朝起きると魔理沙が緑を基調とした服を着てさらに上海達が私の作った憶えのない服を着込んで何か鉄の棒のような物を弄っていた
「見ろ!十時方向に敵戦車だ!対戦車装弾!」
「イエッサー、アーマーピアッシングロード!」
「オーケー、ローディングコンプリート」
「ダイレクトターゲティング、ファイア!」
「ファイア!」
その瞬間、鉄の棒から炎が吹き出し私の家の壁に巨大なる風穴が開いた
「ちょっと!魔理沙何やってるのよ?」
「ん?新しいスペカの練習だ」
迷彩服(色が違うだけで形はいつもと同じ)を着込んだ魔理沙が上海の頭を撫でながら言った
「この大砲は何?」
「大砲じゃないぜアリス、山砲だ、山岳地帯向けの軽量火器だ」
白い歯を輝かせながらサムズアップをして魔理沙は言った
「何処でこんなものを」
「紅魔館だ、機種変換するから古いのを貰ったんだ」
「誰から」
「パチュリーから」
あの紫モヤシめ、何て物を
「これをどう使うつもり?」
「言ったろ?新しいスペカ、魔砲『オート・メラーラ』として活用してみせる」
「…アホだ、近年希に見るアホだわ、貴女」
「どういう事だよ?良いじゃないか、105mm榴弾が装填できるんだ、威力は最高レベルだぜ?」
そう言いながら魔理沙は熱を帯びている砲身を優しく撫でていた、熱くないのか
「妖怪なら大丈夫だろ?一発喰らってみるか?」
「いや、死ぬわ、喰らったら真面目に死ぬわよ」
「えー、ぶっ放したら最高にハイになれるのに」
「ハイになるより先に灰になるわ、ヤメナサイ」
「でも、撃てば砲身が加熱されて上手く使えば調理器具になるぜ?それにインテリアにもなる」
砲身を上げ下げしながら必死に懇願する魔理沙に私は言った
「インテリアはないわね」
「インテリアはないか~」
「うふふふ~」
「あははは~」
しばらくの沈黙の後私はまた魔理沙に言った
「調理器具もないわね」
「調理器具もないか~」
「おほほほ~」
「えへへへ~」
そして笑い合った後の沈黙の後魔理沙は真剣な表情を作って私に聞いた
「…一体、何に使えば良いんだ?」
「…私が、知るわけ無いでしょ?」
「そうだよな~」
「そうなのよ~」
「うふふふ~」
「いひひひ~」
そして一通り笑った後、私と魔理沙は見つめ合い黙り込んだ
「…紅魔館に返してくる」
「それが一番よ、魔理沙」
そしてその直後魔理沙は私の家の天井に穴を開け山砲を箒につるして飛び去っていった
「見ろ!十時方向に敵戦車だ!対戦車装弾!」
「イエッサー、アーマーピアッシングロード!」
「オーケー、ローディングコンプリート」
「ダイレクトターゲティング、ファイア!」
「ファイア!」
その瞬間、鉄の棒から炎が吹き出し私の家の壁に巨大なる風穴が開いた
「ちょっと!魔理沙何やってるのよ?」
「ん?新しいスペカの練習だ」
迷彩服(色が違うだけで形はいつもと同じ)を着込んだ魔理沙が上海の頭を撫でながら言った
「この大砲は何?」
「大砲じゃないぜアリス、山砲だ、山岳地帯向けの軽量火器だ」
白い歯を輝かせながらサムズアップをして魔理沙は言った
「何処でこんなものを」
「紅魔館だ、機種変換するから古いのを貰ったんだ」
「誰から」
「パチュリーから」
あの紫モヤシめ、何て物を
「これをどう使うつもり?」
「言ったろ?新しいスペカ、魔砲『オート・メラーラ』として活用してみせる」
「…アホだ、近年希に見るアホだわ、貴女」
「どういう事だよ?良いじゃないか、105mm榴弾が装填できるんだ、威力は最高レベルだぜ?」
そう言いながら魔理沙は熱を帯びている砲身を優しく撫でていた、熱くないのか
「妖怪なら大丈夫だろ?一発喰らってみるか?」
「いや、死ぬわ、喰らったら真面目に死ぬわよ」
「えー、ぶっ放したら最高にハイになれるのに」
「ハイになるより先に灰になるわ、ヤメナサイ」
「でも、撃てば砲身が加熱されて上手く使えば調理器具になるぜ?それにインテリアにもなる」
砲身を上げ下げしながら必死に懇願する魔理沙に私は言った
「インテリアはないわね」
「インテリアはないか~」
「うふふふ~」
「あははは~」
しばらくの沈黙の後私はまた魔理沙に言った
「調理器具もないわね」
「調理器具もないか~」
「おほほほ~」
「えへへへ~」
そして笑い合った後の沈黙の後魔理沙は真剣な表情を作って私に聞いた
「…一体、何に使えば良いんだ?」
「…私が、知るわけ無いでしょ?」
「そうだよな~」
「そうなのよ~」
「うふふふ~」
「いひひひ~」
そして一通り笑った後、私と魔理沙は見つめ合い黙り込んだ
「…紅魔館に返してくる」
「それが一番よ、魔理沙」
そしてその直後魔理沙は私の家の天井に穴を開け山砲を箒につるして飛び去っていった