Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

霖之助と天子の幸せな一日

2010/08/09 21:24:10
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いつもと同じ夏の蒸し暑い午後、しかしそんな僕の一日を目の前の魔法少女が破壊した 

「今日の夜人里でちょっとしたお祭りがあるんだ、香霖も来いよ」

「お祭り?なんだそれは」

「おいおい祭りを知らない原始人がいたなんて私でも驚くぜ」

「そうじゃない、いつから人里で祭なんか」

「私も知らないぜ」

「は?」

「邪魔したぜ、じゃあな」

そう言うと魔理沙は店から出て行き、去り際には

「天子もつれて来いよー」

と言って青空に消えていった


夜、僕は久しぶりに人里へ降りていた

「霖之助、早く早く」

天子と共に
彼女はいつもの服ではなく浴衣を着て長い髪を後ろで一つに纏めている
子供のようにはしゃぐ彼女の後ろ姿を見つめると何故か優しい気持ちになれるのは仕様だろうか

「ねぇねぇ霖之助、あれ何?」

彼女が指さした先は綿菓子だった

「あぁあれは綿菓子というお菓子だよ」

僕が説明している間、彼女は綿菓子を見つめ続けていた
そんな彼女を見て僕は言った

「食べたいのかい?」

そうすると彼女は顔を真っ赤にして

「…うん」

と小さく呟く
天子は綿菓子をしげしげと眺めて恐る恐る口に運ぶ

「美味しい、まるで雲みたい」

それが、彼女が綿菓子を食べた感想だった

「それは良かった」

僕は天子の隣で座ってそう言った
なんと幸せな一時なんだろう、この時ばかりは魔理沙に感謝したかった、と同時に天子と出会えて良かったと思える、天子と出会えなければこの時期僕は寂しく店で本を読んでいるだけだったろう、いや、寂しいという感情自体彼女と出会わなければ出来なかったかもしれない

「…どうしたの?」

いつの間にか考え込んでしまっていたらしい、天子が心配そうな顔でこちらを見てくる

「何でもないよ」

「ねぇ打ち上げ花火やるんだって」

打ち上げ花火、手が込んでるな

「それはいつからだい?」

「えっとね、あと三十分くらいでやるって言ってたよ」

そう言うが早いか天子は僕の手を掴み走り出した

「ちょっ、天子どうしたんだ?」

「着いてきて」

僕は天子に手を引かれ暗い道を走っていった
それから程なくして僕たちは開けた土地に着いた

「一体どうしたんだ、てんs…」

その言葉を言い切ることなく、背中に眩い光りを浴び僕は彼女が僕をここに連れてきた意味を理解した
そう、ここはいわゆる穴場だったのだろう、人が全然いない

「…一体ここをどうやって知ったんだい?天子」

「んふふある人に教えて貰ったの」

「ある人?」

「そんなことより、ほら座って見ようよ、綺麗だよ」

僕は天子の隣に座り込み次々と上がってゆく花火を見つめた
しかしいつの間にか僕は天子の顔を見つめていた、様々な光に照らされている彼女の顔はとても美しかった、という陳腐な言葉しか使えない僕の脳みそに軽い苛立ちを憶えながらもやはり僕は天子の顔を見つめていた

「なんか私の顔に着いてる?」

流石に天子も気付いたようだ

「何でもないよ、うん何でもない」

そう言って僕はまた夜空を見上げる
それから数十分に渡って行われた花火の打ち上げは終わりを迎え、僕は立ち上がった

「さぁもう帰ろうか」

そう言って僕と天子は人里へ向かった
星空が綺麗な夜のことだった
天界へ帰った私は今日の出来事を思い返してはにやけていた
「嬉しかったな、へへ」
「良かったですね、総領娘様」
いつの間にか衣玖が隣にいた
「凄く良かったわ、衣玖あの場所教えてくれてありがとうね」
「いえいえ」
衣玖は微笑み、私はにやけていた

夜、僕はなかなか寝付けずにいた
「…どうしても思い出してしまうな」
本を捲りつつ今日の出来事を思い返していた
とても幸せな一時だった、とても
僕は本を捲り、夜は更けてゆく

こんにちわ、いつまで天霖を続けられるか頑張っている投げ槍です
これからも駄文製造メーカーとしてそれなりに精進してゆきたいです
投げ槍
コメント



1.奇声を発する程度の能力削除
まだまだ続けてください!!
天霖最高!後、天子の浴衣姿が凄く見たい!
2.削除
いいものだ……天霖は。
3.拡散ポンプ削除
駄文の意味? もちろん知ってますよ。自然とにやにやしちゃう文章、でしたよね。
4.K-999削除
衣玖さんと魔理沙はあのふたりをくっつけようと共謀・画策してるのか!?
だとしたらもっとやってください。

あー、天霖みてたら潤うわー。てんこかわいいわー。