Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

咲夜×美鈴とかパチェ×美鈴とか小悪魔×美鈴とか

2006/06/01 03:56:05
最終更新
サイズ
5.73KB
ページ数
1

咲夜×美鈴


「と、言うわけでこいつは借りてくぜ。」
「もってかないでー。」

ヴワル大図書館ではおなじみの光景が繰り広げられていた。
本を思い、悲しみに暮れるパチュリー。
そこに一人の救世主が!!

「待ちなさい白黒!」

どこからともなく聞こえる静止を促す声。

「だ、誰だ!?」

魔理沙が思わず周りを見渡す。すると、本棚の一つに人影が。

「完璧で瀟洒な正義の使者、マジカル☆咲夜ちゃん参上!そこのプラチナ悪党、私の目の黒い内は好き勝手させないわよ!」

ビシッと手に持ったはたきを魔理沙に向けて突きつける。
小悪魔がポツリと呟いた。

「咲夜さん、『プラチナ』じゃなくて『不埒な』ですよ…。」

そんな呟きを尻目に、咲夜は本棚から飛び降りる。

「さぁ、思う存分かかってらっしゃ「─ 恋符 マスタースパーク ─」」

台詞を言う前に吹き飛ばされるマジカル☆咲夜ちゃん。それを見ていた名も無きメイドは(ひでぇ…。)と思った。
マスタースパークにより本棚を2~3個ほど巻き込み、そのまま本の中に埋もれるマジカル☆咲夜ちゃん。

「おっと、やりすぎちまったかな?はっはっは。」

このままマジカル☆咲夜ちゃんは略奪者に屈してしまうのか!?




(ここは……どこかしら?真っ暗で何も……。)

咲夜さん、咲夜さん

(え?何?誰なの?)

貴女に力を授けましょう。『紅來々』と唱えるんです

(貴女は一体……。)

さぁ、勝負はまだ始まったばかりですよ!




「さて、余計な時間を喰っちまったな。さっさと帰るとするか。」

魔理沙が本の山に背を向けたその時だった。



『紅來々!』



その叫び声と共に本の山から壮絶な光が発される!
思わず振り向く魔理沙。そこには一人のチャイニーズな人間が立っていた。

「咲夜かっ!?」

魔理沙が叫ぶ。

「天が呼ぶ!地が呼ぶ!お嬢様が呼ぶ!悪を叩けと私を呼ぶ!完璧で瀟洒な華人マジカル小娘…」
 マジカル☆さくりん参上!!
「くっ、分が悪いな。ここは逃げるが勝ちだぜ!」

ビシッと決めポーズを取るマジカル☆さくりんにただならぬ何かを感じたのか、魔理沙は本を置いて逃げ出した。

「パチュリー様、あれは……。」
「ええ、咲夜の体をベースに門番が装具となって力を貸す。中々素敵じゃない。」


こうして本達は無事パチュリーの手に戻ってきた。ありがとうマジカル☆さくりん!ありがとう!














パチェ×美鈴


「パチュリー様!魔理沙さんがまた本を奪いに…!」
「なんですって?まずいわね、咲夜が風邪をこじらせていると言うのに。(「完璧で瀟洒な風邪」参照)」
「直ぐに対策を…「その必要は無いぜ!」」

小悪魔の声を遮り、魔理沙が箒に乗って表れる。
その手には唐草模様の風呂敷が握られていた。

「咲夜が風邪で寝込んだらしいな?つまり今ならマジカル☆咲夜ちゃんも、マジカル☆さくりんも表れないって寸法だ。」
「くっ、情報が早いわね。でも!そう簡単に本は渡さな…げほっ」げほっ!」
「無理はしないことだぜ?ゆっくり寝ておきな。」
「むきゅー。」

魔理沙が手を下す事も無く床に倒れ付すパチュリー。
仕方なく、小悪魔が一人で魔理沙を迎え撃った。




(…ここは何処?真っ暗みたいだけど…。)

パチュリー様、パチュリー様

(誰?)

貴女に力を授けましょう。『紅來々』と唱えるんです

(貴女は一体…?)

さぁ、諦めたらそこで試合終了ですよ!




「私って進歩無ぇーっ……。」

まるで自称弟子を名乗っている様な叫び声で倒れる小悪魔。
それを見届けた魔理沙は意気揚々と本に手を掛けた、その時だった。



『紅來々!』



その叫び声と共にパチュリーの体が光に包まれる。
思わず振り向く魔理沙。そこにはチャイニーズな魔女が浮いていた。

「パチュリーかっ!?」

魔理沙が叫ぶ。

「図書館に佇む一つの薔薇。それは美しく、そして残酷。知識と日陰の華人魔女っ小娘
 魔女っ娘★パチュりん参上!!

ビシッと決めポーズをする魔女っ娘★パチュりん。

「くっ、だがマジカル☆さくりんには及ばないはず!くらえ!スターダスト…」
「遅いわね。魔法の詠唱はこうやってやるのよ…。
 リリカルマジカル☆サイレント★セーレナッ♪
「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

パチュリーから溢れ出した月型のファンシーな弾幕が魔理沙を吹き飛ばした。

「やな感じだぜぇぇぇぇぇ………。」
ピカーン



こうして魔女っ娘★パチュりんは、魔理沙を退ける事に成功した!しかし魔理沙はまた来るだろう。
でもきっと、魔女っ娘★パチュりんが守ってくれる!ありがとう魔女っ娘パチュりん!ありがとう!!















小悪魔×美鈴


深夜、草木も眠る丑三つ時。

「ふんふんふ~ん♪」

鼻歌を歌いながら本の整理をする小悪魔がそこに居た。
その様子はさながら歳相応の花も恥らう小娘である。

ガタッ

「誰ですっ!?」

物音に反応して振り向く小悪魔。その目に入ったものは一つの箒だった。

「いやぁ、たまには夜中にコッソリ進入するのもスリルがあって面白いぜ。」

小悪魔を不意打ちで殴った魔理沙は、意気揚々と唐草模様の風呂敷に本を詰め込んでいく。

「も、もってかないでー……カクリ。」

そのまま小悪魔は意識を手放した。




(あれ?真っ暗ですね。何処でしょうここは。)

小悪魔ちゃん、小悪魔ちゃん

(え…その声は美鈴さんですか?)

ち、違うわ!断じて美鈴じゃないわよ!?

(またまたぁ、私が声を聞き違えるわけないじゃないですかぁ。冗談きついですよ?)

うぅ、小悪魔ちゃんっていつもは天然なのにこんな時だけ鋭いよね…

(ははは、よく言われます……。それで、何ですか?こんな時間に。)

んとね、『紅來々』って唱えたら力貸すよ。って話だったんだけど

(ほんとですか!?有難う御座います!)

でも基本的に小悪魔ちゃん次第だからね?じゃ、頑張って!





『紅來々!!』

その叫び声と共に、小悪魔の体が光に包まれる。
そこに立っていたのは、一人のチャイニーズな司書だった。

「魔界より来る悪の断罪人、名無しで可憐なリトルデーモン
 悪魔っ娘☆こぁりん参上!!

ビシッと決めポーズをする悪魔っ娘☆こぁりん。
しかし

「あれ?魔理沙さんは?ん、何か落ちてる。」



それじゃあな、小悪魔。良い夢みるんだぜ?
                      魔理沙



悪魔っ娘☆こぁりんが辺りを見渡すと、そこはいつもの静かな図書館だった。












「ちくしょう……」





























ちくしょーーーーーーーーーーう!!














「小悪魔五月蝿い!」
─ 火符 アグニレイディアンス ─
「アベッ!」




「……所で三人揃って唱えたらどうなるのかしら?」
「さぁ?想像もつきませんわ。」
「やってみれば良いんですよ。」

番外編  咲夜+パチュリー+小悪魔×美鈴

『『『紅來々』』』

ピカーン!

「マジカル☆さくりんレッグ!」ガシーン!
「魔女っ娘★パチュりんアーム!」ガシーン!
「悪魔っ娘☆こぁりんボディ!」ガシーン!

~ 同時刻、レミリアの部屋 ~

「あー眠、やっぱり昼間まで起きてるもんじゃ無いわね…ふぁ…。」
グイグイ
「お?」
バビューン!
「おぉぉぉぉぉ!!?」
バキッ!ドヒューン!

~ 以上、レミリアの部屋の様子でした ~

「ヴァンパイア☆レミィちゃんヘッド!」ガシーン!

『四人合体、アルティメット☆レミりん』ぴかーん!!
「……あ。」
「……あ。」
「……あ。」
「……許さん……絶対に許さんぞ虫けらども!じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!」
アティラリ
コメント



1.木製削除
何か戦闘力53万の方がいらっしゃいますが見なかったことに
2.名無し妖怪削除
読み終わってからタイトルを見てやっと意味を理解
「咲夜×美鈴」とかってそうゆう意味か!?
てっきり新手のカップリングが現れたのかと…
3.名無し妖怪削除
タイトル見て酒池肉林
想像したこの気持ちどうすれば
4.変身D削除
美鈴がなにやらモテモテだなあ、と思って読んでみましたら吹きました(w
た、確かにある意味そうでしたが……
5.SETH削除
・・・あ。www
6.名無し妖怪削除
ちょwwwwwこぁがオチwwwww
7.名前が無い程度の能力削除
そ、そういう意味かよ!

見なかったことにはできないぜ。戦闘力53万…危険だ
8.名無し妖怪削除
これは・・・美鈴が活躍しているようでいて、実は魔理沙が進入している時点で

門番の役目を果たせていないんじゃないか。
9.名前が無い程度の能力削除
リリカルマジカルサイレントセーレナッwwwwwwww