「まりさー」
「ありすー」
お互いの名を呼んで白黒魔法使いと七色魔法使いはどちらからともなく駆け寄り、熱い抱擁。
やがてその果てに二人は見つめあい、近づく唇と唇の距離。いいのか。いいのよ。視線だけで
語れば、後は……二人の唇が、静かに重なった。
「っきゃー!! ちゅっちゅー! 魔理沙とちゅっちゅー!! 私がちゅっちゅー!! イィィィィィ
イィヤッホォ―――――ゥィッェァッ!!」
キスしたまま硬直したように動かない二つの影のその真上で、超絶素っ頓狂な叫びが上がる。
ガッツポーズを決めて感極まりすぎたそのキチガ……もとい、美少女こそ七色の魔法使い『アリス・
マーガトロイド』。ん? あれ? じゃあ今しがたちゅっちゅしたアリスは?
もちろん、ちゅっちゅしたありすもまりさもアリスの操る人形である。人形遣いの能力の無駄遣い
がドバイの成金レベルである。世界平和の方に貢献すれば地球の半分の人の苦悩や病魔が取り
払われるくらいだ、と思っていただけたら幸いである。
さて世界の半分の人を絶望に叩き込みつつアリスが何をやっているかといえば、”24時間耐久
私、世紀の美少女魔法使いアリス・マーガトロイドとその全てをかけても愛するべき超絶ぷりちー
らぶりー魔法使い霧雨魔理沙 ふたりでちゅっちゅ大会inアリスハウス2010”である。これを文章で
書かされる俺の身にもなれ。
24時間、そう、その時間を費やしてアリスは0.01秒ごとに溢れ続ける魔理沙への劣情、もとい
愛の泉を、人形劇には欠かせない抜群の構成能力でわずか3秒で感動のストーリーと変貌させ、
更にそれを自らの人形繰りを以って、ありす人形とまりさ人形で実演する。事業仕分けに無駄と
判断されるのに0.001秒もかからなさそうな、そういうイベントが大勢の人形の観客の下で
行われているわけである。
歓声こそ起こらないまでも、万雷の拍手に包まれて、アリスは歓喜の涙を流す。シェイクスピアも
裸足でムーンウォークしそうな愛の賛歌のフィナーレにはもっとも相応しかろうが、しかしアリスが
このイベントを催してから3時間しか経っていない。残り21時間、ブッ通しでこの狂気の宴は続かない
といけないのだ。さて、そんなことが可能であるのか?
答えは”超楽勝”である。なにしろついこないだなどは、いつものように始めた魔理沙とのラブラブ
妄想はいつしか幻想郷や魔界、果ては(想像でしかないが)外の世界までを舞台にした一大ラブ
スペクタクル歴史弾幕アクション浪漫&サイエンスフィクションサイコホラーミステリーwith熱血
セパタクローおよびカバディ感動巨編(XXX-rated)を脳内で織り成し、滂沱の涙の中気がついたら
40時間18分07秒が当初より経過していたことを知ったアリスである。寝ず食わずでも問題の無い
魔法使いの身体の不思議を余すところなく無駄にしているアリスであった。
「さあ! ここでひとまずこのお話はおしまい!! 次は王子となったかっこかわいいイケメン美少女
魔理沙がストーカー気質のある魔王ユウ・カリーンの手に落ちた私、可憐な美少女アリス姫を救った
後に存分にちゅっちゅする愛と冒険と感動のストーリーが幕を開けるわよ!! ヒィァウィゴォ―――
―――――――ぅえっへっへっへっ、おっとよだれ」
ちなみにこの話も魔理沙が幽香を倒すまでは15分とかからずに、そのあとは濃厚なちゅっちゅ
描写が4時間半くらい続けられる予定である。おこさまは、みてはいけないぞ。けいねせんせい
とのやくそくだ!
「さぁ! ありす!」
「うん……まりさー」
本日第二幕のちゅっちゅ人形劇も佳境を迎えている。本日数百度のちゅっちゅの果てに、今回の
クライマックス、ふたりの抱擁の果てに怒涛のちゅっちゅ構成。え、一番最初のと同じじゃないかって?
そこはそれ、様式美というものである。
駆け寄るまりさとありす。ふたりの距離が徐々に近づき、そして……!
「おーっす、アリス。来てやったぜ」
魔理沙(本物)襲来!! 人里遠い魔法の森と油断してドアに鍵をかけていなかったのが運の尽き
―――――ィッ!! 一見傍若無人に見える魔理沙のこの所業だが実のところ魔理沙、ちゃんとノック
はしている。それに返答はないもののアリスの奇妙な声は続いていたので心配になってお邪魔したと
いう始末。根っこのところで妙にまともだ。
さてしかし問題はアリスである。妄想が等身大の魔理沙という形になったかやったぁ神様(おかあさま)
ありがとうとちょっとまずい思考が走り、そのせいで人形繰りの手が止まらない。このままいけば愛する
本物の魔理沙の目の前でありす人形とまりさ人形が目を覆いたくなるほどの熱烈ちゅっちゅ。
♪見れば魔理沙愛想尽かすの必至//アリス言い訳してもきっと無視//そりゃこんな状況どうしよう
もないし//そうなりゃアリス100%悶死 きゅっと首括って蓬莱//ちょっと三途の川往来//渡す
死神乗船All right//裁判に向かう顔は暗い 閻魔様言う”魔理沙だから黒”そりゃないだろでも
地獄行きだろ皆と現世にさよなら告げろA-l-i-c-e!
そんなライムを脳内で刻みつつ、しかしアリスは伊達に頭脳派魔法使いではなかった。繊細かつ
大胆に、魔力の糸を繰る指が動く!! しかしありす人形はまりさ人形に抱きついてしまった、時、
すでに遅しか!? いや!!
「ンぅどりゃァッせェ――――――――――ィェッッッ!!」
ありす人形は素早くまりさ人形の首を肩に乗せ抱え込み、更に左足はまりさ人形の膝裏を掬う
ように抱え上げる、刹那後方目掛けて居反り投げ。完璧なキャプチュードが電光石火に炸裂した!
そのままフォール!!
「ゥウワァンッ! ッツゥーゥッ! ……スリィーィァッ!! カンカンカーン! ただいまの試合ッ、
3時間59分32秒。キャプチュードからの押さえ込みでアリス・マーガトロイド選手の勝利ですッ!!」
「お、おおう?」
魔理沙の目の前で、長きに渡る死闘がついに決着をつけられた体である。どこの巌流島決戦だ。
ま、しかし観客である(だろう)人形は足踏みでこの熱闘の決着を喜んでいるようで、それも全部アリス
が操ってるわけだからまさにアリス☆自演乙☆マーガトロイドである。
いまだ混乱する魔理沙の隙を突いて、アリスは一気呵成に畳み掛ける。
「どうよ!」
「ど、どうよ、って……な、なにがだよ」
「ほらあれよあれ、最近の弾幕勝負では結構肉弾戦もするでしょう? だから私も人形たちに
戦わせる以外の手段、更に言えば蹴りス蹴りスって言われてるけど殴ってもいるわよ私!
事あるごとにパチュリー人形とか蹴りまくって憂さ晴らししてるんじゃないかってそんな不確定
情報はおいておきなさいつきつめるんじゃないわよあぁそこの押入れを見ちゃダメ! ってな
具合に新しい虐待技術もとい戦闘手段を模索しようってわけで人形でその効果を試していた
わけよそういう訳なの決してなんらやましい目的なんかないんだから分かったわよね魔理沙!!」
「お……、え……あ、う、うん」
「そんなわけで今度から七色の人形遣い、改め、七色のスープレックス使いを目指そうと思って
いるんだけど、どう、魔理沙?」
有無を言わせぬ麗しい笑顔で魔理沙に語りかけるアリス。あー、うー、といまいち要領の
得ないケロちゃんめいた魔理沙。その間隙を縫って、更にアリスの頭に悪魔的策略が走る。
「な、なんなら魔理沙、ぜ、ぜひぜひその練習につきあって欲しいんだけれど、ど、どうかしら!?」
まさにそれは社会的ダイナマイト、一触即発的、良心罪悪感ゼロ的、猛毒セリフ的、悪魔的、
計画頭脳的、今世紀最大的、七色の魔法少女の身も心も凍りつく、
「いや、いい。遠慮しとくぜ」
……エピソードにはなりませんでした! ざんねん! ありすのけいぱーはここでおわって
しまった!
「それにアリスがそんなボコスカ殴りあったり蹴りあったりするのは……こう、似合わないと
いうか……あんまりしてほしくないな」
魔理沙と密着してそこからくんずほぐれつ、時と場合とお日柄と、あとアリスの本能の決壊
具合でちょいとここで書くと拙過ぎる状況になる計画が未然に失敗し顔で笑顔を作りつつ、心は
ぽっきり折れて地に落ちるどころか遙か地底まで潜り込み、地霊殿に到着。そこで出会った
古明地さとりに、
「私そのパチュリーって人じゃないから蹴らないでください、いや、マジで、ちょっと痛い」
と言われる程度には落ち込んでいるところに妙に優しい一言。一瞬で落ち込んだ気持ちが有頂天
にまで飛びそこで出会った比那名居天子に、
「いや、理由も無しに蹴りたくなる顔だから蹴るとかないわよ、いや、マジで、かなり痛い」
二、三発入れてから復帰。ようやくいつもの”七色の人形遣い”アリス・マーガトロイドに戻った。
「そ、そう?」
「うん。だいいちアリス、お前自身が言ってるじゃないか。弾幕はブレインだって。パワーとか
は私に任せとけっての」
「そうよね、ふふ。……あ、魔理沙。ここで立ち話してもしょうがないわね。どうせお菓子でも
たかりに来たんでしょう?」
「たかりに、ってのは酷いな。まぁでもお菓子とお茶を用意してくれるんなら断るつもりはないな」
「はいはい、じゃ、座って待ってて」
こうしてアリスは本物の魔理沙を招き入れ、空回りな一日は普通の楽しい一日となったのであった。
「ありすー」
お互いの名を呼んで白黒魔法使いと七色魔法使いはどちらからともなく駆け寄り、熱い抱擁。
やがてその果てに二人は見つめあい、近づく唇と唇の距離。いいのか。いいのよ。視線だけで
語れば、後は……二人の唇が、静かに重なった。
「っきゃー!! ちゅっちゅー! 魔理沙とちゅっちゅー!! 私がちゅっちゅー!! イィィィィィ
イィヤッホォ―――――ゥィッェァッ!!」
キスしたまま硬直したように動かない二つの影のその真上で、超絶素っ頓狂な叫びが上がる。
ガッツポーズを決めて感極まりすぎたそのキチガ……もとい、美少女こそ七色の魔法使い『アリス・
マーガトロイド』。ん? あれ? じゃあ今しがたちゅっちゅしたアリスは?
もちろん、ちゅっちゅしたありすもまりさもアリスの操る人形である。人形遣いの能力の無駄遣い
がドバイの成金レベルである。世界平和の方に貢献すれば地球の半分の人の苦悩や病魔が取り
払われるくらいだ、と思っていただけたら幸いである。
さて世界の半分の人を絶望に叩き込みつつアリスが何をやっているかといえば、”24時間耐久
私、世紀の美少女魔法使いアリス・マーガトロイドとその全てをかけても愛するべき超絶ぷりちー
らぶりー魔法使い霧雨魔理沙 ふたりでちゅっちゅ大会inアリスハウス2010”である。これを文章で
書かされる俺の身にもなれ。
24時間、そう、その時間を費やしてアリスは0.01秒ごとに溢れ続ける魔理沙への劣情、もとい
愛の泉を、人形劇には欠かせない抜群の構成能力でわずか3秒で感動のストーリーと変貌させ、
更にそれを自らの人形繰りを以って、ありす人形とまりさ人形で実演する。事業仕分けに無駄と
判断されるのに0.001秒もかからなさそうな、そういうイベントが大勢の人形の観客の下で
行われているわけである。
歓声こそ起こらないまでも、万雷の拍手に包まれて、アリスは歓喜の涙を流す。シェイクスピアも
裸足でムーンウォークしそうな愛の賛歌のフィナーレにはもっとも相応しかろうが、しかしアリスが
このイベントを催してから3時間しか経っていない。残り21時間、ブッ通しでこの狂気の宴は続かない
といけないのだ。さて、そんなことが可能であるのか?
答えは”超楽勝”である。なにしろついこないだなどは、いつものように始めた魔理沙とのラブラブ
妄想はいつしか幻想郷や魔界、果ては(想像でしかないが)外の世界までを舞台にした一大ラブ
スペクタクル歴史弾幕アクション浪漫&サイエンスフィクションサイコホラーミステリーwith熱血
セパタクローおよびカバディ感動巨編(XXX-rated)を脳内で織り成し、滂沱の涙の中気がついたら
40時間18分07秒が当初より経過していたことを知ったアリスである。寝ず食わずでも問題の無い
魔法使いの身体の不思議を余すところなく無駄にしているアリスであった。
「さあ! ここでひとまずこのお話はおしまい!! 次は王子となったかっこかわいいイケメン美少女
魔理沙がストーカー気質のある魔王ユウ・カリーンの手に落ちた私、可憐な美少女アリス姫を救った
後に存分にちゅっちゅする愛と冒険と感動のストーリーが幕を開けるわよ!! ヒィァウィゴォ―――
―――――――ぅえっへっへっへっ、おっとよだれ」
ちなみにこの話も魔理沙が幽香を倒すまでは15分とかからずに、そのあとは濃厚なちゅっちゅ
描写が4時間半くらい続けられる予定である。おこさまは、みてはいけないぞ。けいねせんせい
とのやくそくだ!
「さぁ! ありす!」
「うん……まりさー」
本日第二幕のちゅっちゅ人形劇も佳境を迎えている。本日数百度のちゅっちゅの果てに、今回の
クライマックス、ふたりの抱擁の果てに怒涛のちゅっちゅ構成。え、一番最初のと同じじゃないかって?
そこはそれ、様式美というものである。
駆け寄るまりさとありす。ふたりの距離が徐々に近づき、そして……!
「おーっす、アリス。来てやったぜ」
魔理沙(本物)襲来!! 人里遠い魔法の森と油断してドアに鍵をかけていなかったのが運の尽き
―――――ィッ!! 一見傍若無人に見える魔理沙のこの所業だが実のところ魔理沙、ちゃんとノック
はしている。それに返答はないもののアリスの奇妙な声は続いていたので心配になってお邪魔したと
いう始末。根っこのところで妙にまともだ。
さてしかし問題はアリスである。妄想が等身大の魔理沙という形になったかやったぁ神様(おかあさま)
ありがとうとちょっとまずい思考が走り、そのせいで人形繰りの手が止まらない。このままいけば愛する
本物の魔理沙の目の前でありす人形とまりさ人形が目を覆いたくなるほどの熱烈ちゅっちゅ。
♪見れば魔理沙愛想尽かすの必至//アリス言い訳してもきっと無視//そりゃこんな状況どうしよう
もないし//そうなりゃアリス100%悶死 きゅっと首括って蓬莱//ちょっと三途の川往来//渡す
死神乗船All right//裁判に向かう顔は暗い 閻魔様言う”魔理沙だから黒”そりゃないだろでも
地獄行きだろ皆と現世にさよなら告げろA-l-i-c-e!
そんなライムを脳内で刻みつつ、しかしアリスは伊達に頭脳派魔法使いではなかった。繊細かつ
大胆に、魔力の糸を繰る指が動く!! しかしありす人形はまりさ人形に抱きついてしまった、時、
すでに遅しか!? いや!!
「ンぅどりゃァッせェ――――――――――ィェッッッ!!」
ありす人形は素早くまりさ人形の首を肩に乗せ抱え込み、更に左足はまりさ人形の膝裏を掬う
ように抱え上げる、刹那後方目掛けて居反り投げ。完璧なキャプチュードが電光石火に炸裂した!
そのままフォール!!
「ゥウワァンッ! ッツゥーゥッ! ……スリィーィァッ!! カンカンカーン! ただいまの試合ッ、
3時間59分32秒。キャプチュードからの押さえ込みでアリス・マーガトロイド選手の勝利ですッ!!」
「お、おおう?」
魔理沙の目の前で、長きに渡る死闘がついに決着をつけられた体である。どこの巌流島決戦だ。
ま、しかし観客である(だろう)人形は足踏みでこの熱闘の決着を喜んでいるようで、それも全部アリス
が操ってるわけだからまさにアリス☆自演乙☆マーガトロイドである。
いまだ混乱する魔理沙の隙を突いて、アリスは一気呵成に畳み掛ける。
「どうよ!」
「ど、どうよ、って……な、なにがだよ」
「ほらあれよあれ、最近の弾幕勝負では結構肉弾戦もするでしょう? だから私も人形たちに
戦わせる以外の手段、更に言えば蹴りス蹴りスって言われてるけど殴ってもいるわよ私!
事あるごとにパチュリー人形とか蹴りまくって憂さ晴らししてるんじゃないかってそんな不確定
情報はおいておきなさいつきつめるんじゃないわよあぁそこの押入れを見ちゃダメ! ってな
具合に新しい虐待技術もとい戦闘手段を模索しようってわけで人形でその効果を試していた
わけよそういう訳なの決してなんらやましい目的なんかないんだから分かったわよね魔理沙!!」
「お……、え……あ、う、うん」
「そんなわけで今度から七色の人形遣い、改め、七色のスープレックス使いを目指そうと思って
いるんだけど、どう、魔理沙?」
有無を言わせぬ麗しい笑顔で魔理沙に語りかけるアリス。あー、うー、といまいち要領の
得ないケロちゃんめいた魔理沙。その間隙を縫って、更にアリスの頭に悪魔的策略が走る。
「な、なんなら魔理沙、ぜ、ぜひぜひその練習につきあって欲しいんだけれど、ど、どうかしら!?」
まさにそれは社会的ダイナマイト、一触即発的、良心罪悪感ゼロ的、猛毒セリフ的、悪魔的、
計画頭脳的、今世紀最大的、七色の魔法少女の身も心も凍りつく、
「いや、いい。遠慮しとくぜ」
……エピソードにはなりませんでした! ざんねん! ありすのけいぱーはここでおわって
しまった!
「それにアリスがそんなボコスカ殴りあったり蹴りあったりするのは……こう、似合わないと
いうか……あんまりしてほしくないな」
魔理沙と密着してそこからくんずほぐれつ、時と場合とお日柄と、あとアリスの本能の決壊
具合でちょいとここで書くと拙過ぎる状況になる計画が未然に失敗し顔で笑顔を作りつつ、心は
ぽっきり折れて地に落ちるどころか遙か地底まで潜り込み、地霊殿に到着。そこで出会った
古明地さとりに、
「私そのパチュリーって人じゃないから蹴らないでください、いや、マジで、ちょっと痛い」
と言われる程度には落ち込んでいるところに妙に優しい一言。一瞬で落ち込んだ気持ちが有頂天
にまで飛びそこで出会った比那名居天子に、
「いや、理由も無しに蹴りたくなる顔だから蹴るとかないわよ、いや、マジで、かなり痛い」
二、三発入れてから復帰。ようやくいつもの”七色の人形遣い”アリス・マーガトロイドに戻った。
「そ、そう?」
「うん。だいいちアリス、お前自身が言ってるじゃないか。弾幕はブレインだって。パワーとか
は私に任せとけっての」
「そうよね、ふふ。……あ、魔理沙。ここで立ち話してもしょうがないわね。どうせお菓子でも
たかりに来たんでしょう?」
「たかりに、ってのは酷いな。まぁでもお菓子とお茶を用意してくれるんなら断るつもりはないな」
「はいはい、じゃ、座って待ってて」
こうしてアリスは本物の魔理沙を招き入れ、空回りな一日は普通の楽しい一日となったのであった。
>これを文章で書かされる俺の身にもなれ。
じゃあ書くなとwww
でも新たに白さんのアリスという分野が形成された!
マイブレイン それでいいのか マイブレイン
こじろー心の俳句
ここまでいくとGJと言わざるを得ない!
諸君は我が屍を乗り越えてというやつか
さいこうじゃないか!