁ冗談なのだけれど。
冗談に聞こえない辺りが霊夢の人徳を物語っているわね。
そんなに高かったなんて知らなかったわ。
そんなに高い人は、白玉楼ではお断り。
行く気も起きない。
それは残念。
そろそろ帰らなきゃマズイんじゃないの?
マズイわ、幽々子様がそろそろグズりだす時間だ。
赤子がアイツは。
言ってくれるな。腐ってもお嬢様なのだから。
腐り具合は一流ね。ま、気が向いたらまた来なさい。
そんな所で一流になられても……。それではこれにて。
数十秒後
うぇっぐ、ふぇーん。霊夢ぅー。妖夢が家出して帰って来ないのぉー。
冥界帰れ。
迷わず一万円を・・・ッ!
脳がふやけるかのようにまったりと俺を侵してゆくこの感覚!
ついに師匠に見放されたかッッッ!?
幽々子様はやっ(w
あと、冒頭でかぐやがどうなったか気になるのは私だけでしょうk
いやここはむしろおっけーねb
>勘弁してくれ。
なんてもったいないことを!