キッチンメニューシリーズはこちら
朝、永遠亭
「ただいまー」
「お帰りなさい姫様。さて
何故に肌がつやつや?
妹紅が姫様に甘えているうえに満面の笑みなのは何故?
しかも何故妹紅が幼女になってるんですか?
その鼻に詰まっている紅いモノは?
そのパンパンになったリュックは何?
あと宝塔は返してあげて下さい。
とか後19個程聞きたい事がありますが流しましょう。さて昨日何があったんですか?1000以上10000文字以下、200字詰め原稿用紙にて三日後に慧音さんに提出してください」
「全然流してないわね、むしろ問い詰めてるわね。あとヤツに出すとブチ殺されそうだから拒否する。まあいいわ、これから妹紅とイチャイチャするから…てい!!」
流れるような動きで吹き矢を(三本)放つ輝夜、見事に首に命中する鈴仙。
「痛!?これは…姫様!?何を盛ったsdんでfすか…!?」
呂律が上手く回らずフラフラと倒れそうになっている鈴仙に輝夜はフッと笑う。
「これは私が偶然、奇跡的に何故かミラクルで出来たキッチンメニュー…!!無義茶よ!!」
――無義茶(むぎちゃ)
通称、ニートの水道水
効果
あらゆるモノに対する義務感を粉砕する。
つまりニートになる。
暑い夏にお勧め。
ちなみに輝夜はこれを飲んでニートになったわけじゃない。
「そんqなのgp私にlはft…はたらきたくないぴょん」
「成功ね。ほられーせん、ニンジンよ」
「はたらきたくないぴょんwww」
「やな笑い方ね、こんな風にだけはなりたくないわ」
「お前も一人だとこんな感じだけどな」
「あら、戻ったの妹紅」
「ああ、戻ったさ。良くも昨日はヤってくれたな…!!」
「あら、そんなにニヤけた顔で何言ってるのかしら」
「はたらきたくないぴょん」
「な!?別に私は…」
「嘘ね」
「はたらきたくないぴょんはたらきたくないぴょんはたらきたくないぴょんはたらきたくないぴょんはたらきたくないぴょんはたらきたくないぴょんはたらきたくないぴょんはたらきたくないぴょんwwwwwww」
「「死 ぬ が よ い」」
「わぴゃー」
「てゐ、連れて行きなさい」
「sir,yes sir」
素晴らしいほどキレが良い敬礼の後にてゐは鈴仙を永遠亭に運んで行った。
「…アイツ、今何処から出てきた?」
「さあね。さて、それで一体どうしたいのかしら?」
「と、とりあえず勝負だ!輝夜!!」
「勝負ねぇ…。そう言えば妹紅、昔は決闘とか殺し合うとか言ってたのに丸くなったわねぇ」
「う…五月蝿い!!」
「ふふ…妹紅、そんなに紅くした可愛い顔で言っても――」
「うわっ!!」
一旦言葉を切って輝夜は妹紅を押し倒す。
「全然説得力が無いわよ?」
「は、離せ!!」
妹紅が輝夜を突き飛ばして少し距離を開け輝夜と向き合う。
「ねえ、妹紅」
「…なんだよ」
「今、私達の距離は約五歩。…ねぇ妹紅、貴女が私を怨んでる理由は分かってる」
「…いきなりなんだよ」
「勝手な事って分かってる。それでもこの距離を詰めてくれたら…私をあげる」
「!?な、何馬鹿言ってんだ!!それって…!!」
「ちなみにふざけてないわよ…。ここまで来てくれたら私の魂も運命も光も…ぜーんぶあげる。勿論、私を愛してなんて言ってない。妹紅が私を貰ってくれたら殺し合いをしたっていい。それは貴女の自由よ」
そう言って輝夜は誘うかのように頬笑みを浮かべ両腕を広げた。
「………」
「………」
五歩が遠い、そう感じたのは初めてだ。たった五歩なのに体が動かない。
「………」
「………」
また、幾らか時間が流れる。結局私の足は動かないままだ。
「………」
「…残念、振られちゃった」
そう言って輝夜は悲しそうに目を細め静かに笑う。
なぁ、輝夜。その表情は偽物か?私の父や他の四人を騙した嘘の顔なのか?それとも…
「ごめんなさいね、妹紅」
そう言って私に寂しげな背を向け永遠亭に戻ろうとしている。…距離がまた広がって行く。
一歩、二歩、三歩。
動けよ。
四歩、五歩。
動けって。
六歩。
動け!!
「輝夜!!!」
「……?」
輝夜がゆっくり振り向く、涙が零れていく。…私が泣かせたのか?輝夜。
約十歩の距離を全力で走るそして―――
「えりーんと!!」
「け、けーねが…」
「「inしたお!!!」」
世界が固まった。
「やっと、永遠亭に着いたわね。酒が足りないから戻って来たけどどれくらいあったかしら」
「途中でピンク色でドリル持った奴にいきなり襲われるし地下は困ったものだな。お、妹紅じゃないか。おはよう」
「フフフ……」
「妹紅?」
「ハーハハハハhッハッハハ!!アハッハハハアアッハハアアハ!!ッハッハハハハh!!!!二秒だ!世界一の殺し屋、桃白白様の記録塗り替えて二秒で息の根止めてやる!」
「ちょ!妹紅!!?」
「…頑張ってね、慧音」
「お前もだ!えりーん!!」
「え!?なんで!!?」
[支店を板に吊るしてギリギリ太るカレーセット!アーーーーーーーッ!]
「「アーーーーーーーッ!」」
「おらぁ!!まだ行くぞ!!!」
ギャーワーズドンドスンカキンオラオラオラオラ
「…別に妹紅に嫌われてもずっと好きになってもらうまでついて行くんだけどね、まあ満更じゃないみたいだからいっか。さて、お料理お料理(笑)」
今日も永遠亭は平和です。
やっぱり貴方からカオスをとったら何も残らないんじゃ……?w
これからもこのノリで行こう、ね?
唯 様
キッチンメニューは私が中学の時(略して中華)に書いた作品なんです。初期の頃からカオスだったんですねぇ、私。
奇声を発する程度の能力 様
ですよねww中身でさらにびっくりww
下上右左 様
あれ?俺慰められてる?
では
てるもこ!てるもこ!
…ゆゆもこ、ゆゆもこ。(ボソッ