Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

姉妹揃って意思疎遠

2010/10/22 20:20:48
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お姉ちゃんが、ぼんやり書類の山の中腹で居眠り。
船は漕がれていく。
第三の目も、どこかうつらうつらと夢見心地。


可愛い。


今日も、面倒で仕方ない書類の処理に追われて、結局お昼寝しちゃうお姉ちゃん。


ごめんね。


今、お姉ちゃんがどんな気持ちで眠ってるかもわからないの。
どれほど、疲れているのかも知り得ないの。
そして、お姉ちゃんがも私の心中なんて知らないの。
互いにわからずやに仕舞い、わからずや姉妹。
だけれども、伝わってほしい言葉、否、感情はあるわけで。
言えは、しないけど。







無意識の中を忍び足で歩む。
別にそうする必要はないのだけれど、昔の名残、生きる者の本能に従ってみる。
くるくるとした、くせっ毛の後頭部の見える背後に回る。
後ろ手に握っていた、柔らかな花柄のブランケットを、ふわり、肩から背を隠すようにしてかける。
すると、もぞっ、と動くもんだからびくり、身体が一瞬強張る。



「こいし…。」



小さな寝言は、鼓膜を小さく、心を大きく震わし、揺さぶる。
そうやって、お姉ちゃんは私を呼んで、何一つ伝えずに終わる。
未だ寝足りなさそう寝顔を横目に、部屋を出るとする。



一つ、言葉を置き去りにして。



「起きたらいっぱい話そうね。」



次の時こそ。



「お姉ちゃん。」



言って、みせるの。






開いたままになった窓からは、地霊のどこからか流れてきた熱風がわずか、吹き込んだ。
その風は、まだ眠るさとりの頬をほんの少し焦がすように過ぎ去っていった。
はい、遅くなりながらに二本目の投下となりました。
何やら友人にこいしちゃんをさとりんをひたすらに勧められたので、親を買い物待ちする際に携帯にて一発書き。
とりあえず、さとりんよりこいしちゃん派です。
この後は、まあ、少女マンガみたいな展開何でないかと思われます。
こいさと?さとこい?好きにご判断を。
ではでは、次はレミフラを投下予定です。
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
ナイス友人といわざるをえない
2.名前が無い程度の能力削除
レミフラ期待