「世間はさぁ、冷てぇよなぁ、どんなにがんばったって、お前暑すぎるって言われるもんなぁ」
魔理沙がそんなことを言いながら僕が三年間ずっと熟成させた自家製の酒を延々と飲み続けている
「…今日はさぁ、パチュリーに本を返却しようと思って紅魔館まで行ったんだ、そしたらよ、そしたらよ…『ちょっと危ない魔法陣組んでるから入ってこないで』って言われたんだよぉ、そんでさ、仕方ないねって思って帰ろうとしたんだ、そしたら門前であのメイドと門番がいちゃついていたんだYO!見せつけか!」
「別にいちゃつくのは構わないだろう、相思相愛ならば」
僕が至極まともな返答を述べると魔理沙は
「あのなぁ、よぉく聞けよ?別にイチャイチャするのはいいさ、でもよ、落ち込んでる奴の目の前でやるかって、話なのですよ」
魔理沙がグラスに酒をさらに注ぎ入れながら続けた
「でよ、アリスの所に行ったら、玄関先に張り紙があった訳ですよ、『一ヶ月魔界の母の所に行ってます アリス』チクショウ!うっ…ひぐっ……うぅっ」
あーあ、遂に泣き出したよ
「それで僕の所に来たわけだ」
「違うよ、その後ミスティアの所で飲み明かそうと思ったら臨時休業日だった、新婚旅行に出かけてた」
あぁあそこの女将さん結婚したのか
「いいよなぁ…みすちーはぁ、きっと優しい旦那さんなんだろうなぁ」
魔理沙は完全に自棄酒を起こしそうだった
「もう止めろ、魔理沙、楽しくない酒は体に悪いぞ」
「…うるへーもっと飲ませろ」
「あのなぁ…」
「…良いんだよ、もう飲んで飲んで酔いつぶれてやる!」
「家に帰れなくなるぞ」
その言葉をきっかけに魔理沙は滝のように涙を流した
「や、やっぱりも香霖も私のこと邪魔だと思ってるのか?そうなんだろ!鬱陶しいんだろ?」
「ち、違うよ魔理沙、君の体を心配してだなぁ…」
「…本当か?」
「本当だよ」
そう言ってまた魔理沙は泣き出し、僕に飛びついてきた
「うっ…ひぐっ…りんのしゅけぇ、りんのしゅけぇ」
「う、うわぁバカッ抱きつくな、酒臭い!」
「うふっ…ひぐっ…うぅっ……うぁぁん」
「そろそろ離れろ…ん?」
魔理沙は僕に抱きついたまま寝てしまったようである
「やれやれ、こんな幸せそうな顔見せられたら起こせないじゃないか」
そんなことを呟いて魔理沙に抱きつかれたまま僕も眠りについた
詳しく。
顔が綻びました。
ハッ!? まさか偽者!? 魔理沙ではなく、魔理沙に化けた紫か!?
くわしk(ry
ナニがナニやら
いやーそんなほめても何も出ないよ~?
え?