昼、私は自室で書類整理に追われていた。
ふと、窓に目をやると黒い何かが窓枠に突き刺さっていた
「…何かしら」
私は窓を開けそれを眺めるとその意味を理解し、一人微笑んだ
「さ、頑張って仕事片づけましょ」
その贈り物を見てから私は自然とやる気が出た
仕事を終え、その日の業務を全て終わらせれば、後は待つだけ
夜、自室で本を読んでいると窓に何かがぶつかる音がした
何の音かと確認しようとして近寄ると窓が勝手に開き、来訪者を招き入れた
「こんばんは、良い夜ですね咲夜さん」
「お待ちしてました、文さん」
そう、私が待っていたのは烏天狗の新聞記者、射命丸文さんだった
「いつもお仕事お疲れ様です」
「その言葉を掛けられるべきは貴方だと思うんですけどね、咲夜さん」
「私は好きでメイドをやってますから」
「私だって好きで新聞を書いてるんですよ」
嫌みも何もない応酬、このやりとりが楽しみでもある
何はともあれ来客にはお茶を出さねば、私は二人分のティーカップを用意し、その間に彼女にくつろいで貰うことにした
「…良い香りですね」
「ありがとう」
私は彼女のために紅茶を淹れ、彼女は紅茶を淹れている私を見つめる
そして二人でただ黙って飲む
「美味しいですね」
「我ながら美味しいと思うわ」
夜遅いからだろうか、昼に会うときと比べ口数が少なくなってしまう
ただ、私は昼間に会う彼女より夜の彼女の方が好きなのだ
「…今日は、泊まってもらえるんでしょうか?」
私はティーカップを受け皿に置いて問うた
「今日は出張って言ってきてるんで大丈夫ですよ」
彼女もカップを受け皿に置いて微笑みながら私に答えてくれた
「…私、シャワー浴びてきます」
「行ってらっしゃい、咲夜」
私は彼女を残しシャワー室へと向かい、彼女はシャワー室へ向かう私を見送った
ふと、窓に目をやると黒い何かが窓枠に突き刺さっていた
「…何かしら」
私は窓を開けそれを眺めるとその意味を理解し、一人微笑んだ
「さ、頑張って仕事片づけましょ」
その贈り物を見てから私は自然とやる気が出た
仕事を終え、その日の業務を全て終わらせれば、後は待つだけ
夜、自室で本を読んでいると窓に何かがぶつかる音がした
何の音かと確認しようとして近寄ると窓が勝手に開き、来訪者を招き入れた
「こんばんは、良い夜ですね咲夜さん」
「お待ちしてました、文さん」
そう、私が待っていたのは烏天狗の新聞記者、射命丸文さんだった
「いつもお仕事お疲れ様です」
「その言葉を掛けられるべきは貴方だと思うんですけどね、咲夜さん」
「私は好きでメイドをやってますから」
「私だって好きで新聞を書いてるんですよ」
嫌みも何もない応酬、このやりとりが楽しみでもある
何はともあれ来客にはお茶を出さねば、私は二人分のティーカップを用意し、その間に彼女にくつろいで貰うことにした
「…良い香りですね」
「ありがとう」
私は彼女のために紅茶を淹れ、彼女は紅茶を淹れている私を見つめる
そして二人でただ黙って飲む
「美味しいですね」
「我ながら美味しいと思うわ」
夜遅いからだろうか、昼に会うときと比べ口数が少なくなってしまう
ただ、私は昼間に会う彼女より夜の彼女の方が好きなのだ
「…今日は、泊まってもらえるんでしょうか?」
私はティーカップを受け皿に置いて問うた
「今日は出張って言ってきてるんで大丈夫ですよ」
彼女もカップを受け皿に置いて微笑みながら私に答えてくれた
「…私、シャワー浴びてきます」
「行ってらっしゃい、咲夜」
私は彼女を残しシャワー室へと向かい、彼女はシャワー室へ向かう私を見送った
大丈夫、暑さは人を可笑しくする。
暑さには耐えられないのが人間です、だから貴方は正常です。
作者名で余裕でしたb