私は香霖とテーブルをはさんで座っている、ちなみに正座。
テーブルの上には何枚かの写真が置いてある。
「これは誰ですか」
「…私です」
「これは誰ですか」
「……………うふふとか言ってた頃の私です…」
香霖は仁王立ちでパッツンパッツンのレミリアの服を着て(ZUN帽や手首の衣裳も同じ)股間に天を貫く紅の神槍を挟み上からじっと睨みつけてくる。
「これは何をしていますか」
「……靈夢を足止めしています」
「これは何をしていますか」
「………………あたいとかキャハハとかウフフだとか言いながら靈夢を足止めしています…」
「キャハハとかウフフだとかとは何ですか」
「…私の前の笑い方です」
「貴方は前にキャハハとかウフフ等と笑っていたのですか」
「…はい」
「貴方は前にキャハハとかウフフ等と笑っていたのですね」
「………はい」
(死にたい死にたい死にたい死にたい殺してくれ死にたい死にたい殺してくれ死にたい死にたい死にたい死にたい殺してくれ殺してくれ死にたい死にたい死にたい…)
自分の古い致命傷と言えるまで広がっている古傷をジワリジワリと抉られるのだ、これは拷問よりキツイ。
「では、次はこの写真についてですが――――」
どうしてこうなった!!!!
数時間前
「香霖、いるかー?何か道で変なもの拾ったら騎士になっちまったぜ!!まさにメイガス・『ナイト』になっちまっt」
「そうか、それは大変だ」
「お前は変態だ!!!!」
そこにはパッツンパッツン(ry
「違うぞ魔理沙。変態じゃない、おシャレだ」
「じゃあ似合わないから脱げ!!」
「断固断る!!!!」
「だから客が来ねえんだよ!!せめて下に何か穿け!!!」
「仕方ない…グングニルでも穿くか」
「それは穿くと言うのか…?」
「仕方ない…僕のグングニルを股の間にh」
「死ね」
「…さっきから酷い言われようだな」
「当たり前だと思うけどな」
「―――なるほど、なら常識をもって対応すればいいんだね?」
「え?」
香霖がテーブルの上に数枚の写真を出した、忘れることも出来ないあの頃の写真が!!!
「まあ、ゆっくりしていきたまえ」
テーブルの横にはお茶と茶菓子が置いてある。振り向けば出られそうな場所は全て封印が!!!
「では、常識に着いて話そうか」
香霖の笑顔がみょんにドス黒かったのを私は忘れない。
「うわぁぁぁぁっぁァっぁぁぁっぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁっぁぁあああああああああぁぁっぁぁあぁぁぁっぁぁああああああああああああぁぁぁぁっぁっぁっぁぁああっぁっぁっぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
私はベッドから転げ落ちそうになるくらい思いっきり飛び起きた。
「また悪夢か…」
最近悪夢の性質が悪すぎる。しかもあの後逃げ出すことに成功したのはいいが香霖が開脚前転で高速で追って来たのは怖かった。絶対あれトラウマになる。
「まりさー?起きてる?アリスだけどー」
「ヒッ!!」
「まりさー?」
「私の名前を呼ぶなーーーー!!!!」
「ちょ!まりさーー!?」
こうして私は三日間引き籠った。
俺に貴方は超せない……
よく懐かしいもの引っ張り出してきましたね
それ、もうパッツンパッツンどころじゃ…ww