Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

いつまでそこに?

2010/11/17 20:04:22
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こんにちは、またまた十六夜咲夜です。
今回は美鈴のところにお昼を届けに来たんだけど、なんというかかなり後ろから痛い視線が…。
そんなに嫌ならお嬢様もここまで来たらいいのに。



「わぁ! 咲夜さん、これ食べてもいいんですか?」

「ええ。貴方の為に作ったんだから、食べていいに決まってるじゃない」

「いつもいつもありがとうございます。それじゃ、いただきます!」

「そう思ってるなら仕事も頑張ってほしいものね」

「んぐっ!? あはは…、すみません」

「今はいいわ。ちゃんと噛んで食べるのよ?」

「ふぁーい!」



美鈴は本当に美味しそうに食べてくれるから、作り手としてもとても嬉しい。
それに代わって、お嬢様ときたら…。
もう少し美鈴を見習ってほしいわね。
それにしても、今だに後ろから恐ろしいくらいの視線が、いやこれもう殺気に近いんですけど…。



「あの、咲夜さん」

「あら? どうかした?」

「その…、さっきからお嬢様どうかしたんですかね? ずっとこちらを見ている気がするんですけど」

「いつものお嬢様の気まぐれというやつじゃないかしら? 気にしなくてもいいわよ」

「でも、気まぐれであそこまで殺気を放つものですか…?」

「美鈴が気にしなければいいだけの話だから。今はご飯食べることに集中してなさい」

「…咲夜さんがそう言うなら」



とりあえず、あのお嬢様をどうにかしなくちゃいけないわね。
でもどうしようかしら?



「…ねぇ、美鈴?」

「はい?」

「ちょっと目を閉じていてくれるかしら?」

「? 分かりました。こうですか?」

「そうそう。そのままでいてね」

「はーい」



時を止めてお嬢様のいる場所まで向かった。
固まっているお嬢様を見ているとまたなんとも情けなく感じた。
さて、能力を解除してお嬢様に一言言いましょうか。



カチッ




「あんのクソ駄メイド! 私の美鈴と何してんのよ~ッ!!!」

「…あのクソ駄メイドです。お呼びでしょうかお嬢様?」

「うひゃあ!!? サクヤジャナイドウカシタノカシラ?」

「どうかしてるのはお嬢様の方ですね。いつまでここにいるつもりですか?」

「いや、だって…」

「はぁ~。これだからヘタレ吸血鬼と言われるんですよ?」

「うぐっ…!」



主でありながらも従者に言われたい放題のこのお嬢様。
一体いつになったら昔のカッコイイお嬢様は戻ってくるのかしら?
まぁ、今のままでも毎日は楽しいからいいのだけれど。



「…咲夜」

「はい?」

「明日は、美鈴も一緒にお茶をしよう。もちろんフランとパチェも一緒よ」

「…ふふっ」

「な、なによ!?」

「いえ。ようやく動き出しましたか」

「…悪かったわね」

「では、とびっきりの茶葉を用意しておきますね」

「当たり前でしょ」



頬を赤く染めている。
だから応援してるんですよ、お嬢様?
いつも頑張ってくださいと言っている私の気持ち、ちゃんと分かっていますか?
今のお嬢様を見てると、まるで自分は母親になった気分になる。
本当に頑張ってほしいから。



「あ、お嬢様?」

「なに?」

「美鈴を待たせていますので、私はこれで」

「…うん」

「明日のこと、美鈴には話しておきますか?」

「え? あ、いや、秘密にしておいてちょうだい」

「かしこまりました。では、失礼しますね」

「だからニヤニヤしながら行くなって言ってるでしょーッ!!」



私、ここでメイド出来て本当によかったわ。
 
 
 
美鈴「さくやさ~ん? いつまでこうしてればいいんですかぁ?」



思ったんだよ。
美鈴が目を閉じて正座待機してたら、絶対無視なんて出来ない!!
だが、その現場をおぜうに目撃されたら絶対に殺されるorz
るくにゃん
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
うひゃあ!!? なおぜうさま可愛すぎますよ・・・・
2.奇声を発する程度の能力削除
おぜう様可愛すぎます…
3.虎姫削除
咲夜さんがいないと本当に進展しなさそうですねw
続き待ってます!
4.名前が無い程度の能力削除
美鈴に昼食を届ける咲夜を窓枠かじりながら睨んでるお嬢が見えた
5.名前が無い程度の能力削除
最近めーりんとレミリアの絡み作品が増えてきて嬉しいな
ヘタレおぜう様はかわいいw
6.名前が無い程度の能力削除
なんだこのめっちゃカワイイお嬢は!!