紅魔館の一室で二人の少女が張りつめた表情で相談をしていた
「…つまり門番隊の一部の任務を非正規戦闘に特化させた部隊を作りたい、それが貴方の望みね、咲夜」
咲夜と呼ばれた少女は無言で頷いた
「確かにこの幻想郷は案外物騒、巫女の力だけでは解決できない事件も度々起こる」
「そうです、迫り来る脅威を未然に防ぐための部隊を組織したいのです、レミリアお嬢様」
レミリアと呼ばれた少女は紅茶を一気に飲み干した後こう伝えた
「分かったわ、人選は貴方と美鈴に任せる、装備や資金は何とかするわ」
「分かりました、早速準備にかかります」
しかし退室しようとした咲夜をレミリアが呼び止めた
「咲夜、部隊設立の本当の理由を言いなさい」
その一言で部屋の空気が凍り付いた、しかし咲夜は臆することなくレミリアに言ってのけた
「美鈴に全身タイツを着せたくて」
「全面的な支援を約束するわ、咲夜」
さぞかし、さぞかし・・・!!