※この作品は私の稚作「さとり妖怪の初恋」前篇及び後篇の設定を引き継いでいます。「さとられいむ」タグで検索すると出て来るので、先にそちらを読んでいただく事を推奨します
すっかり秋も深まった幻想郷。その中心、博麗神社ではぐーたら巫女が朝の惰眠を貪っていた
「うへへ、お賽銭一杯。むにゃむにゃ」
この時期の朝は寒さが厳しいとはいえ、だらけすぎである
・・・いむ、れいむ。霊夢、朝ですよ
「んー、後5分」
「全く、いつまで寝ぼけているの。ほら、着替えて顔を洗ってきてください。ご飯の準備、出来てますから」
「へーい。ふああ」
ぱしゃぱしゃ、ぐしぐし、がらがらぺっ、もぞもぞ
「うー、寒い」
「はい、お茶です。少しは暖まりますよ」
「んー、あんがと」
ふう、お茶を飲んだら大分頭が冴えてきた。ok、落ち着け私。とりあえず状況を整理しよう。何でさとりが朝っぱらから家の神社にいて、朝ごはんを作って、今、私の目の前に居るんだろう
「えっと。こ、恋人ならこれぐらい普通だってお燐が言っていました。あの、迷惑でしたか?」
「いや、大丈夫だけど。全く、またあいつらか」
そう。私達が恋人関係になった、あの一連の出来事。お燐やこいしやらが裏で色々やらかしていたらしい。全く、また余計な事吹き込んだわね。まあ、今はそんな事よりもだ
「何で、私のと同じ巫女服着てる訳?」
「あ、これですか?何でも、こいしが友達の人形遣いさんに頼んだとかで」
あいつら、絶対楽しんでやがるな。さとりは私に見せる様にクルリと一回転・・・畜生、可愛いじゃないの。アリスとこいしgj
「そうですか、似合ってますか。えへへ。こほん、それじゃ、ご飯にしましょうか」
「あ、ああ、そうだったわね。んじゃ」
「「いただきます」」
「・・・・・うん、美味しい。これなら、さとりはいつでもお嫁さんにいけるわね」
「えっ!?」
おおお、お嫁さん!?そんな、霊夢。まだ気が早い。でも、霊夢がいいなら私・・・・・って何を考えているんだ。お茶を飲んで落ち着っ!?
「あひゅいっ」
「あんた、自分が猫舌だって事忘れてたでしょ」
「そうでひゅた」
もう、本当にこの人は
<<<>>>
「何か、仕事とかはないのですか」
「異変無い時は平時こんなもんよ。賽銭の確認、境内の掃除、後はお茶飲む。はい終了」
「はあ、噂にたがわぬ怠惰っぷりですね。それじゃあ、神社内の掃除や洗濯は?」
「うっ。それは」
「『気が向いた時に』ですか。もう、そんな事では駄目ですよ。ほら、私も手伝いますから一気にやってしまいましょう」
「うええ、めんどいい」
「わがまま言うんじゃありません。ほら、いきますよ」
全く、告白の時はあんなカッコよかったのに。まさかここまでぐーたらだとは
~少女大掃除中~
ごほっ、ごほっ。凄い埃ですね。そういやこの辺は大分放置してたわね。一か月位かしら。ぐーたら巫女。うっさい
ん、何これ?『わたしのかんがえたさいきょうすぺる』?ああ、それらめえええ
霊夢の、服。霊夢の、匂い・・・・・。さとりー、こっち終わったわよ。あ。は、はい!
~少女大掃除中~
「うへえー、終わったー」
「お疲れ様でした」
「ああ、うん。手伝ってくれてありがとう」
「いえ、私が好きでやった事ですから」
「ほんと、良いお嫁さんになるわあんた。そういや、そろそろお昼ね」
「またそんな事を言う・・・あの、霊夢さえ良ければ一緒にご飯を作りませんか?私、好きな人と一緒にご飯を作るのが夢だったんです」
「ああ、うん。別に良いけど」
「やった」
それから台所に移動し、今、私とさとりは一緒にお昼を作っている。そんな事よりもさとりの恰好がやばい。ただエプロンを着ているだけなのだが、見た目幼女なのに、エプロン姿が妙に似合っているというそのギャップが相まって、なんというか、こう
「幼な妻、だっけ?」
「霊夢、全部分かってますよ。えっち」
「ああ、ごめん。あまりにエプロンが似合ってるもんだからつい」
「まあ、悪い気はしませんが」
平静を装ってはいるが、実際は耳まで真っ赤なのがバレバレである。ふう、何か色々やばい物が滾りそうだわこれ
ざくっ
「あいたあ!?」
「霊夢、大丈夫ですか!?」
あちゃー、さとりの方ばっか見てたからヘマしちゃったなあ
―かぷっ―
「ほへっ!?」
えーと、さとりさん?何をしていらっしゃるので?
「ふあいじょうふれふか?れふむ」
「あ、ああ。うん、だいじょぶだから。もういいから。別の意味でやばいから。絆創膏してくる」
今のはやばかった。何か噴出しそうだった。上目遣いとか反則だ
「そうですか」
いつものお返しですよ、霊夢。私も大分きつかったけど
「「いただきます」」
そんなこんなで何とか昼食完成。我ながら良くあれに耐えられたと思うわ。うう、まだ恥ずかしい。ってかこれ、さとりに読まれてるよね。嫌な予感が
「はい、霊夢」
「な、なに?」
「あーん」
「うえっ!?」
あーん、だと・・・・・。一気に畳み掛けてきたな、このさどりんめ
「いや、自分で食べられ「駄目ですよ、今霊夢は指を怪我しているのですから」
「これぐらいだいじょう「あーん」
ぱくっ
「美味しい?」
「・・・うん」
この、後で覚えてろよ
<<<>>>
「あー、今日は何か色々あったわね。疲れたわ」
「そうですね。でも、私は楽しかったです」
「まあ、私もそれなりにね。ほぼ一日中、特定の誰かと、宴会とか異変とかじゃなく、一緒に居たの初めてかも。私、物心付いた時にはひとりだったし」
「そう、ですか。寂しいとか、誰かに甘えたいと思ったりはしなかったんですか?」
「んー、それが当たり前だと思ってたからねえ。甘えた事なんて言ってられなかったわ。でも、今日一日あんたと過ごしてみて分かった気がする」
「『日常を誰かと一緒に過ごすのは良い物だ』ですか。ええ、私もそう思います。それと、『本当は、誰かに甘えたかったのかなあ。なんか今日はあんたに甘えっぱなしだったし』ですか。ふふっ」
「だー、人の恥ずかしい心を読むな!!」
「霊夢」
「んえ?」
―もっと、甘えてもいいのよ―
「・・・・・」
「・・・・・」
ぽふっ
くそっ。さとりの膝枕、気持ちいいじゃないの
「・・・ょっとだけ」
「?」
「ちょっとだけ、なんだから」
「ふふっ、可愛い」
「うっさい」
<<<>>>
「んんっ。はっ」
あー、完璧に寝ちゃってた。さとりの膝枕が気持ち良いのがいけないのよ。って、さとりも寝てるし
「ふむ」
ぷにぷにー。おお、柔らかいほっぺたねえ
「んん」
おっと、起こす所だった。ってか、あれね。さとりの唇も柔らかそうね。むにむに。おお、やっぱり柔らかい・・・・・キスしたらどんな感じかしら。今日はさとりに振り回されっぱなしだったし、これぐらいしないと割に合わないわ。よし
ぱちくり
「だああああ!?」
「あれ。私、寝ちゃってましたか。どうしたの、霊夢?」
「な、なんでもない!」
「そう。あ、私、今日はもう帰りますね」
「あ、ああ。うん。またね」
「はい、また・・・それと。ぜ、全部解ってますからね!?そういうのはまだ早いと思います!!」
「あ、う。わ、わ、忘れなさい!」
「嫌です!忘れません!それじゃ」
くう、今日は四六時中さとりに振り回されっぱなしだったわ。いつか覚えてなさいよ。にしても
「さとりの唇、柔らかかったなあ」
すっかり秋も深まった幻想郷。その中心、博麗神社ではぐーたら巫女が朝の惰眠を貪っていた
「うへへ、お賽銭一杯。むにゃむにゃ」
この時期の朝は寒さが厳しいとはいえ、だらけすぎである
・・・いむ、れいむ。霊夢、朝ですよ
「んー、後5分」
「全く、いつまで寝ぼけているの。ほら、着替えて顔を洗ってきてください。ご飯の準備、出来てますから」
「へーい。ふああ」
ぱしゃぱしゃ、ぐしぐし、がらがらぺっ、もぞもぞ
「うー、寒い」
「はい、お茶です。少しは暖まりますよ」
「んー、あんがと」
ふう、お茶を飲んだら大分頭が冴えてきた。ok、落ち着け私。とりあえず状況を整理しよう。何でさとりが朝っぱらから家の神社にいて、朝ごはんを作って、今、私の目の前に居るんだろう
「えっと。こ、恋人ならこれぐらい普通だってお燐が言っていました。あの、迷惑でしたか?」
「いや、大丈夫だけど。全く、またあいつらか」
そう。私達が恋人関係になった、あの一連の出来事。お燐やこいしやらが裏で色々やらかしていたらしい。全く、また余計な事吹き込んだわね。まあ、今はそんな事よりもだ
「何で、私のと同じ巫女服着てる訳?」
「あ、これですか?何でも、こいしが友達の人形遣いさんに頼んだとかで」
あいつら、絶対楽しんでやがるな。さとりは私に見せる様にクルリと一回転・・・畜生、可愛いじゃないの。アリスとこいしgj
「そうですか、似合ってますか。えへへ。こほん、それじゃ、ご飯にしましょうか」
「あ、ああ、そうだったわね。んじゃ」
「「いただきます」」
「・・・・・うん、美味しい。これなら、さとりはいつでもお嫁さんにいけるわね」
「えっ!?」
おおお、お嫁さん!?そんな、霊夢。まだ気が早い。でも、霊夢がいいなら私・・・・・って何を考えているんだ。お茶を飲んで落ち着っ!?
「あひゅいっ」
「あんた、自分が猫舌だって事忘れてたでしょ」
「そうでひゅた」
もう、本当にこの人は
<<<>>>
「何か、仕事とかはないのですか」
「異変無い時は平時こんなもんよ。賽銭の確認、境内の掃除、後はお茶飲む。はい終了」
「はあ、噂にたがわぬ怠惰っぷりですね。それじゃあ、神社内の掃除や洗濯は?」
「うっ。それは」
「『気が向いた時に』ですか。もう、そんな事では駄目ですよ。ほら、私も手伝いますから一気にやってしまいましょう」
「うええ、めんどいい」
「わがまま言うんじゃありません。ほら、いきますよ」
全く、告白の時はあんなカッコよかったのに。まさかここまでぐーたらだとは
~少女大掃除中~
ごほっ、ごほっ。凄い埃ですね。そういやこの辺は大分放置してたわね。一か月位かしら。ぐーたら巫女。うっさい
ん、何これ?『わたしのかんがえたさいきょうすぺる』?ああ、それらめえええ
霊夢の、服。霊夢の、匂い・・・・・。さとりー、こっち終わったわよ。あ。は、はい!
~少女大掃除中~
「うへえー、終わったー」
「お疲れ様でした」
「ああ、うん。手伝ってくれてありがとう」
「いえ、私が好きでやった事ですから」
「ほんと、良いお嫁さんになるわあんた。そういや、そろそろお昼ね」
「またそんな事を言う・・・あの、霊夢さえ良ければ一緒にご飯を作りませんか?私、好きな人と一緒にご飯を作るのが夢だったんです」
「ああ、うん。別に良いけど」
「やった」
それから台所に移動し、今、私とさとりは一緒にお昼を作っている。そんな事よりもさとりの恰好がやばい。ただエプロンを着ているだけなのだが、見た目幼女なのに、エプロン姿が妙に似合っているというそのギャップが相まって、なんというか、こう
「幼な妻、だっけ?」
「霊夢、全部分かってますよ。えっち」
「ああ、ごめん。あまりにエプロンが似合ってるもんだからつい」
「まあ、悪い気はしませんが」
平静を装ってはいるが、実際は耳まで真っ赤なのがバレバレである。ふう、何か色々やばい物が滾りそうだわこれ
ざくっ
「あいたあ!?」
「霊夢、大丈夫ですか!?」
あちゃー、さとりの方ばっか見てたからヘマしちゃったなあ
―かぷっ―
「ほへっ!?」
えーと、さとりさん?何をしていらっしゃるので?
「ふあいじょうふれふか?れふむ」
「あ、ああ。うん、だいじょぶだから。もういいから。別の意味でやばいから。絆創膏してくる」
今のはやばかった。何か噴出しそうだった。上目遣いとか反則だ
「そうですか」
いつものお返しですよ、霊夢。私も大分きつかったけど
「「いただきます」」
そんなこんなで何とか昼食完成。我ながら良くあれに耐えられたと思うわ。うう、まだ恥ずかしい。ってかこれ、さとりに読まれてるよね。嫌な予感が
「はい、霊夢」
「な、なに?」
「あーん」
「うえっ!?」
あーん、だと・・・・・。一気に畳み掛けてきたな、このさどりんめ
「いや、自分で食べられ「駄目ですよ、今霊夢は指を怪我しているのですから」
「これぐらいだいじょう「あーん」
ぱくっ
「美味しい?」
「・・・うん」
この、後で覚えてろよ
<<<>>>
「あー、今日は何か色々あったわね。疲れたわ」
「そうですね。でも、私は楽しかったです」
「まあ、私もそれなりにね。ほぼ一日中、特定の誰かと、宴会とか異変とかじゃなく、一緒に居たの初めてかも。私、物心付いた時にはひとりだったし」
「そう、ですか。寂しいとか、誰かに甘えたいと思ったりはしなかったんですか?」
「んー、それが当たり前だと思ってたからねえ。甘えた事なんて言ってられなかったわ。でも、今日一日あんたと過ごしてみて分かった気がする」
「『日常を誰かと一緒に過ごすのは良い物だ』ですか。ええ、私もそう思います。それと、『本当は、誰かに甘えたかったのかなあ。なんか今日はあんたに甘えっぱなしだったし』ですか。ふふっ」
「だー、人の恥ずかしい心を読むな!!」
「霊夢」
「んえ?」
―もっと、甘えてもいいのよ―
「・・・・・」
「・・・・・」
ぽふっ
くそっ。さとりの膝枕、気持ちいいじゃないの
「・・・ょっとだけ」
「?」
「ちょっとだけ、なんだから」
「ふふっ、可愛い」
「うっさい」
<<<>>>
「んんっ。はっ」
あー、完璧に寝ちゃってた。さとりの膝枕が気持ち良いのがいけないのよ。って、さとりも寝てるし
「ふむ」
ぷにぷにー。おお、柔らかいほっぺたねえ
「んん」
おっと、起こす所だった。ってか、あれね。さとりの唇も柔らかそうね。むにむに。おお、やっぱり柔らかい・・・・・キスしたらどんな感じかしら。今日はさとりに振り回されっぱなしだったし、これぐらいしないと割に合わないわ。よし
ぱちくり
「だああああ!?」
「あれ。私、寝ちゃってましたか。どうしたの、霊夢?」
「な、なんでもない!」
「そう。あ、私、今日はもう帰りますね」
「あ、ああ。うん。またね」
「はい、また・・・それと。ぜ、全部解ってますからね!?そういうのはまだ早いと思います!!」
「あ、う。わ、わ、忘れなさい!」
「嫌です!忘れません!それじゃ」
くう、今日は四六時中さとりに振り回されっぱなしだったわ。いつか覚えてなさいよ。にしても
「さとりの唇、柔らかかったなあ」
そして、ニヤニヤ止まりません!
私が言える事ではありませんが、文体に関してはもう少し全体に緩急をつければ読みやすくなると思います。
これからも頑張って下さい。
ただ、上の人も言ってることだけど、もう少し緩急があるとなお良いと思う。
たとえば甘い場面とそうでない場面を交互にもってくるとか。
テンポの速い曲も、何度も連続で聴いていればあまり速く感じなくなるだろ? 慣れちゃうから。甘みも同じ。
ツンデレだって、ツンがあるからデレが際立つじゃないか。(黄金比は9:1だ!異論は認める)
今のところこの作品は甘い場面の連続だから、あなたが感じるようにグダグダになってしまう(言うほどグダグダとは思わないけど)
甘くない場面をうまく入れていけば、甘さが際立ち、メリハリがついて、文量が増すから続編が書けて、さとられいむ供給が増加して俺が嬉しい。
な? 良いことずくめだ。
ぐだぐだ?バカやろう!それがいいんじゃないか!