おはようございます。聖輦船の船長です。村紗水蜜です。
最近朝の冷え込みが厳しくなってきました。布団から出るのが億劫です。まぁ、船長という定職に就いているので早起きも仕事の内なのです。……もう船はありませんが。
自室でまず私はいつもの白い制服に着替えます。身嗜みは大切ですね。
さて、船がないので正直する事などないのです。……あっても自動航海で船は勝手に進んでくれるので主な業務はありませんでしたが。
特に何もせずに給与を貰うのは申し訳ないので普段はご飯を作ったり、寺の掃除をさせてもらってます。
昔の私からは想像も出来ない奉仕の心です。それ程に聖は素晴らしいお人なのです。
いつものアンカーを背負って廊下に面した洗面所で顔を洗っている時、ナズーリンと出会しました。
彼女、口は悪いのですが私達の事を常に考えてくれている良い方です。星の弟子にあたり、主人に対しての忠義もあついです。我々の参謀的な存在であり、頼りになる仲間なのです。
「おはよう、ナズ」
「う……」
「?」
どうも様子が変です。私を見るなり顔を真っ青にさせて、冷や汗をだらだらと流し始めました。目も落ち着きなく右往左往しています。
「うわあぁぁぁぁぁあぁっっっ!!」
「ど、どうしたの?」
「うぇぇぇぇ~ん! く、来るな! こっち来るなぁ~!」
なんという事でしょう。これほど取り乱したナズーリンは初めてです。私の声もまるで耳に入らず、子供のように泣き出してしまいました。
「うう……ご、ごしゅじ~ん! ごしゅじん~! た、助けて~! 怖いよ~!」
普段の凛とした表情しか知らない私はどうしたらいいのか判らなくなってしまいました。
私から距離を取ろうとしているのは判りますが腰が抜けて上手く進めてません。
とても演技には見えなく、私はいたたまれない気持ちになりました。
「な、ナズ!!」
今、慌てて跳び起きたのでしょう。虎柄パジャマのうえ、寝癖で頭ボサボサの星が馳せ参じました。
「どうしたのですナズ!?」
「ご、ごしゅじん~うう~」
ナズーリンは星にしがみつき、私を指差しました。
星は近寄り、まじまじと私の顔を眺めます。
普段はおっとりしていて少しおっちょこちょいな所がある星ですが、いざとなったら頼りになる。それが星です。
誠実で心優しい方なのです。
「ふーむ」
「あ、あの……星?」
ペチペチと私の顔を触られています。くすぐったいです。
「なんと卑猥な……」
……!? ひわい!?
私の顔が卑猥!? ひ、非道い……!
「こんなものが存在しては命蓮寺の風紀に関わる!」
理不尽な物言いで傷つく私を無視して、星は懐に手を遣り戦闘体勢に入りました。
「宝塔が……ない……?」
それを聞くなりナズーリンが復活しました。
「今何て言った……ご主人?」
「あっほらっ……今寝間着ですから! きっと部屋に置いてあるはず!」
急いで星は部屋に戻って行きました。
急いで星は部屋から戻って来ました。
「ちゃ、ちゃんとナズの言う通りに上から2番目の棚にしまったはずなんですけどねぇ……」
「なんですけどねぇ……じゃないよ?」
私の存在を無視して説教が始まりました。延々と。
「これで何・度・目・で・す・か・?」
「ご、5回目?」
「20回目だよ、このご主人」
「ご主人をけなし言葉みたいに使わないでください!」
「反省してるかい?」
「はい……」
「今回でちゃんとけじめつけてくれ」
「はい……」
「罰としてご主人の起きたてホカホカお布団残り香クンカクンカの刑」
「はい……」
「………………よしっ!」
ナズーリンはガッツポーズをしました。
私色々心折れそうです。
□ □ □
「い、一輪……」
ナズーリンには物凄い勢いで嫌がられるし、星には理不尽に貶されるし私の心はズタズタです。二人とも嫌がらせにしては手が込んでいるし、あんまりだと思いました。
私は心に刺さった棘を抜くために一輪の部屋を訪ねます。
彼女は私の古くからの友人、いや親友です。彼女なら今の私の気持ちを察してくれるはず。
「一輪……」
「うわ、出た」
あれ?
「あーきもちわる。雲山、潰しちゃって」
気持ち悪い? 嘘だ。一輪はそんな事を言わない。言うはずがない。
心では否定しているのに、今の言葉が私の内で繰り返し反射される。その都度
、心臓が削り取られるような感覚が私を襲った。
「えっ? 可愛いから出来ない? あんな害虫に対して何言ってるの。んもー殺虫剤どこにあったかしら」
雲山、ありがとうございます。でも私これ以上ここに居るのが辛いので早いとこ退出しますね……。
□ □ □
廊下を歩きます。割と虚ろな瞳です。床がよく見えます。
ナズーリンには嫌われ、星には卑猥と言われ、挙げ句、一輪には気持ち悪いと言われてしまった。一体私が何をしたというのでしょう。私は普段通りに過ごしていただけなのです。
それなのにみんなは私の事を名前で呼んでさえくれませんでした。
沈むような気持ちのまま本気で家出の事を考え始めたその時でした。
「水蜜」
今日始めて、私の名を呼ぶ声がしたのです。
慌てて面を上げると、そこには封獣ぬえが私に微笑みかけていました。
「ぬえ……」
「どうしたの水蜜? そんな顔しちゃって」
優しく微笑むぬえは、普段の彼女からは想像も出来ないほど美しく見えました。ぬえはいつも私にイタズラをする、困ったおてんばな子でしたから。
「うう……ぬえ~」
「おおっと。よしよし」
恥も外聞もなくぬえの胸にしがみつきました。それ程に嬉しかったのです。
ぬえが私を私として認識してくれた。
これほどまでに嬉しい事だとは思っていませんでした。馬鹿みたいに涙が流れました。
「水蜜がみんなからどんなに嫌われようと、私だけは水蜜を見放さないからね。だから水蜜も私だけを見ていればいいんだよ」
「うん……うん……」
ぬえの言葉に何か引っかかるものがありましたが、私は迷わず頷きました。だってこの服越しから伝わる熱は本物なのですから。
「水蜜。私の事好き?」
「うん」
「………………よしっ!」
ぬえはガッツポーズをしました。
「村紗。ゴミがついてますよ」
「あ、ありがとうございます聖。って、え?」
いつの間にか聖が私とぬえの背後に立っています。聖は右手で私の髪からちょいとゴミを取り除いてくれました。
いや、そんな事より訊きたいことがあるのですが。
「あの、聖……その右手に持っている物は……?」
「さぁ? 私じゃ判らないですから、ぬえちゃんに訊いてみなさい」
聖が私の髪から取り除いたのは、蛇のようなうねうねした物。無論、そんな質量を持った物がくっついて気付かない訳がないので、ただの蛇では無いことは明白です。
心なしか耳越しに、ぬえの心臓の鼓動が早まった気がしました。
「ぬえちゃん。イタズラはいいけど村紗を傷つけちゃ駄目よ?」
そう言い残して聖は颯爽と去ってしまいました。
きちんと聖に挨拶をしたかったのですが、それよりも質さねばならない事があります。
「ねぇ、これ、正体不明の種だよね?」
「……さ……さぁ?」
これが私についていたという事は……見た人によって私が何か不定義な物、つまり、正体不明の存在に見えたわけです。
ナズーリン、星、一輪、そして雲山の反応がバラバラだったのも頷けます。
何よりぬえだけが私を定義できたという事は……。
「ぬえ。本当の事を言って?」
「あ……いや……」
目を合わせようとすると、ぷいと顔を背けてしまいました。
ぬえの横顔は緊張で上気していました。耳も赤く色づいています。
その仕草で今回も間違いなく、ぬえのイタズラである事を決定づけしました。
「悪い子には罰を与えなきゃ……ね?」
「ひゃあっ!?」
私はその無防備な耳を軽く唇で挟みました。
もちろん、お仕置きです。
ぬえは慌てて逃げようとしますが私の腕がしっかりとホールドしていたので無駄でした。
「君がやったってのは判ってるんだよ。ぬえ?」
「ち、ち、違うわよ! 私じゃない!」
耳元でくすぐるように囁きましたが、ぬえはこの期に及んでまだ認めようとしません。
「やっ!? ちょ、ちょっと~」
仕方ないので頬や首筋に口付けをしました。
もちろん、お仕置きです。
「ぬえ。私みんなから嫌われてると思って、すっごく傷ついたんだよ?」
「うう……」
「ごめんなさいは?」
「…………ごめん」
申し訳なさそうに、小さな声でぬえは謝ってくれました。
「ちゃんと言えるじゃない。んー」
「やっ!? も、も~」
素直に謝ってくれたので頬や首筋に口付けをしました。
もちろん、ご褒美です。
「もうイタズラしちゃ駄目だよ」
「うん……」
「したらまたお仕置きだからね」
「うん!」
「何で笑顔になるの!? したらお仕置きって言ってるでしょ!」
「判った判った。しないしない。えへへ」
「私はもうイタズラしません。はい」
「私はもうイタズラしませーん。えへへ」
「んもう。ちゃんと判った?」
「判ったってば」
「あ!」
一瞬の隙を突いて、ぬえは私の腕をすり抜けてしまいました。
今のようなやり取りも何度目でしょう。「イタズラはしない」と復唱させているのも形骸化しているようで不安です。
今回こそ、聞き入れてくれるといいんですが……。
「水蜜! 水蜜!」
「ん?」
遠くでぬえの声がしました。慌てて目をやると、ぬえが可愛らしくあっかんべーをしています。
「ふふっ……もう、仕方ないんだから」
やれやれ。ぬえのイタズラ好きには困ったものです。
最近朝の冷え込みが厳しくなってきました。布団から出るのが億劫です。まぁ、船長という定職に就いているので早起きも仕事の内なのです。……もう船はありませんが。
自室でまず私はいつもの白い制服に着替えます。身嗜みは大切ですね。
さて、船がないので正直する事などないのです。……あっても自動航海で船は勝手に進んでくれるので主な業務はありませんでしたが。
特に何もせずに給与を貰うのは申し訳ないので普段はご飯を作ったり、寺の掃除をさせてもらってます。
昔の私からは想像も出来ない奉仕の心です。それ程に聖は素晴らしいお人なのです。
いつものアンカーを背負って廊下に面した洗面所で顔を洗っている時、ナズーリンと出会しました。
彼女、口は悪いのですが私達の事を常に考えてくれている良い方です。星の弟子にあたり、主人に対しての忠義もあついです。我々の参謀的な存在であり、頼りになる仲間なのです。
「おはよう、ナズ」
「う……」
「?」
どうも様子が変です。私を見るなり顔を真っ青にさせて、冷や汗をだらだらと流し始めました。目も落ち着きなく右往左往しています。
「うわあぁぁぁぁぁあぁっっっ!!」
「ど、どうしたの?」
「うぇぇぇぇ~ん! く、来るな! こっち来るなぁ~!」
なんという事でしょう。これほど取り乱したナズーリンは初めてです。私の声もまるで耳に入らず、子供のように泣き出してしまいました。
「うう……ご、ごしゅじ~ん! ごしゅじん~! た、助けて~! 怖いよ~!」
普段の凛とした表情しか知らない私はどうしたらいいのか判らなくなってしまいました。
私から距離を取ろうとしているのは判りますが腰が抜けて上手く進めてません。
とても演技には見えなく、私はいたたまれない気持ちになりました。
「な、ナズ!!」
今、慌てて跳び起きたのでしょう。虎柄パジャマのうえ、寝癖で頭ボサボサの星が馳せ参じました。
「どうしたのですナズ!?」
「ご、ごしゅじん~うう~」
ナズーリンは星にしがみつき、私を指差しました。
星は近寄り、まじまじと私の顔を眺めます。
普段はおっとりしていて少しおっちょこちょいな所がある星ですが、いざとなったら頼りになる。それが星です。
誠実で心優しい方なのです。
「ふーむ」
「あ、あの……星?」
ペチペチと私の顔を触られています。くすぐったいです。
「なんと卑猥な……」
……!? ひわい!?
私の顔が卑猥!? ひ、非道い……!
「こんなものが存在しては命蓮寺の風紀に関わる!」
理不尽な物言いで傷つく私を無視して、星は懐に手を遣り戦闘体勢に入りました。
「宝塔が……ない……?」
それを聞くなりナズーリンが復活しました。
「今何て言った……ご主人?」
「あっほらっ……今寝間着ですから! きっと部屋に置いてあるはず!」
急いで星は部屋に戻って行きました。
急いで星は部屋から戻って来ました。
「ちゃ、ちゃんとナズの言う通りに上から2番目の棚にしまったはずなんですけどねぇ……」
「なんですけどねぇ……じゃないよ?」
私の存在を無視して説教が始まりました。延々と。
「これで何・度・目・で・す・か・?」
「ご、5回目?」
「20回目だよ、このご主人」
「ご主人をけなし言葉みたいに使わないでください!」
「反省してるかい?」
「はい……」
「今回でちゃんとけじめつけてくれ」
「はい……」
「罰としてご主人の起きたてホカホカお布団残り香クンカクンカの刑」
「はい……」
「………………よしっ!」
ナズーリンはガッツポーズをしました。
私色々心折れそうです。
□ □ □
「い、一輪……」
ナズーリンには物凄い勢いで嫌がられるし、星には理不尽に貶されるし私の心はズタズタです。二人とも嫌がらせにしては手が込んでいるし、あんまりだと思いました。
私は心に刺さった棘を抜くために一輪の部屋を訪ねます。
彼女は私の古くからの友人、いや親友です。彼女なら今の私の気持ちを察してくれるはず。
「一輪……」
「うわ、出た」
あれ?
「あーきもちわる。雲山、潰しちゃって」
気持ち悪い? 嘘だ。一輪はそんな事を言わない。言うはずがない。
心では否定しているのに、今の言葉が私の内で繰り返し反射される。その都度
、心臓が削り取られるような感覚が私を襲った。
「えっ? 可愛いから出来ない? あんな害虫に対して何言ってるの。んもー殺虫剤どこにあったかしら」
雲山、ありがとうございます。でも私これ以上ここに居るのが辛いので早いとこ退出しますね……。
□ □ □
廊下を歩きます。割と虚ろな瞳です。床がよく見えます。
ナズーリンには嫌われ、星には卑猥と言われ、挙げ句、一輪には気持ち悪いと言われてしまった。一体私が何をしたというのでしょう。私は普段通りに過ごしていただけなのです。
それなのにみんなは私の事を名前で呼んでさえくれませんでした。
沈むような気持ちのまま本気で家出の事を考え始めたその時でした。
「水蜜」
今日始めて、私の名を呼ぶ声がしたのです。
慌てて面を上げると、そこには封獣ぬえが私に微笑みかけていました。
「ぬえ……」
「どうしたの水蜜? そんな顔しちゃって」
優しく微笑むぬえは、普段の彼女からは想像も出来ないほど美しく見えました。ぬえはいつも私にイタズラをする、困ったおてんばな子でしたから。
「うう……ぬえ~」
「おおっと。よしよし」
恥も外聞もなくぬえの胸にしがみつきました。それ程に嬉しかったのです。
ぬえが私を私として認識してくれた。
これほどまでに嬉しい事だとは思っていませんでした。馬鹿みたいに涙が流れました。
「水蜜がみんなからどんなに嫌われようと、私だけは水蜜を見放さないからね。だから水蜜も私だけを見ていればいいんだよ」
「うん……うん……」
ぬえの言葉に何か引っかかるものがありましたが、私は迷わず頷きました。だってこの服越しから伝わる熱は本物なのですから。
「水蜜。私の事好き?」
「うん」
「………………よしっ!」
ぬえはガッツポーズをしました。
「村紗。ゴミがついてますよ」
「あ、ありがとうございます聖。って、え?」
いつの間にか聖が私とぬえの背後に立っています。聖は右手で私の髪からちょいとゴミを取り除いてくれました。
いや、そんな事より訊きたいことがあるのですが。
「あの、聖……その右手に持っている物は……?」
「さぁ? 私じゃ判らないですから、ぬえちゃんに訊いてみなさい」
聖が私の髪から取り除いたのは、蛇のようなうねうねした物。無論、そんな質量を持った物がくっついて気付かない訳がないので、ただの蛇では無いことは明白です。
心なしか耳越しに、ぬえの心臓の鼓動が早まった気がしました。
「ぬえちゃん。イタズラはいいけど村紗を傷つけちゃ駄目よ?」
そう言い残して聖は颯爽と去ってしまいました。
きちんと聖に挨拶をしたかったのですが、それよりも質さねばならない事があります。
「ねぇ、これ、正体不明の種だよね?」
「……さ……さぁ?」
これが私についていたという事は……見た人によって私が何か不定義な物、つまり、正体不明の存在に見えたわけです。
ナズーリン、星、一輪、そして雲山の反応がバラバラだったのも頷けます。
何よりぬえだけが私を定義できたという事は……。
「ぬえ。本当の事を言って?」
「あ……いや……」
目を合わせようとすると、ぷいと顔を背けてしまいました。
ぬえの横顔は緊張で上気していました。耳も赤く色づいています。
その仕草で今回も間違いなく、ぬえのイタズラである事を決定づけしました。
「悪い子には罰を与えなきゃ……ね?」
「ひゃあっ!?」
私はその無防備な耳を軽く唇で挟みました。
もちろん、お仕置きです。
ぬえは慌てて逃げようとしますが私の腕がしっかりとホールドしていたので無駄でした。
「君がやったってのは判ってるんだよ。ぬえ?」
「ち、ち、違うわよ! 私じゃない!」
耳元でくすぐるように囁きましたが、ぬえはこの期に及んでまだ認めようとしません。
「やっ!? ちょ、ちょっと~」
仕方ないので頬や首筋に口付けをしました。
もちろん、お仕置きです。
「ぬえ。私みんなから嫌われてると思って、すっごく傷ついたんだよ?」
「うう……」
「ごめんなさいは?」
「…………ごめん」
申し訳なさそうに、小さな声でぬえは謝ってくれました。
「ちゃんと言えるじゃない。んー」
「やっ!? も、も~」
素直に謝ってくれたので頬や首筋に口付けをしました。
もちろん、ご褒美です。
「もうイタズラしちゃ駄目だよ」
「うん……」
「したらまたお仕置きだからね」
「うん!」
「何で笑顔になるの!? したらお仕置きって言ってるでしょ!」
「判った判った。しないしない。えへへ」
「私はもうイタズラしません。はい」
「私はもうイタズラしませーん。えへへ」
「んもう。ちゃんと判った?」
「判ったってば」
「あ!」
一瞬の隙を突いて、ぬえは私の腕をすり抜けてしまいました。
今のようなやり取りも何度目でしょう。「イタズラはしない」と復唱させているのも形骸化しているようで不安です。
今回こそ、聞き入れてくれるといいんですが……。
「水蜜! 水蜜!」
「ん?」
遠くでぬえの声がしました。慌てて目をやると、ぬえが可愛らしくあっかんべーをしています。
「ふふっ……もう、仕方ないんだから」
やれやれ。ぬえのイタズラ好きには困ったものです。
ぬえちゃん可愛いよ!!
後、雲山は何に見えたんだ?
攻撃するのを戸惑う程のモノだったのか…www
きっとぬえはムラサに叱ってもらいたくてイタズラしてるんですよね
・・・あれ?
さあ!(wktk
ナズーリンでとても笑いました。感謝。