「おはようスーさん、今日もいい日だね」
寝ぼけ眼をこすりながら、私は朝のあいさつをした。
目覚めたらまずスーさんにあいさつ
これが私の日課だ。
「ひどいわスーさん。私をグータラだと思っているのね?」
今日も私はお昼を過ぎたころにようやく起きた。
お昼に起きる
これも私の日課だ。
しかしスーさんは早起きしなさいと言う。
私はゴロゴロ寝て午前中を過ごしたいのにな。
「そういえばスーさん、クリスマスって知ってる? 明日がそうらしいんだけど」
知らないそうだ。どんなものか教えてほしいらしい。
もう、スーさんもちゃんとお勉強しなくちゃダメじゃないか。
「クリスマスってのはな、わざわざこのクソ寒い時期を選んで、サンタと言うキチガイがプレゼントをばらまく日なんだぜ?」
ふふふ、このとおり私はちゃんと知っているのよ? 凄いでしょう?
「え、魔理沙さんに教わったんだろうって? な、なんで知ってるのスーさん!?」
口調が丸っきり魔理沙さんだったらしい。完璧に覚えたのがアダとなったか。
「ちぇー。でもここにサンタさんは来てくれるのかしら?」
「うん、きっと来てくれるよね」
「え? 欲しいプレゼント? うーん、別に欲しいものはないかなー? スーさんは何か欲しいものはあるの?」
「もう、スーさんったら。でもありがと。明日はずっと一緒にいようね?」
もしかして最近私がお外に行く日が多いから、ヤキモチを妬いてくれているのかな?
うれしいような、照れくさいような。
「じゃあ私は寝るね? おやすみスーさん」
寝る前にスーさんにおやすみのあいさつ
これまた私の日課。
明日は久しぶりに朝早く起きたいな。
そしたらもっとたくさんスーさんとお話できるよね。
頬が濡れているのに気づいて目が覚めた。
また一滴、頬に水滴が落ちた。
「あ、スーさん、起こしてくれたの?」
「うん、おはよう。でもちょっと気が早いわよ? まだおひさまも出てないじゃない」
東の方が微かに白んできたが、まだまだおひさまが出るには早すぎる時間だ。
「もうちょっと待て? うー、なんなのよー? 眠いよー」
大きな欠伸をしながら私はおひさまを待った。
少しずつ、おひさまが顔を覗かせる。
途端、世界が変わった。
まだ夢を見ているのだろうか?
軽く頬を抓ってみる。
「いたいわ」
夢じゃない。
あたり一面はまるでお星様を散りばめたかのように煌めいていた。
「うわぁ、綺麗……」
あたり一面のスーさんに沢山のお星様がくっ付いている。
魔理沙さんの弾幕に劣らない……いや、それにも勝る綺麗さだ。
「すごいね、スーさん!」
こんな光景を見ることが出来るなんて、すごい幸せなことなんじゃないだろうか。
「え? 本当!? サンタさんが届けてくれたの!?」
なんと、スーさんが言うにはこの光景がサンタさんからのプレゼントなのだそうだ。
なんて素敵なプレゼントなのだろうか。
「サンタさんありがとう!」
さらにうれしい事に、毎朝これを見せてくれるそうだ。
「じゃあ、これから毎日早起きしないとね」
「起こしてくれるの? ありがとスーさん!」
スーさんが起こしてくれるなら安心だ。
ふと、目の前のスーさんからお星様が一つ落ちた。
慌てて手を出したが遅かった。
地に落ちたお星様を探したが見つからない。
「あれ?」
今度はまた近くでお星様が落ちた。
なんとか間に合い、手の中に落ちる。
しかし手の中には何もない。
あるのは水滴だけ。
「おかしいな?」
次々落ちていくお星様を手でキャッチする。
しかしお星様はそこになく、あるのは水滴だけ。
どれくらいそれを続けていたのだろうか。
いつのまにか手はベトベトになっていた。
おかしいなと、じっと濡れた手を見つめる。
ふと気付くと、周りにあったお星様も消えていた。
「今日はもうおしまいなのかな?」
明日はお星様を手にしてみたいな。
明後日もその次の日も朝早く起きてお星様を手に入れるぞ!
また一つ日課が増えた。
私は手を、鼻に近付けてみた。
お星様の匂いがするかもしれなかったから。
でもその匂いはしなかった。
優しいスーさんの匂いがした気がした。
「もぉ……べとべとだよぉ」
とかって頬を赤らめるメディさんを想像するの余裕でしたw
それは萌えますな! ハァハァw
若干幼稚な部分がこれまたいい。
雨さん様>
メディ可愛いよメディ
幼稚っぽく伝えられたようでうれしいです!
それは兎も角メディが可愛かったです
ごちそうさまでした
クリスマスは嫁(二次元)を愛でる日なのです
どうもありがとうございます!
名前が無い程度の能力様>
それはよかったです。
お粗末さまでした。
もう食べちゃいたいこの子
メディかわいいなあ。