「いんざねーもっ らっ あぃ うぃ てぃきょーはー♪」
古明地こいしは地霊殿の廊下をぴょこぴょこと歩いていた。
「えばー しん ざっ ていっきふぉーごー♪」
陽気に歌を歌いながら、それでも足取りはしっかりとして
「ちぇんじょー あぃ らいかばーにん ふぁい♪」
そして、ある部屋の扉を開けて、歌いながら入って行った。
「ばい ざ うぇい?」
…………………………………………
こいしはそこで突然歌をやめて、部屋にいた姉、さとりに何かをふったようだったけれど、姉は読んでいた本から視線をはずして、こいしの方をじーっと見ているだけだった。
「…………………………………もー、なんでお姉ちゃんノって来ないのよう!」
しびれを切らしたのは妹の方だった。
「無茶言わないでくださいよ。知らない歌は応えようがありません。」
さとりは顔色ひとつ崩さずに、そう答えた。
「ちぇー、お姉ちゃんなら絶対知ってると思ったからやったのにー。」
こいしは不機嫌そうに、ベッドの脇に腰掛けた。
まだずっとぶつぶつと文句をたれているようだった。
それをみていたさとりは、持っていた本をそっと机の上に置いて、
「By the way, ♪」
「きす みー なぅ! ………あ。」
「あ」と言う前にこいしはさとりに抱きつかれていた。
「お姉ちゃんやっぱり知ってたんじゃないのー!ずるぃ………――」
不平をこぼす口は、姉によって塞がれてしまった。
「…………………、ハイ、残念でした。」
姉はようやく妹を解放して、そう言った。
「もー!お姉ちゃんずるいー!」
「結果的にキスはできてるからいいじゃないの。」
「それじゃだめなの!お姉ちゃんに言わせて、それで私が獲りにいくの!」
こいしはベッドをバンバン叩いて主張をする。
「何をそんなに躍起になってるのよ…。」
「私にとっては大事なことなのー!」
さとりはため息をひとつついて、
「ハァ。 で、何を私にさせるのよ?」
「だーかーらー、お姉ちゃんの方から『キスして』って言って……はっ!」
<本日2周目>
古明地こいしは地霊殿の廊下をぴょこぴょこと歩いていた。
「えばー しん ざっ ていっきふぉーごー♪」
陽気に歌を歌いながら、それでも足取りはしっかりとして
「ちぇんじょー あぃ らいかばーにん ふぁい♪」
そして、ある部屋の扉を開けて、歌いながら入って行った。
「ばい ざ うぇい?」
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こいしはそこで突然歌をやめて、部屋にいた姉、さとりに何かをふったようだったけれど、姉は読んでいた本から視線をはずして、こいしの方をじーっと見ているだけだった。
「…………………………………もー、なんでお姉ちゃんノって来ないのよう!」
しびれを切らしたのは妹の方だった。
「無茶言わないでくださいよ。知らない歌は応えようがありません。」
さとりは顔色ひとつ崩さずに、そう答えた。
「ちぇー、お姉ちゃんなら絶対知ってると思ったからやったのにー。」
こいしは不機嫌そうに、ベッドの脇に腰掛けた。
まだずっとぶつぶつと文句をたれているようだった。
それをみていたさとりは、持っていた本をそっと机の上に置いて、
「By the way, ♪」
「きす みー なぅ! ………あ。」
「あ」と言う前にこいしはさとりに抱きつかれていた。
「お姉ちゃんやっぱり知ってたんじゃないのー!ずるぃ………――」
不平をこぼす口は、姉によって塞がれてしまった。
「…………………、ハイ、残念でした。」
姉はようやく妹を解放して、そう言った。
「もー!お姉ちゃんずるいー!」
「結果的にキスはできてるからいいじゃないの。」
「それじゃだめなの!お姉ちゃんに言わせて、それで私が獲りにいくの!」
こいしはベッドをバンバン叩いて主張をする。
「何をそんなに躍起になってるのよ…。」
「私にとっては大事なことなのー!」
さとりはため息をひとつついて、
「ハァ。 で、何を私にさせるのよ?」
「だーかーらー、お姉ちゃんの方から『キスして』って言って……はっ!」
<本日2周目>
いいぞもっとやれ!