「霊夢ぅー!」
12月25日。世間じゃクリスマスと呼ばれて、家族や恋人と過ごす所謂一年で重大なイベント日である。
そんなイベントがあるにも関わらず、私はいつものように掃除をしていたが、聞きなれた声が私を呼び止めた。
声のする方向へと視線を向けると、レミリア・スカーレットがレースをしているかのように物凄いスピードでこちらに向かって飛んできた。
そのまま地面に激突しないかな、と考えているうちにレミリアは砂煙を巻き起こしながら地面に激突することなく無事に着地していた。
「…大丈夫、足?」
しかし勢いよく地面に着地した所為で足が痺れたのか、レミリアは足を押さえてしばらく着地した体勢から動こうとしない。レミリアが回復するのを待っているのもアレなので、その間に私は箒を片付け、2人分のお茶を用意するために一度神社へ戻ることにした。2人分のお茶を持ってくると、レミリアは何事も無かったかのように立っていた。でも、まだ少し痛いのか、カクカクと小さく足を震わしている姿は失礼だが面白かった。
「はい、お茶」
「ど、どうも…」
「それで一体どうしたのよ?」
その言葉と同時にレミリアはゴクゴクと出されたばかりの熱いお茶を飲みだした。どうでもいいが喉とか火傷しないのかしら?
試しに真似してみたが、とてもゴクゴクと飲めるような温度じゃなかった。
「そ、そうよ霊夢! ちょっと待って!」
どうやら喉を火傷してない様子だ。私は舌を火傷したのに凄いわね。
「霊夢、受け取りなさい!」
レミリアは帽子の中から直径30cmぐらいの箱を取り出して私の目の前に差し出す。アンタはそんな大きな物をどうやって帽子の中に入れていたの?
「なんなのコレ?」
「クリスマスプレゼントよ!」
「プレゼント?」
どうやらクリスマスプレゼントらしい。
私が怪訝そうに目の前の箱を見ていると「早く受け取ってよ!」と拗ねた顔をしながらずいずいと私の顔に押し付けてくる。
もうちょっとだけイジリたかったが、このままだとマジで泣き出してしまう可能性があるし、素直にプレゼントを貰えるのは嬉しいので私は受け取ることにした。
「まぁプレゼントは素直に嬉しいわ。ありがとね、レミリア」
「う、うん・・・」
「開けてもいいかしら?」
「えぇ、いいわよ。開けて驚かないでよ」
パタパタと背中の小さな翼を動かしながら私に抱きついてくるレミリアをちょっとだけ。本当にちょっとだけ可愛いと思ってしまったのはここだけの話。
それを悟られないように、私はレミリアに背を向けて箱を開けてみる。箱の中には、レミリアの髪の色と同じ水色をベースにした手袋とマフラーが入っていた。レミリアは編み物などしたことが無いはずだが、素人が作ったとは思えないほどの完成度である。
「失礼かもしれないけど、コレって咲夜が作ったの?」
「ふふん! 残念だけど、今回ばかりは私が一から作ったものよ!」
「嘘!?」
「そこまで驚かれるとちょっと悲しいわよ?」
「いやゴメン、ゴメン。でも悪いわね。私、プレゼントなんて用意してないのよ」
「別にいいのよ。それを着て、風邪を引かないでくれれば私には十分だわ」
それじゃあね、と一言だけ残すとレミリアは小さな翼を羽ばたかせて満足げな表情で飛び去っていった。あとに残されたのは、プレゼントを貰った脇巫女だけである。
「まったく、渡すだけ渡してさっさと帰っちゃうのね」
そう言って飛んでいくレミリアに背を向けて霊夢は神社へと足を運ぶ。
「霊夢さーん!」
しかし、また聞きなれた声が私を呼び止めた。
声のする方向へと視線を向けると、東風谷早苗がレースをしているかのように物凄いスピードでこちらに向かって飛んできた。
何処かで見た光景ね、と考えているうちに早苗は砂煙を巻き起こしながら地面に激突することなく無事に着地していた。
「…大丈夫、足?」
レミリアと同じように、勢いよく地面に着地した所為で足が痺れたのか、早苗は足を押さえてしばらく着地した体勢から動こうとしない。早苗が回復するのを待っているのもアレなので、先程と同じようにその間に2人分のお茶を用意するために一度神社へ戻ることにした。2人分のお茶を持ってくると、早苗は何事も無かったかのように立っていた。でも、まだ少し痛いのか、カクカクと小さく足を震わしている姿は、レミリア同様に失礼だが面白かった。デジャヴとはこのことね。
「はい、お茶」
「あ、ありがとうございます…」
「それで一体どうしたのよ?」
その言葉と同時に早苗はゴクゴクと出されたばかりの熱いお茶を飲みだした。どうでもいいが、なんでレミリアも早苗も喉とか火傷しないで飲めるのかしら?
再び真似してみたが、やぱりゴクゴクと飲めるような温度じゃなかった。
「そ、そうです霊夢さん! ちょっと待ってください!」
………。もしかしなくてもアレよね…?
「霊夢さん、受け取ってください!」
…ここまでデジャヴを見れるなんて奇跡かもしれないわね。
だけどレミリアと違って、早苗は胸元から直径30cmぐらいの箱を取り出して私の目の前に差し出した。アンタもそんな大きな物をどうやって胸元の中に入れていたの?
「一応聞くけどコレって?」
「私からのクリスマスプレゼントです!」
「やっぱりね」
「ふぇ?」
「なんでもないわ。こっちの話だから。それとプレゼントありがとうね」
「ッ! はぅ~…」
赤くなった顔を両手で隠して、いやんいやんと身体を動かす早苗をちょっとだけ。本当にちょっとだけ可愛いと思ってしまったのはここだけの話。
というか、これはどこまでデジャヴが続くの?
「そ、そそそれじゃあ、私はこれで失礼します! それを着て風邪を引かないようにしてくださいね!」
「え? あ、ちょっと―――」
待ちなさいよ、という言葉はキャーキャーと黄色い声を出しながら飛び去っていく早苗に届くことはなかった。あとに残されたのは、本日2つ目のプレゼントを貰った脇巫女だけである。
「まったく、レミリアも早苗も渡すだけ渡してさっさと帰っちゃ―――あれ?」
ちょっと待って?早苗は帰る前になんて言っていた?それを着て?風邪を引かないようにしてください?
「まさか、ね」
一抹の不安を抱きながら、私はプレゼントを持って神社へと戻っていった。
「デジャヴはまだ続いていたのね……」
私の目の前にはいま、レミリアから貰った水色の手袋とマフラーが置いてある。だけど、すぐ隣に視線を向けてみると……あ~ら不思議。なんと水色ではなく、早苗の髪の色と同じ緑色をベースにした手袋とマフラーが置いてある。これって幻想郷の七不思議に入るんじゃないかしら?
冗談はさておき、どうやらレミリアも早苗も色違いだが手袋とマフラーを私にプレゼントしてくれたようである。しかし、どうしたものだろうか?
普通なら日替わりとかで着れば問題なかろうが、あのレミリアと早苗のことだ。自分がプレゼントした物と違うのを着ていれば、泣くか喚くかのどちらかであろう。
なので日替わりという案は消えたが、代わりに違う案が思い浮かんだ。だが、これはこれで何か文句を言われるかもしれないが、泣いたり喚いたりすることはないと思う。
「まぁ、なるようになれってね。さてと、ご飯の準備でもしますか」
――翌日
「どんな格好してんだよ霊夢」
「暖かくて凄くいいわよ?」
クリスマスから1日が経った26日。いつものように私、霧雨魔理沙は博麗神社に足を運んでいた。そしていつものように掃き掃除をしている霊夢に挨拶をしようと近づいたら、なんと霊夢が手袋とマフラーをしていた。
いや、別に手袋とマフラーをしていることに驚いたわけじゃない。驚いたのは、霊夢が使っている手袋とマフラーが少し変だってことだ。
まず手袋。手袋とは同じのが2つ揃っているのが普通である。しかし霊夢がしている手袋は、右手がどこぞの吸血鬼の髪の色と同じ水色をしたもので、左手がどこぞのもう一人の脇巫女の髪の色と同じ緑色をしたものであった。
そしてマフラー。マフラーとは1つだけ首に巻いて使うのが普通である。しかし霊夢がしているマフラーは、どこぞの吸血鬼の髪の色と同じ水色をしたマフラーの上に、どこぞのもう一人の脇巫女の髪の色と同じ緑色をしたマフラーの2つを首に巻いていた。2つマフラーを巻いている所為で、首はもちろん、顔の半分以上が隠れてしまっている。
正直、そんな姿の霊夢に笑いを堪えるのが大変だ。
「赤と白の紅白だけでなく、水色と緑が加わってすっかりカラフル脇巫女になってるな」
「うるさいわね。アンタだって白と黒に黄色まで加わってるじゃない」
そう。魔理沙もよく見てみると、どこぞの人形遣いの髪の色と同じ黄色をベースにした手袋とマフラーをしていた。それを指摘された魔理沙は「いいだろー」と恥ずかしげもなく自慢するように霊夢に見せ付ける。
霊夢はそれを「はいはい」と軽くあしらうと魔理沙に背を向ける。
「おい、どこに行くんだ?」
「お茶汲んでくんのよ。飲むでしょ?」
「もちろんだぜ!」
そう言って霊夢と魔理沙は、2人並んで神社へ向かって歩き出した。
12月25日。世間じゃクリスマスと呼ばれて、家族や恋人と過ごす所謂一年で重大なイベント日である。
そんなイベントがあるにも関わらず、私はいつものように掃除をしていたが、聞きなれた声が私を呼び止めた。
声のする方向へと視線を向けると、レミリア・スカーレットがレースをしているかのように物凄いスピードでこちらに向かって飛んできた。
そのまま地面に激突しないかな、と考えているうちにレミリアは砂煙を巻き起こしながら地面に激突することなく無事に着地していた。
「…大丈夫、足?」
しかし勢いよく地面に着地した所為で足が痺れたのか、レミリアは足を押さえてしばらく着地した体勢から動こうとしない。レミリアが回復するのを待っているのもアレなので、その間に私は箒を片付け、2人分のお茶を用意するために一度神社へ戻ることにした。2人分のお茶を持ってくると、レミリアは何事も無かったかのように立っていた。でも、まだ少し痛いのか、カクカクと小さく足を震わしている姿は失礼だが面白かった。
「はい、お茶」
「ど、どうも…」
「それで一体どうしたのよ?」
その言葉と同時にレミリアはゴクゴクと出されたばかりの熱いお茶を飲みだした。どうでもいいが喉とか火傷しないのかしら?
試しに真似してみたが、とてもゴクゴクと飲めるような温度じゃなかった。
「そ、そうよ霊夢! ちょっと待って!」
どうやら喉を火傷してない様子だ。私は舌を火傷したのに凄いわね。
「霊夢、受け取りなさい!」
レミリアは帽子の中から直径30cmぐらいの箱を取り出して私の目の前に差し出す。アンタはそんな大きな物をどうやって帽子の中に入れていたの?
「なんなのコレ?」
「クリスマスプレゼントよ!」
「プレゼント?」
どうやらクリスマスプレゼントらしい。
私が怪訝そうに目の前の箱を見ていると「早く受け取ってよ!」と拗ねた顔をしながらずいずいと私の顔に押し付けてくる。
もうちょっとだけイジリたかったが、このままだとマジで泣き出してしまう可能性があるし、素直にプレゼントを貰えるのは嬉しいので私は受け取ることにした。
「まぁプレゼントは素直に嬉しいわ。ありがとね、レミリア」
「う、うん・・・」
「開けてもいいかしら?」
「えぇ、いいわよ。開けて驚かないでよ」
パタパタと背中の小さな翼を動かしながら私に抱きついてくるレミリアをちょっとだけ。本当にちょっとだけ可愛いと思ってしまったのはここだけの話。
それを悟られないように、私はレミリアに背を向けて箱を開けてみる。箱の中には、レミリアの髪の色と同じ水色をベースにした手袋とマフラーが入っていた。レミリアは編み物などしたことが無いはずだが、素人が作ったとは思えないほどの完成度である。
「失礼かもしれないけど、コレって咲夜が作ったの?」
「ふふん! 残念だけど、今回ばかりは私が一から作ったものよ!」
「嘘!?」
「そこまで驚かれるとちょっと悲しいわよ?」
「いやゴメン、ゴメン。でも悪いわね。私、プレゼントなんて用意してないのよ」
「別にいいのよ。それを着て、風邪を引かないでくれれば私には十分だわ」
それじゃあね、と一言だけ残すとレミリアは小さな翼を羽ばたかせて満足げな表情で飛び去っていった。あとに残されたのは、プレゼントを貰った脇巫女だけである。
「まったく、渡すだけ渡してさっさと帰っちゃうのね」
そう言って飛んでいくレミリアに背を向けて霊夢は神社へと足を運ぶ。
「霊夢さーん!」
しかし、また聞きなれた声が私を呼び止めた。
声のする方向へと視線を向けると、東風谷早苗がレースをしているかのように物凄いスピードでこちらに向かって飛んできた。
何処かで見た光景ね、と考えているうちに早苗は砂煙を巻き起こしながら地面に激突することなく無事に着地していた。
「…大丈夫、足?」
レミリアと同じように、勢いよく地面に着地した所為で足が痺れたのか、早苗は足を押さえてしばらく着地した体勢から動こうとしない。早苗が回復するのを待っているのもアレなので、先程と同じようにその間に2人分のお茶を用意するために一度神社へ戻ることにした。2人分のお茶を持ってくると、早苗は何事も無かったかのように立っていた。でも、まだ少し痛いのか、カクカクと小さく足を震わしている姿は、レミリア同様に失礼だが面白かった。デジャヴとはこのことね。
「はい、お茶」
「あ、ありがとうございます…」
「それで一体どうしたのよ?」
その言葉と同時に早苗はゴクゴクと出されたばかりの熱いお茶を飲みだした。どうでもいいが、なんでレミリアも早苗も喉とか火傷しないで飲めるのかしら?
再び真似してみたが、やぱりゴクゴクと飲めるような温度じゃなかった。
「そ、そうです霊夢さん! ちょっと待ってください!」
………。もしかしなくてもアレよね…?
「霊夢さん、受け取ってください!」
…ここまでデジャヴを見れるなんて奇跡かもしれないわね。
だけどレミリアと違って、早苗は胸元から直径30cmぐらいの箱を取り出して私の目の前に差し出した。アンタもそんな大きな物をどうやって胸元の中に入れていたの?
「一応聞くけどコレって?」
「私からのクリスマスプレゼントです!」
「やっぱりね」
「ふぇ?」
「なんでもないわ。こっちの話だから。それとプレゼントありがとうね」
「ッ! はぅ~…」
赤くなった顔を両手で隠して、いやんいやんと身体を動かす早苗をちょっとだけ。本当にちょっとだけ可愛いと思ってしまったのはここだけの話。
というか、これはどこまでデジャヴが続くの?
「そ、そそそれじゃあ、私はこれで失礼します! それを着て風邪を引かないようにしてくださいね!」
「え? あ、ちょっと―――」
待ちなさいよ、という言葉はキャーキャーと黄色い声を出しながら飛び去っていく早苗に届くことはなかった。あとに残されたのは、本日2つ目のプレゼントを貰った脇巫女だけである。
「まったく、レミリアも早苗も渡すだけ渡してさっさと帰っちゃ―――あれ?」
ちょっと待って?早苗は帰る前になんて言っていた?それを着て?風邪を引かないようにしてください?
「まさか、ね」
一抹の不安を抱きながら、私はプレゼントを持って神社へと戻っていった。
「デジャヴはまだ続いていたのね……」
私の目の前にはいま、レミリアから貰った水色の手袋とマフラーが置いてある。だけど、すぐ隣に視線を向けてみると……あ~ら不思議。なんと水色ではなく、早苗の髪の色と同じ緑色をベースにした手袋とマフラーが置いてある。これって幻想郷の七不思議に入るんじゃないかしら?
冗談はさておき、どうやらレミリアも早苗も色違いだが手袋とマフラーを私にプレゼントしてくれたようである。しかし、どうしたものだろうか?
普通なら日替わりとかで着れば問題なかろうが、あのレミリアと早苗のことだ。自分がプレゼントした物と違うのを着ていれば、泣くか喚くかのどちらかであろう。
なので日替わりという案は消えたが、代わりに違う案が思い浮かんだ。だが、これはこれで何か文句を言われるかもしれないが、泣いたり喚いたりすることはないと思う。
「まぁ、なるようになれってね。さてと、ご飯の準備でもしますか」
――翌日
「どんな格好してんだよ霊夢」
「暖かくて凄くいいわよ?」
クリスマスから1日が経った26日。いつものように私、霧雨魔理沙は博麗神社に足を運んでいた。そしていつものように掃き掃除をしている霊夢に挨拶をしようと近づいたら、なんと霊夢が手袋とマフラーをしていた。
いや、別に手袋とマフラーをしていることに驚いたわけじゃない。驚いたのは、霊夢が使っている手袋とマフラーが少し変だってことだ。
まず手袋。手袋とは同じのが2つ揃っているのが普通である。しかし霊夢がしている手袋は、右手がどこぞの吸血鬼の髪の色と同じ水色をしたもので、左手がどこぞのもう一人の脇巫女の髪の色と同じ緑色をしたものであった。
そしてマフラー。マフラーとは1つだけ首に巻いて使うのが普通である。しかし霊夢がしているマフラーは、どこぞの吸血鬼の髪の色と同じ水色をしたマフラーの上に、どこぞのもう一人の脇巫女の髪の色と同じ緑色をしたマフラーの2つを首に巻いていた。2つマフラーを巻いている所為で、首はもちろん、顔の半分以上が隠れてしまっている。
正直、そんな姿の霊夢に笑いを堪えるのが大変だ。
「赤と白の紅白だけでなく、水色と緑が加わってすっかりカラフル脇巫女になってるな」
「うるさいわね。アンタだって白と黒に黄色まで加わってるじゃない」
そう。魔理沙もよく見てみると、どこぞの人形遣いの髪の色と同じ黄色をベースにした手袋とマフラーをしていた。それを指摘された魔理沙は「いいだろー」と恥ずかしげもなく自慢するように霊夢に見せ付ける。
霊夢はそれを「はいはい」と軽くあしらうと魔理沙に背を向ける。
「おい、どこに行くんだ?」
「お茶汲んでくんのよ。飲むでしょ?」
「もちろんだぜ!」
そう言って霊夢と魔理沙は、2人並んで神社へ向かって歩き出した。
アリだな
レミ霊、レイサナどちらもよかったですよ。GJ!
あと、紫、黄、オレンジを身につければ七色巫女ですね
もこもこ霊夢が出来上がりそうですね。
あいされいむあいされいむ