※これは私の稚作「さとり妖怪の初恋~前篇~」の続きとなります。先にそちらの既読を推奨いたします。過剰に作者の妄想をかなり詰め込んだので、かなりの駄文です。それでもよろしければどうぞ↓
霊夢さんと会ってから数日、あの人の事が気になって何も手に付かない。ああ、思い出したらまた顔が熱い。胸が苦しい、何なんだろうこれは
コンコン
!誰か来た。お、落ち着かないと。深呼吸、深呼吸。よし
「失礼します、さとり様。実は」
「どうしました、お燐?ふむ、今度はお空が居なくなったのですか。もう、何処へ行ったのかしら」
「えーと、多分博麗神社にいったのではないかと」
「えっ」
「さとり様?」
「ワカリマシタ。こほん、分かりました。私が迎えに行ってきましょう、貴女は引き続き仕事の方をお願いしますね」
「はい、了解しました。いってらっし、って、もう居ない!?上手くいくといいけど」
<<<>>>
「あー、核融合温いわあ」
「れいむー、くすぐったい」
「うるさい、もっとぬくぬくさせろ」
「う、うにゅー」
「家のお空は暖房器具ではありませんよ」
「あ、さとり様」
「あら、また来たの」
「はい。あの、迷惑でしたか?」
「いや、別に構わないわよ。あ、お茶飲む?」
「はい、頂きます」
「んじゃ、座って待ってなさい」
「はい」
「あ、そうだ。私は先に帰りますねー」
「はい、ちゃんと仕事をするのですよ」
「分かりましたー」
「ほいお茶。あら、あいつは帰ったの。貴重なぬくぬくが」
「だから、家のお空は暖房ではありません」
「んじゃ、代わりにあんたをぎゅっと」
「ふえっ!?」
「冗談よ、冗談。心読めば分かるでしょうに」
「も、もう」
「あ、そうそう。今度また宴会をやるのよ、あんたらもくる?」
「え、でも」
「嫌われ者の私なんかが、とか言うんでしょ?大丈夫、あの中にそんな事気にする奴なんていないわよ」
「はい、分かりました。ではお言葉に甘えて」
宴会かあ。ちょっと怖いけど、霊夢さんが居るなら
「あの。私も聞きたい事が」
「ん、何?」
「わ、私って本当に可愛いんでしょうか?」
ぶっーーー
「げほっ、げほっ」
「ご、ごめんなさい!大丈夫ですか!?」
「だ、大丈夫大丈夫。不意打ち過ぎてびっくりしただけだから・・・・そんなに気になる?」
「私、か、か、可愛いなんて言われたの初めてで」
「あ、あー。そうねえ(面と向かって言うのは恥ずかしいんだけどなあ)」
「えっ」
「こほん。んー、眠そうな目とか、癖っ毛な髪とか、一々反応が可愛らしい所とか。あ、でも一番「も、もう良いです」
「え、一番いいとこ「もう充分です!もう帰ります!」
「あらそう?んじゃ、宴会でね」
「ひゃ、ひゃい」
<<<>>>
「あ、さとり様。おかえりなさい」
「おかえりなさーい」
「ただいま。今度、博麗神社での宴会に参加する事になりました。準備の方をお願いしますね」
「了解しました。うわあ、あんな早口なさとり様、初めて見た。二人っきり作戦は上手くいったか」
「何かよく分かんないけど、上手くいって良かったねー」
「お燐、お空。ただいまー」
「あ、こいし様」
「お帰りなさい」
彼女は古明地こいし。さとりの妹であり同じさとり妖怪だが、第三の目を閉ざした為、心を読む事は出来ない。その代わり、あらゆる無意識を操る事が出来る
「あ、そうだ。こいし様にも手伝ってもらおう。ちょっとお耳を拝借」
「ん、なになにー?」
ー少女説明中ー
「なるほど、やっとお姉ちゃんにもそんな時期が」
「ええ、ようやく。後一押しです」
「うにゅ?」
ニヤニヤしながら話している辺り、この二人、確信犯である。ちなみにお空はよく分かっていない
「よし。後一押しは、この恋の伝道師こいしちゃんにどーんと任せなさい」
「先生、お願いします」
「ううう」
何とか帰ってこれた。ああ、まだドキドキしている。『一番』の部分を聞いていたら心臓が破裂していたかもしれない。頭の中が霊夢さんで一杯になる。本当に何なんだろう、これ
ばたーーーん
「おねえちゅわあああん」
「・・・・・お帰りなさい、こいし」
「あら、反応薄い。相当重症だねこりゃ。えー、お姉ちゃん。最近、特定の人の事ばかり考えたり、その人の事を考えると胸が苦しくなったり、顔が熱くなったりしない?」
「!なぜ、それを」
「お姉ちゃん、それはズバリ。『恋』だよ」
来い、濃い、鯉、請い・・・・・恋!?それってつまり、私は霊夢さんの事が。す、ス、好・・・・・・・ボンっ
「#$%&!」
「おお、熱い熱い。相手は霊夢と見た。で、どうすんの?告白すんの?」
「な、なじぇしょれを!?それに、こ、こ、こくひゃく!?」
「細かい事は気にしない。でさ、今度宴会あるらしいじゃん。そこでぐっといってガっと行っちゃおうよ」
「そ、そんなの無理ですよう」
「そんなんじゃ駄目だよ、お姉ちゃん。恋は攻めだよ」
「恋は、攻め。恋は攻め。が、頑張りましゅ」
<<<>>>
そんなこんなで宴会当日。今回も人妖問わず様々な者達が、飲めや歌えやの大騒ぎである
「何よ、ほとんど飲んでないじゃないの」
「あ、れ、霊夢さん。その、この場にある沢山の『声』を聞いているだけで酔ってしまいそうで」
「それじゃあ仕方ないわね。でも、貴女の事を悪く言っている奴はいないでしょう?」
「そう、ですね。皆、私の事など気にせず思い思いに宴会を楽しんでいます」
「そう、良かったわね。んじゃ、私はあっちに行ってるから。また後でね」
「あっ、はい」
確かに私の事を悪く言っている人は居ない。でも、それ以上に気になるのは霊夢が私の事をどう思っているかで。
覗いてみても、ほとんど変化はない。直接聞けばいいのだろうけれど、本当は本心を知るのが、怖い
「やっべー、家の姉ちゃんマジ奥手すぎるんスけど。ずっと霊夢の方見ちゃって。これはお燐、アレしかないね」
「ええ、アレしかないですね。お空、最後の仕上げに入るから霊夢を呼んできてよ」
「?分かったー」
「お燐、やるよー」
「ええ」
ガバッ
「お、お燐!?」
「ごめんなさい、さとり様。恨むなら、自分の奥手っぷりを恨んでください!こいし様!」
「よーし、お姉ちゃん。コップ一杯、一気にいっちゃおー」
「ん、んぐう!?」
「あ、そーれ。イッキイッキ」
グビッ、グビッ
「ふにゃー」
「おお、相変わらず超の付く下戸だねえ。まあ、この状況じゃ無理もないか」
「霊夢連れてきたよー」
「何かよ・・・・・さ、さとり!大丈夫!?」
「んん、れいむしゃん」
「何この可愛い生き物、じゃなくて・・・・・・あいつらもいつの間にか居ないし。あー、もう。仕方ないわね。よっ、と」
ひょい
「あら、やっぱり軽いわね」
「んんっ」
「お、お熱いねえお二人さん」
「おいおい、宴会はこれからだってのに。胃もたれしちまいそうだぜ」
「あらあら」
「けっ、結婚なんてお母さん許しませんよ!」
「話が飛躍しすぎですよ紫様。後、お母さんってなんですか」
「わ、私だっていつかは」
やんややんや、ヒューヒュー、おお熱い熱い
「だー、外野うっさいわよ!!」
<<<>>>
「たくっ、あの酔っ払いどもめ」
「ん・・・・・。あれ、れいむさん?」
「お、気が付いた。大丈夫?」
「はい、なんと、かっ!?」
こここ、これは!?お、お、お姫様抱っこ!?
「あうあう」
「あらら、茹でダコみたい。よし、この部屋で良いか。よっ、と」
「ありがとう、ごじゃいまふ」
「それじゃ、落ち着くまでここにいなさい」
「あっ」
ー恋は攻めだよ、お姉ちゃんー
ぎゅっ
「さ、さとり!?」
「行かないで、下さい」
「うっ。わ、分かったわ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・私、こういう気持ちとはずっと無縁だと思ってました。自分は嫌われ者だからと、こいし達以外とは距離を置いてきたつもりでした。それを貴女は、人の心に堂々と入り込んできて。私は心を司る妖怪なのに、貴女に心を翻弄されてばかりで。れ、霊夢さんが悪いんですよ!?せ、せ、責任を取って下さい!」
「あー、それってつまり」
「好き、です。霊夢さんの事が」
「・・・・・もう、抑えなくてもいいか。そういえば、貴女の一番可愛いと思う所、まだいってなかったわね」
「えっ」
「眠そうな目、癖っ毛な髪、一々初々しい反応。でも、一番可愛いと思うのは」
ぎゅうっ
「れれれ、れいむしゃん!?」
「私よりずっと年上の癖に、小さくて、儚くて、放っておくとすぐ消えてしまいそうで、守ってあげたくなる所かな」
「!!!?」
「まあ、一目惚れって奴かしら。あんたに読まれないようにするの、大変だったんだから」
「そんな。そんなの、ずるい、ですよ」
「ごめんなさいね。その、いつまで一緒に居られるかは分からないけど。出来るだけ一緒に居るようにするから」
「はい」
「これから、よろしくね。さとり」
「はい、霊夢さん」
「こら」
「いたっ」
「霊夢、でしょ」
「え、えっと。れい、む。うう、は、恥ずかしいです」
「ん、よろしい。ほんと、可愛いんだから」
「・・・・・いぢわる」
<<<>>>
「何これ、胃もたれしそうなんすけど。霊夢さんマジイケメン」
「こっちは口から砂糖が出そうです」
「うにゅー、お燐。見えない」
「あんたにゃまだ早いよ。まあ、何はともあれこいし様」
「うん、みっしょんこんぷりーとだね」
「うにゅ?」
霊夢さんと会ってから数日、あの人の事が気になって何も手に付かない。ああ、思い出したらまた顔が熱い。胸が苦しい、何なんだろうこれは
コンコン
!誰か来た。お、落ち着かないと。深呼吸、深呼吸。よし
「失礼します、さとり様。実は」
「どうしました、お燐?ふむ、今度はお空が居なくなったのですか。もう、何処へ行ったのかしら」
「えーと、多分博麗神社にいったのではないかと」
「えっ」
「さとり様?」
「ワカリマシタ。こほん、分かりました。私が迎えに行ってきましょう、貴女は引き続き仕事の方をお願いしますね」
「はい、了解しました。いってらっし、って、もう居ない!?上手くいくといいけど」
<<<>>>
「あー、核融合温いわあ」
「れいむー、くすぐったい」
「うるさい、もっとぬくぬくさせろ」
「う、うにゅー」
「家のお空は暖房器具ではありませんよ」
「あ、さとり様」
「あら、また来たの」
「はい。あの、迷惑でしたか?」
「いや、別に構わないわよ。あ、お茶飲む?」
「はい、頂きます」
「んじゃ、座って待ってなさい」
「はい」
「あ、そうだ。私は先に帰りますねー」
「はい、ちゃんと仕事をするのですよ」
「分かりましたー」
「ほいお茶。あら、あいつは帰ったの。貴重なぬくぬくが」
「だから、家のお空は暖房ではありません」
「んじゃ、代わりにあんたをぎゅっと」
「ふえっ!?」
「冗談よ、冗談。心読めば分かるでしょうに」
「も、もう」
「あ、そうそう。今度また宴会をやるのよ、あんたらもくる?」
「え、でも」
「嫌われ者の私なんかが、とか言うんでしょ?大丈夫、あの中にそんな事気にする奴なんていないわよ」
「はい、分かりました。ではお言葉に甘えて」
宴会かあ。ちょっと怖いけど、霊夢さんが居るなら
「あの。私も聞きたい事が」
「ん、何?」
「わ、私って本当に可愛いんでしょうか?」
ぶっーーー
「げほっ、げほっ」
「ご、ごめんなさい!大丈夫ですか!?」
「だ、大丈夫大丈夫。不意打ち過ぎてびっくりしただけだから・・・・そんなに気になる?」
「私、か、か、可愛いなんて言われたの初めてで」
「あ、あー。そうねえ(面と向かって言うのは恥ずかしいんだけどなあ)」
「えっ」
「こほん。んー、眠そうな目とか、癖っ毛な髪とか、一々反応が可愛らしい所とか。あ、でも一番「も、もう良いです」
「え、一番いいとこ「もう充分です!もう帰ります!」
「あらそう?んじゃ、宴会でね」
「ひゃ、ひゃい」
<<<>>>
「あ、さとり様。おかえりなさい」
「おかえりなさーい」
「ただいま。今度、博麗神社での宴会に参加する事になりました。準備の方をお願いしますね」
「了解しました。うわあ、あんな早口なさとり様、初めて見た。二人っきり作戦は上手くいったか」
「何かよく分かんないけど、上手くいって良かったねー」
「お燐、お空。ただいまー」
「あ、こいし様」
「お帰りなさい」
彼女は古明地こいし。さとりの妹であり同じさとり妖怪だが、第三の目を閉ざした為、心を読む事は出来ない。その代わり、あらゆる無意識を操る事が出来る
「あ、そうだ。こいし様にも手伝ってもらおう。ちょっとお耳を拝借」
「ん、なになにー?」
ー少女説明中ー
「なるほど、やっとお姉ちゃんにもそんな時期が」
「ええ、ようやく。後一押しです」
「うにゅ?」
ニヤニヤしながら話している辺り、この二人、確信犯である。ちなみにお空はよく分かっていない
「よし。後一押しは、この恋の伝道師こいしちゃんにどーんと任せなさい」
「先生、お願いします」
「ううう」
何とか帰ってこれた。ああ、まだドキドキしている。『一番』の部分を聞いていたら心臓が破裂していたかもしれない。頭の中が霊夢さんで一杯になる。本当に何なんだろう、これ
ばたーーーん
「おねえちゅわあああん」
「・・・・・お帰りなさい、こいし」
「あら、反応薄い。相当重症だねこりゃ。えー、お姉ちゃん。最近、特定の人の事ばかり考えたり、その人の事を考えると胸が苦しくなったり、顔が熱くなったりしない?」
「!なぜ、それを」
「お姉ちゃん、それはズバリ。『恋』だよ」
来い、濃い、鯉、請い・・・・・恋!?それってつまり、私は霊夢さんの事が。す、ス、好・・・・・・・ボンっ
「#$%&!」
「おお、熱い熱い。相手は霊夢と見た。で、どうすんの?告白すんの?」
「な、なじぇしょれを!?それに、こ、こ、こくひゃく!?」
「細かい事は気にしない。でさ、今度宴会あるらしいじゃん。そこでぐっといってガっと行っちゃおうよ」
「そ、そんなの無理ですよう」
「そんなんじゃ駄目だよ、お姉ちゃん。恋は攻めだよ」
「恋は、攻め。恋は攻め。が、頑張りましゅ」
<<<>>>
そんなこんなで宴会当日。今回も人妖問わず様々な者達が、飲めや歌えやの大騒ぎである
「何よ、ほとんど飲んでないじゃないの」
「あ、れ、霊夢さん。その、この場にある沢山の『声』を聞いているだけで酔ってしまいそうで」
「それじゃあ仕方ないわね。でも、貴女の事を悪く言っている奴はいないでしょう?」
「そう、ですね。皆、私の事など気にせず思い思いに宴会を楽しんでいます」
「そう、良かったわね。んじゃ、私はあっちに行ってるから。また後でね」
「あっ、はい」
確かに私の事を悪く言っている人は居ない。でも、それ以上に気になるのは霊夢が私の事をどう思っているかで。
覗いてみても、ほとんど変化はない。直接聞けばいいのだろうけれど、本当は本心を知るのが、怖い
「やっべー、家の姉ちゃんマジ奥手すぎるんスけど。ずっと霊夢の方見ちゃって。これはお燐、アレしかないね」
「ええ、アレしかないですね。お空、最後の仕上げに入るから霊夢を呼んできてよ」
「?分かったー」
「お燐、やるよー」
「ええ」
ガバッ
「お、お燐!?」
「ごめんなさい、さとり様。恨むなら、自分の奥手っぷりを恨んでください!こいし様!」
「よーし、お姉ちゃん。コップ一杯、一気にいっちゃおー」
「ん、んぐう!?」
「あ、そーれ。イッキイッキ」
グビッ、グビッ
「ふにゃー」
「おお、相変わらず超の付く下戸だねえ。まあ、この状況じゃ無理もないか」
「霊夢連れてきたよー」
「何かよ・・・・・さ、さとり!大丈夫!?」
「んん、れいむしゃん」
「何この可愛い生き物、じゃなくて・・・・・・あいつらもいつの間にか居ないし。あー、もう。仕方ないわね。よっ、と」
ひょい
「あら、やっぱり軽いわね」
「んんっ」
「お、お熱いねえお二人さん」
「おいおい、宴会はこれからだってのに。胃もたれしちまいそうだぜ」
「あらあら」
「けっ、結婚なんてお母さん許しませんよ!」
「話が飛躍しすぎですよ紫様。後、お母さんってなんですか」
「わ、私だっていつかは」
やんややんや、ヒューヒュー、おお熱い熱い
「だー、外野うっさいわよ!!」
<<<>>>
「たくっ、あの酔っ払いどもめ」
「ん・・・・・。あれ、れいむさん?」
「お、気が付いた。大丈夫?」
「はい、なんと、かっ!?」
こここ、これは!?お、お、お姫様抱っこ!?
「あうあう」
「あらら、茹でダコみたい。よし、この部屋で良いか。よっ、と」
「ありがとう、ごじゃいまふ」
「それじゃ、落ち着くまでここにいなさい」
「あっ」
ー恋は攻めだよ、お姉ちゃんー
ぎゅっ
「さ、さとり!?」
「行かないで、下さい」
「うっ。わ、分かったわ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・私、こういう気持ちとはずっと無縁だと思ってました。自分は嫌われ者だからと、こいし達以外とは距離を置いてきたつもりでした。それを貴女は、人の心に堂々と入り込んできて。私は心を司る妖怪なのに、貴女に心を翻弄されてばかりで。れ、霊夢さんが悪いんですよ!?せ、せ、責任を取って下さい!」
「あー、それってつまり」
「好き、です。霊夢さんの事が」
「・・・・・もう、抑えなくてもいいか。そういえば、貴女の一番可愛いと思う所、まだいってなかったわね」
「えっ」
「眠そうな目、癖っ毛な髪、一々初々しい反応。でも、一番可愛いと思うのは」
ぎゅうっ
「れれれ、れいむしゃん!?」
「私よりずっと年上の癖に、小さくて、儚くて、放っておくとすぐ消えてしまいそうで、守ってあげたくなる所かな」
「!!!?」
「まあ、一目惚れって奴かしら。あんたに読まれないようにするの、大変だったんだから」
「そんな。そんなの、ずるい、ですよ」
「ごめんなさいね。その、いつまで一緒に居られるかは分からないけど。出来るだけ一緒に居るようにするから」
「はい」
「これから、よろしくね。さとり」
「はい、霊夢さん」
「こら」
「いたっ」
「霊夢、でしょ」
「え、えっと。れい、む。うう、は、恥ずかしいです」
「ん、よろしい。ほんと、可愛いんだから」
「・・・・・いぢわる」
<<<>>>
「何これ、胃もたれしそうなんすけど。霊夢さんマジイケメン」
「こっちは口から砂糖が出そうです」
「うにゅー、お燐。見えない」
「あんたにゃまだ早いよ。まあ、何はともあれこいし様」
「うん、みっしょんこんぷりーとだね」
「うにゅ?」
お燐とこいしちゃんよくやった!
さとりん可愛いなぁもう!
甘過ぎるぜ
素晴らしきさとられいむを昇華させる為に、書いて書いて書きまくるのじゃー!
あますぎだー
だが、それがいい
会話文多すぎなのが気になったが、内容は良い。
「いたっ」
「霊夢、でしょ」
ここの会話が大好きです、えぇ。