「てーんーしー」
あぁ、退屈……
私、比那名居天子は今、退屈なのだ。
周りの天人と違い修行を積んだわけではなく親のついでのような感じで天界に来た私は天界の飲んで歌って踊って桃かじって寝るような生活は退屈でならないのだ。
別に宴会が嫌いなわけじゃない、むしろ好きなほうだが、天界の宴会は地上のもののような騒がしさが無く、騒がしくするのが好きな私にとっては楽しくもなんとも無いのだ。
天界の総領である父から地上へ降りることは許してもらえるようにはなったが、そんなにしょっちゅう行っていると注意されることもある。
あぁやることもないしもう一度寝ようかなぁ……
「天子ってば!!」
「ん~?あぁフランじゃない……え!?」
「なにさそのえ!?って言うのはー」
「いやいやいや、なんでフランがここにいるの!?」
「なんでって遊びに来ただけだけど……私が来ちゃ嫌だった……?」
「そうじゃなくって、ここ太陽光すごい降り注いでるけど大丈夫なの?」
ここは天界、つまり雲の上、太陽光をさえぎるものなどほとんど無いわけで……
不思議に思ってもおかしくは無い……よね。
「パチュリーに太陽光を遮る魔法をかけてもらったの!」
「へぇ……そんな魔法もあるのね」
つくづく便利な魔女だなとか思いつつ魔法っていいなぁって思ったり、今度勉強してみようかしら。
「でもどうしたの?」
「いやだから遊びに来ただけで特に用件があるわけじゃ……」
「ふむ……まぁでも退屈していたわけだし、何もないところだけど天界へようこそ」
「いつもは天子がお客さんだけど今日は私がお客さんだね♪」
「そうね、なにかお土産でも渡してあげたいのだけど……特に渡すものもないしなぁ」
「いいよお土産なんて、いつもお姉さまとかも一緒に遊んでもらってるわけだし」
「そう、ならまた遊びに行かせてもらおうかしら」
「いつでも大歓迎だよ、なんなら毎日来ても構わない♪」
悪魔の癖に天使のような笑顔で言うフラン……この子ほんとに吸血鬼なのかなぁ、魔法があるからだけど太陽の下に普通にいる姿を見てしまうと余計に吸血鬼っぽくないって感じがしちゃう。
紅魔館に居ると退屈しないし本当なら毎日のように行きたいところなんだけど……
「毎日行きたいんだけど……そんなに地上に降りるわけにも行かなくって」
「そっか、天子は天界の偉い人だもんね」
「えぇ、地上に行ってばっかだと私より偉い方に怒られちゃうわ」
「……そういえば私達ってなんか似てる?」
「そう?」
「ほら、つい最近まで私も地下に閉じ込められてたわけだし」
あぁなるほど、そう言われてみれば私も天界から出ることを許されなかったなぁ。
だからって暇だ暇だーって言っても勉強でもしてなさいって本渡されたりするだけだったし……
「私、地下に閉じ込められてる間、毎日に楽しみが無くって、人形とかを壊しちゃったりばっかりで、お姉様のことが大嫌いだったの」
「ほぅほぅ、そうなんだ。今じゃまったくそんな感じしないけどなぁ~」
「うん、それで霊夢とか魔理沙とかが紅魔館に来てから館の中は自由に出来るようにはなったけど外には出してもらえなくって」
「そこで前私が行った時にレミリアのことを説得して外にも出れるようになった、と」
「ほんと天子には感謝してるよ~♪まぁそんなに出してはくれないんだけど今日は天子のところに遊びに行くって強く言ってたら納得してくれたの」
「あらあら、そりゃぁ嬉しいわね、レミリアが納得するまで言ってくれるなんて」
「最近全然会えてないから愛しの天人様に会いたくなったんだよ♪」
「ちょっと何言ってるのよ!恥ずかしいじゃない……」
「えへへ~♪でもこれは本当のこと、大好きだよ天子?」
「まったくもう……私も好きよ、フラン」
たまにフランはこういう恥ずかしいことを簡単に言ってくる。
こっちはそういうことあんまり言われないから対応に困っちゃうっていうのに。
でもまぁその素直さがフランのいいところの1つだからしょうがないわね♪
「実はね、天子」
「ん?なに?」
「今回私は愛しの天人様のためにお土産もといお昼ご飯二人分を持ってきたのです!」
「な、なんですって!?」
「うわぁ!そんなにびっくりすることだったかな」
「いや、これは一大事よ、前にも言ったかも知れないけど天界の食べ物ってまっずいのよ、それを食べ続けている私にとって地上の食べ物というのはやばいのよ!もうなんかやばいのよ!」
あぁもう興奮しすぎて言ってることがわけ分からなくなってるけど気にしない!
それにフランと二人でお昼ご飯!
別にフランとだから嬉しいって訳じゃなくって一人で食べるより二人のが美味しいって意味だからね!
それにフランとだからもっと美味しい……えぇそうですよフランと食べられるのが嬉しいんですよ!
いいじゃない!この妹様可愛いんだから!
この金色に輝く髪も真っ赤で大きな目もこのちっちゃい体も何もかも可愛いわよ!
「あのぉ、天子さん?顔が怖いよ?」
はっ……私は何を心の中で語っていたのだ、少し興奮しすぎたわ。
「それにその……嬉しいけど、少し恥ずかしいよ」
「えぇ!?」
「いやその……声に出てたっていうか……うん」
わーやばい、照れてるフランちゃんも可愛い。
「よしよしよしよし」
「ち、ちょっとなんで頭撫でてくるのさ!?」
「いや、可愛いから」
「うぅぅ~……は、早くご飯食べようよ!」
「そうね、ごめんなさい」
ご飯も捨てがたいし、しょうがない、ご飯にしましょう。
「おぉぉ!こ、これは!」
「うふふ~どう?驚いた?」
「外は衣でサクサク!中はまぁ……ものによっていろいろ!これはまさに……天ぷらじゃない!」
「実はそれ前から咲夜に教わってて、それは私の手作りだよ♪」
手作り その言葉で私の何かが飛んだ気がした。
神よ……ありがとう。
「「いただきま~す」」
あぁ、退屈……
私、比那名居天子は今、退屈なのだ。
周りの天人と違い修行を積んだわけではなく親のついでのような感じで天界に来た私は天界の飲んで歌って踊って桃かじって寝るような生活は退屈でならないのだ。
別に宴会が嫌いなわけじゃない、むしろ好きなほうだが、天界の宴会は地上のもののような騒がしさが無く、騒がしくするのが好きな私にとっては楽しくもなんとも無いのだ。
天界の総領である父から地上へ降りることは許してもらえるようにはなったが、そんなにしょっちゅう行っていると注意されることもある。
あぁやることもないしもう一度寝ようかなぁ……
「天子ってば!!」
「ん~?あぁフランじゃない……え!?」
「なにさそのえ!?って言うのはー」
「いやいやいや、なんでフランがここにいるの!?」
「なんでって遊びに来ただけだけど……私が来ちゃ嫌だった……?」
「そうじゃなくって、ここ太陽光すごい降り注いでるけど大丈夫なの?」
ここは天界、つまり雲の上、太陽光をさえぎるものなどほとんど無いわけで……
不思議に思ってもおかしくは無い……よね。
「パチュリーに太陽光を遮る魔法をかけてもらったの!」
「へぇ……そんな魔法もあるのね」
つくづく便利な魔女だなとか思いつつ魔法っていいなぁって思ったり、今度勉強してみようかしら。
「でもどうしたの?」
「いやだから遊びに来ただけで特に用件があるわけじゃ……」
「ふむ……まぁでも退屈していたわけだし、何もないところだけど天界へようこそ」
「いつもは天子がお客さんだけど今日は私がお客さんだね♪」
「そうね、なにかお土産でも渡してあげたいのだけど……特に渡すものもないしなぁ」
「いいよお土産なんて、いつもお姉さまとかも一緒に遊んでもらってるわけだし」
「そう、ならまた遊びに行かせてもらおうかしら」
「いつでも大歓迎だよ、なんなら毎日来ても構わない♪」
悪魔の癖に天使のような笑顔で言うフラン……この子ほんとに吸血鬼なのかなぁ、魔法があるからだけど太陽の下に普通にいる姿を見てしまうと余計に吸血鬼っぽくないって感じがしちゃう。
紅魔館に居ると退屈しないし本当なら毎日のように行きたいところなんだけど……
「毎日行きたいんだけど……そんなに地上に降りるわけにも行かなくって」
「そっか、天子は天界の偉い人だもんね」
「えぇ、地上に行ってばっかだと私より偉い方に怒られちゃうわ」
「……そういえば私達ってなんか似てる?」
「そう?」
「ほら、つい最近まで私も地下に閉じ込められてたわけだし」
あぁなるほど、そう言われてみれば私も天界から出ることを許されなかったなぁ。
だからって暇だ暇だーって言っても勉強でもしてなさいって本渡されたりするだけだったし……
「私、地下に閉じ込められてる間、毎日に楽しみが無くって、人形とかを壊しちゃったりばっかりで、お姉様のことが大嫌いだったの」
「ほぅほぅ、そうなんだ。今じゃまったくそんな感じしないけどなぁ~」
「うん、それで霊夢とか魔理沙とかが紅魔館に来てから館の中は自由に出来るようにはなったけど外には出してもらえなくって」
「そこで前私が行った時にレミリアのことを説得して外にも出れるようになった、と」
「ほんと天子には感謝してるよ~♪まぁそんなに出してはくれないんだけど今日は天子のところに遊びに行くって強く言ってたら納得してくれたの」
「あらあら、そりゃぁ嬉しいわね、レミリアが納得するまで言ってくれるなんて」
「最近全然会えてないから愛しの天人様に会いたくなったんだよ♪」
「ちょっと何言ってるのよ!恥ずかしいじゃない……」
「えへへ~♪でもこれは本当のこと、大好きだよ天子?」
「まったくもう……私も好きよ、フラン」
たまにフランはこういう恥ずかしいことを簡単に言ってくる。
こっちはそういうことあんまり言われないから対応に困っちゃうっていうのに。
でもまぁその素直さがフランのいいところの1つだからしょうがないわね♪
「実はね、天子」
「ん?なに?」
「今回私は愛しの天人様のためにお土産もといお昼ご飯二人分を持ってきたのです!」
「な、なんですって!?」
「うわぁ!そんなにびっくりすることだったかな」
「いや、これは一大事よ、前にも言ったかも知れないけど天界の食べ物ってまっずいのよ、それを食べ続けている私にとって地上の食べ物というのはやばいのよ!もうなんかやばいのよ!」
あぁもう興奮しすぎて言ってることがわけ分からなくなってるけど気にしない!
それにフランと二人でお昼ご飯!
別にフランとだから嬉しいって訳じゃなくって一人で食べるより二人のが美味しいって意味だからね!
それにフランとだからもっと美味しい……えぇそうですよフランと食べられるのが嬉しいんですよ!
いいじゃない!この妹様可愛いんだから!
この金色に輝く髪も真っ赤で大きな目もこのちっちゃい体も何もかも可愛いわよ!
「あのぉ、天子さん?顔が怖いよ?」
はっ……私は何を心の中で語っていたのだ、少し興奮しすぎたわ。
「それにその……嬉しいけど、少し恥ずかしいよ」
「えぇ!?」
「いやその……声に出てたっていうか……うん」
わーやばい、照れてるフランちゃんも可愛い。
「よしよしよしよし」
「ち、ちょっとなんで頭撫でてくるのさ!?」
「いや、可愛いから」
「うぅぅ~……は、早くご飯食べようよ!」
「そうね、ごめんなさい」
ご飯も捨てがたいし、しょうがない、ご飯にしましょう。
「おぉぉ!こ、これは!」
「うふふ~どう?驚いた?」
「外は衣でサクサク!中はまぁ……ものによっていろいろ!これはまさに……天ぷらじゃない!」
「実はそれ前から咲夜に教わってて、それは私の手作りだよ♪」
手作り その言葉で私の何かが飛んだ気がした。
神よ……ありがとう。
「「いただきま~す」」
タグ吹いたwww天フラ!もっと広がれ!
天子とフランの組み合わせは見たことなかったけどイイネ
こいフラも好きだが天フラも良いね!
月まで届け!天フラ!