Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

Honey honey, You are a bad liar.

2010/10/26 05:54:24
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「いんざねーもっ らっ あぃ うぃ てぃきょーはー♪」


古明地こいしは地霊殿の廊下をぴょこぴょこと歩いていた。


「えばー しん ざっ ていっきふぉーごー♪」


陽気に歌を歌いながら、それでも足取りはしっかりとして


「ちぇんじょー あぃ らいかばーにん ふぁい♪」


そして、ある部屋の扉を開けて、歌いながら入って行った。


「ばい ざ うぇい?」


…………………………………………


こいしはそこで突然歌をやめて、部屋にいた姉、さとりに何かをふったようだったけれど、姉は読んでいた本から視線をはずして、こいしの方をじーっと見ているだけだった。


「…………………………………もー、なんでお姉ちゃんノって来ないのよう!」


しびれを切らしたのは妹の方だった。

「無茶言わないでくださいよ。知らない歌は応えようがありません。」

さとりは顔色ひとつ崩さずに、そう答えた。

「ちぇー、お姉ちゃんなら絶対知ってると思ったからやったのにー。」

こいしは不機嫌そうに、ベッドの脇に腰掛けた。

まだずっとぶつぶつと文句をたれているようだった。

それをみていたさとりは、持っていた本をそっと机の上に置いて、


「By the way, ♪」


「きす みー なぅ! ………あ。」


「あ」と言う前にこいしはさとりに抱きつかれていた。

「お姉ちゃんやっぱり知ってたんじゃないのー!ずるぃ………――」

不平をこぼす口は、姉によって塞がれてしまった。










「…………………、ハイ、残念でした。」


姉はようやく妹を解放して、そう言った。


「もー!お姉ちゃんずるいー!」


「結果的にキスはできてるからいいじゃないの。」


「それじゃだめなの!お姉ちゃんに言わせて、それで私が獲りにいくの!」


こいしはベッドをバンバン叩いて主張をする。


「何をそんなに躍起になってるのよ…。」


「私にとっては大事なことなのー!」


さとりはため息をひとつついて、


「ハァ。 で、何を私にさせるのよ?」


「だーかーらー、お姉ちゃんの方から『キスして』って言って……はっ!」






  <本日2周目>
煮詰まったんです。

丁度今書いている作品中でこいしがさとりに絡んだんです。

10分後、この話のプロットが出来上がったんです。



ちなみに歌詞はすべて「IN THE NAME OF LOVE」という曲から。
とりあえず曲中の歌詞が何を言ってようと最後は「By the way, kiss me now!」なんです。
そんな素晴らしい曲です。
こいしちゃんは発音があまり得意ではないようですけど。
喇叭吹きは休日
http://twitter.com/merliborn
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
朝っぱらから甘々な古明地姉妹を摂取してしまった…
いいぞもっとやれ!
2.奇声を発する程度の能力削除
ちゅっちゅ!!!活力が湧いてきました
3.名前が無い程度の能力削除
甘ーい!!こいしちゃんもさとりんもかわいいです
4.名前が無い程度の能力削除
キュンと来た