いつもの幻想郷のいつもの変わらないいつもの一日・・
村里は人間達で溢れている。
最近になっては妖怪達も日中に村里で見かけるようになった。
湖の近くには紅魔館が異彩を放って建っている。
妖怪の山からは賑やかな声が沢山聞こえる。
博麗神社では巫女が新聞を片手に持って読もうとしている。
そんな一日
「・・・・」
霊夢は先ほどまで特にする事が無くて石段の近くに溜まっていた落ち葉やらを掃いていたのだが、
突然に「あやや～どーも！おはようございます。霊夢さん」と射命丸文が飛んできたので
隅に溜めていた落ち葉が吹き飛んでしまった。さすがの霊夢も朝は低血圧のご様子で右手に持っていた
箒を槍投げみたくブン投げると文のお腹にジャストミートした。さすがの文も「あいたたた・・・」と腹を押さえてしゃがみこんだ。そして霊夢が「何の用？」と軽くだが力を込めてしゃがみこんでいる文の肩に手を押し付けた。すると文はお腹を押さえつつも霊夢にホイッと新聞を渡した。霊夢は「あら、白黒だった新聞に色が着いてるわね。」といつもと違う新聞をペラッとめくった。すかさず文は「最近新聞をとってくれる方が減りましてねぇ・・そこでいろいろ工夫してみた訳ですよ。」とニタニタしながら話す。
そして霊夢は桃色の印っぽいのが入っている欄を見た。そこで文は「それではっ！」とまた新聞を配達しに行ってしまった？。
そして今
「・・・・」
「何よこれ・・・」
霊夢は少しだが目を疑う・・
その欄に書かれていた事にだ・・
最近、妖怪、人間を襲う何者かが出没しています。
目撃情報は 性別は女らしく、巫女の様な魔法使いの様なメイドのような服装？をしていると の報告が寄せられています。
さらに、被害にあった方の多くは腕を骨折や打撲などの被害に遭っています。
容疑者一覧・・博麗霊夢、東風谷早苗、霧雨魔理沙、十六夜咲夜
「・・・・っ！」
霊夢は新聞を地面に叩きつける。そして足ですり潰す。
「よ。霊夢」
「ん・・あら魔理沙」
魔理沙は珍しく石段を上がってここまで来た様であった。
「どうしたんだぜ？何か顔色が悪いぜ？」
「え？そうかしら・・」
「ん？お前、何を踏んでるんだ？」
魔理沙が霊夢の足元の文々。新聞の残骸に気づいた。
「な、何でもないわよ・・」
「ふーん・・そうか。」
霊夢の顔色が段々悪くなる・・・
「お前本当に大丈夫か？霊夢」
「だ、だから大丈夫だって・・ほら、お茶でも飲みましょ・・」
「・・・・あ、ああ。」
霊夢に手を引かれる魔理沙はあの新聞の残骸をチラッと横目で見る。
「・・・でなー、アリスがさー・・・って霊夢？」
「う、うん！ちゃんと聞いてるわよ！それでアリスの手作りクッキーおいしかったわよね！」
「・・・・なぁ霊夢。」
「な、何かしら？」
「お前何か隠してるだろ？」
「・・・な、何をよ？」
「何かをだ。」
「何を隠すのよ・・・」
「・・・・ふーん・・・」
ジーッと魔理沙の目が霊夢を見つめる・・・霊夢はちょこっと目を横に動かす・・
「やっぱり何か隠してる！」
「隠してない！」
霊夢がガタンと立ち上がる。
「じゃ、じゃあ！何でそんなに怪しいんだ？！」
「・・っ！・・もういいわ！さっさと帰ってよ！」
「お、おい！霊夢！待てよ！」
霊夢は魔理沙を外まで押し出すと障子を素早く締めた。
「っ！意味不明だぜ！こっちが心配してやってるのによ！ああもう知らないね！あばよ」
そういうと魔理沙は箒にまたがり、飛んでいった。
同時刻、紅魔館
「咲夜さん、最近外出するのが多いですけどどこに行ってるんですか？」
「あなたに言わなきゃダメなことかしらね？」
「い、いえ・・そのちょっと気になってですね・・」
「触らぬ邪神に祟りは無いのよ・・・まぁたまにこういう風に来ちゃうのよねぇ本当に困るわぁ・・」
と新聞を片手に呟く。
「は、はぁ・・・」
守矢神社
「早苗ー！おいしい羊羹あるから食べようよー」
「少し出かけま～す、すいません諏訪子様ー。神奈子様ー」
「そ、そうかい・・・気をつけるんだよー。」
「はい。いってきます。」
「早苗ったら何か何時もに無く真剣な顔だったな」
「え？そう？」
どこか・・
「ふふふ・・・次の獲物は霧雨魔理沙と・・・」
闇の中で笑う声・・この時誰もまだこれから起こる事は分かり様が無かった・・・
case2 へ 続く
村里は人間達で溢れている。
最近になっては妖怪達も日中に村里で見かけるようになった。
湖の近くには紅魔館が異彩を放って建っている。
妖怪の山からは賑やかな声が沢山聞こえる。
博麗神社では巫女が新聞を片手に持って読もうとしている。
そんな一日
「・・・・」
霊夢は先ほどまで特にする事が無くて石段の近くに溜まっていた落ち葉やらを掃いていたのだが、
突然に「あやや～どーも！おはようございます。霊夢さん」と射命丸文が飛んできたので
隅に溜めていた落ち葉が吹き飛んでしまった。さすがの霊夢も朝は低血圧のご様子で右手に持っていた
箒を槍投げみたくブン投げると文のお腹にジャストミートした。さすがの文も「あいたたた・・・」と腹を押さえてしゃがみこんだ。そして霊夢が「何の用？」と軽くだが力を込めてしゃがみこんでいる文の肩に手を押し付けた。すると文はお腹を押さえつつも霊夢にホイッと新聞を渡した。霊夢は「あら、白黒だった新聞に色が着いてるわね。」といつもと違う新聞をペラッとめくった。すかさず文は「最近新聞をとってくれる方が減りましてねぇ・・そこでいろいろ工夫してみた訳ですよ。」とニタニタしながら話す。
そして霊夢は桃色の印っぽいのが入っている欄を見た。そこで文は「それではっ！」とまた新聞を配達しに行ってしまった？。
そして今
「・・・・」
「何よこれ・・・」
霊夢は少しだが目を疑う・・
その欄に書かれていた事にだ・・
最近、妖怪、人間を襲う何者かが出没しています。
目撃情報は 性別は女らしく、巫女の様な魔法使いの様なメイドのような服装？をしていると の報告が寄せられています。
さらに、被害にあった方の多くは腕を骨折や打撲などの被害に遭っています。
容疑者一覧・・博麗霊夢、東風谷早苗、霧雨魔理沙、十六夜咲夜
「・・・・っ！」
霊夢は新聞を地面に叩きつける。そして足ですり潰す。
「よ。霊夢」
「ん・・あら魔理沙」
魔理沙は珍しく石段を上がってここまで来た様であった。
「どうしたんだぜ？何か顔色が悪いぜ？」
「え？そうかしら・・」
「ん？お前、何を踏んでるんだ？」
魔理沙が霊夢の足元の文々。新聞の残骸に気づいた。
「な、何でもないわよ・・」
「ふーん・・そうか。」
霊夢の顔色が段々悪くなる・・・
「お前本当に大丈夫か？霊夢」
「だ、だから大丈夫だって・・ほら、お茶でも飲みましょ・・」
「・・・・あ、ああ。」
霊夢に手を引かれる魔理沙はあの新聞の残骸をチラッと横目で見る。
「・・・でなー、アリスがさー・・・って霊夢？」
「う、うん！ちゃんと聞いてるわよ！それでアリスの手作りクッキーおいしかったわよね！」
「・・・・なぁ霊夢。」
「な、何かしら？」
「お前何か隠してるだろ？」
「・・・な、何をよ？」
「何かをだ。」
「何を隠すのよ・・・」
「・・・・ふーん・・・」
ジーッと魔理沙の目が霊夢を見つめる・・・霊夢はちょこっと目を横に動かす・・
「やっぱり何か隠してる！」
「隠してない！」
霊夢がガタンと立ち上がる。
「じゃ、じゃあ！何でそんなに怪しいんだ？！」
「・・っ！・・もういいわ！さっさと帰ってよ！」
「お、おい！霊夢！待てよ！」
霊夢は魔理沙を外まで押し出すと障子を素早く締めた。
「っ！意味不明だぜ！こっちが心配してやってるのによ！ああもう知らないね！あばよ」
そういうと魔理沙は箒にまたがり、飛んでいった。
同時刻、紅魔館
「咲夜さん、最近外出するのが多いですけどどこに行ってるんですか？」
「あなたに言わなきゃダメなことかしらね？」
「い、いえ・・そのちょっと気になってですね・・」
「触らぬ邪神に祟りは無いのよ・・・まぁたまにこういう風に来ちゃうのよねぇ本当に困るわぁ・・」
と新聞を片手に呟く。
「は、はぁ・・・」
守矢神社
「早苗ー！おいしい羊羹あるから食べようよー」
「少し出かけま～す、すいません諏訪子様ー。神奈子様ー」
「そ、そうかい・・・気をつけるんだよー。」
「はい。いってきます。」
「早苗ったら何か何時もに無く真剣な顔だったな」
「え？そう？」
どこか・・
「ふふふ・・・次の獲物は霧雨魔理沙と・・・」
闇の中で笑う声・・この時誰もまだこれから起こる事は分かり様が無かった・・・
case2 へ 続く