紅魔館門前、そこには二人の少女が向かい合って座っていた。
「…今日は一体なんですか?咲夜さん」
顔に緊張の色を見せている美鈴に咲夜はただ静かに微笑んでいるだけであった。
「…それはこれから分かるわ、美鈴」
咲夜は傍らのバスケットの蓋を開け、懐からナイフを取り出した。
「……ッ!」
美鈴が目をぎゅっと瞑りサクッと言う擬音と共に銀色のナイフが突き刺さった、無論美鈴の額にではない。
「…成る程、ミルフィーユですか」
恐る恐る目を開けた美鈴は満面の笑みで咲夜に言った。
「そう、貴方の大好きなお菓子」
対する咲夜は微笑みながらミルフィーユを切り分け綺麗に皿へ盛りつけていた。
「咲夜さんが作ってくれた物なら何でも食べれますよ」
「あら、嬉しいこと言ってくれるじゃない」
「本当のことですよ、それに…」
美鈴はそこで言葉を切り後ろから咲夜を優しく抱きしめ言った。
「…出来ることなら、咲夜も美味しく頂きたいですね」
「美鈴…」
その言葉を聞いて咲夜の頬はミルフィーユに乗せられている苺のように紅く染まった。
そして美鈴は咲夜を抱きしめたまま優しく質問した。
「…咲夜、休憩時間は延長できますか?」
「えぇ勿論ですわ」
二人は互いの手を握り詰め所へ入り『入室禁止』と言う看板を下げ鍵を閉めた。
咲「…こうすれば私は美鈴と甘い甘い一時を過ごせるはず!」
魔「お前は何を言ってるんだ」
ありがとうございました
あとがきがなんかつぼったwww
>奇声を発する程度の能力様
妄想です!
>カンデラ様
だんだん、それが狙いです
>唯様
めーさくなんよww
>虎姫様
自分も切に願っておりますww
>5様
いえいえ、こちらこそ読んで頂きありがとうございます
>6様
彼女は疲れてませんよ?憑かれているんです
>7様
ありがとうございます
後書きは実際の出来事です
めーさくだ。