今日も今日とてナズーリンはお仕事中。机に向かいます。
「……くー……。すぴ~」
その後ろで寝こけるお燐。
確かにナズーリンは言いました。
『君は仕事中にまとわりつくな!そこで寝ててくれ!』
しかし叱られたお燐、ナズーリンのベッドを占領して高いびきです。
「まさか本当に寝てしまうとは……」
猫の気ままさを読み切れなかったナズーリンなのでした。
「くそ~。気持ちよさそうに寝られると、腹立ってくるな」
そんなものです。
「ああ、今日はもうやめだ。キリはいいし。あとは明日に回そう」
結局のところはこうなるのでした。
ナズーリンは一つため息をついて、机の上を片付けます。
「しかし、君はほんとに良く寝てるね」
おーい、もう終わったぞー。起きろー。
そう声をかけてみても、全くの無反応です。
「ふぁ~。なんだか私まで眠くなってきちゃったよ」
ころんっと寝ころんで。
横顔を見つめてみて。
髪の毛を撫でてみて。
それでもお燐は全くの無反応です。
「……ちょうどいいや。こないだの仕返しといこうか」
にんまりと笑みを浮かべるナズーリン。
枕元に顔を近づけて
ピンと綺麗に立つ猫耳に見とれて
そっと口を近づけて……
「ばぁっ!!」
「うぎゃっ!?」
悲鳴をあげたのは、ナズーリンの方。
「き、君は……」
「どうしたんだい? ナズー?」
「狸寝入りしてたな~!?」
耳を噛むことに集中して無防備になっていたナズーリンに不意打ち、襲いかかったお燐。
体勢逆転、組みしかれるナズーリンなのでした。
「さてさて、ナズーさんや」
にんまり笑うのは、お燐。
「……なんだい?」
「今の仕返し、たっぷりしてあげようか~♪」
うわっ!やめろ! どこ触って……
うきゃっ!? だから耳はだめだって!
やめろ! やめてください!
お願いだから、わわっ……
……その先の二人は、神様も知らない……
お話は続く?
話が長くなると、その分私の頬が元に戻りにくくなってしまうのですが……
さて、仕返し編はどこで見られるのかな?
もっと仕返しを書かれていたら死んでしまうところではなかったですか!(満面の笑み)
大変遅くなりましたが、コメ返しをば。
>拡散ポンプ さん
結局猫が強いのがうちの子たちですw
5K~10K程度のお話をぽんぽんと作れるようになりたいですねー。
>奇声を発する程度の能力 さん
大変残念なことに、ナズー燐は自分しか書いてないみたいなので…。
増えて貰えるように布教したいです!
>けやっきー さん
うちのナズはわりと立場弱めですねw
たまにはナズが勝つお話も作ってみようかな…
>4 さん
ありがとうございます~。ゆるゆるのお話ですがまたよろしくおねがいします。
>ぺ・四潤 さん
仕返しの仕返し編は…ここでは書けなくなってしまいますねw