DTMの次はペンタブだって!?てめえ火傷じゃすまねえぞ!?死ぬぞ!?
荒削りすぎ?いいえ、なるるがクオリティです。
では。
「…何かしらこれは」
「見て解らない?パソコンよパソコン。ちょっと紫にね」
朝起きて顔を洗って朝ごはん。庭先の洗濯物を見れば、その目に映るはあなたの部屋着。
手にとって頭にあなたを描いて見れば、幸せ気分に浸りすぎ、碌に人形動かせず。
ただただ無性に逢いたくなって来てみれば、片肘ついてパソコン画面とにらめっこ。
「ええ、見紛うことなきパソコンね。神社にパソコンなんて似合わないけど。ってそうじゃなくて」
「じゃあ何よ」
手元を見ると、何やらペンのような物と銀色の板。
画面を見ると、何やらヒトのような者と金色の髪。
あなたを見ると、何やら複雑そうな表情と赤くなった頬。
「質問が悪かったわね。このディスプレイに映ってる絵は何かしら」
「見て解らないなら聞いても解らないわよ」
「そうかしら」
「…見て解らないの?」
これはまずい。朝いきなり庭先に出たのはあなたに逢えという虫の知らせだったのかもしれない。そんな顔して頬を染めれば、いぢめてくださいと言っているようなもの。
「ええ解らないわね。そうね…その金髪の質感は魔理沙かしら」
「…そう見えたのならあんたは眼鏡をかけた方がいいわね。あいつの髪とは全然違うじゃない」
「あらそうかしら。私には同じに見えるけど」
「そ、そんな訳ないわよ!魔理沙の髪はもふもふふわふわしててさわり心地良いけど!それとは違うの!この絵のモデルの金髪はあいつの金髪よりサラサラでキラキラしてていい香りなんだから!」
今度は耳まで赤くして、自分で墓穴を掘ってしまう。更に気づいてもらえなくてムキになっているのか墓穴を掘っていることに気づいてもいない。だから私も抑えられなくなる。
「うーん、そうねぇ。じゃあそのボディーラインは…。あ、ルナサかしら」
「何故に其処なのよ!?違うったら!よく見なさい、確かにあいつに近いかも知れないけど!それとも違うの!この絵のモデルの体つきは出すぎず、凹みすぎず、まるで作りこまれた芸術品みたいに綺麗なんだから!」
更にまずい。今度は目まで潤ませて、更に墓穴を掘ってしまう。というかいつもそんな風に思っていてくれたんだと思うと私まで赤くなってしまいそうだ。
「それも違うの?だったらねぇ…。あ、その青い右目はあの唐傘お化けの娘を描こうとしていたのかしら」
「また微妙なチョイスね!?わざとしてるの!?いい!?確かにあいつの右目は青くて綺麗かもしれないけども!全然違うの!この絵のモデルの目はね、海よりも深くて澄んでて綺麗で輝いている蒼い目なんだか…ら?」
其処まで言ってやっと気づく。順番に自分の言ったことを思い出して、その度に顔の赤みが増してゆく。全く、可愛すぎて自分もまた赤くなる。
「あー!?いやその違うのよ!?アリスのこと全然そんなこと思ってなんかいるけどじゃなくて…」
「霊夢…ありがとう、嬉しいわ。とっても」
「え、あ、うん。どういたしまして。……じゃなくて!ああ!うう!」
それから私が我慢できずに抱きつくまでにそう時間は掛からなかった。というより即抱きついた。愛・即・抱である。
「結局あの板何だったの」
「絵のこと聞かないんだ」
「私でしょ?あなたが描いてくれたんだもの。見違える訳ないわ」
「ふん…ばーか」
「あなたほどにはね」
…
「へえ、ペンタブ?」
「そ。マウスだけだと上手く絵が描けないから」
そうして何時もの定位置について、何時ものお茶を飲んで、何時もと変わらずぼへーっと空を眺めながらのお喋りの時間。
私が焼いてきたお菓子をぽりぽりと食べながらのまったりとした時間。私の大好きな時間。
「あらあなた結構こういうの得意じゃなかったっけ、以外に」
「うるさいわね…あんた描くんだから失敗したくないじゃないの」
ときたまあなたは反撃してくる。何時も恥ずかしがるくせにたまーに私の壁を越えた言葉を放って私を幸せにしてくれる。
といっても言った本人はもっと顔を赤くしているので反撃というより痛み分け、もとい幸せ分けである。
「しかしまあ、なんでまた私の絵を描こうとしたの?芸術の夏ってやつかしら」
「秋ね、それは。…まあ、なんと言いますか」
「ええ」
「最近あなた実験忙しかったじゃない?だから…」
ああ、なるほど。そういうことならいつでも来てよかったのに。あなたなら実験を中止してでも歓迎するというものだ。
「は、恥ずかしいに決まってるじゃないの」
…どうやら口に出てしまったようだ。しかし、
「つまり、こうね霊夢。あなたは私に会えない寂しさを紛らわす為に私の絵を描いていたと。」
「な!?」
「一体何に使うつもりだったのかしら。まさか布団に持ち込んだりとか?」
「そ、そんな不埒なことには使わないわよ!?」
「あら、枕の下に置くといい夢が見れるっていうでしょう?」
「あ、ああ。そっちね」
「あなた今何を想像したのかしら」
「うっさい!」
「別に使っても構わなかったのに」
「ええ!?」
しかし、たかが3日ほど逢わなかっただけでこれとは。…ここはやはり、前から考えていたことを実行に移した方がいいか。
「ねえ、霊夢」
「何よ…」
「せっかく描いてもらって悪いんだけどね。私今日からこっちで暮らすから」
「…へ?」
「あなたが寂しい思いしない為にね」
「なあ!い、いらないわよ!」
「あら、じゃあ私これから1週間ほど実験で篭ろうと思うんだけど寂しくないの?」
「寂しいわよ!!…は!?」
そうやってまた墓穴を掘る。可愛いったらありゃしない。
それに、私もそのペンタブとやらを使わせてもらおうと思う。自慢じゃないが絵はそれなりに描けるし。
そうして、あなたをたくさん描いていこう。そして私もあなたにたくさん描いてもらおう。いつか、あなたがこちらに来るまでの間、
互いに寂しくないように。
「と、言うわけで、不束者ですがよろしくね霊夢。いやこれからたくさん絵を描いてもらうんだから霊夢先生、かしら?」
「…ばーか」
荒削りすぎ?いいえ、なるるがクオリティです。
では。
「…何かしらこれは」
「見て解らない?パソコンよパソコン。ちょっと紫にね」
朝起きて顔を洗って朝ごはん。庭先の洗濯物を見れば、その目に映るはあなたの部屋着。
手にとって頭にあなたを描いて見れば、幸せ気分に浸りすぎ、碌に人形動かせず。
ただただ無性に逢いたくなって来てみれば、片肘ついてパソコン画面とにらめっこ。
「ええ、見紛うことなきパソコンね。神社にパソコンなんて似合わないけど。ってそうじゃなくて」
「じゃあ何よ」
手元を見ると、何やらペンのような物と銀色の板。
画面を見ると、何やらヒトのような者と金色の髪。
あなたを見ると、何やら複雑そうな表情と赤くなった頬。
「質問が悪かったわね。このディスプレイに映ってる絵は何かしら」
「見て解らないなら聞いても解らないわよ」
「そうかしら」
「…見て解らないの?」
これはまずい。朝いきなり庭先に出たのはあなたに逢えという虫の知らせだったのかもしれない。そんな顔して頬を染めれば、いぢめてくださいと言っているようなもの。
「ええ解らないわね。そうね…その金髪の質感は魔理沙かしら」
「…そう見えたのならあんたは眼鏡をかけた方がいいわね。あいつの髪とは全然違うじゃない」
「あらそうかしら。私には同じに見えるけど」
「そ、そんな訳ないわよ!魔理沙の髪はもふもふふわふわしててさわり心地良いけど!それとは違うの!この絵のモデルの金髪はあいつの金髪よりサラサラでキラキラしてていい香りなんだから!」
今度は耳まで赤くして、自分で墓穴を掘ってしまう。更に気づいてもらえなくてムキになっているのか墓穴を掘っていることに気づいてもいない。だから私も抑えられなくなる。
「うーん、そうねぇ。じゃあそのボディーラインは…。あ、ルナサかしら」
「何故に其処なのよ!?違うったら!よく見なさい、確かにあいつに近いかも知れないけど!それとも違うの!この絵のモデルの体つきは出すぎず、凹みすぎず、まるで作りこまれた芸術品みたいに綺麗なんだから!」
更にまずい。今度は目まで潤ませて、更に墓穴を掘ってしまう。というかいつもそんな風に思っていてくれたんだと思うと私まで赤くなってしまいそうだ。
「それも違うの?だったらねぇ…。あ、その青い右目はあの唐傘お化けの娘を描こうとしていたのかしら」
「また微妙なチョイスね!?わざとしてるの!?いい!?確かにあいつの右目は青くて綺麗かもしれないけども!全然違うの!この絵のモデルの目はね、海よりも深くて澄んでて綺麗で輝いている蒼い目なんだか…ら?」
其処まで言ってやっと気づく。順番に自分の言ったことを思い出して、その度に顔の赤みが増してゆく。全く、可愛すぎて自分もまた赤くなる。
「あー!?いやその違うのよ!?アリスのこと全然そんなこと思ってなんかいるけどじゃなくて…」
「霊夢…ありがとう、嬉しいわ。とっても」
「え、あ、うん。どういたしまして。……じゃなくて!ああ!うう!」
それから私が我慢できずに抱きつくまでにそう時間は掛からなかった。というより即抱きついた。愛・即・抱である。
「結局あの板何だったの」
「絵のこと聞かないんだ」
「私でしょ?あなたが描いてくれたんだもの。見違える訳ないわ」
「ふん…ばーか」
「あなたほどにはね」
…
「へえ、ペンタブ?」
「そ。マウスだけだと上手く絵が描けないから」
そうして何時もの定位置について、何時ものお茶を飲んで、何時もと変わらずぼへーっと空を眺めながらのお喋りの時間。
私が焼いてきたお菓子をぽりぽりと食べながらのまったりとした時間。私の大好きな時間。
「あらあなた結構こういうの得意じゃなかったっけ、以外に」
「うるさいわね…あんた描くんだから失敗したくないじゃないの」
ときたまあなたは反撃してくる。何時も恥ずかしがるくせにたまーに私の壁を越えた言葉を放って私を幸せにしてくれる。
といっても言った本人はもっと顔を赤くしているので反撃というより痛み分け、もとい幸せ分けである。
「しかしまあ、なんでまた私の絵を描こうとしたの?芸術の夏ってやつかしら」
「秋ね、それは。…まあ、なんと言いますか」
「ええ」
「最近あなた実験忙しかったじゃない?だから…」
ああ、なるほど。そういうことならいつでも来てよかったのに。あなたなら実験を中止してでも歓迎するというものだ。
「は、恥ずかしいに決まってるじゃないの」
…どうやら口に出てしまったようだ。しかし、
「つまり、こうね霊夢。あなたは私に会えない寂しさを紛らわす為に私の絵を描いていたと。」
「な!?」
「一体何に使うつもりだったのかしら。まさか布団に持ち込んだりとか?」
「そ、そんな不埒なことには使わないわよ!?」
「あら、枕の下に置くといい夢が見れるっていうでしょう?」
「あ、ああ。そっちね」
「あなた今何を想像したのかしら」
「うっさい!」
「別に使っても構わなかったのに」
「ええ!?」
しかし、たかが3日ほど逢わなかっただけでこれとは。…ここはやはり、前から考えていたことを実行に移した方がいいか。
「ねえ、霊夢」
「何よ…」
「せっかく描いてもらって悪いんだけどね。私今日からこっちで暮らすから」
「…へ?」
「あなたが寂しい思いしない為にね」
「なあ!い、いらないわよ!」
「あら、じゃあ私これから1週間ほど実験で篭ろうと思うんだけど寂しくないの?」
「寂しいわよ!!…は!?」
そうやってまた墓穴を掘る。可愛いったらありゃしない。
それに、私もそのペンタブとやらを使わせてもらおうと思う。自慢じゃないが絵はそれなりに描けるし。
そうして、あなたをたくさん描いていこう。そして私もあなたにたくさん描いてもらおう。いつか、あなたがこちらに来るまでの間、
互いに寂しくないように。
「と、言うわけで、不束者ですがよろしくね霊夢。いやこれからたくさん絵を描いてもらうんだから霊夢先生、かしら?」
「…ばーか」
レイアリはいいなぁ…
どんどん墓穴掘る霊夢が可愛すぎますですはい
こんな感じの二人が1番しっくりきますね
ペンタブ難しくて最近やってないや…
同棲とかマジで素晴らしいです!!