Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

不器用な姫様

2010/11/28 17:24:47
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ふむ、皆さん始めまして
私は覗き屋と言うものだ。
能力は『全てを覗き見る程度の能力』だ。
勘違いしないでいただきたい
私はこの能力をエロい事などに使ったことはない
ただ人がイチャイチャしているところを見るのが楽しみなだけだ。

 「ふぁ~、よく寝たな」

今回は人里にいるワーハクタクを見ようと思う
ふむ、今起きたところの様だな

 「む、この匂いはご飯の匂いか?しかし誰が?」

 「あら起きたかしら?」

そこにいたのは竹林に住むお姫様。
名前は輝夜、今はかわいらしいエプロンをつけている。
ふむ、見る人が見れば一目惚れやプロポーズをしたくなりそうだな

 「輝夜殿来ていたのか、それとこの匂いは」

 「ご飯をつくりに来たの、屋敷だと永琳がさせてくれないのよ
  …それにあなたに食べて欲しかったし」

 「?ありがとう」

やはりお約束のように後半は聞こえてなっかた様です、
絶対鈍感ですね。
ふむ、どうやら移動するようですね、ふたりは居間へ行ったようです。
追いかけますか。

 「凄くおいしそうだな」

 「でしょ!私だってこのくらいできるんだから!!」

ふむ、たしかにおいしそうです
メインは鮭の塩焼き、ほうれん草のおひたし、お豆腐の味噌汁。
良き日本の朝ごはんと言う感じだ。
…ない胸を張ってとても誇らしげだ。

 「誰がない胸よ!!」

 「?、どうしたんだ?」

 「いや、誰かに胸のことを言われた気が」

…凄い勘ですね、聞こえてないはずなのですが。
それはそうともう食べ始めているようです、
やはりとてもおいしい様でパクパクと食べており
姫様はそれを嬉しそうに見ています。

 「とてもおいしいな、輝夜殿はよい嫁になれる」

 「///そんなわけないじゃない!!」

 「そんなことはない!綺麗で料理もできるし最高のお嫁さんになれるよ」

 「////」

いやはや顔を耳まで真っ赤にして今にも煙を噴出しそうですね、
ふむ、天然ジゴロですね、
姫様は「あ~」とか「う~」とか唸ってとても可愛らしいですね

 「慧音~居るか~?」

 「妹紅か、入ってもいいぞ」

おや、もこたんがINしてきました
彼女はたびたびハクタクの家に行ってはご飯を食べてますから
このタイミングで来るのは必然ですね
早速居間へ行くと

 「…おい、なんでここにいるんだ輝夜?」

 「なななっんでもないわよ」

 「おちつけ輝夜殿、妹紅も睨まずにとりあえずご飯でも食べよう」

入るといきなり宿敵がいるのですからそれはびっくりしますよね、
動揺しながら固まっていた輝夜は立ち上がりなんとか喋る。
妹紅は気になりながらもここは慧音の家だし輝夜とは一時休戦としました。
そして料理に箸をつけ食べ始めた。

 「どう、おいしいでしょ」

 「何でお前が得意げなんだよ」

 「だってその料理は私が作ったんだから!」

ないm、ゲフゲフッ、胸をそらしてどうだと言わんばかりの姫様
それを聞いて驚く妹紅、
そりゃ驚きます、今まで何もしていなさそうな姫様がこんなに料理ができるのだから

 「ホントか慧音?」

 「本当だ私が起きたときはもう出来ていたからな」

 「マジかよ」

 「そうよ私だってやれば出来るのよ!それなのに永琳ときたら」

永琳に関して愚痴を言う、やはり輝夜の話を聞くと過保護な気がしますね、
おや?妹紅が話を聞いて何かに気がついたようです

 「…手、見せてみろ」

 「え?」

 「手、見せてみろ」

慧音も何かに気がついたようで姫様の手をとって見ました
いきなりの行動で姫様は動けませんでしたね。
手を見てみると血は止まってますが凄い数の斬り傷の痕がありました。

 「凄い数の切傷じゃないか!」

 「やっぱりな」

 「ちっちょと慧音///」

顔を真っ赤にする姫様、いきなり手をつかまれたものだから凄く動揺している
それに気ずかず手の治療をしようとするハクタク
もこたんはひたすら2828していた
なぜ気がついたかと言うと永琳が包丁を持たしてくれなかったと輝夜が言ったからである。
味付けなどは自分で味見しながら出来るし、
作り方などは調理しているところを見て覚えた。
しかし包丁については何も知らない姫様
猫の手にすることは知らないくせに豆腐を手の平できったりなど
見ている私はハラハラしていましたよ
その結果手は傷だらけになってしまいました、不器用ですね。
しかしこの状況をみているとまるでお姫様と王子様ですね
今にも手の甲へキスしそうな体勢です

 「いいから!、こんな傷すぐに治るから」

 「しかし」

 「それに私は死なない蓬莱人よ、死ねば治るわよ」

 「こら!」

いきなり大声を出すハクタク、思わずびっくりす2人

 「冗談でもそんなことを言うな、命は大切なものだ、
  …それにあなたが死ぬところを私は見たくない」

 「////~~」

すごい殺し文句ですね、もう姫様は真っ赤すぎて赤くないとこがないですね
ごちそうさま、恋に不器用なところも直したほうがいいですよ。
「ふむ、彼女はこの恋に気がつきますかね?」

「気がつかないんじゃないかしら」

「おや紫殿来ていましたか」

「ええ、他人の恋の話ほど面白いものは有りませんから」

「同感です」

「それにしてもあなたこんなことするの初めてじゃない」

「やはり他人の話だけでなく自分の見た話も見て欲しいですから」

「それにしてはあまり見ないカップルね、正確にはまだだけど」

「みなと同じよりこうゆう数少ないのが好きなだけですよ、
 数ある並行世界でも珍しいですからね」

「平行世界も覗けるのは凄いわね~、私も出来るけど、でどうするのかしら」

「どうするとは?」

「あなたはまた覗き見るのかしら」

「観客の方が見たいと言うのならまた覗きましょうか」

「危険よばれたら殺されるわよ」

「私は趣味に命を賭ける大馬鹿者ですから」
覗き屋
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
慧音x輝夜だと……?
俺得じゃないか、いいぞもっとやって下さい。
2.名前が無い程度の能力削除
あとがきの格好良さに惚れかけた

もっとやって下さい!