「……あづい」
私は比那名居天子、天人である。
そして今急に言葉を発したのは吸血鬼の妹、フランドールだ。
そう、今私は紅い吸血鬼の館、紅魔館に遊びに来てフランドールの部屋にいるのだ。
「……あーづーいー」
「あぁもうちゃんと聞こえてるわよ、暑いのは私も同じだわ」
「そりゃ分かってるけどぉ……」
確かにフランの言うとおり暑い、暑すぎる。
もう数え切れないほど生きてきた私でもこんなに暑い夏は始めて経験する……てわけでもないけど相当暑い。
さっきまで私とフランに加えて咲夜とパチュリーの四人で遊んでいたのだが、さすがに地下は埃が多いのかパチュリーの喘息がひどくなったため咲夜が看病している。
まぁそれで二人だけになったわけだが……やることもなくぐだーっとしていたわけで、その沈黙を破ったのはフランの「あづい」この一言だった。
というかこの喋り方疲れるわ、いつも通り喋りましょう。
「あーもーあづいよぉー天子何とかできないの?」
「そんなこと言われてもねぇ……」
「その剣地震起こしたり天気操ったりできるんだから部屋を涼しくすることとかなんでできないのさ!」
「いやいやいや、そんな急に怒鳴られてもできないものはできないわよ」
「むぅ……」
天気操るって言っても実際人の気質集めてるだけだしなぁ……
あーなんかいい方法ないかしら。
ここは他のことして暑さを紛らわせるしか!
「ねぇフラン?」
「うみゅぅ~?」
「何かして遊ばない?ほら弾幕ごっことか好きでしょう?」
「暑いからやだ」
「……そっか」
きっぱりと断られた、しかも真顔で。
まさかフランが弾幕ごっこを断るなんて、こりゃ大変ね。あの亡霊が食事制限するぐらい大変よ。
さてどうしたもんか……
「じゃあさーお昼寝しようかー」
「寝るの?じゃあ私はそろそろ失礼したほうがいいのかしら?」
「ちがうよちがうよ何言ってんの、一緒にお昼寝するの!」
……ん?今なんと申されましたかこの妹様は?
一緒にって聞こえた気がしたけど、まさか……ねぇ
「『一緒に』お昼寝するの!」
「フラン!いつの間にサードアイを習得したの!?」
「いやいや、声出てた声出てた」
「ありゃ、でも一緒にって二人も寝れるスペースが無いわよ?」
「んむぅ、まぁぎゅってしながら寝れば二人でも入るよ」
「ちょちょちょ!ぎゅってしながらってべ、別に私はいいけどレミリアとかが黙ってないんじゃないの!?」
別に恥ずかしいとかそんなんじゃないけどレミリアってフランのこと大好きだしもし見つかったらまずいんじゃない?私が
「お姉様なら大丈夫だよ、今頃博麗神社にでも行ってると思うから」
「そ、そう」
「ふぁぁ……本気で眠くなってきたよ、はやく寝よ?ほらほらー」
「あ、ちょっと!分かったからそんなに引っ張らないでってば!」
フランが目を半分ほど閉じてウトウトしながら引っ張ってくる、あぁ可愛い、やばいどうしよう。
フランちゃんウフフ
まぁそのままベッドに引きずり込まれた訳だけど……うん、暑い。
「フラン……暑くない?」
「そうだね……そうだ!」
よいしょ、とフランが上体を起こしなにやら赤いお服をぬぎぬぎしてらっしゃいますが……あぁそんなにはだけさしちゃって、鼻から血がでそうだわ。
でもこれじゃ私も耐えられないわ、ぬぎぬぎ
これで多少は涼しい……かしら?
むしろさっきより暑い気がするんだけど……暑いと言うより熱いかしら、主に顔が。
「誰も……来ないわよね?」
「大丈夫大丈夫、来ないって」
「そっか……じゃあ……おやすみなさい、フラン」
「うんおやすみ……おやすみのちゅー」
!?
え、えええええええ!?
い、今私のほっぺに妹様の唇がくっついたわよね!?
ちょちょ!なんで今日のフランは一緒に寝ようとかちゅっちゅしてきたりするの!?
あ、そうか、暑さのせいか、暑さのせいよね、うん。
じゃあ私からも……
お返しのちゅー……おやすみなさい……
~~~~~~~~~~~~
「ただいま~あら咲夜どうしたの?顔がにやけてるけど」
「おかえりなさいませお嬢様、実はですね――」
~~~~~~~~~~~~
ん……やっぱり暑いわ……てかなんか体が重たいんだけど。
ってうわ!?
「なな、なんでレミリアがここにいるのよ!」
「んん~何よ騒がしいわね」
「あらお姉様おはよう」
「おはよう、フラン。二人が気持ちよさそうに寝てたから入り込んじゃったわ☆」
「でもなんでわざわざ私の上なのよ!」
「いやまぁ……近かったから」
ん~納得がいかないけどまぁいいわ、気持ちよく寝れたのだし……ん?何かしらこの黒い羽……
「あぁそれ?先ほど天狗が来てすごい嬉しそうに写真とって行きましたわ」
「あら咲夜じゃない……ってあの天狗めえええええ とそれはいいとして咲夜いつからそこに?」
「『お姉様なら大丈夫だよ、今頃博麗神社にでも行ってると思うから』ここら辺」
「ほぼ最初からかよおおおおおお!!」
もうやだ……フランちゃんの嘘つき……
私は比那名居天子、天人である。
そして今急に言葉を発したのは吸血鬼の妹、フランドールだ。
そう、今私は紅い吸血鬼の館、紅魔館に遊びに来てフランドールの部屋にいるのだ。
「……あーづーいー」
「あぁもうちゃんと聞こえてるわよ、暑いのは私も同じだわ」
「そりゃ分かってるけどぉ……」
確かにフランの言うとおり暑い、暑すぎる。
もう数え切れないほど生きてきた私でもこんなに暑い夏は始めて経験する……てわけでもないけど相当暑い。
さっきまで私とフランに加えて咲夜とパチュリーの四人で遊んでいたのだが、さすがに地下は埃が多いのかパチュリーの喘息がひどくなったため咲夜が看病している。
まぁそれで二人だけになったわけだが……やることもなくぐだーっとしていたわけで、その沈黙を破ったのはフランの「あづい」この一言だった。
というかこの喋り方疲れるわ、いつも通り喋りましょう。
「あーもーあづいよぉー天子何とかできないの?」
「そんなこと言われてもねぇ……」
「その剣地震起こしたり天気操ったりできるんだから部屋を涼しくすることとかなんでできないのさ!」
「いやいやいや、そんな急に怒鳴られてもできないものはできないわよ」
「むぅ……」
天気操るって言っても実際人の気質集めてるだけだしなぁ……
あーなんかいい方法ないかしら。
ここは他のことして暑さを紛らわせるしか!
「ねぇフラン?」
「うみゅぅ~?」
「何かして遊ばない?ほら弾幕ごっことか好きでしょう?」
「暑いからやだ」
「……そっか」
きっぱりと断られた、しかも真顔で。
まさかフランが弾幕ごっこを断るなんて、こりゃ大変ね。あの亡霊が食事制限するぐらい大変よ。
さてどうしたもんか……
「じゃあさーお昼寝しようかー」
「寝るの?じゃあ私はそろそろ失礼したほうがいいのかしら?」
「ちがうよちがうよ何言ってんの、一緒にお昼寝するの!」
……ん?今なんと申されましたかこの妹様は?
一緒にって聞こえた気がしたけど、まさか……ねぇ
「『一緒に』お昼寝するの!」
「フラン!いつの間にサードアイを習得したの!?」
「いやいや、声出てた声出てた」
「ありゃ、でも一緒にって二人も寝れるスペースが無いわよ?」
「んむぅ、まぁぎゅってしながら寝れば二人でも入るよ」
「ちょちょちょ!ぎゅってしながらってべ、別に私はいいけどレミリアとかが黙ってないんじゃないの!?」
別に恥ずかしいとかそんなんじゃないけどレミリアってフランのこと大好きだしもし見つかったらまずいんじゃない?私が
「お姉様なら大丈夫だよ、今頃博麗神社にでも行ってると思うから」
「そ、そう」
「ふぁぁ……本気で眠くなってきたよ、はやく寝よ?ほらほらー」
「あ、ちょっと!分かったからそんなに引っ張らないでってば!」
フランが目を半分ほど閉じてウトウトしながら引っ張ってくる、あぁ可愛い、やばいどうしよう。
フランちゃんウフフ
まぁそのままベッドに引きずり込まれた訳だけど……うん、暑い。
「フラン……暑くない?」
「そうだね……そうだ!」
よいしょ、とフランが上体を起こしなにやら赤いお服をぬぎぬぎしてらっしゃいますが……あぁそんなにはだけさしちゃって、鼻から血がでそうだわ。
でもこれじゃ私も耐えられないわ、ぬぎぬぎ
これで多少は涼しい……かしら?
むしろさっきより暑い気がするんだけど……暑いと言うより熱いかしら、主に顔が。
「誰も……来ないわよね?」
「大丈夫大丈夫、来ないって」
「そっか……じゃあ……おやすみなさい、フラン」
「うんおやすみ……おやすみのちゅー」
!?
え、えええええええ!?
い、今私のほっぺに妹様の唇がくっついたわよね!?
ちょちょ!なんで今日のフランは一緒に寝ようとかちゅっちゅしてきたりするの!?
あ、そうか、暑さのせいか、暑さのせいよね、うん。
じゃあ私からも……
お返しのちゅー……おやすみなさい……
~~~~~~~~~~~~
「ただいま~あら咲夜どうしたの?顔がにやけてるけど」
「おかえりなさいませお嬢様、実はですね――」
~~~~~~~~~~~~
ん……やっぱり暑いわ……てかなんか体が重たいんだけど。
ってうわ!?
「なな、なんでレミリアがここにいるのよ!」
「んん~何よ騒がしいわね」
「あらお姉様おはよう」
「おはよう、フラン。二人が気持ちよさそうに寝てたから入り込んじゃったわ☆」
「でもなんでわざわざ私の上なのよ!」
「いやまぁ……近かったから」
ん~納得がいかないけどまぁいいわ、気持ちよく寝れたのだし……ん?何かしらこの黒い羽……
「あぁそれ?先ほど天狗が来てすごい嬉しそうに写真とって行きましたわ」
「あら咲夜じゃない……ってあの天狗めえええええ とそれはいいとして咲夜いつからそこに?」
「『お姉様なら大丈夫だよ、今頃博麗神社にでも行ってると思うから』ここら辺」
「ほぼ最初からかよおおおおおお!!」
もうやだ……フランちゃんの嘘つき……
マジですかwwww羨まし過ぎるwww
天フラ!とっても良かったです!