注意
ぶっ壊しました
ごくありふれた晴れの日、とても良い天気、こんな日は縁側で昼n…
「地球よ、この大地よ、全ての生きとし生けるものよ、ありがとう!」
咲夜が天に向かって吠えていた、とりあえずスルーしよう
まぁ五月蝿いだけだ、私は海兵隊の155mm榴弾砲が着弾し炸裂しようが、25連続キルをされキルストリークで戦略核を撃ち込まれようが、5000丁のMINIMI分隊支援機関銃が一斉射撃を行おうが眠れる技をついこの間美鈴に教えて貰ったばかりだからだ、しかし…
「なんて素晴らしい天気!まるで神が我らを祝福しているようだ!」
アリスがまるで歌劇の登場人物のようなことを叫びながらやってきた
私はのっそりと起きあがりなるべく低く、吠えた
「何をしとるか貴様らぁ!」
決まった、これで歌舞伎町当たりは征服できるかも
しかし…
「あら、霊夢おはよう」
「あれ、霊夢居たの」
なんだこいつ等、やっべぶっ殺してぇ
「なんであんた達が私の昼寝を邪魔してるの?」
「嬉しいことがあったからに決まってますわ」
「あら、咲夜も私と同じ理由?」
「と言うことは…」
「私も…」
「貴方も…」
声を震わせ
「「ポッキー!!」」
アリスと咲夜がひしと抱き合った
まぁいいか
「で、何が良かったの?」
私は聞いた
「…咲夜からどうぞ」
「こういう場合はアリスでしょ」
「いや咲夜から」
「アリスから…」
「咲夜から…」
「アリス(ry」
「咲夜(ry」
「アリ(ry」
「咲(ry」
「ア(ry」
「s(ry」
「(ry」
どちらが先に言うかで仲むつまじくキャッキャウフフしている二人、いつもならば早苗を呼び、ともに頭の中で妄想を繰り広げドロッドロの百合本を書き上げ紫に手伝って貰い外の世界のコミケで売り出し利益を得るはずだが、如何せん今は物凄く眠い
「あーもう鬱陶しいな!アリスからしゃべれよ」
私は思わず激怒してしまった
「…そうね御免なさい、私から言うわ」
アリスが呼吸を整え簡潔に述べた
「…昨日、パチュリーと魔理沙が私の家を訪ねてきてくれたの、人と話すなんて3ヶ月ぶり!話し方忘れかけてたわ!」
アリスが目を輝かせ一気に言った
「そうかそうか、そいつぁよござんした、じゃぁ次は咲夜ね」
私はばくだんを一升瓶ごと抱えてた、酒でも飲まなきゃやってらんね
咲夜はポケットから小さい立方体を取り出し顔を綻ばせながら言い始めた
「ふふふ、実は昨日、美鈴からプロポーズされちゃって、ふふ、その、答えはもちろん「YES」だけどその、美鈴ったらプロポーズの時にね、『結婚して下さい!』って来たからもうビックリしちゃって、でね、この話を聞いたお嬢様が『よし!来週に式を挙げるぞ』って言っちゃってもうてんやわんやなの」
そして咲夜が私とアリスに結婚式の招待状を差し出した
「…咲夜、おめでとう!私、絶対行くわ!」
「アリス…ありがとう」
「何言ってるの、私と貴方は親友じゃない」
あ~あもう空気がピンク色だよ
「咲夜…」
「アリス…」
二人がお互いの肩を掴み、満面の笑みを浮かべ…
「気持ちいい!」
「はい!」
「「ボールド」」
私は百合根のおじさんと化した
もちろんアリスと咲夜ではない…お前だぁ!!