Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

紫「ニートってなに?」 藍「あなたのことです」

2010/11/28 22:54:44
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※作中、八雲紫に対して、不快だと思われる表現が多々あります。
 そのことを踏まえた上で、熟読ください。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。









紫「は?」

藍「ですから働けるくせにその気がないあなたのことです」

紫「何よ、言うじゃない。だったらあなたは何なのよ」

藍「私ですか?そうですね…、働かない同居人を生暖かく見守る優しい母親です」

紫「母親~?それは私でしょうが」

藍「い~え。今の紫様を母親と呼ぶことは例え油揚げを百個積まれても不可能です。もちろん油揚げはその後スタッフ全員でおいしくいただきました」

紫「あなた主に向かって喧嘩売ってるの?スタッフって誰よ」

藍「違います。事実を述べているだけです」

紫「事実ですって?じゃあ私がいつ働いてないっていうのよ。あとスタッフって誰よ」

藍「では昨日の紫様を振り返ります。昼過ぎ起床。もうこの時点で終わってますね」

紫「べ、別に疲れて寝るなんて当たり前でしょ!あとスタッフって誰なのよ!」

藍「しつこい女は嫌われますよ?」

紫(こ、こいつ…)

藍「それと、疲れて、とのことですが。神社へ行き巫女と話すだけで、紫様は昼過ぎまで寝る必要があるほどお疲れになる、と」

紫「そ、そうよ!霊夢の相手は疲れるの!」

藍「私が今まで見てきた中では、どう考えても紫様の方が彼女を疲れさせている印象しか受けませんでした」

紫「それはあなたの目が節穴なだけよ!」

藍「申し訳ありません。では縁側で話をするだけの紫様と、日夜マヨヒガの家事全てを一人で取り仕切っている私とではどちらが疲れると思いますか?」

紫「え、え~っと…、………私?」

藍「喧嘩売ってます?」

紫「ご、ごめんごめん!冗談だって!」

藍「…まあ、いいでしょう。では続けます」

紫「まだあるの?」

藍「起床後、橙が見ているにも関わらず服を脱ぎ捨て、裸で屋敷内を練り歩く」

紫「え、それって誰でもするでしょ?」

藍「……………」

紫「え、しないの?」

藍「いやあ……」

紫「何よ」

藍「相変わらず、独特の感性をお持ちのようで」

紫「褒められてる気がしないんだけど」

藍「褒めてますよ?いろんな意味で」

紫「どんな意味よ」

藍「そりゃもう…。…ぷっ……っ………!!!」 バンバン

紫「…………」

藍「ふう!あー、面白かった」

紫「藍…、あなた覚えてなさいよ」

藍「では、続きです。服を着用後、本来の義務を忘れ冥界へ遊びに行く」

紫「いつものことじゃない」

藍「『幽々子のとこに行ってくるわ~』と言った時のあの笑顔を思い出すと、今でも腹が立ちすぎて煮えくり返ってしまいそうです」

紫「あなたも大変ね」

藍「誰のせいだと思ってるんですか?とりあえず殴っていいですか?」

紫「なんでそうなるの!?ちょ、ちょっと待っ…」

  グシャ。

紫「いっ…痛い…。ちょっと藍!あなたねえ!」

藍「続けます」

紫「ちょ…」

  グシャ。

紫「な、なぜ…」 ポタポタ

藍「邪魔です」

紫「だからって殴ることないじゃない…」

藍「夕飯の準備が出来てから三時間後ようやく帰宅」

紫「ちょ、ちょっと無視しないでよ」

藍「これについて何か思うことはありますか?」

紫「え、ああ、うん。そ、それは悪かったと思ってるわ」

藍「…紫様」

紫「だって幽々子と二人で妖夢いじると面白いんだもん」

藍「あと二、三発殴る必要がありますね」

紫「え!?」

藍「では失礼して」 パキコキボキベキ

紫「ちょ、本気!?」

藍「いきます」

紫「え!?ちょっとやめっ…」

  バキッ!

紫「う!」

  グシャ!

紫「ほ!」

  ドゴッ!

紫「ほ!」

藍「なんですか『う!ほ!ほ!』って…、興奮したんですか?」

紫「してないわよ!」

藍「その傷どうしたんですか?」

紫「あなたが殴ったんじゃない!」 ポタポタ

藍「その通りです」

紫「え…………」

藍「こ、こほん。続けます」

紫「…………」 ジー

藍「な、なんですか、その目は?」

紫「いっや~、べっつに~?」

藍「ちくしょう」

紫「…………」 ニヤニヤ

藍「で、では続けます」

紫「どうぞ~」

藍「入浴後、やはり裸で走り回る。…あなた馬鹿ですか」

紫「ば、馬鹿って失礼ね!何年生きてると思ってるのよ!」

藍「え~っと、私が式になる前だから…」

紫「ごめん、分かった。考えるのをやめなさい」

藍「分かりました。では少しお歳を召した…」

紫「それは禁止」

藍「では老…」

紫「ストップ!待ちなさい!それも禁止!」

藍「それでは長い年月を生きてきたということで」

紫「ま、まあ、それなら」

藍「なるほど。つまりババアですね」

紫「結局言ってるじゃない!」

藍「続けます」

紫「はあ…、もうやだ」

藍「やだ?今『YADA』と仰いましたか?」

紫「『YAMADA』みたいになるからやめなさい」

藍「そんな分かる人がいるかいないかの突っ込みなんてしないでください」

紫「で、でも全国チェーンよ!?」

藍「知りませんよ、なんですか『YAMADA』って。新しいスペルカードですか?だとしたらネーミングセンス疑いますよ」

紫「ち、違うわよ」

藍「ではなぜそのようなことを言おうと思ったんですか?」

紫「そ、それは別に…」 ゴニョゴニョ

藍「さあ、盛り上がってまいりました!」

紫「恥ずかしいからやめなさい!」

藍「気を取り直して続けます」

紫「…どうぞ」

藍「就寝時、何を思ったのか知りませんが突然ゴマ大福が食べたいと暴れだす」

紫「食べたかったものは仕方ないでしょ」

藍「あなたは子どもですか。橙でもそんなこと、とっくの昔にやめてます」

紫「夜食ぐらい誰にだってあるわよ」

藍「それは働く人間にのみ許される台詞です」

紫「う、うるさいわね!藍はいちいち細かいのよ!」

藍「当然です。十年後の主が豚なんて私には到底耐えられません」

紫「豚…」

藍「つまりデブですね」

紫「それは言わなくていい」

藍「続けます」

紫「まだあるの~?」

藍「就寝後。明日のために疲れを癒す就寝中の私を、寝ぼけて布団ごとスキマに落とす」

紫「あ、ああ…。そんなこともあったわね~」

藍「寝てなお迷惑をかける辺り、もうさすがですね」

紫「寝ぼけてたから仕方ないじゃない。故意じゃないわ」

藍「その寝ぼけで私は危うく殺されかけました」

紫「結果的に生きてるからいいじゃない」

藍「謝ってくださいよ」

紫「はいはい。ごめんなさい」

藍「…誠意が感じられませんね」

紫「謝る気がないからね」

藍「そんなことぶっちゃけていいんですか?」

紫「何よ。何か問題でも?」

藍「今から永久にご飯は油揚げです」

紫「ごめんなさい」

藍「現金ですね」

紫「当然よ」

藍「紫様はどうして隙間妖怪なんですか?」

紫「そんなの知らないわよ」

藍「どうやら紫様はこの世に生を受けた時から人に迷惑をかける存在だったのですね」

紫「ちょっとそれは酷すぎない?」

藍「申し訳ありません」

紫「…なんで仰け反ってるのよ」

藍「あなたに頭を下げることが馬鹿らしいからです」

紫「だからって仰け反ることはないでしょ」

藍「こうしていれば私も自制心を保てます。あー天井汚いなー。紫様みたいだなー」

紫「あなたねえ!」

藍「なぜ私がここまで言うのか理解できますか?」

紫「え、そりゃ、何か不満なことがあったからでしょ?」

藍「何か?何かと言いましたか?ここまで言ってまだ分からないんですか?どんだけ愉快な頭してるんですか?」

紫「…ごめんね」

藍「何に対してですか?」

紫「私が日頃ダラダラしてたから、あなたは怒ってるのよね」

藍「はい。仮にも妖怪の賢者とまで言われるお方がこのような体たらくでは甘く見られるばかりです」

紫「うん」

藍「ですからたまにでいいのです。たまにはあなた自ら結界の綻びを見に行ってください」

紫「うん」

藍「私の言いたいことはそれだけです。数々の無礼をお許しください」

紫「いいのよ。あなたは私のためを想って言ってくれたのだから」

藍「…紫様」

紫「明日は私が行きましょう」

藍「紫様!」

紫「明日だけね」

藍「紫様…」








  数日後

紫「橙は可愛いわね~」

橙「そ、そんな、勿体無いお言葉です」

紫「ねえ、橙」

橙「はい!何ですか!」

紫「ニートって何だと思う?」

橙「紫様のことです!」

紫「………ん?」

橙「藍様に教えてもらいました~」

紫「狐め…」




 
はじめまして。こちらでは初投稿になります。
全部勢いです。ストーリーありません。会話文のみです。
読んで頂きありがとうございます。
モツ鍋*29
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
ここまでつまらないのも珍しい
2.奇声を発する程度の能力削除
う!ほ!ほ!が地味にツボッたwww
3.名前が無い程度の能力削除
あとがきが悲しすぎるだろwww
4.名前が無い程度の能力削除
ごめん、私はケーズデンキ派なんだ
5.名前が無い程度の能力削除
あまりにも面白味の無い勢いだけのクソ作品。見所も無い。
読んでてイライラしたんでこんな感想になりました。
6.名前が無い程度の能力削除
え?普通に面白かったけど
7.名前が無い程度の能力削除
まあ、多少鼻持ちならんとこがあったかねえ(殴るとことか)
それでも個人的には面白かった。
8.名前が無い程度の能力削除
う!ほ!ほ!だけは面白かったよ。
9.名前が無い程度の能力削除
本当は紫の方が仕事してるんだけどね
10.わろ削除
こんな事してるから職務質問されるんじゃないんですか?(笑)
いらいらを振り撒くとか迷惑なんでやめてくださいp_q
11.名前が無い程度の能力削除
あれだけ言っておいて最後にまとめる辺りは藍はいい奴だなぁ
後書きがちょっと残念
12.名前が無い程度の能力削除
イライラしてってところがあれだな・・・
13.名前が無い程度の能力削除
夫婦漫才みたいでおもしろかったよ
会話文だけってのも面白いもんだね 調理法にもよるんだろうけど

でもあとがきって最後にくるし結構みんな見るからそこんとこは少し自制した方がいいかも
イライラするのは仕方ないけどイライラして書いたって書かれると楽しんで読ませて貰った
身としてはなんかモヤモヤするんで 次も楽しみにしてます
14.名前が無い程度の能力削除
本当に紫はニートなのか。そもそも筆者自身が
15.名前が無い程度の能力削除
賛否両論とかなんかいいですねw
おれはたのしめました
16.名前が無い程度の能力削除
紫が好きな人にとってはきついかもね
冒頭に注意書きくらいつけた方がいいかも
俺は結構面白く読ませてもらったけど
17.rerere7607削除
>>3
もう外に出たくないです。
>>9
おやそうなのですか?普段何をやっているのか分からないとあったので、自分なりに解釈してました。
>>10
返す言葉もないですね。すいません。
>>13
わかりました。不快な思いをさせたようで申し訳ありません。
次…、あるのかな…。ネタはあるのですがそれを生かしきるまではもう少し時間がかかりそうです。
>>14
ニートいいですよね、ニート。でもやっぱり自分で稼いだお金で食べるご飯が一番おいしいです。
>>16
わかりました。多少いきすぎかな?と自分でも思っていたので冒頭に加筆します。