Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

ゆっくり一歩

2010/08/13 20:02:54
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巫女が1人いた。先代の後をついで神社に一人で暮らしていた。

ある時巫女は考えた。

「そうだわ。神社の敷地内に畑を作れば、野菜が毎日食べられるわ」

しかし考えただけで何もせず、神社で寝てばかりいた。
お腹がすいたら先代が残した保存食を食べた。

ある時巫女は考えた。

「そうだわ。白玉楼に行けば食べ物ぐらいいくらでもあるわよね」

しかし巫女は行かなかった。結局保存食を食べた。
巫女の頭が少し膨らんできたように見えた。

ある時巫女は考えた。

「そうだわ。月に弾幕を食べた奴がいたわね。私も弾幕を食べれば食べ物に困らないわ」

しかしやはり巫女は何もせず、やはり保存食を食べた。
巫女の頭が少し膨らんだ。

ある時巫女は考えた。

「神棚にいけばお酒があるかも」

無かったので、やはり保存食を食べた。

こうして巫女は考えてばかりで、動かなかったのでだんだん頭ばかり大きくなり、
手足は徐々に小さくなっていった。そんなこんなのうちに保存食もなくなった。
それでも巫女は考え続けたので、頭が大きくなり手足は退化していった。
お腹がすいた巫女は、小さくなった自分の足を食べてしまった。
それでも足りなかったので、自分の胴も、手も食べてしまった。

あくる日の朝、親友の魔女が尋ねてきた。

「おーい、いるかー、遊びに来たぜ・・・・・・神社の中か?」

魔女が玄関を開けると、そこにいたのは・・・・・・



「ゆっくりしてってね!!!」
読んでくださった方、ありがとうございます。
北大路 魯山人の著作、料理の一歩のパロディになります。
読んでいたら、無性にゆっくりを連想したので書いてみました。

ではお粗末さまでした。
clo0001
http://twitter.com/clo0001
コメント



1.再開発削除
改行が減ったのか。

そうそう、寝てばっかりいたらゆっくりになってしま…う?
2.奇声を発する程度の能力削除
な、何と恐ろしいww
3.名前が無い程度の能力削除
なん…だと…