紅美鈴は未だ悩んでいた
自分の膝の上に己の主人であるレミリア・スカーレットを乗せて食事をしながら悩んでいた
( ちゃんと名前で呼んでもらえるようになったけど、よく考えると今の状態は何か変な気がする )
食事中の二人の後ろでは、メイド長の十六夜咲夜が静かに佇んでいた
( そういえば、何で門番の私が此処で食事をしているんだっけ? )
それと二人は何故か首輪をしており紅美鈴に嵌められた両手の腕輪にそれぞれ紅い鎖が繋がっていたり、メイドは犬耳も装備していたり
よく考えなくとも変であった
紅美鈴は最近自分が門番の仕事をさせてもらえ無い事を変だと思っていた、他は特に変に思っていない
食事が終わると図書館に行き其処を管理する己の主人の親友である魔女のパチュリー・ノーレッジとの話し相手を務め、それが終われば日が出る頃から己の主人の妹君であるフランドール・スカーレットと添い寝
魔女は話している途中で自分の思考に途中で黙って其処で会話は終わる事もあるのだが、大抵は何故か吐血で話し相手が終わる
妹君との添い寝は抱きしめていれば良いらしく、本人の言われたとおりに強く抱きしめている
:
魔女は自分が望む言葉を言わせる様に会話を誘導しながら結局それを斜め55度を突き抜けて横回転する紅美鈴の言葉に心臓への急激な負担から最後は吐血していた
悪魔の妹は自分が壊すのでなく抱きしめられながら暖かく自分がバキボキと壊される初めての感触に恍惚とした安らぎの中で寝ていた
時々図書館での会話はメイドや司書達が混ざる事もあるが開始三分で意識不明の精神的重症を負って倒れる有様にさらなる希望者が後を立たない
ちなみに魔女はこれらの事を変に思わないよう門番に魔法をかけていた、親友である紅き悪魔の力を借りるほどに全力でかけていた
:
何故門番をさせてもらえないのかを紅美鈴は考えていた
少し前までは門番を続けていた、それは確か久しぶりに白黒の二色が目立つ魔法使いがきた時だろうか
何時も通りの会話の後、何時も通り進入を防ごうとして、何時もと違って成功した
撃退に成功した事に驚いたが相手も驚いていた、顔を真っ赤にしてあわあわと焦るように逃げていったのを憶えている
これも少し前までと違って館に住む皆の協力で以前の力を取り戻したからだと自信を持ち、お礼を言えば満足そうに鼻血耳血を噴出する皆は怖かった
次の日に何故か人形遣いを連れてやってきた魔法使い、人形遣いは図書館へ入る許可は出ていたので通そうとしたが何故か魔法使いと一緒になって強行に進入しようとしてきた
何時もと違う会話の後、何時もと違うが進入を防ごうとして、何故か成功する
弾幕ごっこをする前に人形遣いは真っ赤になって動かなくなり通常弾幕に当たってこちらに向かって落ちて来た、怪訝に思いながら受け止めたので怪我は無かったはずだ
其処からは前日と同じで撃退に成功、魔法使いは人形遣いを引っつかんで泣きながら逃げていった
次の日には巫女まで来た、流石にこれは無理だろうと館にいるメイド長に応援を求めるも何故か返答無し
仕方なく失敗覚悟で相手をすると、何故か成功する
巫女は弾幕開始30秒で鼻血を噴出しながら良い笑顔で墜落、こちらに親指を立てながら湖に着水した
続くように魔法使いも涙を流しながら箒の上から転落、気がつけば人形遣いは血溜りに没しており血文字で『犯人はヤス』とダイイングメッセージを残して死亡確認
転落する魔法使いに驚きつつも危ないと思って抱きとめたら更に激しく泣くので意味も分からず慰めようと言葉をかけていたら突然墜落した巫女のように鼻血を出して気絶した
それからだろうか、自分に門番の仕事を任せてもらえない
:
魔法使いはショックを受けていた
研究も煮詰まってきたので久しぶりに図書館へと本を借りに出かけた時の事だった
何時も通り門番に図書館への来訪を拒まれて、何時も通りに突き通ろうとした時門番が『田舎者は通しません! 』と言ったのだ
馬鹿な! 私が田舎娘だと言うのか! そんな事は同じ森に住む七色魔法使ぐらいしか言わなかったのに! ・・・・そんなに私は田舎娘っぽいのか?
動揺しながら其の後も弾幕ごっこをしながら門番はこちらの心に突き刺さるような罵倒を繰り返す
やれ『和食派だけど西洋ハンバーグ』だの『ロマンチック弾幕』だの、果てには『うふうふ笑って居られるのも今の内』と言われたのだ
門番と一緒に出てきたメイドにも困った、何時もと違う変則的な動きで弾幕が当たらないしすれ違う度に卑猥な言葉を一言二言囁くのだ
『今、穿いていません』とか『メイド的に縄で貴女を縛りたい、もしくは縛られたい』とか『中国様は最高ですわ』とか『落します、全裸で』とか
流石にこれは不味いと思って逃げた、逃げてしまった
その悔しさと恥ずかしさで眠れぬ夜を過ごした次の日、気に入らないが能力は高い同じ森に住む人形を使う魔法使いに頭を下げて一緒に来てもらった
昨日と変わらぬようで何故か自信満々な門番に出迎えられながら、同行した人形遣いが通されようとしたのを必死に取り押さえて弾幕開始
昨日と同じように『田舎者は帰りなさい! 』と言われたが昨日と同じ台詞で動揺すると・・・・・おい、なんでお前が動揺するんだ?
其の後に続く『これは貴女が何時も家でやっている人形相手のままごと遊びとは違うのよ』に顔を真っ赤にさせて・・・・・やってたのか
そんな訳で今回の助っ人は一瞬に役立たずになり昨日と同じく一人で奮闘
『性急なのは感心しないわ、性的な意味で』とか『貴女も飽きませんね、性的な意味で』とか『良い弾幕です、性的な意味で』
何でこんなにメイドの言葉で精神的に追い込まれなければならないのか分からず、泣けてきた
そして戦略的撤退、帰り際に門番が言った『意気地無し』と見下ろすように言われた言葉で頭の中が真っ白になって気がついたら家に居た
風呂に入ってもベットに横になっても門番の顔と言葉が頭から離れず悔しくて泣いた、鳴いた
次の日、最終手段として渋る巫女を連れて行く
人形遣いは昨日の屈辱を晴らすと意気込んでいたが期待は出来ない、巫女だけが頼りだ
門番は巫女の姿を見て焦って後ろにある館に向かって何事かを叫ぶ、此処から見えた館の窓が一つ真っ赤に染まった
それ以上反応の無い館に諦めたのか、門番とメイドが突っ込んでくる
其の後、門番が何を叫んだのかは憶えていない、全然憶えていないといったら憶えていない
箒に跨って入れないほどの精神的衝撃を受けて落ちたが、途中で門番に受け止められた
あまりの屈辱に門番の胸の中で泣いてしまった私に門番は慰めるように言葉をかける、内容は憶えていない憶えていない憶えていない憶えていない憶えていない憶えていない
・・・・・・・・魔法使いはショックを受けていた、図書館に行っても門番に会わせてもらえなかった
人形遣いはショックを受けていた
犯人はヤス
巫女はショックを受けていた
夢
夢を見ていた
この素敵な楽園で、私がふわふわと浮かんでいる夢
夢の中で私はとある妖怪に何かを言われて、あまりに琴線を刺激する言葉に我を失っていた
空を飛べるはずの私が、その言葉に空を飛ぶのも忘れて堕ちていく夢
夢のようだった
:
紅美鈴は
( やっぱり、中国と呼ばれても良いから門番がしたいなぁ )
門番がしたいと思っていた
自分の膝の上に己の主人であるレミリア・スカーレットを乗せて食事をしながら悩んでいた
( ちゃんと名前で呼んでもらえるようになったけど、よく考えると今の状態は何か変な気がする )
食事中の二人の後ろでは、メイド長の十六夜咲夜が静かに佇んでいた
( そういえば、何で門番の私が此処で食事をしているんだっけ? )
それと二人は何故か首輪をしており紅美鈴に嵌められた両手の腕輪にそれぞれ紅い鎖が繋がっていたり、メイドは犬耳も装備していたり
よく考えなくとも変であった
紅美鈴は最近自分が門番の仕事をさせてもらえ無い事を変だと思っていた、他は特に変に思っていない
食事が終わると図書館に行き其処を管理する己の主人の親友である魔女のパチュリー・ノーレッジとの話し相手を務め、それが終われば日が出る頃から己の主人の妹君であるフランドール・スカーレットと添い寝
魔女は話している途中で自分の思考に途中で黙って其処で会話は終わる事もあるのだが、大抵は何故か吐血で話し相手が終わる
妹君との添い寝は抱きしめていれば良いらしく、本人の言われたとおりに強く抱きしめている
:
魔女は自分が望む言葉を言わせる様に会話を誘導しながら結局それを斜め55度を突き抜けて横回転する紅美鈴の言葉に心臓への急激な負担から最後は吐血していた
悪魔の妹は自分が壊すのでなく抱きしめられながら暖かく自分がバキボキと壊される初めての感触に恍惚とした安らぎの中で寝ていた
時々図書館での会話はメイドや司書達が混ざる事もあるが開始三分で意識不明の精神的重症を負って倒れる有様にさらなる希望者が後を立たない
ちなみに魔女はこれらの事を変に思わないよう門番に魔法をかけていた、親友である紅き悪魔の力を借りるほどに全力でかけていた
:
何故門番をさせてもらえないのかを紅美鈴は考えていた
少し前までは門番を続けていた、それは確か久しぶりに白黒の二色が目立つ魔法使いがきた時だろうか
何時も通りの会話の後、何時も通り進入を防ごうとして、何時もと違って成功した
撃退に成功した事に驚いたが相手も驚いていた、顔を真っ赤にしてあわあわと焦るように逃げていったのを憶えている
これも少し前までと違って館に住む皆の協力で以前の力を取り戻したからだと自信を持ち、お礼を言えば満足そうに鼻血耳血を噴出する皆は怖かった
次の日に何故か人形遣いを連れてやってきた魔法使い、人形遣いは図書館へ入る許可は出ていたので通そうとしたが何故か魔法使いと一緒になって強行に進入しようとしてきた
何時もと違う会話の後、何時もと違うが進入を防ごうとして、何故か成功する
弾幕ごっこをする前に人形遣いは真っ赤になって動かなくなり通常弾幕に当たってこちらに向かって落ちて来た、怪訝に思いながら受け止めたので怪我は無かったはずだ
其処からは前日と同じで撃退に成功、魔法使いは人形遣いを引っつかんで泣きながら逃げていった
次の日には巫女まで来た、流石にこれは無理だろうと館にいるメイド長に応援を求めるも何故か返答無し
仕方なく失敗覚悟で相手をすると、何故か成功する
巫女は弾幕開始30秒で鼻血を噴出しながら良い笑顔で墜落、こちらに親指を立てながら湖に着水した
続くように魔法使いも涙を流しながら箒の上から転落、気がつけば人形遣いは血溜りに没しており血文字で『犯人はヤス』とダイイングメッセージを残して死亡確認
転落する魔法使いに驚きつつも危ないと思って抱きとめたら更に激しく泣くので意味も分からず慰めようと言葉をかけていたら突然墜落した巫女のように鼻血を出して気絶した
それからだろうか、自分に門番の仕事を任せてもらえない
:
魔法使いはショックを受けていた
研究も煮詰まってきたので久しぶりに図書館へと本を借りに出かけた時の事だった
何時も通り門番に図書館への来訪を拒まれて、何時も通りに突き通ろうとした時門番が『田舎者は通しません! 』と言ったのだ
馬鹿な! 私が田舎娘だと言うのか! そんな事は同じ森に住む七色魔法使ぐらいしか言わなかったのに! ・・・・そんなに私は田舎娘っぽいのか?
動揺しながら其の後も弾幕ごっこをしながら門番はこちらの心に突き刺さるような罵倒を繰り返す
やれ『和食派だけど西洋ハンバーグ』だの『ロマンチック弾幕』だの、果てには『うふうふ笑って居られるのも今の内』と言われたのだ
門番と一緒に出てきたメイドにも困った、何時もと違う変則的な動きで弾幕が当たらないしすれ違う度に卑猥な言葉を一言二言囁くのだ
『今、穿いていません』とか『メイド的に縄で貴女を縛りたい、もしくは縛られたい』とか『中国様は最高ですわ』とか『落します、全裸で』とか
流石にこれは不味いと思って逃げた、逃げてしまった
その悔しさと恥ずかしさで眠れぬ夜を過ごした次の日、気に入らないが能力は高い同じ森に住む人形を使う魔法使いに頭を下げて一緒に来てもらった
昨日と変わらぬようで何故か自信満々な門番に出迎えられながら、同行した人形遣いが通されようとしたのを必死に取り押さえて弾幕開始
昨日と同じように『田舎者は帰りなさい! 』と言われたが昨日と同じ台詞で動揺すると・・・・・おい、なんでお前が動揺するんだ?
其の後に続く『これは貴女が何時も家でやっている人形相手のままごと遊びとは違うのよ』に顔を真っ赤にさせて・・・・・やってたのか
そんな訳で今回の助っ人は一瞬に役立たずになり昨日と同じく一人で奮闘
『性急なのは感心しないわ、性的な意味で』とか『貴女も飽きませんね、性的な意味で』とか『良い弾幕です、性的な意味で』
何でこんなにメイドの言葉で精神的に追い込まれなければならないのか分からず、泣けてきた
そして戦略的撤退、帰り際に門番が言った『意気地無し』と見下ろすように言われた言葉で頭の中が真っ白になって気がついたら家に居た
風呂に入ってもベットに横になっても門番の顔と言葉が頭から離れず悔しくて泣いた、鳴いた
次の日、最終手段として渋る巫女を連れて行く
人形遣いは昨日の屈辱を晴らすと意気込んでいたが期待は出来ない、巫女だけが頼りだ
門番は巫女の姿を見て焦って後ろにある館に向かって何事かを叫ぶ、此処から見えた館の窓が一つ真っ赤に染まった
それ以上反応の無い館に諦めたのか、門番とメイドが突っ込んでくる
其の後、門番が何を叫んだのかは憶えていない、全然憶えていないといったら憶えていない
箒に跨って入れないほどの精神的衝撃を受けて落ちたが、途中で門番に受け止められた
あまりの屈辱に門番の胸の中で泣いてしまった私に門番は慰めるように言葉をかける、内容は憶えていない憶えていない憶えていない憶えていない憶えていない憶えていない
・・・・・・・・魔法使いはショックを受けていた、図書館に行っても門番に会わせてもらえなかった
人形遣いはショックを受けていた
犯人はヤス
巫女はショックを受けていた
夢
夢を見ていた
この素敵な楽園で、私がふわふわと浮かんでいる夢
夢の中で私はとある妖怪に何かを言われて、あまりに琴線を刺激する言葉に我を失っていた
空を飛べるはずの私が、その言葉に空を飛ぶのも忘れて堕ちていく夢
夢のようだった
:
紅美鈴は
( やっぱり、中国と呼ばれても良いから門番がしたいなぁ )
門番がしたいと思っていた
その状態だけは正しいと主張します!!!!
いいぞもっとやれ
鼻血!? 鼻血なの!?
まったくけしからんもっとやれ
マゾっ気をもてあます。
この幻想郷はもう駄目かもしれんね
久しぶりに春度の高いSSをありがとうございます。
性的な意味で。