Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

君だけの私

2010/08/22 19:22:26
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貴方の手が冷たくてびっくりした。
白くて、傷一つない貴方の手は好きだ。
でもここまで冷たいと…、まるで死んでるみたい。



「美鈴? さっきからどうかしたの?」

「……手」

「?」

「なんでこんなに冷たいんですか?」

「え? そうかな…?」



そうですよ。
冷え性の人でも、流石にここまで冷たくはないはずだ。
ましてや今は夏。
少しぐらい暑いだろう。



「…なにかの魔法ですか?」

「そんな魔法使ってないわよ」

「じゃあ、体質の問題ですか…?」

「う~ん…。どうだろ? よくわからないわね。あまり気にしなかったから」



そんなに冷たいかしら?と首を傾げながら自分の手を触っているアリスさんが可愛かった。
そして今度は私の手を握ってきた。



「美鈴は……、温かいのね」

「そうですか?」

「ええ。例えるなら……、太陽の手、かな?」

「太陽の手、ですか…?」



なんだか響きがいい。



「美鈴は温かいから。その手、結構好きよ?」

「ッ!? あ、ありがとう、ございます…」



ちょっと照れくさくて顔を下に向けた。
アリスさんがクスクス笑ってる。



「…美鈴ったら、照れてるの?」

「そんなことないです」

「そうかしら? あ、そうだ。ねぇめーりん?」

「なんですか?」



と、私が顔を上にあげたらアリスさんが手を伸ばしてきた。
なんだろうか、と思っていると突然私の手を掴んで言った。



「この太陽の手で私をめちゃくちゃにしてよ」



その冷たい手を温めるのは私だけです。
美鈴ってすごく温かそうな手をしていると思ったので。
そしてアリスはすごく冷たい感じかな、と思いました。

この展開だときっと手どころの話ではなくなってる気が…。
体全体が火照ってますよきっと!ww



自分も太陽の手の持ち主です。
まあ、人並み以上に手が温かいだけですけど…。

天国に逝けるようなパンなど作れませんww
麦芽豆乳
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
>さずが→流石

最後のアリスの台詞に全部持ってイカれた・・・。
2.名前が無い程度の能力削除
最後のセリフで逝きました。
3.奇声を発する程度の能力削除
アリメー!!
私もラストで逝きました
4.けやっきー削除
ラストの衝撃がw
私は手が冷たい方なので、太陽の手は羨ましいです。
5.ヘルシア削除
多分、その手は真っ赤に燃えてるんでしょう。たまに勝利を掴めと叫びだすとか
6.ヘルシア削除
多分、その手は真っ赤に燃えてるんでしょう。たまに勝利を掴めと叫びだすとか