サクヤに日記をつけなさいと言われた。
じのべんきょーをかねるんだって。めんどくさいな。
また、まりさやれいむと弾幕ごっこしたい。
むー。ペンはぱきぱきおれるし、かんじがうまくかけない。読むのはらくだけど、かくのはめんどう。
○月×日 今日も相変わらず外は濃霧 気分は憂鬱のち快晴
しょうじき、咲夜はうるさいと思う。
やれ、作法だ。やれ、勉強だ。お姉さまの妹として云々かんぬん。
そんなんだから、いつまでたっても胸が大きくならないんだ。
そう言ったら、怒られた。咲夜の胸が大きくないのは私のせいじゃないのに。理不尽だと思う。
「私だって、人並みにはあるんです。それに大切な事は、大きさよりも造詣――」
「むねぱっど」
「・・・・・・・・・」
「にせもの」
「・・・・・・」
咲夜にはこの呪文が良く効くわ、そう言ってパチェが教えてくれた呪文を口にすると、無言でナイフ両手に怒りながら追いかけてきた。追いかけっこしながら弾幕ごっこ。
途中で、「何してるんですか、咲夜さんっ!?」と止めに入った中国に、「憎いっ! 憎いわっ! きーーっ!」とか言いながらやつあたりしてた。
中国はおっきいもんなぁ。咲夜はないものねだりだね、と言うと、更にきーきーうなってた。
あんな咲夜は初めて見た。
新しい発見みたいで嬉しかった。
勉強だ、作法だと口うるさい咲夜はキライだけれど、甘いケーキや紅茶を作ってくれる咲夜と、遊んでくれる咲夜はスキ。
今日は、咲夜と初めて弾幕ごっこをした。
咲夜は怒っていたけれど、とても楽しかった。
また遊んでくれるかなぁ。
○月△日 霧雨 気分は湿気でおもたい
外は、さらさらと霧雨。魔理沙が遊びにくればいいのになと思う。
外に出れなくて退屈。
魔理沙が来たけど、すぐに図書館に行っちゃった。
なにかのけんきゅーをするとか言ってた。
お手伝いしようか? って言うと、「フランには無理だなぁ」なんて言って笑ってた。
魔理沙も霊夢も、咲夜も、お姉さまも、みんなわたしを子どもあつかいだ。おもしろくない。
つまんない、つまんない、つまんない。誰も遊んでくれない。
ふてねする。
おきたら、まくらもとで魔理沙が笑ってた。
今日のけんきゅーは終わったんだって。
誰も遊んでくれないからふてねだなんて、子どもだな、だって。くやしい。
思わず、魔理沙のバカって言っちゃった。
魔理沙、おこったかなぁ…。
ごめんなさい。
○月□日 めずらしく霧がでてない。お姉さまがサボったのかな 気分はふしぎ
ちょうどひんを壊しすぎたせいか、咲夜に「いい子にしてて下さいね」なんて言われる。
いい子ってなんだろう?
霊夢に聞くと、
「んー。誰かに迷惑を掛けないという事。誰かの役に立つこと。かしら」
って、少しだけ首をかしげて言ってた。
咲夜のお手伝いで紅茶をいれる。
たくさんカップを割っちゃった。
でも、「ありがとうございます、フランドールお嬢様」とだけ言って、咲夜は私を怒らなかった。なんでかな。
霊夢は、「不味いわね」って言いながら、ぜんぶ飲んでくれた。
ちょっとずつなれていけばいい、だって。
なんで、不味いのに霊夢は全部飲んだんだろう。そんなにのどがかわいてたのかな。
わかんないこと、たくさん。
○月○日 紅魔館は相変わらず霧だけど、外は快晴だって 気分は、よくわかんない
今日は霊夢が遊びに来た。
弾幕ごっこはしてくれなかったけど、お話をしてくれた。
さいきん、神社に変な鬼が住み着いて困ってるんだって。でも、霊夢はたのしそうにめいわくだっていってわらってた。
よくわかんない。
なんで、めいわくなのに霊夢はわらうんだろう。
ほんとは楽しいのかな。
うちにきたりするより、私とお話することなんかより、その鬼と居たほうが楽しいのかな。
なんか・・・やだな。
むねのおくがもやもやする。
霊夢や魔理沙が、うちに住めばいいのに。
じのべんきょーをかねるんだって。めんどくさいな。
また、まりさやれいむと弾幕ごっこしたい。
むー。ペンはぱきぱきおれるし、かんじがうまくかけない。読むのはらくだけど、かくのはめんどう。
○月×日 今日も相変わらず外は濃霧 気分は憂鬱のち快晴
しょうじき、咲夜はうるさいと思う。
やれ、作法だ。やれ、勉強だ。お姉さまの妹として云々かんぬん。
そんなんだから、いつまでたっても胸が大きくならないんだ。
そう言ったら、怒られた。咲夜の胸が大きくないのは私のせいじゃないのに。理不尽だと思う。
「私だって、人並みにはあるんです。それに大切な事は、大きさよりも造詣――」
「むねぱっど」
「・・・・・・・・・」
「にせもの」
「・・・・・・」
咲夜にはこの呪文が良く効くわ、そう言ってパチェが教えてくれた呪文を口にすると、無言でナイフ両手に怒りながら追いかけてきた。追いかけっこしながら弾幕ごっこ。
途中で、「何してるんですか、咲夜さんっ!?」と止めに入った中国に、「憎いっ! 憎いわっ! きーーっ!」とか言いながらやつあたりしてた。
中国はおっきいもんなぁ。咲夜はないものねだりだね、と言うと、更にきーきーうなってた。
あんな咲夜は初めて見た。
新しい発見みたいで嬉しかった。
勉強だ、作法だと口うるさい咲夜はキライだけれど、甘いケーキや紅茶を作ってくれる咲夜と、遊んでくれる咲夜はスキ。
今日は、咲夜と初めて弾幕ごっこをした。
咲夜は怒っていたけれど、とても楽しかった。
また遊んでくれるかなぁ。
○月△日 霧雨 気分は湿気でおもたい
外は、さらさらと霧雨。魔理沙が遊びにくればいいのになと思う。
外に出れなくて退屈。
魔理沙が来たけど、すぐに図書館に行っちゃった。
なにかのけんきゅーをするとか言ってた。
お手伝いしようか? って言うと、「フランには無理だなぁ」なんて言って笑ってた。
魔理沙も霊夢も、咲夜も、お姉さまも、みんなわたしを子どもあつかいだ。おもしろくない。
つまんない、つまんない、つまんない。誰も遊んでくれない。
ふてねする。
おきたら、まくらもとで魔理沙が笑ってた。
今日のけんきゅーは終わったんだって。
誰も遊んでくれないからふてねだなんて、子どもだな、だって。くやしい。
思わず、魔理沙のバカって言っちゃった。
魔理沙、おこったかなぁ…。
ごめんなさい。
○月□日 めずらしく霧がでてない。お姉さまがサボったのかな 気分はふしぎ
ちょうどひんを壊しすぎたせいか、咲夜に「いい子にしてて下さいね」なんて言われる。
いい子ってなんだろう?
霊夢に聞くと、
「んー。誰かに迷惑を掛けないという事。誰かの役に立つこと。かしら」
って、少しだけ首をかしげて言ってた。
咲夜のお手伝いで紅茶をいれる。
たくさんカップを割っちゃった。
でも、「ありがとうございます、フランドールお嬢様」とだけ言って、咲夜は私を怒らなかった。なんでかな。
霊夢は、「不味いわね」って言いながら、ぜんぶ飲んでくれた。
ちょっとずつなれていけばいい、だって。
なんで、不味いのに霊夢は全部飲んだんだろう。そんなにのどがかわいてたのかな。
わかんないこと、たくさん。
○月○日 紅魔館は相変わらず霧だけど、外は快晴だって 気分は、よくわかんない
今日は霊夢が遊びに来た。
弾幕ごっこはしてくれなかったけど、お話をしてくれた。
さいきん、神社に変な鬼が住み着いて困ってるんだって。でも、霊夢はたのしそうにめいわくだっていってわらってた。
よくわかんない。
なんで、めいわくなのに霊夢はわらうんだろう。
ほんとは楽しいのかな。
うちにきたりするより、私とお話することなんかより、その鬼と居たほうが楽しいのかな。
なんか・・・やだな。
むねのおくがもやもやする。
霊夢や魔理沙が、うちに住めばいいのに。
むしろすかーれっとの人のほうがいいのだろうか。
ごちそうさま。
優しいお姉さんしてる魔理沙や霊夢も良いなぁ
妖怪は変わることが難しい。
これからの妹様の成長を祈念します。
やはり子供は最強なのであります。