あらすじ
中華一番
幻想郷のかたすみに。
ちいさなちいさな神社がひとつ。
博麗神社?
ううん、ちがうよ。
それは名前もない神社。
いつもは静かなちいさな神社。
けれども年に、一度だけ。
幻想少女で大にぎわい。
耳を澄ませば聞こえてくるよ。
世にも楽しい宴の音色。
ドンドンヒャララ
ピーヒャララ
宴の幹事はいつもの彼女。
黒い帽子の魔法使い。
飲めや歌えの大騒ぎ。
一緒になって騒いでる。
話し相手のフラワーマスター。
顔に笑顔の花咲かせ。
宴に一輪、花添えた。
闇を操る小さな妖怪。
ごちそう頬張り大満足。
氷を操る恋娘。
慣れぬお酒にほろ酔い気分。
そんな妖精あおいでる。
噂大好き天狗さま。
冬のくろまく、大妖精。
仲良し二人は今夜はおやすみ。
来れればいいねと妖精つぶやき。
ちょっとやきもち天狗さま。
紅い館の門番は。
瀟洒なメイドのお手伝い。
宴のお世話は大変だけれど。
二人でやれば、楽しいね。
お酒の回った密室少女。
小さな悪魔に甘えてる。
まるでまるで、猫みたい。
紅い悪魔のお嬢様。
宴にはしゃぐ妹を。
やさしく見守り微笑んだ。
こっそり飲んだまたたび酒。
式の式には強すぎて。
酔いが回ってばたんきゅー。
式の主人のお狐さま。
眠る黒猫抱きしめて。
歌ってあげる、子守唄。
そんな二人に唇尖らせ。
ずるいずるいと駄々こねる。
式が大好きご主人様。
私もだっことおねだりしてた。
春を伝える黒白妖精。
初夏の今頃、旅の空。
騒霊姉妹の奏でる音に。
合わせて踊る人形たち。
都会育ちの七色少女。
告げるは今宵のグランギニョル。
地上の星の蛍な少女。
光るの忘れて見入ってた。
夜雀思わず合わせて歌い。
ときどき調子を外してる。
白玉楼の庭師と主人。
天女返しの初披露。
ポンポン返る元気な幽霊。
きゃっきゃきゃっきゃとおおはしゃぎ。
調子の出てきた半霊剣士。
今度は二刀の大技披露。
拍手喝采、お粗末様。
妖気で陽気なお酒好き。
今夜ばかりは小さな鬼も。
霧にならずに宴に出るよ。
今夜は朝まで飲ま飲まイェイ。
竹の林の奥にある。
屋敷の皆もお出ましだ。
姫と因幡のうさぎのダンス。
可愛い仕草に薬師も笑顔。
月の兎が手拍子叩き。
それに合わせてはらつづみ。
たぬきのつづみに歌うたう。
笑顔の死なない蓬莱人。
白いわんこの背を撫でながら。
うまいうまいとワーハクタク。
少し遅れたスィートポイズン。
一緒に混ざってコンパロコンパロ。
毒は集めず踊りを踊る。
宴を見守るヤマザナドゥ。
まめにお酒の酌をする。
酌をされてる死神の。
でれりと緩んだのろけ顔。
お酒に酔ったかおよめに酔ったか。
その顔見れば、一目瞭然。
香霖堂のご店主さんも。
秘蔵のお酒を持ち寄って。
少女の合間でまず一献。
残りのお酒は振る舞い酒。
星と月と太陽の。
いたずら妖精三人組も。
今夜はいたずら我慢して。
一緒に飲んで、輪になり踊る。
陽気な人妖入り乱れ。
誰も彼もがお酒を飲んだ。
飲んで飲んで、飲まれて飲んで。
飲んで神社にお酒を捧げ。
騒いで歌ってお祭りだ。
宴もたけなわ夜も更けて。
やがてしずかに騒ぎも引いて。
巫女の神楽がはじまった。
しゃらりしゃらりと鈴の音。
夜風にのって、響いてく。
星の明かりに照らされる。
紅と白の、巫女装束。
しゃらりしゃらりと巫女が舞い。
やがていつしか神楽も終わる。
神酒を社に捧げれば。
今夜の宴も、もうおしまい。
今日は父の日。
感謝の日。
幻想郷のおとうさん。
お酒の好きな、神主さんに。
祭りとお酒と一緒に捧げる。
感謝の言葉の「ありがとう」。
中華一番
幻想郷のかたすみに。
ちいさなちいさな神社がひとつ。
博麗神社?
ううん、ちがうよ。
それは名前もない神社。
いつもは静かなちいさな神社。
けれども年に、一度だけ。
幻想少女で大にぎわい。
耳を澄ませば聞こえてくるよ。
世にも楽しい宴の音色。
ドンドンヒャララ
ピーヒャララ
宴の幹事はいつもの彼女。
黒い帽子の魔法使い。
飲めや歌えの大騒ぎ。
一緒になって騒いでる。
話し相手のフラワーマスター。
顔に笑顔の花咲かせ。
宴に一輪、花添えた。
闇を操る小さな妖怪。
ごちそう頬張り大満足。
氷を操る恋娘。
慣れぬお酒にほろ酔い気分。
そんな妖精あおいでる。
噂大好き天狗さま。
冬のくろまく、大妖精。
仲良し二人は今夜はおやすみ。
来れればいいねと妖精つぶやき。
ちょっとやきもち天狗さま。
紅い館の門番は。
瀟洒なメイドのお手伝い。
宴のお世話は大変だけれど。
二人でやれば、楽しいね。
お酒の回った密室少女。
小さな悪魔に甘えてる。
まるでまるで、猫みたい。
紅い悪魔のお嬢様。
宴にはしゃぐ妹を。
やさしく見守り微笑んだ。
こっそり飲んだまたたび酒。
式の式には強すぎて。
酔いが回ってばたんきゅー。
式の主人のお狐さま。
眠る黒猫抱きしめて。
歌ってあげる、子守唄。
そんな二人に唇尖らせ。
ずるいずるいと駄々こねる。
式が大好きご主人様。
私もだっことおねだりしてた。
春を伝える黒白妖精。
初夏の今頃、旅の空。
騒霊姉妹の奏でる音に。
合わせて踊る人形たち。
都会育ちの七色少女。
告げるは今宵のグランギニョル。
地上の星の蛍な少女。
光るの忘れて見入ってた。
夜雀思わず合わせて歌い。
ときどき調子を外してる。
白玉楼の庭師と主人。
天女返しの初披露。
ポンポン返る元気な幽霊。
きゃっきゃきゃっきゃとおおはしゃぎ。
調子の出てきた半霊剣士。
今度は二刀の大技披露。
拍手喝采、お粗末様。
妖気で陽気なお酒好き。
今夜ばかりは小さな鬼も。
霧にならずに宴に出るよ。
今夜は朝まで飲ま飲まイェイ。
竹の林の奥にある。
屋敷の皆もお出ましだ。
姫と因幡のうさぎのダンス。
可愛い仕草に薬師も笑顔。
月の兎が手拍子叩き。
それに合わせてはらつづみ。
たぬきのつづみに歌うたう。
笑顔の死なない蓬莱人。
白いわんこの背を撫でながら。
うまいうまいとワーハクタク。
少し遅れたスィートポイズン。
一緒に混ざってコンパロコンパロ。
毒は集めず踊りを踊る。
宴を見守るヤマザナドゥ。
まめにお酒の酌をする。
酌をされてる死神の。
でれりと緩んだのろけ顔。
お酒に酔ったかおよめに酔ったか。
その顔見れば、一目瞭然。
香霖堂のご店主さんも。
秘蔵のお酒を持ち寄って。
少女の合間でまず一献。
残りのお酒は振る舞い酒。
星と月と太陽の。
いたずら妖精三人組も。
今夜はいたずら我慢して。
一緒に飲んで、輪になり踊る。
陽気な人妖入り乱れ。
誰も彼もがお酒を飲んだ。
飲んで飲んで、飲まれて飲んで。
飲んで神社にお酒を捧げ。
騒いで歌ってお祭りだ。
宴もたけなわ夜も更けて。
やがてしずかに騒ぎも引いて。
巫女の神楽がはじまった。
しゃらりしゃらりと鈴の音。
夜風にのって、響いてく。
星の明かりに照らされる。
紅と白の、巫女装束。
しゃらりしゃらりと巫女が舞い。
やがていつしか神楽も終わる。
神酒を社に捧げれば。
今夜の宴も、もうおしまい。
今日は父の日。
感謝の日。
幻想郷のおとうさん。
お酒の好きな、神主さんに。
祭りとお酒と一緒に捧げる。
感謝の言葉の「ありがとう」。
親不孝者の私は後光で両目が潰れました。ひどいっ!
そして相も変わらぬ秀逸なテンポに、楽しく読めました。ごっつぁんです!
それはそうとザナきゅんが素敵過ぎる
それにしても、チルノと文って続いてたんですね。
>飲ま飲まイェイ
これは予想できたけど初っ端の「中華一番」で吹いたので既に負けていた事に気が付いた。
しかし貴方のその豊富すぎるネタの源泉はなんなのかじっくりと調べてみたいですよ、いや本気で。
どの娘もエエ子やあ……
山田くーん、座布団5枚持ってきてー
何気に文チルが可愛いなぁとかアマテラスやらタヌキやら小町と映姫さまとか、今までの作品の設定が全部書かれてるのも凄いなぁと。
そしてその気持ちを思い出させてくれたじょにーずさんにも有り難う!
大事なことを思い出させてくれた神主とじょにーずさんに感謝!
確かに、ZUN氏は幻想郷の父ですね。
お神酒はビールかホッピーってとこですね。(幻想郷に有るのか?)
ありがとうございます。
こいつぁ、まいったぜ