それと出会ったのは気持ちの良い午後、昼寝をしようとハンモックで寝ころんでいたその時だった
「…幽香さん!起きて下さい、凄いですよ」
「どうしたの?リグル」
「兎に角凄いから来て下さい」
私はリグルに手を引かれそこへ走っていった
「…何この木」
それが第一声だった
「さっき来たら生えていたんです」
目の前には私の胸元くらいの高さの樹木が一本立っていた
「何て言う名前なんですか?この木」
「何の木かしら、気になるわね」
「名前も知りませんからね、どんな木になるんでしょう」
「名前も知らない木になるんじゃない?」
「何ですか?それ」
リグルが私の言葉を聞き笑う、そして私も木を見て微笑む
「見たこと無いわね、この木」
「やっぱり幽香さんでも分からない植物があるんですか?」
「勿論あるわよ?きっと見たこともない花を咲かせるんでしょうね、この木は」
「咲いたらいいですね」
「咲くわよ、きっと」
私は木を見ながらゆっくりと言った
翌日、私は木の元へ訪れていた
「…おはようリグル、早いのね」
「おはようございます、幽香さん」
どうやらリグルが先に来ていたようだ
「何度見ても綺麗な木ですね、幽香さん」
「やっぱり貴方もそう思う?」
「いつか葉が繁って、幹を大きくして、森になる日が待ち遠しいですね」
「そうね」
その日私はリグルと共に一日中木を見て過ごした
翌日の昼頃、私はまた木の元に訪れた
「…大きくなっているわね」
木は一晩で私の背丈越すほどに伸びていた
「あ、幽香さん、おはようございます、すっかり大きくなりましたね、木」
「何とも不思議な木ね」
「えぇ不思議な木です」
木は緑色の葉を秋風にそよがせていた
「でもここまで不思議だと人が沢山見に来るかもしれませんね」
「人は来て佇んだり木陰に座ったり…」
「…鳥は枝に止まり羽を休める」
私の独り言をリグルが繋いで言った
「見たことも聞いたこともない不思議な木ね、やっぱり」
「そうですね」
そして私とリグルは幾分か大きくなった木の下に座り込み目を細めた
これから毎日この木を見に来よう、そして木の成長を何かに記そうか、そう思いながら私は目を閉じ眠りについた
「…幽香さん!起きて下さい、凄いですよ」
「どうしたの?リグル」
「兎に角凄いから来て下さい」
私はリグルに手を引かれそこへ走っていった
「…何この木」
それが第一声だった
「さっき来たら生えていたんです」
目の前には私の胸元くらいの高さの樹木が一本立っていた
「何て言う名前なんですか?この木」
「何の木かしら、気になるわね」
「名前も知りませんからね、どんな木になるんでしょう」
「名前も知らない木になるんじゃない?」
「何ですか?それ」
リグルが私の言葉を聞き笑う、そして私も木を見て微笑む
「見たこと無いわね、この木」
「やっぱり幽香さんでも分からない植物があるんですか?」
「勿論あるわよ?きっと見たこともない花を咲かせるんでしょうね、この木は」
「咲いたらいいですね」
「咲くわよ、きっと」
私は木を見ながらゆっくりと言った
翌日、私は木の元へ訪れていた
「…おはようリグル、早いのね」
「おはようございます、幽香さん」
どうやらリグルが先に来ていたようだ
「何度見ても綺麗な木ですね、幽香さん」
「やっぱり貴方もそう思う?」
「いつか葉が繁って、幹を大きくして、森になる日が待ち遠しいですね」
「そうね」
その日私はリグルと共に一日中木を見て過ごした
翌日の昼頃、私はまた木の元に訪れた
「…大きくなっているわね」
木は一晩で私の背丈越すほどに伸びていた
「あ、幽香さん、おはようございます、すっかり大きくなりましたね、木」
「何とも不思議な木ね」
「えぇ不思議な木です」
木は緑色の葉を秋風にそよがせていた
「でもここまで不思議だと人が沢山見に来るかもしれませんね」
「人は来て佇んだり木陰に座ったり…」
「…鳥は枝に止まり羽を休める」
私の独り言をリグルが繋いで言った
「見たことも聞いたこともない不思議な木ね、やっぱり」
「そうですね」
そして私とリグルは幾分か大きくなった木の下に座り込み目を細めた
これから毎日この木を見に来よう、そして木の成長を何かに記そうか、そう思いながら私は目を閉じ眠りについた
私もあの歌が頭で再生されましたw
ちなみにあの木の名前はアメリカネムの木というらしいですね。
トトロじゃ!トトロの仕業じゃ!
自然と脳内再生されるあの曲はすごいと思う
思いつきなのに、作品として成り立ってる凄さ!