「うわぁぁぁぁっぁァっぁぁぁっぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁっぁぁあああああああああぁぁっぁぁあぁぁぁっぁぁああああああああああああぁぁぁぁっぁっぁっぁぁああっぁっぁっぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
何だこれは!!
皆がおかしいのか
世界がおかしいのか
常識がおかしいのか
普通がおかしいのか
此処がおかしいのか
基本がおかしいのか
意識がおかしいのか
それとも、
―――――――――私がおかしいのか。
おかしい、オカシイ、可笑しい、okasii、Funny、Αστείος、재미있!!!
…狂ってる!!
様々な言語が私の中を飛び回りながらも私は走る。
逃げるため。何処かへ、何処でもいいから此処じゃない所へ!!
昼、香霖堂
「そう言えば魔理沙は褌を穿かないのか?」
「…は?」
この時はまだ性質の悪い冗談だと思ったんだ。
「は?じゃなくて。魔理沙は褌を穿かないのかい?」
「いや、何で私が穿かなきゃならないんだよ」
「いやね、皆穿いてるのに珍しいなと思ってさ」
「私は女だぜ?それに穿いてるって言ったて男だろ?」
「いや?霊夢とかだって穿いてるぞ?」
世界が固まった。
「え?」
「いいかい?魔理沙。「褌」の漢字は「衣」偏に「軍」と書くように、戦闘服に由来する。昔は布が高価であったことから戦国時代では戦死者の身分は褌の有無で見分けを行っていたようだね。当時は麻が主流でだったが、江戸時代に入り木綿に代り、武士の他に一般庶民にも普及するようになったんだ。一部の上流階層は縮緬などを用いていたみたいだけどね。 第二次世界大戦までは日本人成人男性の主な下着となっていたんだけど第二次世界大戦後、洋装化が進んだことや、ブリーフ、トランクス等の新しい下着が出現したことで、急速に廃れてしまったんだ。種類も、六尺褌、越中褌、畚(もっこ)褌、割褌、黒猫褌、廻し、締め込み、晒一反、九尺褌、下がりと様々あり…」
「んな蘊蓄はいらないんだよ!マジで霊夢は褌を穿いてるのか!?」
「あ、ああ。ちなみに僕の知ってる限りの女子は褌を穿いてるぞ?」
「嘘だ…」
「まあ、良いじゃないか。褌なら人里で安くて450フンドシで買えるから買ってくればいいんじゃないか?」
「…?なぁ香霖450フンドシのフンドシって何だ…?」
「?何ってフンドシ郷の通貨じゃないか」
「はぁ!!?んなバカな…」
「…大丈夫かい?魔理沙」
香霖に心配そうな顔されてそれを見た私は嫌になって飛び出した。全力で走ってその後私は叫んだんだ。
―――うわぁぁぁぁっぁァっぁぁぁっぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁっぁぁあああああああああぁぁっぁぁあぁぁぁっぁぁああああああああああああぁぁぁぁっぁっぁっぁぁああっぁっぁっぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!
その後は悪夢だった。
魔法の森には褌が生える木があった。
アリスの家に行ったらロールキャベツならぬフンドシキャベツ(見た目は一緒)を作っていた。
上海達もフンドシを装備していてシュールだった。
人里に行けばフンドシ専門店があった。
本屋にはフンドシに関わる様々な本が売っていた。
花屋にも何故か売っていた。
寺子屋でフンドシを作ってた。
太陽の畑に行くとそこは神々しいほどの白で構成された月の畑になっていた。
近づくと危なそうなので逃げた。
紅魔館も白玉楼も永遠亭も神社も地霊澱も命蓮寺も、どこもかしこもフンドシ一色だった。
私が汗だらけだったので渡されたモノを良く見ればハンカチじゃなくてフンドシだったのはキレかけた。
何だ、何なんだここは!!!
悪夢以外の何物でもない。
…寝よう。
…寝ればきっとあっちが覚める。
…寝ればきっと元通りだ…。
朝、魔法の森
「ん…」
体を伸ばして起き上がり窓を開け外を見る。
天気はどうやら快晴、遠くの景色まで見え風は気持ちよくリリー・ホワイトが空を飛んでいる。
「ふぅ…」
「現実、か……」
逃げ切れなかった。
こんな自由研究は嫌だww
何これwww
一度あなたの頭の中を覗いてみたいですwww
帰って来ーーーい!!
戻れなくなるぞーーー!!!
華彩ーー!それ以上行くと過去のことばらすぞーー!!
今すぐ戻ってきてぇぇーーーー!!!
奇声を発する程度の能力 様
チャドの首都です。
………チラッ。
2 様
頭の中は…ハイッ、甘栗と団子になっていまーす。
唯 様
友人にも言われたさ…。
大丈夫!比率が変わるだけ、変わるだけ…。
下上右左 様
我混沌故我在。
過去なんてカオスしか無いから恥ずかしくないもん♪www