前回の作品のあとがきについて詳しくと言われたので。
突然だが、私博麗霊夢は今、人生最大の分かれ目に立っている。俗に言う『運命の選択』というやつだ。
この決断如何によっては博麗大結界が爆発してもおかしくはないほどの緊迫感と緊張感…。プレッシャーに押しつぶされそうだ。
何?そんな大げさな?いや、そんな大げさなのだこれは。
なぜなら…
なぜなら……
「えへへ~れいむぅ~」
「…っ!」
「れいむきいてる?」
「…く…はっ!!」
「れいむったら!!」
「だーーもう!!耳元で喋るなぁ!?」
なぜならあなたが後ろから抱き着いてきているからである。
いやもうやばい。マジでやばい。まず後ろから伝わるあなたの体温。それは何時ものひんやり涼しげなものでなく、酷く熱を帯びて火照っている。更に首元にあたる彼女の吐息。直前にハーブティーでも飲んだのか爽やかな香りがしていて嫌悪感などは全くない。まるで上質な絹で首筋を優しく撫でられているかのようだ。耳元には常時の冷静なあなたからは全く想像がつかぬほどに舌足らずな子供言葉が響く。そして極め着けに背中、特に肩甲骨あたりににあたって
るモノの存在だ。そうあたってるのだ。その何とも形容し難い柔らかさと確かな質量をを持ったそのものが。
何でこんな状況になってしまったのかなんてわからない。ただ、今重要なのは体中の全神経を背中に集中させることであり…じゃない!!いかにしてこの危機的状況を脱するかだ。
「れいむ~」
「な、何かしら?」
「こっちむいてっ」
「あ、いたたた、首が攣って振り向けない~、なんちゃっ」
「博麗霊夢!!こちらに直りなさい!!」
「は、はい!?」
的外れな受け答えをして、ありったけの理性をかき集め、我が本能に強固なる結界を仕掛けようとしていたとき、いきなりはっきりとした凛々しい声で私を呼ぶあなた。何事かと振り返って即座に後悔した。
「れいむだいすきー!!」
「ぐはぁああ!!」
作り上げてきた結界がいとも簡単に崩れ落ちていく。理性がきりきりと悲鳴を上げている。一体何だというのだこの破壊力は…っ!!
あなたは本当にあのアリスなのか!?私がベタ惚れしたあのアリス・マーガトロイドなのか!?
何時ものお姉さんのような物静かで優しげな微笑が、何時もの人形のようなおしとやかさが、そして何時ものまるで氷の彫刻のような完成された美麗さが、全く!影も形も!なああい!!
いや、言っておくが駄目になったわけじゃない、むしろ逆だ逆。まず笑顔。そこには、何時もの物静かな笑顔は面影もなく、ただただ顔全体の筋肉を完全に緩めた、それこそ完全な笑顔があるのみ。可愛い通り越して凶悪だ。次におしとやかさ。何時もは必要以上に出すぎず引きすぎず、常に大人な対応で受け答えをするあなただが、今はその好意をただ単純にパワーでぶつけてきている。「だいすきー!!」なんてまずいつもなら聞けないもの、いや多分一生聞けなかったであろう言葉だ。感無量。最後に美麗さだ。「綺麗」がトレードマークのはずの彼女は今「可憐」を纏っている。…何て言うかまぁ、凄く可愛くていいかも。やばい鼻血出てきた。
と、とにかく、だ。まずなんでこんな状況なのか。
今日も変わらずに微笑を浮かべてやってきたあなた。「お茶の用意するね」と奥の台所に消えてから数分、戻ってきたら今の状態になっていた。
…確実にそのときじゃないか。誰かが悪ふざけでもしたのか?一服盛ったのか?いやこんなことするのは幻想郷広しと言えどあいつしかいない!
「いるんでしょ!?ゆかりぃぃー!!」
瞬間、机に置いていた薬缶の注ぎ口からそいつがぬらりと現れる。こいつの何時もの遊びだ。なんでも「こう、雰囲気出した登場の仕方って良くない?」だそうで。どうでもいい。今はただすぐに出てきて欲しかった。お願い紫、頼むからお尻から出てこないで?怖いわ。それに私の黒金の理性はすでに表面の装甲板が剥がれ落ちそうなの。今すぐ誰かに夢想封印しないと不味いことになる。
「呼ばれて飛び出てぇ…」
「そこに直れぇ!!成敗してくれるわ!!」
「え?ちょ、意味解らないわ霊夢っ」
「あんたがアリスに何か仕込んだんでしょう!?」
「はぁ!?」
頼む、頼むから言ってくれ。「あらあら、もう根を上げたの?しょうがないわね」とか「ごめんあそばせ。少し遊びが過ぎたようですわ?」とか。何でもいいから私に光を…
「…へぇえ。なるほどね」
「…?」
「残念だけど私は何も盛ってないし入れ知恵もしてないわよ」
「う、嘘つくと夢想天生よ!?」
「本当ですわ」
…そんな、嘘だと言ってよユカリィ!だったらこの滾る衝動どうしたらいい?このままじゃアリスに取り返しのつかないことをしてしまいそう。でも痛いこととじゃないわ?むしろ気持ちい…ごほん!
だから、だからね…!
「神霊『夢想封印』…」
「は?あの、霊夢?」
「ごめんね紫、今度お茶おごるから、出がらしだけど。だから私の煩悩を(暴力的欲求に変換して)あなたにぶちまけさせて」
「あ、あら…ぶちまけるだなんて霊夢あなたそんな破廉恥な…」
「『瞬』!!」
「やっぱりそうくるわよねー!!あべち!?」
遠くに吹き飛んでゆく我が心の友。
…よし、これで応急処置は完了。理性はまだ若干ではあるが冷静さを取り戻した。あとはアリスを引き剥がして説得してと。それにしても人一人負ぶった状態で弾幕使うとこんなにも疲れるものなんだな。久しぶりに疲れた、いろんな意味で。
「…ふぅ、アリ…」
「…ぷぅ!」
「…ん?」
目の前にいきなりほっそりとした腕が映りこむ。さっきまでお腹の辺りに回されていたものだ。その華奢な手がぐいっと首元に巻かれ、そのまま軽く絞められる。
「アリス?」
「もう!れいむ!!余所見はめ!でしょ!」
「…へ?」
「私がいるのに紫なんかとお喋りして!寂しいわ!」
「…アリス、あんた馬鹿…?」
そんなに顔を膨らませたってその激烈な可愛さが更に強調されるだけよ?…そろそろ本格的にやばくなってきた。今、私のミスリルでできた理性はもう外装がオートパージされて本体が丸見えになっている状態だ。あまつさえあなたはそこに弓を引こうと言うのか。
「今霊夢に触れているのは私で!今あなたは私だけのものなの!」
「あり、す」
「魔理沙が来たって絶対に放してあげないんだからね」
「あ、ああ」
「霊夢…。私はさっきからこうして抱きしめてるのに、あなたは抱きしめ返してはくれないの…?」
完全に私の計算ミスだ。私の理性目掛けて弓を引く?そんな優しいもんじゃない。最早それは弓なんかじゃなくてスティンガーミサイルよアリス。アリスの放ったそれは、熱を上げる私の理性に見事直撃、一片の破片なくその理性を打ち砕いたのだ。
「…ん?…はっ」
「ふ、ふふふ、アリス」
「…あ、れまさか…、霊夢?」
「嬉しいわ。アリスがそこまでしてくれるなんて」
「あ、ちょっなんでこんなときに…」
アリスの様子がどことなくおかしい気がする。しかし今の私にそれを気にする余裕はない。なぜなら私のオリハルコンでできた理性はとっくの昔にあなたの愛の気持ちに打ち砕かれたから。
「霊夢あなた、ちょっと目の色がおかしいわよ」
「それはあんたしか映ってないからよ」
「い、いや、ちょっと待って霊夢、事情を、事情を話すわ」
「…アリス、御託はいらないわ。…ただ、私とあんたが愛したという証があればいいのよ」
軽く深呼吸をする。若干あなたは涙目だが、何?そんなに私と一緒になるのが嬉しいの?じゃあ焦らすのは意地悪か。いっきに行かせて貰うことにするわ。
「アリス!」
「ひっ」
「あぁりすーーー!!!」
「あああやっぱりだめぇごめんなさい!!」
「シャンハーイ!」
「おごすっ!?」
「ホラーイ!」
「ざまず!?」
「ゴリアテー!」
「ピチューン!!」
…あれ?
「じゃあ何よ、あれは紫じゃなくてあんたが自分でやったの…痛!もっと優しく包帯巻きなさいよ」
「ご、ごめんなさい。…ええ、自分で薬を飲んだわよ悪い?」
どうやら紫は全く関係がなかったようだ。アリスは台所で自分の意思により薬…この「素直になる薬」と言うらしいが…それを飲んであんな素敵な、じゃなくて素直な状態になっていたのか。
「上手く行くと思ったんだけど…あなたが壊れ始めた辺りで薬の効力が切れちゃって」
「壊れ…って。まあいいわ。切れたことによって急に羞恥心がぶり返してきて、そのために私は人形たちに3ヒットコンボを入れられたわけね」
「だから謝ってるじゃないの!…悪かったわよ。ごめんなさい」
しかし、何故アリスはこのような薬を使ったのだろうか。いちいち回りくどい。言いたいことがあるならはっきりと言えば私もそれに答えられるものを。
「だ…だって!恥ずかしい…じゃない」
「何が?」
「私の方がお姉さんなんだから、…少なくとも私はそう思ってたから、自分から言うのがやっぱり恥ずかしかったの…」
「だから何を」
「私だってたまにはあなたに甘えたかったってこと!!!」
…そこには、何時ものお姉さんのようなあなたでもなく、ひたすらにオープンで素直なあなたでもなく、ただのアリス・マーガトロイドがいるだけで。
だから一瞬だった。私のアロンダイトでできた理性が再びはじけ飛ぶには。
「ありすーーー!!」
「もう…立場が逆じゃないの。…はぁ、でもいいかな。私もまぁ、変にこだわらずに甘えればいいだけだし」
そっぽを向いて耳まで真っ赤になりつつもそんなことを言うなんて。
これは4ヒット目を覚悟しなくてよさそうだ。
突然だが、私博麗霊夢は今、人生最大の分かれ目に立っている。俗に言う『運命の選択』というやつだ。
この決断如何によっては博麗大結界が爆発してもおかしくはないほどの緊迫感と緊張感…。プレッシャーに押しつぶされそうだ。
何?そんな大げさな?いや、そんな大げさなのだこれは。
なぜなら…
なぜなら……
「えへへ~れいむぅ~」
「…っ!」
「れいむきいてる?」
「…く…はっ!!」
「れいむったら!!」
「だーーもう!!耳元で喋るなぁ!?」
なぜならあなたが後ろから抱き着いてきているからである。
いやもうやばい。マジでやばい。まず後ろから伝わるあなたの体温。それは何時ものひんやり涼しげなものでなく、酷く熱を帯びて火照っている。更に首元にあたる彼女の吐息。直前にハーブティーでも飲んだのか爽やかな香りがしていて嫌悪感などは全くない。まるで上質な絹で首筋を優しく撫でられているかのようだ。耳元には常時の冷静なあなたからは全く想像がつかぬほどに舌足らずな子供言葉が響く。そして極め着けに背中、特に肩甲骨あたりににあたって
るモノの存在だ。そうあたってるのだ。その何とも形容し難い柔らかさと確かな質量をを持ったそのものが。
何でこんな状況になってしまったのかなんてわからない。ただ、今重要なのは体中の全神経を背中に集中させることであり…じゃない!!いかにしてこの危機的状況を脱するかだ。
「れいむ~」
「な、何かしら?」
「こっちむいてっ」
「あ、いたたた、首が攣って振り向けない~、なんちゃっ」
「博麗霊夢!!こちらに直りなさい!!」
「は、はい!?」
的外れな受け答えをして、ありったけの理性をかき集め、我が本能に強固なる結界を仕掛けようとしていたとき、いきなりはっきりとした凛々しい声で私を呼ぶあなた。何事かと振り返って即座に後悔した。
「れいむだいすきー!!」
「ぐはぁああ!!」
作り上げてきた結界がいとも簡単に崩れ落ちていく。理性がきりきりと悲鳴を上げている。一体何だというのだこの破壊力は…っ!!
あなたは本当にあのアリスなのか!?私がベタ惚れしたあのアリス・マーガトロイドなのか!?
何時ものお姉さんのような物静かで優しげな微笑が、何時もの人形のようなおしとやかさが、そして何時ものまるで氷の彫刻のような完成された美麗さが、全く!影も形も!なああい!!
いや、言っておくが駄目になったわけじゃない、むしろ逆だ逆。まず笑顔。そこには、何時もの物静かな笑顔は面影もなく、ただただ顔全体の筋肉を完全に緩めた、それこそ完全な笑顔があるのみ。可愛い通り越して凶悪だ。次におしとやかさ。何時もは必要以上に出すぎず引きすぎず、常に大人な対応で受け答えをするあなただが、今はその好意をただ単純にパワーでぶつけてきている。「だいすきー!!」なんてまずいつもなら聞けないもの、いや多分一生聞けなかったであろう言葉だ。感無量。最後に美麗さだ。「綺麗」がトレードマークのはずの彼女は今「可憐」を纏っている。…何て言うかまぁ、凄く可愛くていいかも。やばい鼻血出てきた。
と、とにかく、だ。まずなんでこんな状況なのか。
今日も変わらずに微笑を浮かべてやってきたあなた。「お茶の用意するね」と奥の台所に消えてから数分、戻ってきたら今の状態になっていた。
…確実にそのときじゃないか。誰かが悪ふざけでもしたのか?一服盛ったのか?いやこんなことするのは幻想郷広しと言えどあいつしかいない!
「いるんでしょ!?ゆかりぃぃー!!」
瞬間、机に置いていた薬缶の注ぎ口からそいつがぬらりと現れる。こいつの何時もの遊びだ。なんでも「こう、雰囲気出した登場の仕方って良くない?」だそうで。どうでもいい。今はただすぐに出てきて欲しかった。お願い紫、頼むからお尻から出てこないで?怖いわ。それに私の黒金の理性はすでに表面の装甲板が剥がれ落ちそうなの。今すぐ誰かに夢想封印しないと不味いことになる。
「呼ばれて飛び出てぇ…」
「そこに直れぇ!!成敗してくれるわ!!」
「え?ちょ、意味解らないわ霊夢っ」
「あんたがアリスに何か仕込んだんでしょう!?」
「はぁ!?」
頼む、頼むから言ってくれ。「あらあら、もう根を上げたの?しょうがないわね」とか「ごめんあそばせ。少し遊びが過ぎたようですわ?」とか。何でもいいから私に光を…
「…へぇえ。なるほどね」
「…?」
「残念だけど私は何も盛ってないし入れ知恵もしてないわよ」
「う、嘘つくと夢想天生よ!?」
「本当ですわ」
…そんな、嘘だと言ってよユカリィ!だったらこの滾る衝動どうしたらいい?このままじゃアリスに取り返しのつかないことをしてしまいそう。でも痛いこととじゃないわ?むしろ気持ちい…ごほん!
だから、だからね…!
「神霊『夢想封印』…」
「は?あの、霊夢?」
「ごめんね紫、今度お茶おごるから、出がらしだけど。だから私の煩悩を(暴力的欲求に変換して)あなたにぶちまけさせて」
「あ、あら…ぶちまけるだなんて霊夢あなたそんな破廉恥な…」
「『瞬』!!」
「やっぱりそうくるわよねー!!あべち!?」
遠くに吹き飛んでゆく我が心の友。
…よし、これで応急処置は完了。理性はまだ若干ではあるが冷静さを取り戻した。あとはアリスを引き剥がして説得してと。それにしても人一人負ぶった状態で弾幕使うとこんなにも疲れるものなんだな。久しぶりに疲れた、いろんな意味で。
「…ふぅ、アリ…」
「…ぷぅ!」
「…ん?」
目の前にいきなりほっそりとした腕が映りこむ。さっきまでお腹の辺りに回されていたものだ。その華奢な手がぐいっと首元に巻かれ、そのまま軽く絞められる。
「アリス?」
「もう!れいむ!!余所見はめ!でしょ!」
「…へ?」
「私がいるのに紫なんかとお喋りして!寂しいわ!」
「…アリス、あんた馬鹿…?」
そんなに顔を膨らませたってその激烈な可愛さが更に強調されるだけよ?…そろそろ本格的にやばくなってきた。今、私のミスリルでできた理性はもう外装がオートパージされて本体が丸見えになっている状態だ。あまつさえあなたはそこに弓を引こうと言うのか。
「今霊夢に触れているのは私で!今あなたは私だけのものなの!」
「あり、す」
「魔理沙が来たって絶対に放してあげないんだからね」
「あ、ああ」
「霊夢…。私はさっきからこうして抱きしめてるのに、あなたは抱きしめ返してはくれないの…?」
完全に私の計算ミスだ。私の理性目掛けて弓を引く?そんな優しいもんじゃない。最早それは弓なんかじゃなくてスティンガーミサイルよアリス。アリスの放ったそれは、熱を上げる私の理性に見事直撃、一片の破片なくその理性を打ち砕いたのだ。
「…ん?…はっ」
「ふ、ふふふ、アリス」
「…あ、れまさか…、霊夢?」
「嬉しいわ。アリスがそこまでしてくれるなんて」
「あ、ちょっなんでこんなときに…」
アリスの様子がどことなくおかしい気がする。しかし今の私にそれを気にする余裕はない。なぜなら私のオリハルコンでできた理性はとっくの昔にあなたの愛の気持ちに打ち砕かれたから。
「霊夢あなた、ちょっと目の色がおかしいわよ」
「それはあんたしか映ってないからよ」
「い、いや、ちょっと待って霊夢、事情を、事情を話すわ」
「…アリス、御託はいらないわ。…ただ、私とあんたが愛したという証があればいいのよ」
軽く深呼吸をする。若干あなたは涙目だが、何?そんなに私と一緒になるのが嬉しいの?じゃあ焦らすのは意地悪か。いっきに行かせて貰うことにするわ。
「アリス!」
「ひっ」
「あぁりすーーー!!!」
「あああやっぱりだめぇごめんなさい!!」
「シャンハーイ!」
「おごすっ!?」
「ホラーイ!」
「ざまず!?」
「ゴリアテー!」
「ピチューン!!」
…あれ?
「じゃあ何よ、あれは紫じゃなくてあんたが自分でやったの…痛!もっと優しく包帯巻きなさいよ」
「ご、ごめんなさい。…ええ、自分で薬を飲んだわよ悪い?」
どうやら紫は全く関係がなかったようだ。アリスは台所で自分の意思により薬…この「素直になる薬」と言うらしいが…それを飲んであんな素敵な、じゃなくて素直な状態になっていたのか。
「上手く行くと思ったんだけど…あなたが壊れ始めた辺りで薬の効力が切れちゃって」
「壊れ…って。まあいいわ。切れたことによって急に羞恥心がぶり返してきて、そのために私は人形たちに3ヒットコンボを入れられたわけね」
「だから謝ってるじゃないの!…悪かったわよ。ごめんなさい」
しかし、何故アリスはこのような薬を使ったのだろうか。いちいち回りくどい。言いたいことがあるならはっきりと言えば私もそれに答えられるものを。
「だ…だって!恥ずかしい…じゃない」
「何が?」
「私の方がお姉さんなんだから、…少なくとも私はそう思ってたから、自分から言うのがやっぱり恥ずかしかったの…」
「だから何を」
「私だってたまにはあなたに甘えたかったってこと!!!」
…そこには、何時ものお姉さんのようなあなたでもなく、ひたすらにオープンで素直なあなたでもなく、ただのアリス・マーガトロイドがいるだけで。
だから一瞬だった。私のアロンダイトでできた理性が再びはじけ飛ぶには。
「ありすーーー!!」
「もう…立場が逆じゃないの。…はぁ、でもいいかな。私もまぁ、変にこだわらずに甘えればいいだけだし」
そっぽを向いて耳まで真っ赤になりつつもそんなことを言うなんて。
これは4ヒット目を覚悟しなくてよさそうだ。
夜中に興奮し過ぎて眠れなくなっちゃった!!
レイアリが好きな事は良い事です!もっと広がれレイアリの輪!!
懲りる必要など無い!!前進あるのみ!!
誤字かな? 黒金→黒鋼 違ってたらごめんなさい。 もっと広がれレイアリの輪~
鼻血が止まらん。
沸々と、沸々と何かがこみ上げて…あれ…鼻血…?
>> 奇声を発する(ry in レイアリLOVE! さま
お茶でも飲んで落ち着いてくださいな。
でも…もっと滾ってもいいのよ?
>>名無しさま
ありがとうございます。では自重せずにガンガンやりましょう!
>>3さま
ふと頭に天啓が舞い降りたのです、これに答えよ!ってw
どんどんレイアリしていきましょう!さあ、共にどうですか?
>>4さま
この後二人は特に行為に及ぶわけでもなく、文字通りただ甘えあってにゃんにゃんしてただけですよw
>>無休さま
ありがとうございます、更にレイアリしていきたいと思います!
誤字報告ありがとうございます。
一応黒金(くろがね)ででてきたのでそのままなのですが…。
>>6さま
どうやらアリスは霊夢とゆうお菓子にしか興味がないようです…。
>>ほむらさま
なんと!?このネピアをお使いください!…いや又は血を出し切ってもいいのよ?(え
>>けやっきーさま
その血の一滴一滴が我が糧となります!
なれば、この鼻セレブをお使いくださいまし。