私の名は古明地さとり。
私の第三の目はあらゆる意識を見通す。
トラウマ、憎悪、当然愛情ですらも。
今日も人の心に土足で侵入して、薔薇で飾り付けてあげるの。
「ホラーイ」
「こんにちは、可愛いお人形さん」
「ホラーイ……」
「お友達と喧嘩しちゃったのね……」
トラウマゲッターチャンス!
「大丈夫、あなたの方がアリスさんの為に一杯働いてることを、私は知っているのよ」
「ホラーイ!?」
「あら、どうしてそう思わないのなら喧嘩しちゃったの?」
「ホ、ホラーイ……」
「そうね、あなたは優しい子。 上海人形が甘えられるように我慢してるのよね」
蓬莱人形の心は今隙だらけ。
攻め込むなら、今しかないわ。
「私はそういう子、好きよ?」
「ホラーイ!?」
魔力が伝わるセルロイドの頬に、そっとキスをする。
蓬莱人形に供給されていた魔力が徐々に、核反応のごとく膨張していくのがわかった。
「ホ、ホラー-----イ!」
「シャンハーイ!?」
嬉し恥ずかし蓬莱人形、仲直りするのにやってきた親友上海人形を吹き飛ばしちゃった。
「……よしっ」
霊夢たちが地底に来てからは控えてきたので鈍ってないか心配だったが、まだまだ私のトラウマゲッターは一線級で通じるようだ。
こうして一人一人、私なしでは生きていけなくすることで、覚り妖怪は生き残ってきた。
さあ、今日は誰を落としましょうか。
「二人ともー!?」
「なあ、お前の姉は何やってるんだ……? 人形相手に」
「無意識だから知らない」
私の第三の目はあらゆる意識を見通す。
トラウマ、憎悪、当然愛情ですらも。
今日も人の心に土足で侵入して、薔薇で飾り付けてあげるの。
「ホラーイ」
「こんにちは、可愛いお人形さん」
「ホラーイ……」
「お友達と喧嘩しちゃったのね……」
トラウマゲッターチャンス!
「大丈夫、あなたの方がアリスさんの為に一杯働いてることを、私は知っているのよ」
「ホラーイ!?」
「あら、どうしてそう思わないのなら喧嘩しちゃったの?」
「ホ、ホラーイ……」
「そうね、あなたは優しい子。 上海人形が甘えられるように我慢してるのよね」
蓬莱人形の心は今隙だらけ。
攻め込むなら、今しかないわ。
「私はそういう子、好きよ?」
「ホラーイ!?」
魔力が伝わるセルロイドの頬に、そっとキスをする。
蓬莱人形に供給されていた魔力が徐々に、核反応のごとく膨張していくのがわかった。
「ホ、ホラー-----イ!」
「シャンハーイ!?」
嬉し恥ずかし蓬莱人形、仲直りするのにやってきた親友上海人形を吹き飛ばしちゃった。
「……よしっ」
霊夢たちが地底に来てからは控えてきたので鈍ってないか心配だったが、まだまだ私のトラウマゲッターは一線級で通じるようだ。
こうして一人一人、私なしでは生きていけなくすることで、覚り妖怪は生き残ってきた。
さあ、今日は誰を落としましょうか。
「二人ともー!?」
「なあ、お前の姉は何やってるんだ……? 人形相手に」
「無意識だから知らない」